岸くんに憑依したので世界は救われないかもしれない   作:Iaなんとか

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エタってないです。


天楼覇断のバーレスク

 

「アルスターサイクルの日本語訳が最近終わったらしくて、それを読んでる。

 ふふっ…アルスターサイクルってナニって顔してる…

 アルスターサイクルは、アイルランド神話を4つのサイクル…物語群に分けた内の一つで、

 英雄クー・フーリンの活躍が中心となって物語が繰り広げられるの。

 アイルランド神話は、アーサー王伝説やヨーロッパ各地の古代遺跡との繋がりが指摘されてて、

 七冠の千里真那さんとクリスティーナ・モーガンさんが翻訳を主導したそうだよ。」

 

…ほんと、趣味のことになると饒舌だなあ 今度、読んでみようか…

 

「ごめん、一方的に捲し立てて迷惑だったよね?」

 

「そんなことないって! 由仁姉のそういうところも好きだからな…!

 確か、クーフーリンってゲイボルグを投げる全身青タイツだろ?」

 

「ナニソレ…すごく面白いんだけど…」

 

やべっ、Fateのイメージに引きずられた答えを返してしまった…

 

 


 

メールを書きかけたまま、ユウキは机にうつ伏せとなって、眠っていた。

 

「弟くん、寝ちゃったね…」

 

静流はユウキを起こさないように、そっと…毛布をかけた。

 

「私はもう寝るね。」

 

そう言って、静流は部屋の電灯を消して部屋を離れる。

 

「おやすみなさい、お姉ちゃん。」

 

璃乃もそう返事を返す。だが、璃乃は部屋に残っていた。

 

「お兄ちゃん…」

 

隅から隅までびっしりと書き込まれた()()()を見て、璃乃は悲しげな表情を浮かべる。

そして、電気スタンドの明かりの下、璃乃はゆっくりとノートを捲ってゆく。罪悪感はあれど、知りたいという気持ちを抑えきれない。璃乃が彼のノートを勝手に読むのは、日課となっていた。

ノートを読み終わり、二冊目の小さなノートに書かれた予定表に目が留まる。そこには璃乃が三日か四日前にふと呟いた動物園に行きたいという言葉がメモとして残されていた。

でも、デート、ゲーム、そんな予定で埋まっていても、それが『やりたいこと』ではなく、『やらなければならないこと』だったと気づいていたから、璃乃はとても喜べそうになかった。だから、消しゴムでそのメモを消そうとした。だが、その手をギュッと掴まれる。

 

「お兄ちゃん、起きてたんですか…? あれっ? 寝てるの…?」

 

ユウキは浅い眠りに入っていた。

璃乃が消しゴムを放すと、ユウキの手から力が抜ける。

 

「私だって我慢くらいできますよ… もう子供じゃないんだから…」

 

璃乃はため息と共に、小さな声で呟く。

 

「おやすみなさい、お兄ちゃん。」

 

そう言って、璃乃は電気スタンドの明かりを消した。

 


 

「おはよう、…優衣(ユイ)ちゃん。」

 

「おはよう、ユウキくん。」

 

…めっちゃ恥ずかしい。

真琴(マコト)がモニカに声をかけて二人にしてくれてるんだけど、

その気遣いで余計にもどかしいのが続くというか…

 

「えっと、今日は晴れてるね…」

 

「あ、ああ…そうだな…」

 

このいたたまれない雰囲気を誰かどうにかしてくれ…

おいそこ、目を逸らすな…

 

そこのおまえは瞬きで何を伝えようとしてるんだ…

えっと、なになに… 『・・-・ ・-・-・ ---- -・・-・ -・-- ・・ ・-・- 』 だって?

