((((;゜Д゜))) Pocket Monster Golden memorise   作:皆笠

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最初の何話かはオリジナル展開の導入が続きます。


プロローグ・ジョウト編
01 伝説との対峙


ポケモン オリジナルストーリー 01

 

「…… …… ……」

カントー地方にそびえるシロガネ山には二人の少年が立っていた。

「くっ」

「…… ……」

一人は黄色帽子を浅く被りながら命令を下し、もう一人は赤帽子を深く被りながら冷静にポケモンを戦わせていた。

赤帽子の少年はいささか冷静過ぎたかもしれない。

「はあ、はあ」

「…… ……」

状況は明らかに赤帽子の少年の方が優勢。

黄色帽子の少年の残りポケモン数は2、しかし、赤帽子の少年の残りポケモン数は6、即ち、一匹も負けていないのだった。

黄色帽子の少年は弱いわけではない。

むしろ強い。

カントー地方とジョウト地方で最強、と言う称号さえも持っている。

それなのに、黄色帽子の少年は負けていた。

それは何故か。

赤帽子の少年が強すぎたからだった。

「何で……何で命令を下さないんだ」

黄色帽子の少年は疑問を投げ掛ける。

そう言っている内に、黄色帽子の少年の手持ちは一匹減った。

そう、赤帽子の少年は戦闘が始まってから、否、始まる前から、一度も口を開いていない。

まだ一度も命令らしい命令をポケモンに下してないのだ。

「…… …… ……はあ」

赤帽子の少年が初めて口を開いた。

溜め息を吐くために。

そして、赤帽子の少年は黄色帽子の少年を咎める様に睨んだ。

「うっ」

このシロガネ山の頂上以上に冷めた、まるで絶対零度のような睨みに焦っている少年は震えた。

恐ろしい、それが思考を支配していった。

黄色帽子の少年は確信する。

『俺はコイツには絶対に勝てない』

そう、確信した……

「あっ」

そう思った瞬間、旅の始まりからずっとついてきてくれた相棒とも言える最後のポケモンがやられた。

「…… …… ……」

赤帽子の少年はポケモンを仕舞い、後ろを向いた。

「どうしてそこまで強いんだよ」

どうして、どうして、どうして、と黄色帽子の少年は問い掛け続ける。

赤帽子の少年は振り向いた。

「…… …… ……」

黄色帽子の少年は尚も問う。

何故だ、と。

「…… …… ……」

「答えてくれよっ」

黄色帽子の少年は思う。

負けたことに大しては何も思わない。

でも、摩訶不思議な光景には納得出来ない。

「…… トレーナーはただ命令を下すだけの存在ではない」

赤帽子の少年は言う。

「…… ポケモンは友達だ、家族だ。なら、言わなくても通じ合えるはずだと思わないか?」

当然のことだ、と言うように。

「……っ!!」

黄色帽子は過去に何度か起きた奇跡を、命令を下さずポケモンと一緒に戦闘したことを思い出した。

「……お前も何度かあったんじゃないか」

「……ああ」

「……なのに、なんでお前は自在に出来ないんだろうな?」

とぼけるように赤帽子の少年は問いかけた。

「…… 本当は、信頼なんてしてないんじゃないのか?信用なんてしてないんじゃないのか?」

「そんなことあるわけがっ」

赤帽子の少年は後ろをまた向き、モンスターボールを一つ握る。

「…… 冗談だ、だが、まだ足りない。もっと信頼しろ、信用しろ」

赤帽子の少年は握っていたモンスターボールからリザードンを出しながら言った。

「……ま、そもそも素質は関係あるがな。その素質がお前にはある」

黄色帽子の少年は赤帽子の少年の言葉に驚いた。

「俺も、お前みたいになれるのか?」

黄色帽子の少年は問う。

「……さあな、お前次第だろ」

赤帽子の少年は会話のうちに少し浅くなった赤い帽子を被り直した。

「…… 俺からやるヒントはここまでだ。またな、今度は退屈させるなよ」

赤帽子の少年はリザードンに跨がった。

「最後に名前を聞かせてくれっ」

赤帽子の少年はにやっとニヒルな笑みを浮かべる。

