「さて、次に移りますわね」
「ねえ、こんなバッキバキにしといて放置なの? ちょっと酷くない?」
あれからさんざん触られたり脳内のイメージを盗み見られて散々焦らされた。くそう、ニヤニヤしながら弄くり回しやがって……最高かよ。
「まあ、次に関してはすぐに効果は現れないので最適な自己鍛錬方法をお教えします」
「最適?」
「ええ、裏筋伸ばしも行いつつこれを行えば大丈夫ですわ」
そう言ってまた谷間から何かを取り出すアリス。それはよく見るものであり、なんならたまに買っているもので……。
「TANGAじゃん……」
「ふっふっふっ、ただのTANGAじゃありませんわ。なんとこれは遅漏対策用TANGAです!」
そういえば、いつも買う赤い奴じゃなくて白と緑を基調としてどこか医療用っぽい。
「低刺激かつ膣に近い形なので強く握って自己発電してしまう貴方にピッタリですわ! さあ、これを使ってトレーニングです」
「おお、わかった! じゃあ貸してくれ」
「なに言ってますの? 私が動かしますのでベッドに腰掛けてくださいな」
「え、なんでさ? それくらいなら俺だけで……」
「はぁ……まだわかってませんのね。良いからそこに座りなさい」
「お、おう」
深いため息を吐いてジト目で睨まれてしまい、俺は訳もわからずとりあえずベッドに腰掛けた。なんでさ?
「いいですか、そもそもの原因は間違った自己鍛錬です」
「はぁ……」
ぬぷぷぷ……ぬちゅぬちゅ
「成人女性の膣圧と成人男性の握力、どちらが強いかなんて考えなくてもわかるでしょう?」
「まあ、そうだよね……ボディビルダーとかなら別だろうけど……」
ぬちゅぬちゅ
「膣トレをしていても容易に勝てるものではありませんわ! まったく」
「お、おう。……ところでさ、もうちょっと速めに扱いてくれないかな?」
先程からTANGAでしごいてくれるのはいいんだけど、扱くスピードがすごく遅い。いつもの自家発電の二分の一程度のゆったりとしたペースでかなりもどかしい。
「……はぁぁぁぁぁぁぁ……」
「めっちゃでかいため息……」
「あのですね、これは低刺激でも出るようにする訓練なのですよ? 先程見せていただいた自己鍛錬の速度は速すぎです。腰振りで同じスピードが出せるんですの?」
「うっ」
「これも原因と教えて頂きましたわ。考えてみれば腰振りで同じ位の速度を出せなければ気持ち良くなれないのも道理です。ですから、これくらいでいけるようにならないとだめなんです」
「まじかよ……」
正直、座ってると棒に力入らないし扱きも遅すぎてそんなに気持ち良くない……これでほんとにいけるのか?
「さ、とりあえず30分は続けますわよ? そうですね、もしいけたら全部飲んであげますわ」
そう言ってにやにや笑いながら口を開けて舌を出して挑発するアリス。
「なら溺れるくらいに出してやるから覚悟しな?」
「ふふ、それは楽しみですわね」
「いやまあ、出たら苦労はしないんだけどね」
「まあ、出せたら私が絞り出してますわね」
その後、中折れしそうになるのをアリスがなんとか維持しながら三十分扱いたが……結果はダメだった。
今はローションまみれの息子をあったかいおしぼりで拭いて綺麗にしてまた皮を剥いて矯正してくれてる。
「そんなにすぐ効果が出るとは思っていませんわ。とりあえず、一ヶ月は続けますからね」
「なっがいなぁ……まあ、10年以上続けてきた癖を治すと考えたら短いもんか……」
「ええ、そうですね。あ、あと自己鍛錬するのは構いませんが、必ず座りながらこのTANGAを使うこと。それ以外は禁止です」
「え、それじゃオナ禁みたいなもんじゃん! まじかよ、さっきのが最後の自家発電とか悲しすぎる……」
「溜まれば溜まるほど、敏感になっていきやすくなりますわ。だからあとは貴方のヤル気次第……です」
お、なんか顔逸らしながら歯切れの悪い言い方をしたな。どうした?
「……その、今まで私のサキュバスの矜持を保つ為に色々押し付けてしまいましたが……ご迷惑じゃありませんか?」
「え、いや、それは……」
「射精障害ですが自家発電は出来てスッキリする事は出来ています。つまり、彼女の居ない貴方なら無理に痛い思いをしてまで治す必要は……」
そう言ってバツの悪そうな顔をしつつ上目遣いで見つめてくるアリス。うん、事実が事実なだけにめっちゃ刺さるわ。死にてぇ……。