((((;゜Д゜))) Pocket Monster Golden memorise   作:皆笠

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02 力量格差

「ゴールドさん?どこかで聞いたことがあるような」

ジョーイさんは首を傾げる。

そこをゴールドは頭を掻きながら、少し照れつつ言った。

「一応、カントーとジョウトのチャンピオンやってます」

ゴールドがそう言うと、ジョーイさんは口に手を当てて、ああっ、と言った。

「でも、どうしてそのゴールドさんがあんな所に倒れていたんですか?」

ジョーイさんは続けて、それに、と前置きをして、

「ゴールドさんのポケモン、ボロボロでしたし」

と聞いた。

それは、チャンピオンなのに、と言う前置きが付いているようにゴールドは思った。

「チャンピオンなのに、俺は負けたんですよ、無様にね」

ポケモンを扱う力には多少の自負はあった。

でも、彼の前では俺は無力だった。

「たった一匹ですら倒せませんでしたよ」

完敗、あの戦いの結果はまさにそれだった。

「‥‥‥そうですか」

ジョーイさんはただ静かに頷くだけだった。

「ところで怪我は大丈夫ですか?」

ジョーイさんは上手く話の切り替えをした。

事情は聞くが深くまでは訊ねない、加減をしっかりと心得た良いジョーイさんだった。

「ああ、はい」

ゴールドの体は節々が筋肉痛やらで多少痛むけれど、動けない程ではなかった。

よく見ると包帯とか巻いてあった。

「あの……それで俺のポケモンは?」

ゴールドがそれを訊ねると、ジョーイさんは少し俯き思案顔をした。

「酷い傷の様に見えますが、致命傷は一ヶ所もないんです、どんな手練れと戦ったんですか」

「えっ!?」

ありえない。

そんなことありえる訳がない。

致命傷が一ヶ所もない?

嘘だろ、そんなこと不可能だ。

あれだけ激しい攻撃をしていて、そんな中で俺のポケモンのことを考慮していた?

そんなことを思いつつゴールドはただただ呆然とした。

「ははっ」

ゴールドはまたもレベルの違いを感じていた。

いつになったら追い付けるんだろうな。

そんな……若干の諦めも入りつつの感想をゴールドは思った。

「どうしたんですか?ゴールドさん」

ジョーイさんは思案顔を戻して、ゴールドへと訊ねた。

「いや、流石だなぁ、って思ってたんですよ」

本当、いつになったら追い付けるんだろうな。

ゴールドはその後、一度溜め息を吐いた。

「あの、もう一回寝ても良いですか?疲れちゃって」

ゴールドは瞼を擦りながら言った。

「ああ、はい、どうぞごゆっくり」

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「んっ、んん」

ゴールドは右手を上げ、左手で瞼を擦りつつ、目覚めた。

「よく寝た」

ゴールドは思う。

野宿には慣れたものだが、やっぱり、ベッドや布団で眠る方が断然良い、と。

追加で思う。

ま、今寝てるのはポケモンセンターに在る長椅子なんだけどな、とも。

ポケモンセンターにはしっかりと宿泊施設が用意されている。

だと言うのに、ゴールドがそれを利用しないのには理由があった。

それは理由にもならないようなくだらない理由だったが。

その理由は二つある。

その内の一つ目は、ゴールドがポケモンセンターの前で倒れていたのをジョーイさんが急ぎで運んだためだ。

このシロガネ山には滅多に人が近づかないため、ジョーイさんが一人で運んだことになった。

そのジョーイさんが一人で運べる範囲が精々長椅子だった、ということが一つ。

もう一つは、ゴールドが目覚めた後、すぐに睡魔に襲われたため、移動をしなかったからだ。

「お目覚めですか?」

ジョーイさんが挨拶をした。

「ああ、はい」

「ゴールドさんのポケモンの回復は済んでますよ、もう行きますか?」

「ん?ああ、そうですね」

ゴールドは頷いた。

そして、長居するのも悪いですし、と付け足した。

「いや、長居は構いませんがね、それはそうと、ご飯位は食べていって下さい」

「それじゃ、遠慮して」

ゴールドはシロガネ山麓ポケモンセンターでのご飯を堪能していったのである。

「うん、美味しい」

「良かったです」

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「それじゃ、お世話になりました」

「はい、ではまた来てくださいね」

ジョーイさんはゴールドに笑顔で手を振った。

「ああ、はい。それじゃ、また」

ゴールドはピジョットをモンスターボールから出し、その上に乗った。

「待ってますね~」

ゴールドはジョーイさんのその言葉を聞きつつ、空を飛んだ

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