GOD EATER 〜神殺しの野望〜   作:doto-ru

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適合試験とアナグラ

〜6年後 2071年 〜

 

あの悲劇から、6年が過ぎた。

俺はあれから、神機使いになるためにある組織で訓練に励み

ひたすら荒神を殺すことを考え、どんなに苦しい訓練にも耐えてきた

そして、ついに神機使いになるための適合試験を受けることになった

 

俺は、広い部屋に通された。そこには周りには何もなく、ただ中央に神機をのせた台があるだけだった。

 

「やぁ、よく来てくれたね。私は、極東支部 支部長 ヨハネス フォン シックザールだ。君の素性はあまりにも特別だ。8歳の頃からの経歴、記録の全てが不明、志望理由が昔ゴットイーターに助けてもらったからだそうだが…。本当なら君のような不穏分子をこのアナグラに入れたりはしないのだが、体力試験、武術試験など君はトップの成績。そして君の目には確固たる意思が伺える」

シックザールは俺の目を見据える

「はたして君は本当は何のためにここに来た、返答しだいで君の未来がきまる。」

 

俺は、疑われている、誰かを暗殺に来たのではないかと、そして同時に試されてもいる

俺がなぜここにいるって

そんな答え、とうの昔に決まっている

「俺は 俺は荒神を絶滅にさせるためにここに来た!!

そのための力を俺にくれ、俺はたとえ足をもがれ、手を奪われ、首が取られようと、その首だけでも奴らを、荒神を皆殺しにするとここに誓う。だから、俺に奴らを破滅させる力を」

俺の心からの叫びをシックザールは、真剣な眼差しで見つめていた

 

「その噓偽りなき言葉を信じて、君の意志に沿うものを用意しよう」

シックザールが右手を上げると中央にあった神機が取り代わった

 

「今そこにある神機は新型だ、成功例もいまだ少ない。だが手に入れれば使い方次第で今の神機使いより遥かに強い力が手に入るだろう。それを手にとり更なる高見を目指すのも、旧型で安全にゴットイーターになるのも君次第だ」

 

「そんなこと決まっている、俺はこんなとこで怖じ気づいてる場合じゃないんだよ。」

俺はすぐに台の上に手を置き、神機をつかんだ

台の上から、俺を押さえつけるように大きな台が降りてきた

何かが俺の体内に入ってくる

俺の意識はだんだん薄れていった

 

どす黒い何かだった、何かは言った

「お前の全てを俺によこせ、俺が喰らってやる。その方がお前も楽になる」

 

「だまれ!!てめぇは黙って俺に力を貸せ、そしたらもっといいものを喰わせてやるよ」

 

「…もっといいものだと」

 

「おうよ、神を喰らうんだよ。全ての神を。」

 

「その神の細胞から作られた俺に、神を喰らえと」

 

「俺の相棒するんだからな、大暴れしようぜ。全ての荒神を喰らう最強の捕食者にしてやる。力をかせ」

 

「その言葉忘れるなよ」

 

 

 

「ぐっは!!はぁ、はぁ、はぁ……」

俺は意識を取り戻し、自分が床に倒れているのを自覚する

 

「見事だ、少年。そしてようこそ、ゴットイーターの世界に!!」

 

「少年じゃない。俺の名前は、神条 タクト。全ての荒神を喰らう男だ」

 

こうして俺はなんとかゴットイーターへの適合試験に合格した

 

〜アナグラ エントランス〜

 

俺はしばらくして、ここアナグラのエントランスの待機を指示された

さきほどメディカルチェックを受けるために、ペイラー博士と言う人にもあわせられた

やはり新型の力はいまだ例が少なく情報が足りていないらしい

頻繁に呼び出しをされるという話をされた

第一印象は変な人だ

そんなことを考えていると扉が開き、俺と同い年くらいの男が俺の隣に座り、話しかけてきた

 

「よう、君も今日からゴットイーターなんでしょ?俺もなんだ、仲良くしようぜ。俺の名前は藤木コウタ」

 

「神条タクトだ。よろしく、俺のことはタクトって呼んでくれ」

 

「おう、よろしく。俺もコウタでいいよ。ってお前、新型か!!」

 

「よくわかったな、運がよくてな、新型になれたんだ」

 

「俺は旧型なんだよな。でもそんなの関係ないな、お互い全力で戦おうぜ」

 

「あぁ、そうだな。一緒に戦うことも多そうだ。よろしく」

 

この他愛ない自己紹介のあとも、コウタと俺は自分の趣味や、コウタの家族の話、挙げ句の果てにはメディカルチェックの愚痴まで話したりすぐに仲良くなった

コウタはとても明るく、前向きな考えをしているようだ

 

「おしゃべりはそこまでだ」

俺らが気楽に話していると、綺麗だが少し目のきつい女の人と、おちゃらけたような男の人が俺らのところに歩いてきた

 

「もう、そんなに仲良くなれたのか。これは今年の新人は、有望そうですね姉上」

 

「リンドウ、ここでは私は上官だ。姉上と呼ぶな」

リンドウと呼ばれる男が頭をたたかれている

 

「悪いな、自己紹介が遅れた。私はここ極東支部での新人の教官を担当している、雨宮 ツバキだ。これから1週間荒神の対処、神機の使い方など全てを教える。地獄の1週間だと思え。そしてこの隣にいる男が、お前らが配属されるであろう第1班リーダーの雨宮 リンドウだ。」

 

「よろしくな、まぁ細かい自己紹介や、挨拶は、教官の地獄のメニューを乗り越えてからということで」

 

「明日からの1週間お前ら二人は、私の指導をうけて初めて本当の新人ゴットイーターだ。神機をもつだけでゴットイーターになったと思うな。そして。この指導を終えれば、リンドウとの本当の実戦にはいる、心してかかるように。

今日はメディカルチェックで疲れただろう、ゆっくり休み明日にそなえろ。以上解散」

 

「はい、よろしくお願いします」

 

これからやっとゴットイーターへの道が開かれた

 

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