「あ、配信始まった。どーもー、@Link3期生あらやしき組でーす」
「2回目にして既にゆるゆるじゃん」
止まるんじゃねえぞ…
おはあらやしき~
あらやしき組たすかる代
口上どこ?
配信開始と共に適当に挨拶すると、さく姐がツッコむ。
「毎回口上言うの面倒くさくない?」という本音はさておき、軽く自己紹介を済ませて早速本題に入る。
「ところで……冬担当の癖に冬支度ボイス出さなかった奴がいるってマジ?」
「そんな人いないよねー」
「いないでしょー」
「スマセン……ほんとスマセン……」
失望しました。ゆらちゃんのファンやめます
平謝りw
冬担当の自覚がない
「というわけで、あらやしき組コラボ第2回の内容はリスナーの切実な要望にお応えして……あらやしき組のみんなで冬城のクリスマスボイス作り~」
ボイスたすかる
あきみゃ神
ボイスたすかるううううう
「今日は公式から発売予定のクリスマスボイスの納品を既に終えているさく姐、たま、そして私の3人でクリスマスボイスのシチュエーションや台本を作成して、冬城にはサンプルボイスとしてこの場で一部実演してもらいます」
「めっちゃ恥ずいやつだ」
「こうでもしないとボイス出さないことちゃんが悪いんだよ」
「しょうがないじゃん、クリスマスなんて親にしか祝ってもらった事ないもん」
あっ
かなしいね
あっ…(察し)
しってた
冬城のその言葉に一瞬、無言の間が流れる。
「ごめんね……」
申し訳なさそうに謝ってるけど、たまの立場からやっても煽りでしかないと思うよ。
「はいはい。冬城の悲しい経歴はさておいて」
「さておくなよぅ……」
「リスナーのお前らもみんなで楽しいクリスマスを味わえるように、リクエストとかやってほしい事とかあればどんどんコメントしてくれよー」
おこたちゃんにはマイクロビキニサンタが似合うと思うの
家で僕の帰りを待つおこたちゃん。玄関で僕を出迎えた彼女は僕の手に持つケーキの箱を見て嬉しそうに綻んだ笑顔を見せる。「わぁ~、ケーキだー! あてぃし、チョコのやつがいい!」「…あ、お、おかえり。えへへ」「食い意地張ってるわけじゃないもん! …ほんとだよ?」「今日もお仕事お疲れ様。メリークリスマス!」彼女との長い夜はまだ始まったばかりだ…
妄想も大概にしろよ赤スパ
「あーあー、コメント欄が滅茶苦茶だよ……」
さく姐が呆れてる。面白いね。
「みゃ、収拾がつかないからとりあえずわたしたちの考えてきた案発表していこ」
「そうしますかー。まずは言い出しっぺのさく姐からね」
「げ、いらない事言っちゃったか。まあいいけど。それじゃあわたしの考えてきたシチュエーション出して」
「あーい」
返事をし、事前に受け取っていたパワポで作成されたプレゼン資料を画面に出す。
さく姐が提案したクリスマスボイスのテーマはクリスマスに冬城とクリスマスデートをするというもの。
街路樹のイルミネーションを見て歩くといったトラック毎のシチュエーションと第1トラックの仮台本を紹介した後に私とたまは声を合わせてこう言った。
「「なんか普通」」
「普通で悪かったわねえ!」
「さく姐がやるならわかるけど、ことちゃんはクリスマスに外出しないと思う」
「ひん、事実陳列罪……」
「冬城にそんな普通の女みたいな事できないでしょ」
「死ぬ程煽られてる……でも確かにそうかも」
「さく姐!?」
それはそう
たまちゃんすら辛辣で草
おこたにお洒落なデートは無理だよ…
さく姐も諦めてて草
「さく姐のはボツで。次はたまの案出すね」
「おっけー!」
「はい、それじゃあたまのテーマはこちら。『リスナーくんが買ってきたサンタ衣装を着せられることちゃん』」
画面にたまから送られてきた資料を出す。
表紙にはおへそが出ているミニスカサンタ衣装を着て顔を真っ赤にしている冬城のイラストが貼り付けられていた。
「やっぱりクリスマスと言えばサンタ! という事でサンタ衣装のことちゃんを描かせていただいたのです」
「えっ、これたまちゃんが描いたの!? うっま!」
マ!?
えっっっっ!!!!!!!!