「俺の名前は……レッド、マサラタウンのレッドさ」

そう言った直後、彼とリザードンは空を飛んだ。

「マサラタウン……っ!!」

黄色帽子の少年は気付いた。

彼が伝説のトレーナーだと言うことに。

そして、思い出した。

以前マサラタウンには行ったことがあった。

その時に聞いた話を……

『あの子ったら、ずっと帰ってこないのよ』

そう、女性が言っていたことを。

そして、その隣の町、トキワシティのジムリーダーも言っていた。

『お前と少し似てる幼馴染みが俺にはいたんだが、アイツはいつしか俺よりずっと遠い所に行っちまった。今、アイツは何処にいるんだろうな?』

と。

黄色帽子の少年はただ立ち尽くしていた。

どのくらい時間が経ったのだろうか。

かなりの時間の経過を経て、ようやく彼は動いた。

リュックの中からとある道具を取り出す。

【あなぬけのひも】

それを使うと謎原理だが、シロガネ山の麓へと辿り着いた。

便利なことに変わりはないから、深くは突っ込まないように黄色帽子の少年はする。

そして、近くに在るポケモンセンターへと駆けた。

襲い掛かるポケモンは全て無視。

自転車で駆け抜けた。

そうして、ようやくポケモンセンターに辿り着いた。

が、そこで黄色帽子の少年は意識を失った。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥

‥‥‥‥‥‥

‥‥‥

‥‥

 

夢なんだろう。

そこには見たことの無いポケモンが居た。

闇の様な、影の様なポケモン。

ソイツはニヤリと笑いながら言った。

『待ってるぞ、貴様が私の元にたどり着くことを』

ポケモンは続ける。

『貴様は私を救えるかな?』

諦めにも似た声だった。

少年も言う。

「お前、名前は?」

少年は続ける。

「俺はお前を救ってやるよ、何からとかは分からないけどさ」

ポケモンは大いに笑った。

『ふふふ…ふはははは、面白いな、貴様は。教えてやろう。我が名は《ダークライ》だ』

そこで夢は途切れる。

起きれば少年はきっと忘れてる。

夢だから忘れてしまう。

でも、少年の心の片隅には残るのだろう。

残って貰いたいものだ。

 

‥‥

‥‥‥

‥‥‥‥‥‥

‥‥‥‥‥‥‥‥‥

黄色帽子の少年は意識を取り戻した。

目の前に広がる光景はポケモンセンターそのもの。

良かった、と安堵する。

「あ、お目覚めですか?」

黄色帽子の少年が目を覚ましたことに気付いたジョーイさんが黄色帽子の少年へと近づいた。

「ああ、はい」

黄色帽子の少年は頷きなから答えた。

「もう、駄目じゃないですか、ここまで無理させちゃ」

ジョーイさんは黄色帽子の少年を叱った。

とは言っても優しい怒り方である。

そこまでキツくはなく、それでいてしっかりと反省させる……そんな、怒り方だった。

「すみません」

黄色帽子の少年は謝った。

ジョーイさんの思惑通り、しっかりと反省しながら。

「ところで、ええと……お名前は?」

黄色帽子の少年はジョーイさんに聞かれた。

「俺はゴールド、ワカバタウンのゴールドです」

黄色帽子の少年の名はゴールド。

これは、ゴールドと言う少年の物語である。




自分はポケモンだとエメラルドが一番好きです
プレイ時間を見てみると、パールが一番でエメラルドが二番でえぇっ!!とか驚いたりしたものですが、一番好きなのはエメラルドです

読んでくださったみなさんにも、ポケモンにはそれぞれ思い入れがあるかと思います
一番好きなのは初代だー、だの、やっぱエーフィ可愛いなぁ、だの、ヒカリハァハァ、だの……
なんだかんだでポケモンって素敵なゲームですよね


アルファサファイアとオメガルビーが11月頃に発売されるらしいです
私はオメガルビーを買う予定ですが、みなさんは買う予定などはありますか?

……どうせエメラルドは出さないんだろうな
(´・c_・`)
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