安心安全生活を目指して   作:jejjsuususuwu

14 / 14
??「えっ? 来年(2023)の3月には、第一章を終わらせる?」

<(`・ω・´)「はい! そのつもりです!」

??「あっそう……」

<(`・ω・´)「……?」

??「今、西暦何年何月だ?」

((゚д゚)!「あっ、2023年の6月です………」

??「お前、去年の冬、何って言った?」

(=_=)「2023の3月に第一章終わらせるって……」

??「フッー。ッチ。 終わらせられましたか?(小声)」

(-_-;)「できませんでした……」

??「じゃあオラオラ来いよオラァ!」

(# ゚Д゚「あああああああもうやだああああああ!!!」





不穏①

 秦国の王都咸陽(かんよう)の宮殿、玉座の間にて、王と数十人の高官たちによって(まつりごと)が行われている。

 議題は、北方の異民族匈奴(きょうど)や隣国である魏国や韓国、楚国そして趙国への対応であり、秦国の対外戦略を決める重要な場である。

 ここまで皆多少の食い違いはあれど、基本的な方向性はほぼ同じであったため、(とどこお)ることなく話は進んでいた。しかし、話が趙国へと移ると大臣を含む多くの官吏たちは荒れた。

 

「白起将軍は一体、趙の()()()()進んでおるのだ!?」

 

「知らぬ! 我々は将軍から何も聞かされてはおらん!」

 

「一将軍の戦略も知らぬとはそれでも大臣か!」

 

「貴殿に言われたくはない。 それと白起将軍はただの将軍ではない」

 

「将軍からは一切連絡が来ておらんぞ! まさか討ち取られたのでは…………」

 

「それはありえん! あの白起将軍だぞ。 万が一はありえん!」

 

「しかし連絡が一切ないと言うのは…………」

 

 高齢の男が、紛糾する群臣たちに一言言った。

「静まれ」と。

 それだけで先程までの喧騒(けんそう)が消え、玉座の間は静寂に包まれた。

 この高齢の男、名を 魏冄(ぎぜん)といい秦国の丞相(じょうしょう)を務め、秦国内にて並ぶものがいないほどの権勢(けんせい)を誇る。

 

()()白起ならば心配いらん。 それより、つい最近陥落させた楚の都(えい)はどうだ? 叛乱など起こってはおらぬであろうな?」

 

「は、はい。 郢は白起将軍が不在ではありますが、叛乱は起こっておりません」

 

「ふむ。 ならば良い」

 

 満足そうに顎髭(あごひげ)()でる魏冄。

 一人の官吏が口を開く。

 

「丞相。 丞相は白起将軍が今何処におられるかご存知でしょうか?」

 

 魏冄は言った官吏を反射的に睨め付けるが、その相手が()()()人物であることを知ると、睨め付けるのを辞めた。

 

「おや、范雎殿が政に口を出すなど珍しい。 明日の天気は嵐でしょうな」

 

「フッ、 私も大王の臣下の一人。 政に口を出すなど当然でございましょう。 あと私の占いによると、明日の天気は快晴だと出ておりましたな」

 

 魏冄が面倒だと思ったこの人物、名を范雎(はんしょ)といい、数年前に魏国から秦王に仕えるために秦国にやって来た官吏である。

 

「それで丞相。 ()()白起将軍は今何処に?」

 

「ふむ。 ()()白起ならば今頃、無事に趙の泊城まで辿りついておる頃であろうな」

 

「本当ですか?」

 

「疑り深いですな。 ()()白起ならば大丈夫です、ご安心を」

 

 魏冄の言葉に群臣達は安堵(あんど)する。

 彼らが安堵したのは、2つの理由がある。

 一つは、魏冄が白起の現在地をある程度知っていること。

 そして二つ目は、白起が群臣たちの予想よりも速く趙深く達していた事。

 白起との関わりがほとんどない群臣たちが、白起のことを知るには魏冄から聞く他ない。

 魏冄の口から「白起は順調に侵攻している」と言質をとったことにより、話は趙国から楚国へと移った。

 

 群臣たちの喧騒を玉座から黙って見ていた秦王は、誰にも気付かれずに息を吐いた。

 彼は秦国の第二十八代目の君主で、政よりも戦場を好む王であり、国外の人々からは尊敬と畏怖の念を込めて『戦神』と呼ばれる昭王(しょうおう)である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 翌朝、名無しは趙玲(ちょうれい)の部屋に向かおうとしていた。

 身体を動かしても痛みはまったく無く、完治していた。

 

「おいおい、マジか。 一日しか経ってねぞ」

 

