愛する恋人を救うには   作:アッシュクフォルダー

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第十二話 出来ること以上のこと

(すみませんが、わたしからは、申し上げることが出来ません。

あの子が、一緒に音楽活動をしたいと

言ってくれる限り、わたしも、そうしたいと思います)

 

メッセージが止まった…?

違ったみたいだ。

 

何か書いている様だ。

 

(それが、あの子の将来を狂わせるかもしれない、

としても、ですか?)

 

(あの子が、やめることを望んでいないのであれば、

わたしからは、何も言えません。すみません)

 

(わかりました。

でも、お互いに少し誤解しているかもしれませんから、

もし、よろしければ、一度、会って話しませんか?)

 

「えっ?まふゆのお母さんと会う…?」

 

奏は悩むのだった。

 

(ニーゴの活動が、まふゆの将来のためになるかって、

言われたら…わからない。

 

でも、今の、まふゆは、ニーゴで、

曲を作りたいと思っている。

 

それに、わたし達と曲を作ることが、

まふゆの本当の気持ちが見つけられるかもしれないから。

 

本当の、まふゆを見つける事にも、繋がっている。

 

だから、音楽活動を、辞めさせるのは、

ハッキリ言って、よくない。

 

けど…)

 

奏は詩音と相談するのであった。

 

 

 

とある日、喫茶店にて…

絵名、瑞希は悩んでいた。

 

「まさか、奏が詩音くんと一緒に、まふゆのお母さんと、

会うことになるなんて…」

 

「奏と詩音くん、本当に大丈夫かな…?」

 

「心配だよね…私も一度、電話かけてみたけど…

何だか、嫌な感じだったし…」

 

「嫌な感じ…か」

 

「うん、優しい雰囲気なんだけど、

有無を言わせない感じだった」

 

「たしかに、そうだよね。

ボクが前に、まふゆのお母さんの会話を聞いた時も、

そんな感じだったな…

でも、きっと、まふゆは、もっと、つらいよね」

 

「この前も、家に帰りたくないような雰囲気だったし、

ニーゴの活動が出来なくなったら、

もっと、しんどくなるんじゃ…

私達に出来る事って、無いのかな…?」

 

「うん、でも、難しいよね。

ひとの家のこととか、まふゆの将来のことまで、

ボク達が口出ししたら…」

 

「あ、あれ?まふゆ?」

 

「ホントだ…予備校の帰りかな」

 

「ねぇ、まふゆを呼んでこない?

少しだけなら、話す時間があると思うし。

ボク達に出来ることは、無いかもしれないけど、

まふゆの気持ちが、ちょっとだけ、楽になるかもしれない」

 

「うん、そうだと思う」

 

「よーし!じゃ、ボクが行ってくるから、

絵名は、席見ててね!」

 

こうして、瑞希は、近くにいる、まふゆを

喫茶店の席にへと、呼び出すのだった。

 

「じゃじゃーん!まふゆを連れて来たよ!」

 

「そんなに、騒がなくてもいいでしょ」

 

まふゆは、一体、何を語るのか?

 

 

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