SCP財団白巳津川支部   作:十二の子

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 繰り返す絶望は、どこへ。


tale「We are No.9」

【事案008-2】

 

 ■■■■年■月■日、白巳津川駅前にて、SCP-009-AF-Bにより、ホモ・サピエンス個体に異常性が伝染する事態が発生しました。

 

 白巳津川支部は異常性個体をSCP-009-AF-B-2に指定、JAGPATOの協力の下、サイト-09に閉鎖措置を行いました(交通機関の全面遮断、異常性実体の即時収容命令、回線の遮断、カバーストーリーの配布が含まれます)。

 

 これに対し、白巳津川駅前にて、「ヴァルハラ・ソサイエティ」によるSCP-009-AF-B-1の襲撃が行われました。

 

 この戦闘に伴いSCP-999-JP、連動してSCP-1968(この時円環内部には誰も居ませんでした)のヒューム値が9回変動したことから、世界の再構築が9回行われたものと見られています。

 

 9回後、SCP-009-AF-B-1にカント計数計が反応しなくなったため、SCP-008-AFによりSCP-009-AF-Bが終了されたものと判断されました。

 

 しかし、直後、SCP-005-AF-1(要注意人物「深沢与一」です)が戦闘に乱入、再びSCP-999-JP及びSCP-1968の9回の起動を経て、SCP-002-AF-1、SCP-004-AF-1、SCP-006-AF-1、SCP-008-AF-1を殺害したのち逃走、追跡不能となりました。

 

 白巳津川支部はSCP-005-AF-1がSCP-009-AF-Bを取り込みAnomalousアイテム「世界の眼」と同様の能力を手に入れた可能性を検討しつつSCP-005-AF-1を終了するためエージェントの追加派遣要請を行った直後、連絡が途絶、SCP-AFオブジェクトの管轄は日本支部に引き継がれました。

 

 補遺:■■■■年■月■■日、ヒューム値の大規模変動と共にサイト-09がクレーターに変化しました。現在原因を調査中です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<警告:XK-クラス:世界終焉シナリオが発生しています>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 白巳津川支部からの通達:以上の文章は、■■■■年4月17日、サイト-9999の九鬼博士のデスクの上で発見され、白巳津川支部に送信された文書です。

 

 以上の文書を参考に、SCP-005-AF-1「深沢与一」及びSCP-009-AF-B「イーリス」によるK-クラスシナリオを阻止してください。

 

 <1件の事件記録が省略されています>

 

 補遺:財団の強制収用に対しSCP-005-AF-1は極めて非協力的であり、不明な異常性(オブジェクトSCP-■■■、SCP-■■■■、SCP-■■-JP、KTR-■■と一致していました)によりサイト-19を破壊し脱走しました。現在、警視庁公安部特事課と共同で行方を追跡しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<警告:XK-クラス:世界終焉シナリオが発生しています>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 白巳津川支部からの通達:以上の文章は、■■■■年4月17日、サイト-9999の九鬼博士のデスクの上で発見され、白巳津川支部に送信された文書です。

 

 以上の文書を参考に、SCP-005-AF-1「深沢与一」及びSCP-009-AF-B「イーリス」によるK-クラスシナリオを阻止してください。

 

 <1件の事件記録が省略されています>

 

 補遺:SCP-005-AF-1が国外へ出港しようとしているとの報告を受け、財団、GOC、蛇の手、境界線イニシアチブ、JAGPATO、警視庁公安部特事課による共同戦線「イチジクの葉」が設置され、■■■■年■月■日、[削除済

]にて戦闘が発生しました。

 

 SCP-005-AF-1搭乗機の撃墜の結果、SCP-005-AF-1の終了に成功したと思われたものの、直後、SCP-005-AF-1の遺体が不明な異常性により復活、真っ赤な血を多量に吐き出し、ヒューム値の大幅な上昇と共に■■■■■■■■■■■■■■■、■■■、■■■■■■■■■。

 

 ■■■■■、■■■■■■■■、■■、■■■■■■■■■■■■■■、■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■。

 

 ぼくを邪魔するな。

 

