友人からのお題   作:紅霧竜

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紅の景色

私ってなんだろう

ふと考えてみる

 

産まれた時から仲間はおらず、命令だけを頼りにいきてきた

今までの道は赤く染まっていった

どんなに他の色を重ねても全部赤くより紅く染まっていった

そんな私を必要だと言ってくれる人たちがいた気がした

 

???)こんにちわ君は?

アイリス)私はアイリス・・・貴女は?

リリス)私はリリス・・・そうね旅人よ

 

私は彼女についていく

目に見えるのは無数の骨

辺りは赤黒く自分のいた場所には錆び付いた何かがあった

 

手を引かれ外に出る

 

アイリスは長い間眠っていたらしい

外の世界は自然豊かな緑が広がり

水は青く透き通り

空は日の光に包まれていた

 

アイリス)わぁ・・・きれい・・・

リリス)貴女はどうしてあんなところにいたの?

アイリス)・・・思い出したくないあんな事の記憶なんて

 

アイリスは実験によって産み出された「失敗作」を処分するために作られた「成功例」の「機械」だった

いつしか自我を持ち時に反抗したがその度に記憶を消されていた

 

リリス)・・・もしあなたがよかったら私と暮らさない?昔のことは忘れてさ

アイリス)昔の・・・事・・・

 

瞬間今まで見えなかった色が見えてしまった

「ヴィジョンスキャナー」それはあらゆる映像をより鮮明に映し出す最高のカメラ

それは機械とそれを纏う骨たち

そして甦る過去の記憶

 

リリス)大丈夫?震えてるわよ??

アイリス)うん・・・だい・・じょうぶ・・・

 

アイリスは悩んでいた「こんな私が平然と過ごしていいのか」と「赤く染まったこんな姿でいいのか」と

 

リリス)大丈夫よ・・・私だってたくさん殺してきたから・・・そうしないと生きていないわ

 

アイリスは考えた

そして目覚めた場所へ一度戻る

 

アイリス)(私はここですべてを殺した・・・あらゆるものを殺した・・・そして長い眠りについた)

 

アイリスが見ているもの、それはおびただしい数の骨と瓦礫

そして自らが振るっていた「剣」

その当時「これに切れぬものはない」と言わしめた

 

そしてそれは「過去に同じ事を言った人々を殺した」

 

アイリス?)ウフフ・・・ヤッパリアナタモソウナノネ?

リリス)?どうしたの急に・・・えっ・・・痛い・・・

 

 

リリスの体を貫いたのはアイリスの腕だった

 

リリス)な・・・ぜ・・・?

アイリス?)何故かしらね・・・

 

アイリスはこの場所を「誰にも知られたくなかった」

アイリスはこの場所を「守りたかった」

 

リリス)(ああ・・・ここで終わるのか・・・)

アイリス?)「あなたもずっと一緒よ」リリス・・・

 

アイリスはリリスの死体と共に目覚めた場所へ戻り再び眠りにつく

「自分の居場所を守るために」「過去の想い人を守るために」

 

 

 

 

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