SCP財団白巳津川支部   作:十二の子

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SCP-005-AF「魔眼(メデューサ)」

アイテム番号:SCP-005-AF

 

オブジェクトクラス:Keter

 

【特別収容プロトコル】

 

 SCP-005-AFをはじめとするSCP-AFオブジェクト群を常時監視体制に置くため、白巳津川市に専用のサイト-09を設置し郷土史研究団体に偽装した専属機動部隊巳-9「メビウスリングの解脱者」を配置してください。

 

 機動部隊は監視カメラや警備員、白泉学園・玖方女学園に潜入させたエージェントを使用し、着用者SCP-005-AF-1が着用し生存していることを確認してください。

 

 SCP-005-AF-1からのSCP-005-AFの奪取は、SCP-AFオブジェクト群が人間の魂とされるものに依存する性質を持ち宿主の下に転移するとされているために予期せぬ収容違反を招く危険性が大きいことから、無期限に禁止されています。

 

 SCP-005-AFによる被害は、すべて目撃者の記憶処理により隠蔽し、目撃者以外に伝わっている場合はカバーストーリー「遺伝性石灰化奇病」を配布してください。

 

 SCP-005-AFの効果はSCP-005-AF-1による対象の眼の視認を妨げることで停止可能です。このためSCP-005-AF-1の無力化を試みる場合は必ず2人以上で行動し、スクラントン現実錨及びシャンク-アナスタサコス恒常時間溝を使用し直ちににヒューム値を1に固定してください。

 

【説明】

 

 SCP-005-AFは、形状不明の物体です。

 

 SCP-005-AFは■■■■年4月17日、日本の白巳津川市内に出現し、他SCP-AFオブジェクト群の性質と同じく宿主(SCP-005-AF-1)の手元に出現しました。

 

 現在のSCP-005-AF-1は新海翔と呼称される■■歳の男子学生です。SCP-005-AFはSCP-005-AF-1の意識に応じ、SCP-005-AF-1が視認した対象一人及びその服など附属物を、完全静止ののち数秒~数分かけて、炭酸カルシウムを主成分とする石像へと変化させます(表面が石化した段階ではまだ意識と痛覚が鮮明であるが石化が小脳に到達した時点で対象の生命は永久に消失すること、また過剰に石化させることで粒子化させ痕跡を残さず消滅させることが可能であると判明しています。粒子化の性質のため被害者は財団の把握しているより多いと推測されています)。

 

 身体機能が正常に維持されている場合のみ、対象本体と接続している身体部位は、数日~数週間かけて石化解除・治癒します。

 

 

 

【事案005-1】

 

 ■■■■年4月19日、最初のSCP-005-AFの犠牲者(SCP-005-AF-2)が、公園のベンチで座った状態のまま石化しているのを、一般市民から警察への通報で確認されました。

 

 石像が出血していたとの情報から、警察に潜入していた財団エージェントが石像を回収、SCP-427の1分間曝露により回復したものの、著しい心的外傷後ストレス障害(PTSD)を原因とした記憶障害と精神障害を誘発していたため、現在も入院療養中です(聞き取り調査ができる見込みは立っていません。SCP-427の最適化累積効果が影響する可能性を鑑み、アノマリーを用いた治療は延期されています)。

 

【事案005-2】

 

 ■■■■年■月■■日、2人目のSCP-005-AFの犠牲者(SCP-005-AF-3)が確認されました。SCP-005-AF-3からはすでに生命維持に必要な臓器が不可逆に失われており、やむなく終了されました。

 

 <中略:■件の記録>

 

【事案005-■】

 

 ■■■■年■月■日深夜、白巳津川市内に設置してあるカント計数器第■■■号が異常値を報告しました。

 

 現場に駆け付けたエージェントは未帰還であり、またエージェントの所持していたSRA1基が行方不明です。

 

 現場付近の監視カメラの解析から、人型石像が砂状に風化し消失する様子が確認されました(砂のサンプルは回収できていません。物質的に消失したものとみられています)。

 

 この事件を受け、SCP-005-AFへの対応の見直しが決定され、また被害の相当数が暗数となっている可能性を鑑み街頭カント計数器を大幅に増設しました。

 

 <中略:■■件の記録>

 

 

【事案005-■■】

 

 SCP-009-AF-B(※)が要注意団体「ヴァルハラ・ソサイエティ」を襲撃した事件(事案009-02を参照のこと)が■■■■年■月■日発生しました。

 

 ※「イーリス」と呼称されるSCP-009-AF個体です。ぬいぐるみ状のSCP-009-AF-A「ソフィーティア」と異なり、ぬいぐるみ状の形態をとるだけではなく、成瀬沙月と呼称される■■歳の日本人女性(白蛇九十九神社の一人娘です)に憑依することができ、本事案においてもそうしていました。詳しくはSCP-009-AF報告書を参照してください。

 

 SCP-009-AF-Bが複数のオブジェクトを所持していたために戦闘は拮抗して推移していたものの、SCP-005-AF-1(深沢与一と呼称される■■歳の日本人男性であり、白泉学園生徒でした)の乱入後、SCP-009-AF-Bは終了されました。

 

 SCP-005-AFはその後、深沢与一から新海翔に譲渡されました。

 

 付記:なお深沢与一氏はサイコキラーであり、未だ複数(少なくとも■■個とみられています)のオブジェクトの所有者であると見られていますが、終了はため込んだ全オブジェクトの即時大規模収容違反につながるため、現時点では深沢与一氏のターゲットとDクラス職員をすり替えるとともに関係者の記憶処理を行うことで対処することが決定されています。

 

 

【事案005-■■】

 

 ■■■■年■月■■日、新たなSCP-005-AF-1となった新海翔氏と、深沢与一が再遭遇しました。

 SCP-005-AF-1はSCP-006-AF-1(香坂春風)をオブジェクト所有者から守ろうとした結果SCP-005-AFを使用したものの、対象者の完全石化には至りませんでしたが、対象者は深沢与一氏により終了されました(対象者所有のオブジェクトは深沢与一氏に回収されました)。また、深沢与一氏の出現によりSCP-005-AF-1に大きな動揺が見られました。

 

 以後、オブジェクトの異常性効果を強化し得るSCP-006-AFとSCP-005-AFの相乗暴走を警戒し、スクラントン現実錨及びシャンク-アナスタサコス恒常時間溝を使用し即時にヒューム値操作を行える現在の特別収容プロトコルが策定されました。

 




SCP_foundationはクリエイティブ・コモンズ表示-継承3.0ライセンス作品です(CC-BY-SA3.0)

SCP-427 作者:m0ch12uk1

http://scp-jp.wikidot.com/scp-427
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