 ■■■■ ■■■ ■■■■■ ■■■■ ■■■ ■■■■■!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<警告:AK-クラス:世界終焉シナリオが発生しています。■■■■ ■■■ ■■■■■ ■■■■ ■■■ ■■■■■>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 白巳津川支部からの通達:以上の文章は、■■■■年4月17日、サイト-9999の九鬼博士のデスクの上で発見され、白巳津川支部に送信された文書です(なお、開封時にDクラス職員9名の損失を発生したため、深刻な情報災害を阻止するための措置が取られています)。

 

 以上の文書を参考に、SCP-005-AF-1「深沢与一」及びSCP-009-AF-B「イーリス」によるK-クラスシナリオを阻止してください。

 

 <1件の事件記録が省略されています>

 

 補遺:■■■■年4月17日、SCP-AFオブジェクト所有者へのSCP-005-AF-1による襲撃・殺害・オブジェクト簒奪を察知したGOC機動部隊がSCP-005-AF-1を襲撃しました。

 

 SCP-005-AF-1は終了され、取り込まれていたSCP-009-AF-Bは奇跡論的概念兵器により規定現実から切り離されたと見られていますが、直後、大量のSCP-AFオブジェクト(SCP-005-AF-1及びSCP-009-AF-Bの所持品)が収容違反を起こし、■■個がサイト-09外へ流出しました。現在回収が急がれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<警告:IK-クラス:世界文明崩壊シナリオが発生しています>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 白巳津川支部からの通達:以上の文章は、■■■■年4月17日、サイト-9999の九鬼博士のデスクの上で発見され、白巳津川支部に送信された文書です(なお、開封時にDクラス職員9名の損失を発生したため、深刻な情報災害を阻止するための措置が取られています)。

 

 以上の文書を参考に、SCP-005-AF-1「深沢与一」及びSCP-009-AF-B「イーリス」によるK-クラスシナリオを阻止してください。

 

 <1件の事件記録が省略されています>

 

 補遺:■■■■年■月■日、サイト-09全体が石化しました。

 

 石化イベントは徐々に拡大を開始、中心部である白巳津川駅前の向かい合った2体の石像(深沢与一氏及び成瀬沙月氏と姿が一致)の破壊のため小型戦略核による空爆を試みましたが破壊は不可能でした。現在石化による封鎖地区は半径99㎞に及び、カバーストーリー「原発事故による核汚染」が配布されています。

 

 <セキュリティクリアランスレベル4情報開示プログラムを参照してください>

 

 ※クラスQ記憶処理プログラムへの異常が検知されました※

 

不正なアクセスを検知しました

 セキュリティRの起動を確認………

 セーフティの発動を確認……

 

 警告:エラー®çš†æã‚»ãƒƒ¡動作に失敗しました

 

 クラスQ記憶処理プログラム画像データが破損された可能性があります

 セキュリティRの起動を確認中……………………..

 セキュリティRの正常な襍キ蜍輔r遒コ隱阪@縺セ縺励◆

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 不正 クセス

 

 

 

 

 

 

 

 …………………………………….

 

 

 RELOADED……

 

 

 

 

 不明なデータベースがインポートされました

 

 「どうして」という問いに、「さらば」と我々は答えなくてはならない。

 もはや、日本の50%が石化し、ヴェールをはがさずに通常の方法で石化を封じ込めることは不可能となった。 

 連絡橋のすべてが爆破されたにもかかわらず四国の石化が始まった時、海すらもこれを阻めないことが明らかとなった。

 無情にも、時は満ちてしまった。

 オブジェクトすらも、あのクソトカゲを含む複数のやけっぱちのようなクロステストすらも意味をなさなかった。

 この「石化」という異常を封じ込める計画の名前が「石棺計画」であることを、私は偶然の一致と信じたい。

 コードUU-726は承認され、すべての異常と現実の隔離とともに、化合物ENUI-5の空中散布により日本はアンニュイ・プロトコルによって消滅したと見なされる。

 すでにクインツ照射器は稼働し、世界は後戻りできない。今こそ、我々がWhen you leave(一人去る時)だ。

                                                ーO5-9

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 白巳津川支部からの通達:以上の文章は、■■■■年4月17日、サイト-9999の九鬼博士のデスクの上で発見され、白巳津川支部に送信された文書です(なお、開封時にDクラス職員9名の損失を発生したため、深刻な情報災害を阻止するための措置が取られています)。

