((((;゜Д゜))) Pocket Monster Golden memorise   作:皆笠

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15 エメラルドvsユウキ

ポケモン オリジナルストーリー 15

 

「アイツかな?」

ゴールドはコトキタウンの北に位置する213番道路にて一人の緑色の服を着た少年を見つけた。

「へ?どこ?」

エメラルドが後ろから追い付いてゴールドに聞いた。

エメラルドが遅れた理由はゴールドが行っちゃったすぐ後に現れた野生のポチエナの相手をしていたから。

ゴールドはエメラルドの様子を見て、無事に勝ったことを予想した。

それから、ゴールドは指を指す。

「ほら、あそこにいる奴だ」

「ああ」

「声をかけてみるか」

ゴールドは緑色の服を着た少年に近づいていった。

「なあ」

ゴールドは声をかける。

「そうか、アイツとアイツが103番道路にいるポケモンか‥‥」

「なあってば」

ゴールドは今度は緑色の服を着た少年の肩に手を置きながら言った。

「ん?お前‥‥誰?」

「ちょっと待ってよ、ゴールドくん」

そこへエメラルドが走ってきた。

時間のかかり具合からして、また野生のポチエナに襲われたのだろう、そんな予想をゴールドはしてみた。

「あれ?お前はエメラルドじゃん」

「うん、こんにちは、ユウキくん」

エメラルドは、はにかみながら言った。

「あれ?知り合いなのか?」

ゴールドは二人に聞く。

「まあ、一応な」

「先週挨拶はしたんだよ」

ゴールドは納得し、更なる問いをした。

「へえ、ところでやっぱりお前がユウキで良いんだな?」

「ああ、で、お前誰?」

ユウキはゴールドの質問に答えた上で、質問を返した。

「この人はゴールドくん、私の旅を手伝ってくれる人なの」

ゴールドが自己紹介をしようとした瞬間、エメラルドが先に紹介をした。

「ふうん、そうなのか。ところで、エメラルド、ポケモン持つようになったんだ。じゃあついでだ、ポケモン勝負をしてやろうか?トレーナーってどんなものか、オレが教えてやるよ!」

ユウキの言葉にエメラルドは頷き、

「挑むところっ」

と勢い立つ。

ゴールドはそこでつい突っ込みを入れた。

「いや、それは俺が既にばっちり教えたんだけどな」

「あはは。まあ、良いじゃない」

エメラルドは愛想笑いをしながらボールに手をかけた。

「行け、ミズゴロウ」

ユウキはボールからミズゴロウを出した。

「行け、ピチュー」

それに対し、エメラルドが出したのはピチュー。

「ふむ、タイプでは勝ってるね。考えたな、エメラルド」

ユウキはエメラルドに称賛の声を上げた。

「行くよ、ユウキくんっ」

エメラルドはピチューに命じる。

「ピチュー、スピードスター」

「ピッチュゥ」

ピチューの周りに光る星状の軌跡が現れた。

それが一斉にミズゴロウへと降り注いだ。

ミズゴロウの周りに砂ぼこりが舞う。

それを見てユウキはにやっ、と笑って、

「さて、反撃だ」

そう呟いた。

「ミズゴロウ、みずでっぽう」

砂ぼこりの中から水の塊が急に現れ、ピチューに目掛け飛んでいった。

「ピッチュ」

ピチューはそれを後ろに跳ぶことによって避けた。

「ピチュー、すごいっ」

エメラルドはピチューを褒め称えた。

それに対し、ピチューはエメラルドの方を見てにっこりと笑った。

「甘い」

ユウキはまた呟いた。

突如、大量の水が現れた。

後方に跳んだピチューを狙うため、その水はやや高く飛ばされている。

その時には既に砂煙は晴れていて、万全の状態のミズゴロウが現れた。

どことなくミズゴロウは笑っている様に見える。

「ピッチュゥ!?」

「戦闘中に余所見したら駄目だろ、エメラルド」

ゴールドは呆れながら言う。

「ど、どうしようっ」

ユウキとミズゴロウの余裕に比べ、エメラルドとピチューは慌て、身動きが出来ない。

その間にも水は飛んでくる。

その大量の水がピチューに当たる寸前、エメラルドはひらめき、そして命じた。

「ピチュー、ボルテッカー、後ろに向かって」

「ピッチュゥ」

ピチューは命じられた通りに素早くボルテッカーを行う。

バシュッ、バシュッ、と言う音と同時に先程までピチューがいた地点が水によって黒く湿った。

「なにっ」

ユウキは驚きを示す。

そこへ、エメラルドは命令を連ねた。

「もう一回ボルテッカー、ミズゴロウまで一直線」

「ピッッチュゥゥゥゥ」

ピチューはミズゴロウ目掛けて駆けていく。

一歩一歩加速していき、ミズゴロウに当たる瞬間には閃光と化していた。

バアンッ、と車と車がぶつかった時の様な大きな音が響く。

その音と共にミズゴロウとピチューが別方向へ吹き飛ぶのが見えた。

「うわっ、とと」

「あっ、ととと」

ユウキとエメラルドは走り、二匹を受け止めた。

ピチューは疲労し切り、目が回っている、簡単に言うと瀕死、既に戦えない状態。

それに対しミズゴロウはボルテッカーによって、麻痺をして、尚且つ体力もそれなりに削られてはいるが、まだ戦える状態。

「お疲れ」

ユウキはミズゴロウをモンスターボールに戻してから、エメラルドを見た。

「ふうん、エメラルドって強いんだね。エメラルドならどんなポケモンとでも仲良くなれるかもしれないな」

と言った。

「そうかな?」

「うん」

「俺も同意だな、エメラルドには素質があると思うよ」

ゴールドとユウキはエメラルドに言った。

「そっか」

エメラルドは笑顔で笑い、言葉を続けた。

「さて、ピチューを回復させるためにポケモンセンターに行こっか、ユウキくんも行くでしょ?」

「まあ、そうだな」

ユウキは同意する。

しかし、そこへゴールドが入ってくる。

「ああ、悪いがエメラルド、先に行っててくれ。俺はユウキに用があるんだ」

「え?」

「それと、色々道草をしていたからか、既に夕暮れだしな、今日はここまでにして、休むことにしよう。ポケモンセンターに着いたら予約入れといてくれ」

ゴールドは強引なまでにエメラルドに言った。

「何の用かは知らないけど、まあいっか。エメラルド、先行ってて」

それにユウキも同調し、エメラルドを促した。

「ええっ!?」

エメラルドはその二人に対して驚愕する。

そこへ、

「お前なら大丈夫だよ、この辺の野生のポケモンには負けたりしない。それに、いざとなったら逃げれば良い」

と、ゴールドは優しく言った。

「うう、それじゃ、また後でね」

「ああ」

ゴールドはエメラルドに手を振った。

エメラルドは草むらに入っていき、すぐに姿を消した。

「それで、何の用?」

エメラルドが姿を消すのに合わせて、ユウキはゴールドに問いた。

「まあ、大した用じゃないんだけどさ。それに、単なる勘違いかもしれないんだがな」

ゴールドはニヤリと唇を歪めながら、首だけ振り向いた。




こんにちは、皆笠です。
今回はエメラルドとユウキの戦闘です。
戦闘描写は苦手なわけで、鍛えていかないとなぁ、と反省しております。

ではでは、また。
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