 心底驚いた、と()わんばかりの如春(じょしゅん)。しかしそれ以上に名無しは驚いていた。

 

「治りが早過ぎる」

 

 腕と顔面が骨折していたにも関わらず、たった一夜で完治していた。

 異常な回復速度に名無しは、己に与えられた転生特典のようなものではないかと(いぶ)かしんでいた。

 

「本当にどこも痛くねぇのか?」

 

「まったく痛くもない。 むしろ身体が強くなったように感じる」

 

 名無しはその場で飛び跳ね、空中で回転してみせた。

 きれいに着地した名無しに、如春は「すっげえ」と小さく呟いた。

 

「そんじゃ、行ってくる」

 

「今日すぐに行くのか? あと二日ぐらいは安静にしてたほうが」

 

「ダイジョブ。 全然平気だから」

 

 名無しは部屋から出て趙玲の居る部屋へ向かう。

 曲がり角の所で一度立ち止まり、誰もいないか確認してから進む。

 昨日のはレアケースだが、今日も起こらないとは限らないので警戒しながら進む。

 

 趙玲が閉じ込められている部屋の前に着くと、名無しは深呼吸をして自分を落ち着かせる。

 昨日は連絡も入れずに来なかったため、趙玲はきっと怒っているだろう。趙玲の性格を考えれば下手な言い訳をするよりも、誠意を込めて謝罪すれば怒りを収めてくれるはず。

 

 意を決して扉を開く。

 

「おっ、お邪魔します」

 

 名無しは小さく呟いて、部屋の中に入り、扉を閉めた。

 (こう)()いたのか、部屋は煙で埋め尽くされている。

 小さな部屋で、窓もないので、部屋の中は全く分からない。

 

「あ、あのー、名無しです。 趙玲さん居ますかー?」

 

 返事はなく、人の気配もしない。 「留守か? いや、それはないか」と思っていると、右から殺気を感じて、前に転がる。

 振り返ると、刃渡り5センチ程の小刀が、名無しがいた場所で空を切った。

 

「ッチ……」

 

 舌打ちが聞こえた。

 

「あの、昨日のことなんですけど…………」

 

「帰って」

 

「あの、えっと、昨日は色々」

 

「帰って」

 

「あの、本当に顔だけでも」

 

「帰らないと、アンタの脳味噌と心臓にナイフ突き刺すわ」 

 

「あっ、はい。 帰ります」

 

 

 

「えっ? それで帰ってきたのか?」

 

「そうだけど…………」

 

 十分と経たず部屋に戻ってきた名無しは如春に先程のことを話した。

 如春は、うまく状況を整理できずにいた。

 

「えっと。早い話が、昨日の約束スッぽかした事で、その女はキレてると。 それも部屋で香を焚いて視界を悪くして刃物を振り回すぐらいに」

 

「そう、みたいだな。 状況的に」

 

 如春は、その場に座り込み、頭を抑えて大きなため息をつく。

 

「俺、お前が来てから何回ため息をついたっけ……」

 

「??」

 

 頭を抑えていた手で右脚を叩いて如春は立ち上がる。

 

「よし! 分かった。 今日はもう飯にしよう。 パァーっと行こう」

 

「まだ朝なんだけど……」

 

「黙れ。 お前の話聞いていると腹が空いて仕方ねぇ、行くぞ」

 

 二人は街に出掛けた。 

 

 

 外に出ると、二人は飯屋を目指す。

 街は、いつもの賑わいを見せず、暗い雰囲気に覆われていた。

 

「なあ、街の様子おかしくないか? 暗いっていうか」

 

「ん? そう言われればそうだな。 昨日はもっと人が居たのに」

 

 二人が歩いているのは、泊城の西門から続く大通り。

 本来ならば、この道を馬車や牛車が走り、旅人達が忙しなくしているはず。

 だが、今日は一度も馬車や牛車が走っては居ないし、旅人の数も極端に少ない。

 

「この街の風習か?」

 

 名無しが如春に聞いた。

 

「いや、そんなモンはねェ。 一年中この大通りは人が溢れている。 十年近く居るが、大通りにまったく人が居ないなんて、初めてだ」

 

 馴染みの店はどうなのかと思い、名無しに構わず走り出す。名無しは如春に追いつこうと走り出そうとしたその時。

 

「おっ! 久しブリ」

 

 後ろから声が聞こえた。

 名無しは、その声に聞き覚えがあり、振り返る前からその人物の事を予測していたが、振り返り顔を見ると、「やっぱり……」と軽く絶望した。

 

「お久しぶりブリダネ。 名無しくん」

 