 

 白巳津川支部は本文書を下に財団本部と直接交渉を行い、会談(「録音1153-JP-99」を確認してください)によりSCP-AFオブジェクト及びSCP-1153-JPに対する全世界規模での優越権限・要注意団体との直接交渉権限を確保しました。

 

 以上の文書を参考に、要注意団体との対話の下、SCP-005-AF-1「深沢与一」及びSCP-009-AF-B「イーリス」によるK-クラスシナリオを阻止してください(強制的な収容やSCP-005-AF-1体内でのオブジェクト接触が招くリスクを回避するため、融和とコントロールされた放任が望まれます)。

 

 <1件の事件記録が省略されています>

 

 収容違反状態のSCP-005-AF-1に対し、財団、GOC、蛇の手、境界線イニシアチブ、JAGPATO、警視庁公安部特事課による共同戦線「イチジクの葉」が設置されました。

 

 「イチジクの葉」はSCP-005-AF-1を追跡・監視し、危険なオブジェクトとの接触を阻止し、大規模収容違反を防止する作戦です。

 

 補遺:■■■■年■■月■日、マナによる慈善財団(MCF)エージェントのSCP-005-AF-1との接触が、MCFに潜入していた蛇の手構成員から報告されました。

 

 「バカに爆弾を触らせたマヌケは誰だ。一刻も早く取り上げろ」ーO5-9

 

 補遺:■■■■年■■月■■日発生した日本航空■■■便成田発アディスアベバ行きの着陸時墜落事故が、MCF構成員に紛れていた異常性人型実体によるものと、要注意団体「日奉一族」構成員「日奉給」から報告がありました(日奉給氏はMCFとの戦闘の結果紅海上空で機外に放出され、現在ジブチの境界線イニシアチブ支部で手当てを受けています)。

 

 証言に基づけば異常性人型実体がSCP-005-AF-01である可能性が極めて高いため、現在、財団エチオピア支部を中心とした捜索が行われているものの、アフリカの角地域がSCP-005-AF-1の潜伏に極めて適した治安状況であるため発見は困難です。

 

 補遺:■■■■年■月■日、「イチジクの葉」専任機動部隊が不明な原因により爆発炎上したMCFアディスアベバ支部へ突入しました。

 

 以下は、救出したMCF職員へのインタビューログです。

 

 【インタビューログ抜粋】

 

インタビュアー「それではあなたは、素性も良くわからない相手に、オブジェクトを与えたというのですか?」

 

MCF職員「ああ、当たり前だろ?

 

 アフリカの角では、今も、1千万人が飢えと戦乱に苦しんでる。

 

 俺たちMCFが何度も何度も食糧援助をしたのにこのザマなのは、武装集団の妨害・強奪が絶えないからだ。だから俺たちは人々を救うために、邪魔者を排除することに決めた。

 そこにアイツが現れたんだ。」

 

インタビュアー(舌打ち)

 

インタビュアー「それで、あなたがたは、SCP-005-AF-1...あー、つまり、異常なアノマリーやらオブジェクトやらをしこたま蓄えたガキに、力を貸したと?」

 

MCF職員「ちょっと、ちょっと”お供え”をしただけなんだ。

 

    善意、そう、曇りも屈託もない笑顔を疑う奴がどこにいる?」

 

インタビュアー(舌打ち)

 

MCF職員「だから、アイツがトミー(※インタビュアー補遺:インタビューを受けたMCF職員の同僚です)を撃った時、俺は足がすくんじまって...

 

 あぁ、なんかアイツの眼がヤバい気はしてたさ!でも、でも...