ごめん、モールス信号は分からん。 でも、『リア充爆発しろ』とかそういうの言ってるだろ…

 


 

「今日はね~また、留学生が来たんです。

 2週間連続でこのクラスに留学生が来るなんて…私、とっても驚いちゃった。

 校長先生も忙しそうにしていたし、また何かあったんだと、勝手に思ってます。」

 

おい…一斉にオレの方を向くな。今回は何も関係ないぞ…

 

「じゃあ、ジータさん、入ってきて~」

 

「はじめまして! 私は観崎ジータです。 これからよろしくお願いします!」

 

「カ、カワイイ!!」 「外国人じゃん!」 「モニカちゃんより、大きい!!」 「貴公…聞こえているぞ…」

 

ジータの姓って、『観崎』だったんだ…

あれっ? 確か、ジータって失踪した父親を探しに、この国に来たんだっけ…

でも、日本語の名字だったか…? いや…、流石に考え過ぎか…*1

 

「えっと…ジータさん、今日はあの森近(リン)さんの…空いてる席に座ってほしいかな。

 明日までには新しい机を運んでおくから。」

 

「はい、わかりました!」

 


 

「ソルオーブの入手条件については知ってるかい?」

 

ソルオーブ…レイに言われるまであんまり考えてなかった…!

確か、ソルの塔の頂上に行くのに必要なんだよな…

 

「ああ、確かダンジョンのボスを倒すんだったか?

 あと、嚮導老君(グレートガイダンス)を模したNPCも持ってるんだよな?」

 

嚮導老君(グレートガイダンス)… ああ、非戦エリアにいる…あの… それは知らなかったな…」

 

こっちでも同じかはわからないけど、今度譲ってもらえるか頼んでみようかな…

 

「アリーナで1位になるのも条件にあったよね?」

 

オレたちトゥインクルウィッシュの最高順位は23位だ。それ以上は企業勢や七冠、軍人など、その道のプロが跋扈する魔境になってるから、順位を上げるのは無理だろうな。

というか、プロでもないのに常に5位圏内に入ってる流夏(ルカ)さんがヤバすぎる…

 

「そういうのはフィオちゃんに聞いた方が早いよね! ねえねえ、どんなカンジなのかな?」

 

そうだよな…ヒヨリの言う通り、こういうのはガイド妖精に聞くに限る。

 

「基本中の基本なんだけど…ソルオーブはソルの塔に登るのに必要なのよ。

 これを集めて、ミネルヴァ様の居る頂上に行くのがあたしたちの目標なんだけど、

 願いをなんでも叶える権利だけあって、必要数を集めることはほぼ不可能よ。」

 

…さらっと流されてたけど、頂上に辿り着いたのが七冠たちとアイツ(岸くん)らだけなのは可笑しいよな。

 

「少なくとも七冠(セブンクラウンズ)を4人は倒さないと頂上に登るのに必要な数は集まらないのよ。

 そして、七冠にも願いを叶える権利があるから、一番乗りを目指すなら熾烈な競争になるわ。」

 

「ええっ、4人!? いけるの!?」

 

4人って過半数じゃないか…

晶は始まる前のいざこざでソルオーブを持ってないし…無理ゲーだろ…これ…

 

…あれっ、オクトー(八番目)ノウェム(九番目)がいるじゃん

勝手に名乗ってるだけだけども、あの二人も七冠の関係者だから、ワンチャンあるのか…?

 

「一応、七冠を倒した場合は戦闘の参加者全員に配られるっていう救済措置はあるけど、

 既に上位10位のギルドが同盟を組んで誓約女君(レジーナゲッシュ)に挑んで、為す術もなく負けてるのよ。

 正直、あたしたちで集めるのは無理だと思うわ…」

 

へえ、全員に配られるのか…

 

「本当に無理なのかな?

 こっちにはプリンセスナイトの騎士…ユウキくんがいるよ。

 七冠の模索路さんも手伝ってくれるんだよね?」

 

「ああ…あまり大手を振って言えないけど…オレが頂上を目指す前提で企業や国と連携してる。」

 

そんな重大な話、私は聞いてないんだが… どういうことかな?

 

「これは機密だからな… 無関係の人間には話せなかったんだ。

 それに連携といっても、主にアストルム外でのことだしな。

 今はここまでしか言えないけど、他にも色々と事情があるんだよ。」

 

「キミの毎度の秘密主義なのかと思ったよ。」

 

「オレが昔から色々と詳しいこと知ってるだろ?

