岸くんに憑依したので世界は救われないかもしれない   作:Iaなんとか

4 / 25
希望の傍ら、輝ける星

156:名無しのプ二ンセスナイト

ウォッチャーって何?

 

157:名無しのプ二ンセスナイト

ナニソレ。新しいセブンクラウンズのメンバーかナニカ?

 

158:名無しのプ二ンセスナイト

おまえら、知ってて書いてるだろww

いいか…、ウォッチャー(笑)様はなぁ、人の心を読め、ウィズダムと敵対し、超能力者と戦う、

自動的な存在なんだよwww

 

159:名無しのプ二ンセスナイト 

何そのブギーポップ

普通に知りたいから誰かおせーて

 

160:名無しのプ二ンセスナイト

>>159

こ ん な と こ ろ で 聞 く な


 

ホマレ 「へぇ~ 覇瞳皇帝がループごとに強くなるのは、こんなカラクリだったんだ~

     こんな負荷がかかる方法、私には思いつかなかったなぁ~♪」

 

    「まだ少し余裕はあるかな…♪

     でも、ユウキくんがせっかく思いついた最終手段(エーテライト)は使えなくなっちゃったなあ~

     まあ、仕方ないか☆」

 


 

「カリンさんに相談してきたけど、新しいギルドを作ってはどうか、と言われたんだ。

 ギルドの目的が大きく変わるなら、

 周囲に知ってもらうためにも、そちらの方が良い、と。」

 

流石、レイさん仕事が早い。

 

「わたしはいいと思うな♪」

 

「本当によろしいのでしょうか…」

 

「もちろん!」

 

ギルドマスターのヒヨリさんが言うなら、大丈夫なのだろう。

 

「決まりだね。 ギルドマスターは全員と接点のあるユウキくんでいいかい?

 ユイ…は聞くまでもないとして、他の人は問題ないかな?」

 

「賛成!」

 

「わたくしもいいと思います。」

 

「ユウキくんなら安心して任せられます…!」

 

岸くん(本物)への信頼が厚すぎる…

 

「分かった。俺がなるよ。」

 

「じゃあ後はギルド名だね!」

 

トゥインクルウィッシュには『夜明けの星』という、

テイルズオブヴェスペリアのオマージュっぽい別名(凛々の明星)*1があったはずだ…。

 

「『旅人の灯(シリウスライト)』はどうかな? 

 昔の旅人は、夜空で最も明るい星(一等星)を目印にして旅をしていたそうだ。

 その星の名は「シリウス」って言ったらしい。

 夜空で最も明るい星の光でシリウスライト。

 だから、キャル…泣いていたあの子がいつでも来れる場所に相応しいと思う。」

 

「すっごくいいギルド名だと思います☆」

 

「あなたさま…まともなギルド名を思いつけるのですね…」

 

失礼な…!

 

「いいと思うな♪」

 

「異議なし! レイちゃんもそれでいいよね!?」

 

「私も異議はない。 今日中に私が『シリウスライト』で申請しておこう。」

 


 

馬車を爆破され、ムイミと別れたあと、自警団(カォン)の拠点に案内された。

事後処理の間、此処にいてほしいそうだ。

 

「みらくる、まほりん、くるりんぱ☆」

 

そう言って回復魔法を掛けてくるのはマホさんだ。本人はマホ姫と呼んでほしいと言っていたが…。頭の中に独特な世界観を構築しているが、これでも他の人と比べたらマシな方だ…。

というか、一ヶ月の間に原作に登場した(この言い方はあまり好きではないが)キャラの大半と仲良くなれた俺は凄いと思う。どうして仲良くなれたのかは今でも不思議だが…。

 

「うん…! これでだいたい元通りに回復しましたやろか~」

 

正直、体調不良どころか服まで回復できる回復魔法の万能性にはちょっと引く。

もしかしたら、二つの魔法を同時に掛けてるのかもしれないが…

いいや、マホさんは二回に一回は魔法を失敗するような人だ。絶対にありえない。

 

「ありがとう、マホ姫。」 マホさんって呼ぼうとしたがやめた。いけずは良くない…

 

「お礼なんて良ぇんよ、うちの()()()()()はん。

 今回の事件はうちらにも責任あるさかいに。」

 

『ロマン』って名前を聞いた後に、『理想の王子』なんて言葉を聞くと寒気がする…。

 

自警団(カォン)には、悪気がなかったようですし、あまり気に病まないでくださいまし。」

 

「ええ、お嬢様(サレン)も事情を知ったら、問題にはしないと思います。」

 

「せやけど~埋め合わせはさせとおくれやす。

 

