((((;゜Д゜))) Pocket Monster Golden memorise 作:皆笠
次の日の朝、ゴールドは早々に家を出ることにした。
昨日の様にまた野次馬に騒がれては堪らない、と考えたからだ。
「それじゃ母さん、行ってくるよ」
ゴールドはピジョットに跨がりながら母親に言った。
「うん、行ってらっしゃい」
ゴールドは母親の言葉を聞きながら、空を飛んだ。
だが、そのとき、
「おーい、待ってくれよ、ゴールドくん。忘れ物があるよ」
と言う、ウツギ博士の声が聞こえた。
ゴールドは飛び立とうとしていたピジョットに降りるよう命じた。
「何ですか?」
ゴールドはピジョットに跨がったまま、聞く。
「ほら、ポケモン図鑑、忘れたらいけないだろ?」
「そうでした」
ゴールドはウツギ博士からポケモン図鑑を受け取った。
「それじゃ、今度こそ行ってきます」
「「行ってらっしゃい」」
ゴールドは二人の声を聞きながら、空を飛んだ。
久々のジョウト地方の美しい光景をゴールドは眺めながら、ゆったりと空の旅を満喫していた。
「やっぱり、綺麗だなあ」
歴史の町が集まるのがジョウト地方である。
気候が比較的穏やかであるのもジョウト地方の特徴であろう。
「ええと、あれはホウオウと会ったスズの塔で、あれがルギアと会ったうずまきじまかな、懐かしいなあ」
一つ一つ、思い出を再確認しつつゴールドは空を飛んでいた。
そして、ゴールドは一度休憩としてチャンピオンリーグの前へと降り立った。
「お疲れ様、ピジョット、もう一踏ん張りだ」
ゴールドが労いの言葉をかけつつ、パンを食べていると、そこに、
「久しぶりだな、ゴールド」
と、懐かしい声と共に一人の少年が現れた。
聞き馴染んだ声故にかゴールドはモンスターボールに手をかけながら言った。
「ああ、久しぶり、シルバー」
以前、ウツギ博士の研究所からポケモンを強奪し、ゴールドの行く先々で戦闘をしかけてきた困った少年。
「何の用?」
「何だ、久々に会ったから声をかけた、それだけじゃいけないのか?」
皮肉を混じらせながらシルバーは答えた。
「あ、そう。じゃあ、用事は済んだな。それじゃ、急ぐから」
「待てよ、俺とお前の間柄だ、お約束といこうぜ」
シルバーはモンスターボールを一つ手に持つ。
「だと思ったよっ」
ゴールドもモンスターボールを一つ握った。
「俺も強くなったんだ、舐めんなよ」
「分かっているさ」
ゴールドはピジョットをモンスターボールにしまい、別のポケモンを出した。
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「ふう」
「はあ、はあ」
結果はゴールドの勝利。
だが、最後の最後までどっちが勝つのかが分からない位の良い勝負だった。
現在は二人とも疲れきり、座り込んでいる。
「やるじゃないか、強くなったな」
「言っただろ?俺も強くなってる、ってよ」
「そうだったな。それじゃ、俺は行くよ」
ゴールドは立ち上がる。
「待てよ、ゴールド」
シルバーも立ち上がりながら言った。
「ポケギアを貸せ」
ゴールドは言われるがままにポケギアを出した。
「これがどうかしたか?」
「良いから貸せっ」
ゴールドのポケギアはシルバーに奪われた。
そして、シルバーは五分程度ゴールドのポケギアに何かをした後、
「ほらよ」
と返した。
「ああ、うん」
「それじゃあな」
シルバーはゴールドがそれを受け取った直後、一目散に走っていってしまった。
ゴールドは手元のポケギアを見る。
そこにはシルバーがフレンド登録されていた。
「‥‥‥ははっ」
照れ隠しのつもりかな、とゴールドは思う。
「さーて、そろそろ行きますか。ピジョット、辛いとは思うけど頼む」
空は夕暮れに染まっていた。
ゴールドはシルバーとの戦闘で長居をし過ぎた。
オーキド博士をこれ以上待たせるのは失礼だ、と考えたからだ。
「ピジョッ」
ピジョットは疲れた顔を見せず、逆に嬉しそうに答えた。
「ありがとな」
ゴールドはピジョットを撫でながら跨がり、そして空を飛んだ。
ゴールドの目指す先はマサラタウンである。
戦闘シーンは苦手で、上手く書けないです……
シルバーってツンデレですよね?