 オレが迂闊に話したせいで痛い目にあったし、勘弁してくれ…」

 

「…ごめん、私が悪かった。」

 

「ええっ、どういうこと?」

 

「ヒヨリ、この話はやめにしよう。」

 

…やっぱり、レイは事件にオレが関わっていたことに気づいてるよな。

 

「いや、いいんだ。 アレ以外にも話せることはあるから。」

 

「無理はしないでね。」

 

分かってるよ、ユイちゃん。

 

「小学生の時、姫宮グループの研究室への社会見学があったんだ。

 単分子膜の研究をやってたんだけど、グラフェンを作るのは難しいというくだりで、

 粘着テープを使って簡単に分離できるって口を滑らしたら、試しにやってみようってなって…

 子どもの言う事だと思って実験してたようだけど、あっさりと成功して…まあ、色々と。」

 

「それは初耳だね…!?」

 

レイが知らないってことは上手くいったってことだな… よかった…

 

「その直後に事件があったから、姫宮の偉い人が騒ぎにならないよう取り計らってくれたんだ。」

 

「事件って、何かあったの?」

 

「21世紀最大の人道犯罪…、コペルニクス事件のことよ。

 公然の秘密と言ってもいいんだけど、ユウキはその事件で家族を失ってるの。」

 

オレの後見人が晶だって知ってたら結構簡単に分かるけど、それを知らなければまず分からんぞ。

学校での噂を聞くに、この事実が広まったのは、晶のプリンセスナイトになってからだしな…

 

「ご、ごめん! あたし、無神経なこと聞いちゃった!」 

 

「ああ! ヒヨリのせいじゃないんだ!

 これまで、事件との関わりは消してきたから、知らなくて当然なんだよ!」

 

絶対にヒヨリは悪くないんだ… 不幸なすれ違いなんだ…!

 

「でも…あたしの言葉がユウキくんを傷つけたから…ごめんなさいって、言わせてほしいな…」

 

ヒヨリも…みんな、優しすぎる… 許さないもなにもオレは…

 

「…ああ、わかった。」

 

「話を戻すけど、本気で頂上を目指すなら、厳しい戦いになるけどいいの?」

 

めっちゃ戻ったな!

 

「当たって砕けろって言うじゃん! やってみなきゃ、わかんないよ!」

 

「わたしは負けるつもりはないよ。」

 

「私もヒヨリやユイと同じ意見だ。」

 

「そもそもオレはそのために此処に居るんだ。 必ず、みんなを頂上に連れて行く。」

 

…覚悟はもう決めた。

 

「うん、あなたたちの意志がよく理解ったわ。 あたしも応援するから必ずやり遂げるわよ!」

 


 

「プレイヤーを襲う悪いヒトをみんなで退治しない?」

 

ヒヨリは善意の化身なので、勧善懲悪を何気なく行なおうとしてしまうのだ。

ここにフィオとユウキ(オリ主)はいない。今のヒヨリは暴走列車のようなものである。

 

「エターナルソサエティだね。 有望なプレイヤーを見つけては潰しにかかるギルドみたいだ。」

 

プリコネのギルド名は…ギルド名に限らないが、大体が†厨二的†なネーミングセンスだ。

フザけたネーミングがないあたり、この世界の住民の本気度*2がうかがえよう。

 

「でも、アリーナ以外では他のプレイヤーを傷つけられないんだよね?

 だったら、地形を変えて水攻めしたり、MPKとかかな?」

 

ユイの言う通り、アストルムではアリーナ以外でプレイヤーを攻撃することはできない。

フィールドボスに設定されている(ソルオーブをドロップする)七冠とその取り巻きなどの例外はあれど、原則は不可能である。

モンスターをトレインしようにも行動範囲は定められており、逃げるのは容易である。

つまりは―フルダイブを可能としていることを除けば――ごく一般的なMMORPGである。

 

ちなみに水攻めすることは理論的にはできる。ただ、成果が労力に見合わないだけで――

坑道を水没させて低レベルで攻略したグループがいた。普通に殴り込んだ方が早かった。

後日、水没坑道と名を変え、魚介系の魔物が跋扈するダンジョンになったというオチまである。

 

