愛する恋人を救うには   作:アッシュクフォルダー

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第三話 まふゆの過去

気が付くと、元の場所に戻った。

何だったんだと感じていた。

 

そして、宵崎奏という、女の子に出会った。

 

後日、詩音はまふゆに、

奏の事と、誰もいないセカイの事について、

話すのだった。

 

「と、いうことがあったんだ…」

 

「奏に会って、どう思った?」

 

「どう…って、うーん、まぁ…

いきなりそう言われても…初対面の人だから、

これから、何かと、関りがあるのかな?

って、思うくらいだよ…

でも、奏ちゃんは、放っては置けない。

深刻そうな顔をしていたからな…

僕も、彼女の力になりたい」

 

「そうなんだね、詩音くんって、お人好しだね」

 

「う、うん…そう言われると、

まぁ…自覚はあると思う」

 

「これ…奏の連絡先」

 

「あ、ありがとう…」

 

と、まふゆは、詩音に奏の連絡先と、

メルアドが書かれた用紙を渡した。

 

「奏にも伝えてあるから、詩音くんの連絡先」

 

「うん、わかった、僕も、彼女の力になりたい」

 

(いきなり、連絡先渡されても…)

 

と、詩音は戸惑っていた。

まふゆに渡された、奏の連絡先を、

持っていた、メモ帳に、挟んで、

まふゆと別れた。

 

その後、家に帰り、

23時半頃になり、就寝しようとするが、

詩音は、悩んでいた、

まふゆには、何らかの悩みを持っているのでは?

と、推測するようになった。

 

(まふゆちゃん…何だか、

少し前から、様子がおかしい気がする…

彼女に一体何があったんだ?)

 

吉川詩音は、宵崎奏の存在も、気になっていた。

 

詩音は、まふゆに手渡された、奏の連絡先を、

スマートフォンに登録した。

 

これで、電話やメールが出来るけど、

と、言っても、何から話せばいいのか、全くわからなかった。

 

スマートフォンで、メールを通じて、奏と連絡をした。

 

(こんばんは、宵崎奏さん、吉川詩音です。

これから、よろしくお願いします)

 

(よろしくお願いします。詩音さんに聞きたいことがあるけど…

まふゆの事、何か知っている?)

 

(うーん…小学生の頃から、ずっと一緒にいたけど、

彼女は、ずっと、医者より、看護師になりたいって、

言っているんだ。

僕も、まふゆちゃんが、なりたい職業に就いてほしいって、

願っているから、

看護師を目指している、まふゆちゃんを、応援しているんだ)

 

(そうだったんだ…他には?)

 

(まふゆちゃんは、幼稚園や小学校の時から、人気者で、

お遊戯会や、学芸会でも、いつも、主役を取っていたんだ、

でも、まふゆちゃんのお母さんが、

衣装が気に入らないからという理由で、

まふゆちゃんのお母さんが、衣装を作り直した事があるんだって)

 

(他には?どうやって、その…まふゆと、どうやって出会ったとか?)

 

(僕がまふゆちゃんに出会ったのは、幼稚園の頃、

まぁ、言ってみれば、幼馴染みたいな関係で、

お互いの母親が、友達で、

それから、僕は、まふゆちゃんに出会ったんだ、

同じ幼稚園と小学校に通っていてね、

中学からは、別々になったけど、

そこから、本格的に、幼馴染から、恋人になったんだ)

 

(うん、色々とありがとう、

まふゆの事が、少しだけ、わかった気がする…)

 

(僕の方こそ、ありがとう)

 

(じゃあ、おやすみ)

 

(おやすみなさい)

 

奏と連絡を取り合った後、

詩音は、しばらく、考え込むのだった…

 

(まふゆちゃん…ずっとこんな調子だ…

どうにかしたいけど…上手くいかない…)

 

と、詩音が思い悩む日々は、長年続いていた。

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