((((;゜Д゜))) Pocket Monster Golden memorise   作:皆笠

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第一章・ホウエン地方編
08 碧の少女


数時間の末、ゴールドはホウエン地方へとたどり着いていた。

しかし、出発する時は青々としていた空もすっかり藍色に染まっていた。

「少し遅くなったな」

ゴールドはホウエン地方を空から少し眺めてから目的地であるミシロタウンへと行こうと考えていた。

目的地であるミシロタウンとはカントー地方で言うマサラタウン、ジョウト地方で言うとワカバタウン、と言ったような、ホウエン地方でのポケモン研究所が置かれている場所。

その研究所の長である人の名前はオダマキ博士。

ゴールドはウツギ博士にとりあえず会っておくように、と言われているのでゴールドはミシロタウンに向かっていた。

「そろそろ行こうか、ピジョット」

「ピジョッ」

ピジョットはミシロタウンへと飛んだ。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥

‥‥‥‥‥‥

‥‥‥

‥‥

 

 

‥‥

‥‥‥

‥‥‥‥‥‥

‥‥‥‥‥‥‥‥‥

バサッバサッ、と言う音がミシロタウンに響く。

ただし、夜と言うことから比較的控えめに。

「ありがと、ピジョット」

「ピジョッ」

ゴールドはいつもの様にピジョットを撫でてあげる。

そしてモンスターボールへとしまった。

「さて、どうしようかな」

ゴールドは途方に暮れざるを得なかった。

今は夜であり、町の中は電灯で少しは明るいのだが、それでも歩いている町人はいない。

尚且つ、目的地である研究所らしき施設は電気がついていないように見える。

故にゴールドは途方に暮れざるを得なかった。

「どうしよっかな」

ゴールドは首を傾げていた。

この時‥‥‥最近はずっと布団とかで寝ていたからなのか、ゴールドは大切なことを忘れていた。

自分が『野宿のプロ』であることを。

「ウツギ博士から貰った道具に何かあるかな?」

ゴールドは懐中電灯を片手にリュックを開き、ウツギ博士から貰った道具を詳しく見る。

「ううん、使えないなあ」

それからも何か使えるものはないか、とゴールドはリュックの中を漁った。

そこでようやく見付ける。

リュックの奥底に眠っていたとある道具を。

「これは‥‥‥」

ゴールドはリュックの中から【簡易テント】と【青色シュラフ】を取り出した。

「懐かしいな。さて、さっさと設営するか」

ゴールドは手慣れた作業を手早く始めた。

「ええと、これがこれだから‥‥‥」

「あの、そこで何をしているのかな?」

ゴールドが分別している途中、ゴールドは背後から女の子の声を聞いた。

「ん?誰?」

ゴールドは振り向きつつ問う。

「私はエメラルドって言うの、よろしく」

ゴールドが懐中電灯の光を当てると彼女の顔が見えた。

年の頃は15歳位かな、とゴールドは予想する。

「ああ。で、何の用?エメラルド」

ゴールドは作業を再開させる。

「うん、何をしているのかな?」

「テントを組み立てるための準備」

「えーと、何で?」

「来たばっかりでさ、泊まる場所がないしね。それに、野宿は慣れてるし」

ゴールドはパッ、パッ、と素早く判別する。

「そっか。じゃ、うちに泊まれば?」

「‥‥‥へ?」

ガリッ、と音がした。

「痛っ」

ゴールドは鉄の棒を分別していた際に手違いで、指を切ってしまった。

ゴールドの指から赤い液体がこぼれ落ちた。

「どっ、どうしたの?」

「ん?指切っただけだ、そんな心配すんな」

ゴールドは最初驚きこそすれ、その後は冷静にリュックから消毒液と救急バンを取りだし、処置をした。

「冷静だね」

「こういう時はね」

そして、ゴールドは作業を再開し始めた。

「それで、うちに泊まる?」

「‥‥‥はい?」

ゴールドは聞き返した。

そして、そのまま作業を中断し、エメラルドと向き合う。

「だから、うちに泊まる?泊まるところがないんでしょ?」

「‥‥‥良いのか?」

ゴールドとしては野宿よりはちゃんとした宿泊が出来ることは嬉しいことだ。

しかし、相手は女の子である。

「大丈夫かも」

「いや、迷惑かけるのも悪いし、やっぱ止めとくよ」

ゴールドはそう、結論を出した。

「そんなこと言わないで。ほら、

行こう?」

エメラルドはゴールドを半ば強引に連れていくことにした。

「ちょっ、おいっ」

「ところで君の名前は?」

エメラルドがゴールドを引きずりながら聞く。

「俺の名前はゴールド‥‥‥ワカバタウンのゴールドだ」

エメラルドはそれを聞いて笑顔になった。

「そっか。よろしくね、ゴールドくん」

そこでゴールドは観念した。

「はあ、わかったよ。とりあえず引きずるのを止めてくれ、自分で歩ける」

ゴールドがそう言うとエメラルドはパタッ、と引きずるのを止めた。

そこでゴールドは言った。

「とりあえず、さっきのを片付けさせてくれ。あのまま置いておくのは問題だ」

「あははっ、そうかも」

このお調子者が、とゴールドは思った、思っただけで口には出さなかったが。

ゴールドとエメラルドはさっきの簡易テントを片付けに行った。

それからまた、エメラルドの家へと

向かうことにした。

今度は横に二人並ぶ形で。




以前言われたことなのですが、別にエメラルドはゴールドに惚れてるわけじゃないです
単に強引なお節介なだけ

エメラルドの名は、ハルカと悩みましたが、ハルカは結局アニメの名だろう、と結論付けすることにしまして、エメラルドにしました

ではでは、また
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