 

 ...なぁ、なあ!なあ、俺たちは悪くないと言ってくれ!」

 

インタビュアー「1つだけ聞かせてください。

 

 あなたがたは一体、何を奴に与えたんですか?」

 

MCF職員「たくさんだ」

 

インタビュアー(舌打ち)

 

MCF職員「救世主だとか、あとはそうそう、前に間違えたやつの正しいほう、β型だったか?とかも与えたはずだ。」

 

インタビュアー「人体と魂に結び付くオブジェクトを無数に保有してる奴に、アノマリーウイルスを取り込ませただと!?

 

 エチオピア人はMCFのオモチャじゃないんだぞ!」

 

  付記:SCP-005-AF-1体内における感染症アノマリーを含む多数のオブジェクトの予期せぬ集合と相互作用がいかなる事態を引き起こすか未知数であるため、核兵器によるSCP-005-AF-1の東アフリカごとの終了またはSCP-1153-JPのエチオピアへの移転が検討されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<警告:ZK-クラス:現実不全シナリオの兆候があります>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 白巳津川支部からの通達:以上の文章は、■■■■年4月17日、サイト-9999の九鬼博士のデスクの上で発見され、白巳津川支部に送信された文書です(なお、開封時にDクラス職員9名の損失を発生したため、深刻な情報災害を阻止するための措置が取られています)。

 

 白巳津川支部は本文書を下に財団本部と直接交渉を行い、会談(「録音1153-JP-99」を確認してください)によりSCP-AFオブジェクト及びSCP-1153-JPに対する全世界規模での優越権限・要注意団体との直接交渉権限を確保しました。

 

 以上の文書を参考に、要注意団体との対話の下、SCP-005-AF-1「深沢与一」及びSCP-009-AF-B「イーリス」によるK-クラスシナリオを阻止してください(強制的な収容やSCP-005-AF-1体内でのオブジェクト接触が招くリスクを回避するため、融和とコントロールされた放任が望まれます)。

 

 <1件の事件記録が省略されています>

 

 【事件記録009-9】

 

 ■■■■年■月■日、白巳津川駅前を基点に、人体に異常性が付与され伝染する事態が発生しました。

 

 異常性人型実体(SCP-009-AF-B-2)は異常性の付与に対して脳の処理能力が足りず自我を失い狂暴化することが判明したため、サイト-09を封鎖、異常性実体の収容を試みたものの、SCP-009-AF-B-2は国境を越えたミーム感染を開始したため収容は失敗、現在、反ミーム兵器とSRA、XACTSによる収容が試みられています。

 

 [O-5権限によってのみ閲覧可能]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 [O5-9の机より発見]

 

 諸君、我々は失敗した。SCP-009-AF-B-2の影響はあまりにも広く拡散し、ありふれたものになってしまった。もはや”正常”な人類など存在しない。我々は今では手のひらから炎を出し、空中を歩くことができる。

 

 正反対の影響を及ぼす「感染症」を作り出すという試みもまた失敗した。我々はSCP-009-AF-Bに対する服属を拒否することに成功したが、この処置は異常性を使いこなせるようにすることと引き換えで、そのためには不死性を獲得しなければならない。その上、今しがた使者がオフィスに到着し、我々の試みが収容違反を起こしたことを伝えてくれた。未来のエージェントはこの処置自体をΩK-クラス : 死の終焉シナリオの発生として扱わなくてはならないだろう。

 

 我々にはたった一つの選択肢が残されたのだ、諸君。私は財団の最終フェイルセーフ手段、アンニュイ・プロトコルを実行する。

 

 適切な権限を持つ君達がこのメッセージを受領する頃には、財団は世界中の資源を動員し、保有する中で最も微細な効果を引き起こす記憶処理薬である化合物ENUI-5、その大量散布を終えていることだろう。世界中のこのような恐怖を味わうべきでない男女が、立ち止まり、困惑し、自らの生活に戻るだろう、この現象が常に存在していたと確信し、何を得たかを決して知らないまま。SCP-009-AF-B-2の影響を受けていないいかなる書物も、真実を伝えることを許されない。私は残念でならない、諸君。本当に残念だよ。

 

 これはやり遂げられねばならない。

 

                                                ーO5-9

 