これから、賠償の話をするみたいだ…。

賠償の件は後でコッコロから聞くとして、次の襲撃について考えよう…

 

 

まずは俺の知るこの世界の前提を整理しておこう。今後の戦略を考える上で参考になるはずだ。

 

まず、この世界はVRゲームの中で聖杯戦争みたいにソルの塔の頂上にたどり着いた一人が願いを叶えることができ、その権利をめぐって七冠(セブンクラウンズ)の一人、千里真那(覇瞳皇帝(カイザーインサイト))と岸くんを含めたトゥインクルウィッシュとの戦いが起こった。

覇瞳皇帝(カイザーインサイト)に願いを叶えさせないため、ユイの願い「岸くんやみんなとアストルムでずっと冒険していたい」を叶えた結果、俺達はゲームからログアウトできなくなり、ユイか岸くん(原作主人公)が死ぬたびに時間が巻き戻るようになった。そしてプレイヤーは此処がゲームだということを忘れており、世界に対して疑問を持つと世界に修正を受ける。だがムイミとか一部の人は記憶の改竄を免れることができている。やっぱ願望器(聖杯)ってクソだな!

 

次に七冠(セブンクラウンズ)はこのVRゲームの製作者(アストルムの創造主)で一人一人異なる特殊能力を持っており、自身の権能の一部を分け与えた人をプリンセスナイトという。ちなみに七冠(セブンクラウンズ)は能力に因んだ厨二的な別名を持ってたりする。

第一部のラスボス、覇瞳皇帝(カイザーインサイト)七冠(セブンクラウンズ)の一員でありキャル…がプリンセスナイトだ…。

そして、俺はラビリスタ(模索路晶)さんのプリンセスナイトだ。ラビリスタ(模索路晶)さんの能力はオブジェクトの改竄つまり、地形とかをいじる能力だが、プリンセスナイトの俺の能力は何故か他者の強化になっている…。キャルも覇瞳皇帝(カイザーインサイト)とは関係ない魔物を操る能力だったけど…。

そしてもうすぐ襲撃してくると思われるクリスティーナさんは七冠(セブンクラウンズ)誓約女君(レジーナゲッシュ)と呼ばれてた人だ。クリスティーナさんの乱数聖域(ナンバーズアヴァロン)は周囲の情報を計算し、確率を操作することでどんな攻撃も当て、どんな攻撃も当たらないという、謂わばリアルTASを実現している。

 

他に重要なことといえば…七冠(セブンクラウンズ)も今の状況は想定外であり、現実での記憶の大半を失ったりしてるとか、か…。

 

原作とどこまでが同じかもわからないし、今の所はだいたいこれくらいでいいか…。

 

この国は過去に獣人と人族の対立があったという設定があり、そのせいで国家主体のギルド「プリンセスナイト」と獣人の自治グループの動物苑(どうぶつえん)の対立は()()()は激しい。今回の馬車の襲撃は動物苑(どうぶつえん)が国に喧嘩を売った形になるのだ。

だから、「プリンセスナイト」の傘下ギルド、王宮騎士団(ナイトメア)の一人、戦闘狂のクリスティーナさんによる、さっきの出来事を口実とした自警団(カォン)への襲撃は原作と同じように起こると考えた方がいい。

これだけなら、重大事件で俺達にはどうしようもないように思えるが…

結論から言うと俺達は時間稼ぎさえすればいい。

実は今回の事件に関わった王宮騎士団(ナイトメア)自警団(カォン)、サレンディア救護院はとても仲がよい(ズブズブだ)

対立しているのはもっと上層部、それもモブ貴族なのだ。

実際、獣人への報復を目的に襲撃した王宮騎士団(ナイトメア)には獣人のマツリちゃんが獣人であることを隠して入団しており、他の団員も知ってて何も言わないのだ。

それにお互いの所属するメンバーどうしも交流がある。

 

どうあがいてもこの襲撃はお遊びを超えることはないのだ。

だからといって、一日に二度も襲撃を受けるのは流石に癪に障る。 

さっきいい考えを思いついたので…

 

「王子はん、どうかしなはったんどす?」

 

「戦闘になりそうだから、トラップの準備をしてる…。」

 

「えっ、ど、どういうことですか?」「あなたさま…わたくしも手伝います。」

 

「索敵魔法をしてみたんやけど、ギルドハウスを取り囲まれているんどすえ。

 真っ先に気づくなんて、さすが理想の王子はん…。」

 

ドヤッ。 ミソギちゃん(9才)に頭下げて教えてもらったトラップが火を吹くぜ!」

 

「ちょっ、ちょっと待て! ミソギちゃん(9才)っt… マコトがナニカ言っているが無視だ。

 

これでもキョウカちゃん(8才)に高校の宿題を教えてもらおうとした原作主人公(岸くん)よりはましだ!