「いや、PK行為はルールで認められてないけど、何らかの方法で掻い潜っているようだね。

 あと、ユイは少々物騒な一面があるようだけど、そういう考え方はどこかで学んだのかい?」

 

レイはユイの人間の悪意を凝縮したような考えが気になってしまった。

 

「うん…わたし、中学生のときに色々と経験したから、こういうことの対処には慣れてるの。」

 

ユイは過去の経験から野良のデバッガーとしての素養を身に着けていた。

要はカードゲームにおけるアニメと現実のデッキの殺意の違いを知っているということである。

 

「へぇ、ユイちゃんはすごいや! それなら、戦うときも安心だね!」

 

ヒヨリは困ってる人や悪人を見つけると突撃してしまうのだ。

死んだらゲームオーバーでHPも低いのに、積極的にタゲを取るNPCのような困ったちゃんだ。

なので、レイは宥めようとする。

 

「エターナルソサエティを探すのは、彼が来てからにしようか…。」

 

レイはペットを躾ける飼い主の気持ちを理解した。

 


 

さてと…

 

「生徒会長いますか? ちょっと、お話したいんですけどいいですよね!」

 

「晶のプリンセスナイトだ、逃げろ!」「でも、どこに逃げるんだ?」「どこでもいいから早く!」

 

超能力で逃げやがった…! 

 


 

ラビリスタ(模索路 晶) 「いきなりどうしたの?」

 

      「晶の差し金だろ!

       アタシたちのこと、晶のプリンセスナイトにバレてたぞ!」

 

オクトー(尾狗刀)  「そうそう、正直に教えてほしいな~

       事の次第によっては、長老に報告するかもしれないよ~」

 

ラビリスタ(模索路 晶) 「なんでだろーね~ 少年には二人のこと、全く教えてないんだけどな~」

 

オクトー(尾狗刀)  「じゃあ、ハッキングでもしたんじゃないの? 

       普通の少年だと見せかけて、実は天才だったってオチじゃない?」

 

ラビリスタ(模索路 晶) 「少年にはクラッキングの知識も殆んどないし、ほんとミステリアスだと思うよ。

       学校の成績も平均よりちょっと上で、知能テストもごく普通の結果だったからね。

       七冠の目をも誤魔化せるなら別だけど、それこそ似々花や長老を欺けると思う?」

 

ムイミ(矛依未)   「う~ん、アタシみたいに超能力者じゃないのか?」

 

ラビリスタ(模索路 晶) 「それもないね。 あと、これ以上は教えないよ。

       アタシは少年の邪魔にだけはなりたくないんだ。」

 


 

どう声をかけようか…知らないフリをしたほうがいいか…?

 

「…生徒会長じゃないですか! まさか…先輩がエターナルソサエティに!?」

 

「キミの学校の…かい?」 「えっ、なになに!?」 「アンタ、どんだけ知り合いと出会すのよ…」

 

「人違いじゃないかな。 だって、世界には同じ顔の人が3人いるって言うしね。」

 

えっ、ここで誤魔化すの!? しかも、まるでツッコんでほしいみたいな言い方だけど…

 

「そこの子にオクトー(尾狗刀)って呼ばれてましたよ? やっぱり詠斗(えいと)先輩じゃないんですか?」

 

「でも、人違いって言っ… もぎゅ… 「そこは『しー』だよ、ヒヨリちゃん。」

 

ナイス…ユイ! ここでヒヨリの言葉を受け入れてたら、後々協力を求められなくなってた!

でも、空気を読んでくれたお陰で、なんかめんどくさい方向に話が進んでるような…

 

オクトー(octo)はラテン語で8だからね、偶々被ったんだと思うよ。」

 

「オクトー、こんな三文芝…「いいから、ノウェムは黙ってて!」

 

…バレバレの芝居を続けるか。 でも、この展開は利用できるのか…?

 

「じゃあ…どうして、『オクトー』に数字以外の意味があるみたいな言い方をするんですか?

 オクトー(尾狗刀)エイト(詠斗)、どちらも数字の8を意味する言葉。 確かにオレは()()として呼びました。

 でも、常識的に考えれば両方とも同じ『8』に由来する渾名だと思うはず。」

 

よし、なんかそれっぽいこと言えた!