 そこには、務義(むぎ)が居る。

 初めて会った時より傷が増え、血なまぐさい臭気を放つ。

 名無しは、鼻を右手で抑える。

 

「ソレ、失礼過ぎやしない? チョットコッチに来い」

 

 務義は名無しの右手を掴み、連れ去ろうとする。

 名無しは、涙を浮かべる。連れ去られると、トンデモない事をされそうなので、全身の力を振り絞って対抗するが敵わず、引っ張られる。

 

「ああああ!? 嫌だぁ、誰か助けて!!」

 

 情け無い悲鳴を上げながら助けを求める名無し。

 

「待てやテメェ!!」

 

 男の怒鳴る声がした。如春だ。

 引き換えして来たのだろうか、息が荒い。

 

「あっ! 如春」

 

「ナニ?」

 

「吐き気がするぐらい濃い血の臭いをするテメェに言ってんだ。 手を離せって」

 

「如春…………」

 

「おい名無し。 遅れてんじゃねぇよ」

 

「いきなり走らないでくれよ……」

 

 名無しの不満を如春は無視する。

 務義は、現れた如春を確認すると喜色を浮かべる。

 

「んん!? 如春(管外のお気に入り)ジャないか!」

 

「あっ? なんで俺の名前知ってるんだ? その気持ち悪い手を退けろ。 2回目だぞ」

 

 恍惚とした顔の務義は、名無しの手をさらに強く掴む。掴まれた右手の骨が軋む音を上げ、名無しは苦悶の表情を浮かべる。

 

「離せって言ってんだよ!」

 

 如春は、歯を食いしばり、務義を睨みつつ距離を詰め、右手で殴る、と見せかけて跳び上がって身体を捻り、左足で務義の側頭部を狙う。

 

「イイ感じの殺意! 最っ高ォォォ!」

 

 すんでのところでガードし、如春の腹に膝蹴りを喰らわす。

 

「うごっ!」

 

 ボキッ、と音が鳴り、くの字に曲がって硬直している瞬間を見逃さず務義は如春の身体を踏み台にして跳び上がる。

 

「はい、オカエシ♡」

 

 如春の後頭部に踵落としを浴びせる。

 先程の膝蹴りを喰らったときよりも大きな音がした。

 鼻と口、頭部から血を垂れ流し、地面に顔面から倒れる如春。

 たった10秒にも満たない間に決着はついたのだ。

 

「うウン、まあまあかな」

 

 額の汗を手で拭うと、倒れた如春の髪を引っ張り裏路地に連れこもうとする。

 

「待って!」

 

「んん?」

 

 務義が振り返ると、足が震えている小僧(名無し)がいた。

 

「ナニ?」

 

「じょ、じよ、如春を離せ!」

 

 ビビって声が震えている名無しに務義は息を一つ吐いて引っ張っていた如春の髪を放し、仏頂面で名無しに近付く。

 

「いやさぁ。 君がオレにケンカふっかけてくるなんてネェ。 ええ?」

 

「如春を離せって言ってんだ!」

 

「ハアッー、哀れ。 実力の差もわからないとは…………」

 

 名無しまで数歩のところで止まって、見下す。

 怯えながらも、務義の一挙一足を見逃さないために顔を反らさない名無し。

 仏頂面の務義は、ほんの少しの間名無しの視線に合わせると、にっこりと笑った。そして、

 

「ヴッッグッ」

 

 下顎に拳を振り抜いた。

 

 名無しは脳震盪を起こして気絶し、殴られた衝撃で後ろに倒れた。

 

「ふぅあああ~。 オレに挑むなんて、早すぎるよ。

 あと十年経って同時なら、君たちの勝ちだったろうけどさ。……さてっと。 この二人、拠点に連れて帰らないとイケないか? 二人もナンテめんどくせぇ~」

 

 名無しの右手を掴み、未だ気絶している如春の所まで引っ張る。

 そして、もう片方の手で如春の左手を掴んで、二人を路地裏に連れ込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




??「部屋、用意しといたからお前のために」

( ・`д・´)「…………はい」

??「なんだ、その反抗的な眼は。小説書く気が無いのか?」

(*´﹃`*)「わかったわかったよもう!」

??「よし。 じゃあ、こっち来い。 書くって言ったよな?(一回目) 書くって言ったよな?(二回目)」

(*´﹃`*)「アーボ………」

??「じゃあ、今月までに今回含めてあと2回投稿な?」

(゚д゚)!「ねぇ無理二本入んない!」

??「やれよオラァ!」

(`;ω;´)「アイ(アイドル)………」


前書きと後書きは、本編と何の関係もありません。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。