ドラゴンメイドと行く、異世界遊戯王伝説。 作:気まぐれな富士山
マスターデュエルだけで1日終わる··········楽しい··········
という訳で(どういう訳で?)デュエル開始ぃぃぃ!!
私は誰だ。ここはどこだ。
誰が生めと頼んだ·····!誰が作ってくれと願った·····!
などとミュウツーのモノマネをしている場合ではない。
目の前がよく見えない。
とりあえず声を出してみよう。
「··········!·····!··········!」
あ、なんか声出てる。ちょっと感動してきた。
うぉぉ!声出てる!俺声出てるよ!!
こうして、俺は誕生した。
父、ローマン・モービック。
母、ユミラ・モービック。
俺の名前は、まだ考えていないらしい。
〜生まれて2週間後〜
名前がついた。この世界ではリューデン・モービックと名乗るようだ。
名前に竜がついてるとは、中々お洒落じゃないか。
〜生まれて1年後〜
今日は何やら、『天啓』なるものを受けに行くらしい。
どうやら、この儀式で特筆のある職業の学びを受けるらしい。
なるほど。かなり子供の教育に力を入れているようだ。
儀式と聞くと、やはりカオス・ソルジャーを思い浮かべる。
最近だとカオス・MAX・ドラゴンもかっこいいけど。
この水晶に触れるらしい。
この世界で初の魔法体験だ。
「おぉ〜··········」
「あなた、どんな職業がいい?」
「そうだな··········男らしく魔法剣士とかもいいが、この子のやりたいことをすればいいと思うよ。」
「あら!私と同じね!」
魔導騎士か。ブラックパラディンを思い出す··········。
レッドアイズ、お前はダメだ。
「もうすぐ結果が出ますよ。」
「楽しみね··········!」
「さぁ、どんなだ?」
どんな職業からスタートするのか··········
ソウルシリーズをプレイしているなら、真っ先に騎士か持たざる者だが···············
「出ましたよ。··········これは!」
「神父様、どうされました?」
「まさか、息子になにか!?」
「い、いえ、息子さんは正常です。いや、しかしこれは···············」
「もったいぶらずに教えてください!」
「息子の職業は!?」
「え、えぇっとですね··············· 」
『決闘者』
ステータスは魔力、運が通常よりかなり高く、それ以外は普通。
スタートスキルは、『
うむ。大分痛いスキル名だが、気にしないでおこう。
〜2年後〜
あれから2年経った。
俺はこの能力の強さに気づいてしまった。
これは、俺が記憶してきたモンスターを召喚条件等有りで
ただ、何故かドラゴンメイドが召喚できない。
何故だ···············
だがまぁ、今は重要ではない。
「まほうカードまでつかえるなんて··········」
サンダーボルトなら雷撃で一撃KOできるし、メスガキ粉砕機も作れるし、
ぶっちゃけなんでもできる。
「これ·········ひとにはつかわないでおこう。」
3歳にして密かに心に決めた事だった。
3歳なので舌足らずなのは許して欲しい。
〜6年後〜
10歳が近くなって、そろそろ学校のことについて話が進んでいた。
前世の知識と、母さんの家計簿算術で数学が得意になった。
歴史は、父が買ったいくつかの本で読んだくらいで、かじったほどの知識しかない。
「リュードには王立魔導師学校に通わせるべきだと思うんだ··········。どう思う?」
「あなた··········」
「お前には、また苦労をかけるかもしれないが··········」
「何言ってるのよ!今更苦労なんてかからないわ!」
「ユミラ··········愛してるよ!」
「あっ、やだ!子供の前で··········」
「構わないさ··········君となら。」
子供は邪魔なようだ。
この歳になってまだラブラブなのは見習うべきだろう。
「よーし!こうなったらガンガン強い武器作って、ボロ儲けしてやる!」
「父さん、無茶しないでよ。」
「ハッハッハ!息子の分際で心配するな!お前はたくさん遊んで、たくさん本を読め!」
豪快だが、やることは繊細な父。
どこか器用で抜け目ない。
その才能で、今はこの周辺で一番の鍛冶師だ。
「リュード。私は畑に行くけど、どうする?」
「僕、裏山で遊んでくるよ。」
「はい了解!怪我には気をつけるのよ。母さんが治してあげるから!」
母さんは元治癒師で、冒険者をやっていたこともあるらしい。
ある日、父さんと出会って一目惚れしたらしい。
「行ってきます。」
「行ってらっしゃい!」
裏山には、そう大した動物がいない。
たまに兎とか狐とかいる。
「今日は魔法の練習〜··········ん?」
そう大した動物はいない。
その筈··········だった。
「これ···············」
黒く、明るく輝く鱗を持ち、光の中で傷ついた竜。
死にかけているのか、ピクリとも動かない。
「··········誰も見てないよな。よし。」
今こそ、練習してきたスキルを使う時!
