アイテム番号:SCP-001-AF
オブジェクトクラス:Non-Anomalous
【特別収容プロトコル】
SCP-001-AFをはじめとするSCP-AFオブジェクト群を常時監視体制に置くため、白巳津川市に専用のサイト-09を設置し郷土史研究団体に偽装した専属機動部隊巳-9「メビウスリングの解脱者」を配置してください。
機動部隊は監視カメラや警備員、白泉学園・玖方女学園に潜入させたエージェントを使用し、SCP-001-AF-1が生存していることを確認してください。
SCP-001-AF-1からのSCP-001-AFの分離は、禁止されています。
SCP-001-AFは、希望です。
【説明】
SCP-001-AFは、SCP-001-AF-1の才能です。先天的であるか後天的であるかは不明です。
現在判明している唯一のSCP-001-AF-1は新海翔と呼称される■■歳の男子学生です。SCP-001-AF-1はSCP-001-AF-1が取り込んでいる異常性オブジェクト・アイテムを理解し十全に使いこなすことができます。信じがたいことですがこの過程に異常性は一切ありません。
Anomalousアイテムである次元ポータル「世界の眼」(SCP-■■■■と同一のものであると考えられます)もSCP-001-AF-1に概念的に取り込まれたまま同様に分離不可能であるため、SCP-001-AF-1は平行世界との記憶を通じた連絡及び観測を通じた[削除済]が可能であり、望まれない未来に対しZK-クラス:現実不全シナリオを数度発生させていると見られます。
【補遺】
このオブジェクトは決してexpraindではありません。
【インタビューログ001-AF抜粋】
インタビュアー:九鬼九平
解答者:白巳津川支部長
備考:九鬼博士はSCP-999-JPの研究員ですが、SCP-999-JPのヒューム値がイベント-白蛇以降上昇していることを受け、白巳津川支部へ調査のために出張に訪れていました。
九鬼博士:「白巳津川支部の考えが、私は知りたいのです。
001提言は特殊なナンバーであり、本部でも慎重に使われている。そのことはご存じのはずなのに、どうして白巳津川支部は、なんの異常性もないただの才能を支部提言として無意味に割り当てているのですか?」
支部長「逆にお尋ねしましょう。
ただの才能が、そんなに下らないものと、博士はお考えですか?」
九鬼博士「もちろん、正常と確認されている、異常なプロセスを含まないものも、結果が異常であるから」
支部長「いいえ、そう言う話ではありません。
これは、私たち白巳津川支部の、期待であり後悔なのです。
私たちには何もかもが足りない。
日本支部、本部ですら数千のオブジェクトしか収容できていない中、この白巳津川市に把握できているだけでも数十人のアーティファクトユーザー...オブジェクト所有者がいて、見えていないだけで少なくとも数百のオブジェクトが若者の間で溢れかえっています。」
九鬼博士「それは...
...言わんとしていることは理解できます。白巳津川市はオブジェクト密度が高すぎて、すべてを収容しようとすれば市民と同じだけの数の職員が必要かもしれません。
ですが、その問題は、白巳津川支部それ自体を収容サイトに指定することで解決しているはずでは?」
支部長「それが欺瞞にすぎないことなど博士ならおわかりでしょう。
オブジェクトが多すぎるから地域丸ごと収容して万事解決、というのなら、地球を収容して財団を解散すればよろしい。
私たちは現に、収容に失敗していて、それをごまかし続けているんです。
『人類は恐怖から逃げ隠れていた時代に逆戻りしてはならない。他に我々を守るものはいない、我々自身が立ち上がらなければならないのだ。
人類が健全で正常な世界で生きていけるように、他の人類が光の中で暮らす間、我々は暗闇の中に立ち、それと戦い、封じ込め、人々の目から遠ざけなければならない。』
でしたよね?
若者たちはアーティファクトに怯え、守るべき財団はオーバーワークで頼りにならず、そして新海翔氏は暗闇の中で戦っています。
何より、博士が来た理由は、博士もうすうす気づいているはずです。」
九鬼博士「私のオブジェクトのヒューム値の変動は、私のオブジェクトと逆因果の円環が起動しているから...」
支部長「現実改変を無差別に起こすあのオブジェクトが起動しているのは、世界をやり直しているからだ、それも、1回ではなく、少なくとも9回ーもしかしたら、今はまだ、途中の回かもしれませんが。
私たちは未来で何度も失敗しています。そしてそれを、盗み聞きで得た001提言で知る始末です。
私たちが及ばないからこそ、SCP-001-AF-1を暗闇で戦わなければならなくしてしまったのです。」
九鬼博士「ですが、それでも、これは白巳津川支部の事情だ。」
支部長「いいえ。
なぜ我々は白巳津川支部であり、AFという特殊なナンバーを振ったのか、そして001提言を才能へ割り当てたのか。
SCP-009-AFによれば、アーティファクトは、魔術が普遍的に存在する異世界において、魔術の才能のない者が魔術を使えるようにする道具として開発されたようです。」
九鬼博士「...まさか。」
支部長「正常なものへ、異常性を付与し、使えるようにする。
『ファクトリー』や、『放浪者の図書館』...
私個人の考えですが、異常性の起源は、それが異常ではない世界からの『贈り物』だと思います。」
九鬼博士「すべてのオブジェクトの異常性は、別世界の正常性であり、そしてアーティファクトである、と?」
支部長「それらすべてを使いこなす才能...
私たちが、異常性を手なずけ、世界を今度こそ救うために、異常性に愛された無関係な少年に頼る事しかできないなら。
これが、私たちの答えです。
...そろそろ戦いの時間ですから失礼します。このインタビューログは封をして、マリアナ海溝か丸くないものにでも投げ込んでおいてくださいーもっとも、白蛇様だか魔女だかぬいぐるみだかが見逃してくれなければ徒労に終わるでしょうけどね。」
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SCP-1968 - Global Retrocausality Torus
by equitefahrenheit
http://www.scp-wiki.net/scp-1968
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SCP-999-JP - I am No.9
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