 

「なんなのさ~」 ウチナンチューな女の子のカオリもナニカ言っているが無視だ。

 

そうこうしている間にトラップを仕掛け終わった。

 


 

壁を破壊してクリスティーナさんが入ってきたので早速トラップを発動する。

 

空中に小麦粉?が撒き散らされる。これは別に粉塵爆発をおこすためではない。

クリスティーナさんの権能の乱数聖域(ナンバーズアヴァロン)の性能は、クリスティーナさん自身の処理能力に依存する。なので、小麦粉?で情報量を増大させることで負荷をかけ、処理能力を飽和させ、乱数聖域(ナンバーズアヴァロン)を発動できないようにしたのだ。

乱数聖域(ナンバーズアヴァロン)を無力化したので、後は大勢で囲んでサンドバッグにするだけだ。

レイに剣を教わったので俺も攻撃に参加する。

 

「コッコロ…! 支援を任せた…! マコト、カオリは一緒に突っ込むぞ! 

 マホ姫は魔法で攻撃して…!」

 

もちろん、強化もしっかりしておく…。

 

乱数聖域(ナンバーズアヴァロン)を無力化するとはなかなかやるではないか!

 


 

クリスティーナさんを壁際まで追い詰めたとき、

 

「そこまで! 双方武器を収めなさい!」

 

と言ってきて原作主人公(岸くん)の幼馴染のサレンさんが入ってきた。もう少しで勝てたのに…残念だ。

 

…サレンさんとクリスティーナさんの話が終わったみたいだ…。

「アデュー…♪」 そう言ってクリスティーナさんは帰っていった。

 

 

…最近は、岸くんのことをあまり考えないようにしている。卑怯な言い訳だが、(キャラ)を色眼鏡で見そうになるからだ。それに、クリスティーナさんの声がやけに高い異常な世界だ。原作と岸くん(本物)との関係性が異なる可能性は大いにある。頼りの原作知識に惑わされては本末転倒だ。

あと、岸くんの演技は下種な心を見透かされそうだからしない。そのせいか、字面は悪いが何人もの女の子とも仲良くなれた。

 

…隣でコッコロが女の子の友達が多いことに文句を言っている。

成り行きだったんだ…仕方がない…。

 

 

こんな言い訳をしても罪悪感からは逃げれないよな…

 

そもそも、どうして俺はこんな言い訳じみたモノローグをしなくちゃいけないんだ…

目が覚めたら、記憶がなくて…別人になって…しかも、異世界で…

それで…みんなは俺に本物(岸くん)を期待するから、否が応でも本物(岸くん)と向き合わなくちゃならない…

でも…「俺は悪くない」って胸張って言える程、俺は強くないんだ…

 


 

覇瞳皇帝(ビースト■/R) 「キャル…。あなたが裏切れば私はユウキを殺す。分かっているわよね。」

 

キャル   「分かっています…陛下…。」

 

覇瞳皇帝(ビースト■/R) 「まさか…キャルの記憶がリセットされなくなるとは思わなかったわ…。

      まぁ、目障りな連中も大勢いたけど、

      切り札の天体魔術をこの大陸の魔力を全て集め使った前回ですら、

      (ビースト)には届かなかった……。

      だから…、私が与えたプリンセスナイトの権能しか取り柄のないキャルなんて、

      脅威でもなんでもない…。 そうよね…キャル。」

 

キャル   「はい、陛下……。」

 

覇瞳皇帝(ビースト■/R) 「漸く、私の悲願が実現する…。

      今回のループ(■■■■■回目)さえ()()()()()次のループ(■■■■■回目)でこの世界は完成し、

      ピトス(パンドラの匣)は開かれ、この世界(虚構)は『現実』になる…。」

 


 

ビースト■/R

 

真名     千■真■

原罪     『愛■』

固有スキル  ネガ・■■■■ス

 

功績 『英■なき世界で■■■■を成立させ、■■■なき世界に■■■■として顕■する。』

 

愛  『人類史を■■■■■新世界で■■■■、■■へ向けられる愛を■■する。』

*1
なお、プリコネのユイとテイルズオブヴェスペリアのエステルとは、メインヒロインかつ、ピンク髪で回復魔法が得意なプリンセスであり、善意の行動が裏目に出る展開があるという共通点がある。




突如として出てきたプリヤ要素に、頑張ってユガを廻す覇瞳皇帝さん…

覇瞳皇帝の倒し方わかった?

  • わかった
  • わからん
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。