 確保、収容、保護。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 白巳津川支部からの通達:以上の文章は、■■■■年4月17日、サイト-9999の九鬼博士のデスクの上で発見され、白巳津川支部に送信された文書です(なお、開封時にDクラス職員9名の損失を発生したため、深刻な情報災害を阻止するための措置が取られています)。

 

 白巳津川支部は本文書を下に財団本部と直接交渉を行い、会談(「録音1153-JP-99」を確認してください)によりSCP-AFオブジェクト及びSCP-1153-JPに対する全世界規模での優越権限・要注意団体との直接交渉権限を確保しました。

 

 以上の文書を参考に、要注意団体との対話の下、SCP-005-AF-1「深沢与一」及びSCP-009-AF-B「イーリス」によるK-クラスシナリオを阻止してください(強制的な収容やSCP-005-AF-1体内でのオブジェクト接触が招くリスクを回避するため、融和とコントロールされた放任が望まれます)。

 

 <1件の事件記録が省略されています>

 

 収容違反状態のSCP-005-AF-1に対し、財団、GOC、蛇の手、境界線イニシアチブ、JAGPATO、警視庁公安部特事課による共同戦線「イチジクの葉」が設置されました。

 

 「イチジクの葉」はSCP-005-AF-1を追跡・監視し、危険なオブジェクトとの接触を阻止し、大規模収容違反を防止する作戦です。

 

 補遺:■■■■年■■月■日、要注意団体サーキック・カルト構成員のSCP-005-AF-1との接触が、サーキック・カルトに潜入していた蛇の手構成員から報告されました。

 

 「ヤルダバオートを喰ったカルキスト・イオンと、イーリスを喰った深沢与一だと?せめて勝ったほうが我々の敵になってほしかった」ーO5-9

 

 【文書005-AF-99】

 

 以下の文書は、壊れたる神の教会(メカニト)から白巳津川支部・O5司令部・世界オカルト連合事務総長・放浪者の図書館・境界線イニシアチブ法廷・JAGPATO事務局長、警視庁公安部特事課長におけるイチジクの葉の全指導者に受信されたビデオメッセージを文字に起こしたものです。

 

 もはや手遅れであると、君たちも分かっているだろう。あれは私たちの世界のものではなかった。君たちは、私たち以下の程度でしか、にくにくしきものたちと戦うことができない。そして私たちには、にくにくしきものたちにとりついた異界の魔神や呪物と戦うことができない。誰も、お互いが結び付いてしまった今、戦うことはできないだろう。まるくないものへ行きたまえ。話は要らない、私たちはこの世界を諦めた。

 

 付記:添付画像には、貌のなくなったカルキスト・イオンと思われる人物と、光る紋様(SCP-AFオブジェクト暴走時に特有のパターンと一致します)に包まれた深沢与一と思われる人物が写っていました。堕天使アルコーン及び魔神イーリスとの関係性を調査中です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<警告:SK-クラス:支配シフトシナリオが発生しています>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 白巳津川支部からの通達:以上の文章は、■■■■年4月17日、サイト-9999の九鬼博士のデスクの上で発見され、白巳津川支部に送信された文書です(なお、開封時にDクラス職員9名の損失を発生したため、深刻な情報災害を阻止するための措置が取られています)。

 

 白巳津川支部は本文書を下に財団本部と直接交渉を行い、会談(「録音1153-JP-99」を確認してください)によりSCP-AFオブジェクト及びSCP-1153-JPに対する全世界規模での優越権限・要注意団体との直接交渉権限を確保しました。

 

 以上の文書を参考に、要注意団体との対話および危険な要注意団体への先制攻撃の下、SCP-005-AF-1「深沢与一」及びSCP-009-AF-B「イーリス」によるK-クラスシナリオを阻止してください(強制的な収容やSCP-005-AF-1体内でのオブジェクト接触が招くリスクを回避するため、融和とコントロールされた放任が望まれます)。

 

 <1件の事件記録が省略されています>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 親愛なる財団諸君。

 

 またここへたどり着いてしまったようだね。残念だ。本当は直接会って話をしたいのだが、何度やってもそれどころではなくてね。仕方なくこうして回りくどい方法を取らせてもらった。この方法に辿り着くまでの旅は、本当に、本当に長かったよ。