ミニスカサンタおこたたすかった
神絵師おるて
「でもちょっとエッチすぎない? アタシこんなの着ないし需要ないよう……」
「わかってないなあ、ことちゃんは。普段、和装で重装甲なことちゃんがリスナーに押し切られて防御力の低い服を着せられるというシチュエーションだけで需要ありありなのだよ」
「うえぇ……?」
「というか、男も女も美少女のミニスカサンタは大好きですのだ!」
かわいいぞおこた
たま先生…!
おめめぐるぐるなのかわいい
たまちゃん先生はいい仕事するなあ…
「たまもどんどん
熱心に良さを説いてるたまを見て、私はリスナーに向けてそう呟く。
「いや、みゃのせいでもあるでしょ。いっつも外出する時、たまちゃんの着せ替え人形になってるの知ってるんだからね」
「それはそれ、これはこれ」
少なくとも私に着せる服はこんなにオタク趣味にアジャストしてなかったし。
……いや、一年前くらいに着せられたスク水とブカブカのシャツの組み合わせ(室内)と何処から買ってきたのかわからないメイド風ビキニはよく考えるとオタク寄りだな。そう考えると結構前から汚染されていたのかもしれない。くそう、守れなかった……
「にしても、全体的に完成度高いわね。強気に押されて言われるがまま色々しちゃうところは解釈度高いと思うわ」
たまの発表を聞いた後に、さく姐が感心しながらそう呟く。
「へっ、イラストで点数稼ぐなんて汚いマネするような奴には負けないみゃ」
「なんで急にかませみたいな事言い出すの?」
「みんな肝心な事を忘れてるんだよなあ。私たちは配信者、クリスマスに配信しないなんて舐めた事をする奴は敗北者と言っても過言」
「あっ、過言なんだ」
「……だがしかし、それで彼氏役を放置するのも愚の骨頂。というわけで私からの提案はこちらみゃ」
画面を切り替える。
「『クリスマスをみんなで祝う配信をしながら、裏で彼氏とイチャイチャするシチュエーション』」
「いや燃えるがな」
私の案はさく姐に一刀両断された。おかしいなあ……
◇
347:名無しのV ID:CAdzxUFM4
おつあらやしき~
ほとんどたま先生のお陰でおこたのクリスマスボイスが聞けそうでなにより
351:名無しのV ID:LQWxkzd7/
おつあらやしき~
ついついッターでたま先生の神絵配布たすかる
354:名無しのV ID:IppBbvBmh
>>351
たまちゃん先生も大概多才だなあ
歌って絵が描けてボイス台本も書ける、とても今までオタク趣味に触れてこなかったとは思えない…
358:名無しのV ID:aJzDHFWOc
>>351
ワイイラストレーター、廃業を決意
360:名無しのV ID:0r/c14oJY
あきみゃがボケに走ってたからな
クリスマスに配信しないは他のVに刺さるからやめてさしあげろ
365:名無しのV ID:JoiEDwyaR
>>358
絶望しないで頑張ってVのファンアートを書き続けてクレメンス…
369:名無しのV ID:ndeQiGTVb
>>360
過言だから…(震え声)
まあワイはクリスマスぐらいは中の人もリアルを楽しんでほしい派だけど
371:名無しのV ID:GFx4PfBNp
>>360
たまちゃん先生の原案をさく姐が補助しながらあきみゃが茶々を入れる…
うん、完璧だな!
372:名無しのV ID:VGVusBHhh
>>360
結果的にいい感じになったからセーフ
おこたが消え入りそうな声で「こんな、え、エッチな服…ばかぁ……!」って言うのめっちゃ可愛かった…
375:名無しのV ID:W1N0wfnph
>>372
演技指導のさく姐がいい仕事してたな
「今日だけ、なんだからね…」が最高
376:名無しのV ID:fJYLvSIT/
>>371
あきみゃもおこたのために参考用の仮版ボイス演じてただろ!
…あんな恥ずかしがるあきみゃ滅多に見れないから新鮮だった
378:名無しのV ID:JAWMD1J05
あらやしき組はこのわちゃわちゃ感とそれはそれとしてみんな仲いいのが最高なんだよなあ…
383:名無しのV ID:XY7dthaXZ
>>369
リスナーとしてはクリスマスにはなにかやってほしい派だけどなあ
なにもやらないとコーン*1もうるせえし
384:名無しのV ID:AJYAjnQck
>>378
おこたもデビュー当時と比べたらだいぶ喋れるようになってきたなあ…
べるちゃんの成長を思い出して涙が出そう
387:名無しのV ID:L4ygKHqG3
クリスマスボイス早く発売されてほしいわ