)
???)深度1000mを突破・・・損傷見られず・・・各計器異常無し・・・潜航を継続する
私は海を調査する研究員兼運転手だ
海は素晴らしい人々は恐れを抱くが私は敬い尊敬する
何故だって?それに答えるなら後だな今は忙しい
???)深度1500mを突破・・・損傷見られず・・・各計器異常無し・・・潜航を継続する
・・・私が誰かだって?私が知りたいよ
覚えてる限りでは幼少期の記憶がなくてねでも海が・・・いや水が好きだったんだ・・・調べるうちに雨や湖・・・そして海を知ったんだ
そこからは早かったよそしてここにいるってわけさおっとごめんよ
???)深度2000mを突破・・・損傷見られず・・・計器異常無し・・・潜航を継続する
ん?なんでこっちが見えているのかだって??皆無視しているものだと思っていたよそうか私にしか見えないのか・・・
そうだな私はクライン・・・さっきも言ったがしがない研究員さ
速いな・・・
クライン)深度3000mを突破。予定速度を大きく越えているためバラスト1/10排出し速度安定をはかる
すまないね定期連絡をしないと怒られるのでな
・・・ああなんだか懐かしいよ
突然クラインの脳内に知るはずのない景色が浮かぶ、それは失ったはずの子供の頃の記憶
写し出されるのは水中を自由に泳ぐ人々
そのなかで日々を暮らす自分たち
そして黒く染まっていく街並み・・・
なんだ・・・頭が痛い・・・
無線)定期連絡求む
クライン)すまない・・・深度3800もうすぐで4000mを越える大きな異常は見られない・・・潜航を継続する
このあふれでる記憶はなんだ!?何故今になっておもいだすんだ!?
・・・そうかこの聞こえてくる声のせいか
なら静かにさせよう
クラインは「幻覚」を静める薬を服用する
それはあらゆる「幻を消し」正常に戻す薬である
ふむ声は聞こえなくなったな
クライン)深度4500m・・・少し外壁に損傷らしき警報が出ているが問題はない計器類も無事だ・・・潜航を継続する
・・・ ここまでずいぶんと時間がかかった
思い出して!貴方はここに来てはいけない!!すぐに戻って!!
・・・皆は私を空想家とバカにした
あなたのせいで街がなくなったのになんで戻ってくるの!?
・・・ああ思い出した・・・私は海の人間だったんだ
もう戻れない・・・もう止められない貴方は皆の想いを踏みにじった
クライン)ッなんだ!?連絡!急に船体が引っ張られ出した!原因は不明!!対応方法を求む!!
くそ!今まで順調だったのにこれかよ!
無線)ザァァァを・・・ひい・・・ッン
くそ・・・無線がきれた・・・計器は・・・深度7・・・8・・・9・・・速いな・・・だが外郭は無事か・・・凄まじい強度だな・・・
クライン)ふう・・・何か食べるか・・・
よおお前さんも食べるかい?いらない・・・かまあ怒ってねえよ・・・一人は慣れたつもりだったが案外寂しいね~
・・・計器はとんだかもう深さもわかんねえや・・・
どれ窓からの景色は・・・ああ「夢に見た青い空」じゃねえか
無線)クライン?応答せよ・・・クライン!応答せよ!!・・・
本部へ通達クラインは生存不明・・・プロジェクトを終了する
その後クラインを知るものはいなくなった