 

 そろそろこの事態について、わかってくれたかな?君たちが察している通り、SCP-999-JPと君たちが呼んでいる男は私の代理人で、ただの”デッドマンスイッチ”だ。君たちが直接見れるのは試運転だけだろうが、それでもこれは、明日の無くなってしまった世界に9回まで自動で明日を与えてくれる。

 

 この事態についていくつか補足をさせてもらう。無論、優秀な君たちは私の言葉を鵜呑みにしたりはしないだろう。しかし疑問があっても調べている時間はない。4月17日からしか開始できないあらゆる調査は私の言葉が真実だということを示すのを間に合わせられないだろう。この危機が起きたのは運命と言うほかないが、カモノハシも役に立たず9回のチャンスも足りないのであれば、手動でチャンスを増やすしかない。それを、君のために行おう。

 

 彼の旅はまだ続かなくてはならない。気の毒なことだ。私はいくつもの世界の彼を見てきたが、どの世界でも、彼は諦めてしまった。因果律の意思か、何者かの悪意か、運命は終末にたどり着くにプログラムされていた。私はそれを少しずつ少しずつ欺いた。私は、彼らが自らここに辿り着けるように、不本意ながら白巳津川中に奇跡の出会いをばら蒔いた。そして、彼らがそのか細い糸を紡ぎ、ここに至る時を待った。優しいお嬢様、すべてを理解している家族、夢見ることのできる乙女、トラウマと正義感を持つ少女、etc、etc…なぜ都合よく最強格のアーティファクトが最適な相手に毎回現れるのか、疑問に思わなかったか? なぜあんな一千年前の小さな荘園のパニックを、財団というワールドワイドな組織がわざわざ一字一句違えず覚えていることができたのか? "白巳津川支部支部長"は本当に存在するのか? 大ウツロの真なる存在理由とは何か? 君たちはそうした疑問を見事に見逃し、ここへ辿り着いた。私と、私たちと、私の友は、いつでも君たちそして彼らのすぐそばにいた。そして今、皆が手を取り合い、人類の未来へと立ち上がる時だ。がんばれ。

 

 念のために言っておくと、このデッドマンスイッチで救われない世界が必ず1つは必要だ。しかし放っておけば99あるいは999個の世界が滅びるのだから、君たちが罪の意識を感じる必要はない。遺されるのが彼一人だとしても。犠牲はどんなことにも憑き物だ。長野の大ウツロに(時間に囚われた君たちに説明しても理解できないだろうが)過去を喰らい尽くさせてでも、人類を、宇宙を救ってくれ。

 

 さあ、何度でも、引き金を引かないで最初から諦めるわけにはいかないんだ。

 

 今度こそ。

 

 犀賀九巳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 サイト-9999の研究室で、九鬼九平博士は、先ほど送られてきた機密文書を見て、頭を抱えていた。

 

 SCP-001-AF「オーバーロード」の報告書。その内容はアーティファクトと呼ばれる異世界由来のオブジェクトを使いこなせるその才能で、新海翔ーSCP-001-AF-1が、財団の手の及ばないアーティファクト関連のK-クラスシナリオを阻止し、世界をやり直してでも世界の滅びをなかったことにしているということ。

 

 だが、長大な添付文書は、彼に絶望を与えるには充分すぎた。

 

 

「この世界は何度やり直された?」

 

 文書の中で、いつかの世界の九鬼博士は、世界を再構築するオブジェクトと世界を9にするオブジェクトの連動から、それを9回だと考えていた。けれど、何度その「9回」を繰り返しても、世界を救うことができなかったようで。

 

 「唯一の救いは、新海翔、お前だけだ...もう

 

 だから、頼む。誰か、この世界を欠陥世界としてくれ。こいつを保存して、第██版を作ってくれ」

 

 




 諦めたら、そこで世界終了だ。


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SCP-1968 - Global Retrocausality Torus
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SCP-444-JP - █████[アクセス不許可]
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SCP-1153-JP - 一人去るとき
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SCP-1233-JP - 特別退避プロトコル”ノア"
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SCP-280-JP - 縮小する時空間異常
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