 

「いつまでこの茶番を続けるのよ…」

 

フィオ…お前もか…

 

仕方ないだろ…オクトー先輩が悪いんだ。

 

でも…この場面を誰か(七冠)が見ていれば、オレとオクトーの間に繋がりがあったと思い込むだろう。

オレが多少『記憶』をもとに不自然な言動をとっても誤魔化すことができる。

遅かれ早かれ『知識』の存在に気づかれるのなら、大きめのデメリットを受け入れてでも、

こちらに都合の良いカバーストーリーを捏ち上げた方がマシだ。

 

だが、それはオレの事情であって…

オクトー先輩は一体何がしたいんだ…?

 

「バレちゃったらしょうがないなあ~ 確かにボクは尾狗刀詠斗(おくとうえいと)キミの学校(都立椿ヶ丘高校)の生徒会長だけど…

 アストルムでのボクはオクトー、エターナルソサエティの大悪党さ!」

 

「くっ、やっぱりオクトー先輩が襲ってたのかよ… ならば、ここで先輩を止めてみせる!」

 

「流石にそれはわざとらしすぎるんじゃないかな…」

 

とうとうレイにまでツッコまれたか…。

これくらいが潮時かな…

 


 

「う~ん、こうなったら、ボクたちの力を見せるしかないね。

 アレを破壊しておくための口実にもなるし、やろうかムイミ(ノウェム)。」

 

―――本当に今、やるんだな、オクトー!―――

 

ムイミの手に種子が握られる。

 

「うん! ここに七冠に列なるボク(八番目)ノウェム(九番目)が居るということを知らしめようか!」

 

―――見せてやる!!―――

 

 

種子が割れ、地に根付く。星の生命力を吸い上げ、緑を成すが如く成長を始める。

 

 

天楼覇断剣の―――

 

 

大地は枯れ、空が割れる。ここに、世界を鞘に天を切り裂く巨剣が聳立した。

 

一撃だあ!!

 

緩慢だと錯覚させるほどの大きさの剣が振り下ろされる。

余波で雲海が消し飛び、山が霧散する。

ルナの塔を斜めに両断した。

 

そして、サーバーのリソース(霊子)が枯渇したアストルムは、一週間のメンテナンスを余儀なくされた。

 

 

   TIPS : 真派・天楼覇断剣

 

   遠き世界、遠き未来で、とある騎士が所有していた魔剣を現代の技術で再現したもの。

   「強いものは大きい。大きいものは強い」という単純な法則を体現する剣。

 

   惑星(ほし)を成すもの、エーテル(第五真説要素)を質量に変換し、刀身を際限なく成長させ続ける。

   だが、莫大なエーテルを賄うために、剣を形成する過程で大きく星の寿命を縮めてしまう。

   そのために、人類を守るために世界を滅ぼすという、矛盾を孕んでいる。

 

   ただひたすらに巨大な質量を以って、敵を叩き斬るだけの剣ではあるが、

   アリストテレス(アルテミット・ワン)、『死』の概念を失った存在さえも切り裂くことができる。

 

   約束された勝利の剣(エクスカリバー)が、ヒトの祈りより、星に造られた聖剣ならば、

   真派・天楼覇断剣は、星の息吹より、ヒトに造られし魔剣である。

 

   それは、いづれ不死となる人類(いのち)救う(滅ぼす)ための聖剣(魔剣)

 

 

「ユースティアナ様、本当によろしいので?」

 

「ええ… あの日、約束しましたから

 王族が約束を破るわけにはいきません。」

 

「姫様がそうおっしゃるのなら仕方ありませんね…

 …いい人そうなら、騎士に任じて連れてくるんですよ。

 あと、最近は何かと不穏ですから、お気をつけてください。」

 

「はい! じゃあ、行ってきますね♪」

 

*1
原作ではジータの名字は明かされてません。考えすぎです。

*2
揃いも揃って実名をマイキャラにつける狂気の世界へようこそ。

今後の展開の参考にします。 下に行くほど理解不能になるので注意!

  • プリコネルート
  • 多重クロスルート
  • 闇鍋ルート(勝手に戦えルート)
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