「魔法発動!ブルーポーション!追加で、レッドポーションも発動!」
コトン、と壺が2つ出てきた。
赤色の液体と青色の液体の入った壺。
「大成功··········!」
とりあえず、レッドポーションを葉っぱに滴らせ、竜の口へ運ぶ。
ブルーポーションは、所々にある傷へ塗りこむ。
2〜3mはあり、スラリとした体型の竜。
呼吸はしているが、気を失っているらしい。
「これで目覚めてくれよーっと··········」
しばらく同じことをつづけ回復を待つ。
〜2時間後〜
「グ··········ルルゥ···············」
「あ、目が覚めた?動いちゃダメだよ。まだ傷が塞がってないから··········僕の言葉、わかる?僕、リューデン・モービック。」
竜は、返事をするかのように頷いた。
どうやら言葉は通じるようだ。
「一応確認したけど、メスの竜なんだね。」
「ッ!?///////」
恥ずかしいのだろうか。
顔を赤らめ、悶えるように動いた。
「フフ、小柄な竜らしく可愛らしいね。」
(なんて··········動物相手にしか言えないな。痛すぎる。)
竜は少しパタパタと羽を動かしている。
可愛い。ペット的な可愛さがある。
「僕さ、16歳になったら旅に出たいんだ··········」
竜がピクっ、と反応する。
「色んな人と一緒に旅して、いい女性探して··········」
ピクピクっ、とまた反応する。
「って、何話してるんだ僕···············」
竜がじーっとこちらを見つめてきた。
「··········君はいいな。空を自由にとべて。僕は、誰かの翼を借りないと空を飛べない··········」
痛いセリフだが、本音だ。
モンスターにやってもらう。
時には破壊されたり、即落ちしたり、相手に利用されたり、盾代わりにされたりする。
「··········もう、傷も塞がったかな。動ける?」
小さな手で竜の体を支える。
竜は案外軽く起き上がり、立ち上がった。
「さあ、行きなさい。自由に空を飛ぶんだよ。僕も、旅に出たら、きっとまた出会えるはずだから。」
「·························」
バサッ、バサッと翼を大きく動かし、空へ羽ばたいて行った。
「キューーーン!!」
「じゃあね!」
お礼を言うかのように甲高い声を出し、空の彼方へ消えていった。
「よし··········あれ?今の竜って···············」
テキストを見なければわからなかった。
最近使ったカードの中には入っていなかった。
「もしかして···············いやまさかね···············」
この時は、9歳(48歳)の思考に浸るとした。
その後、俺は王立魔導師学校へ入学し、5年生まで首席を保っていた。
つまり、あれから6年後である。
「リューデン・モービック!お客様ですよ。」
「俺に?この男子寮にですか?」
「それ以外にありますか。早くいらっしゃい。」
「女か〜?ヒューヒュー!」
「そんなわけねぇだろ!ちょっと出てくるわ。」
寮長に呼び出され、ロビーへ向かう。
「はーい、お呼びですか··········って、」
前にいたのは、黒く美しい角と、フリフリのメイド服。170近い身長と、輝くメガネ。
学生時代にガチ恋したブラック・マジシャン・ガール依頼、大人気なくガチ恋してしまったカード。
「この日を心待ちにしておりました··········
「は、ハスキー··········!?」
夢にまで見た、ドラゴンメイドだった。
蟲惑魔が最近刺さってきた。どうしようかな··········出そうかな··········
じゃあまた次回!デュエルスタンバイ!