コバルトブルー   作:RPM

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PIT IN④江助

 

 

「またまた作者です。」

 

「コウちゃんこと、江助です。」

 

「対談は読者も飽きてるかもしれないけど、もう一人の主人公といえる江助との裏話は書いておきたいので。」

 

「まぁ俺は、裏主人公ってとこだな。色々引っ掻き回す狂言回しよ。」

 

 

・ジャージ事件

 

「まずは、そろそろ読者も忘れてるかもしれねぇが、4話~6話辺りの事件だが、意外とあっさり終わったな。」

 

「あれは江助のいたずらっ子な側面と、ウマ娘の世間への影響力を出すためのくだりだな。」

 

「もうちょい引っ掻き回しても良かったんじゃねぇの?」

 

「まぁ、完全思い付きだったから詳細を考えてなかったのが本音だけど。」

 

「おいこら(笑)」

 

「でも現実にはみんなそれぞれの仕事や生活があるから、一つのネットニュースに貼り付いてるなんて事はないから逆にリアルじゃないかな?という言い訳をしておく。」

 

「あと俺の会社、WINNING MUSMEってどっから来てんだ?」 

 

「アイネスフウジンの私服に付いてたロゴだな。余程のアイネス推しじゃないと気付かんかもしれんが。」

 

「細けぇよ(笑)」

 

 

・流貴の内面

 

「前の対談回で言ってた、流貴に人間臭さを出すのは成功してると思うけど。結構大変だったろ?」

 

「そうだな。適当に作った転生設定をちゃんと着地させて、流貴の弱点を掘り下げるのはなかなか心苦しい所もあった。」

 

「そもそも流貴がああいうキャラになったのは、どうしてなんだ?」

 

「元々マン島に出るために終活までした男だからな。転生云々の設定がもしなかったとしても、何処か浮世離れした感じをあえて狙った。」

 

「そういえば、タイトルも意味があったんだよな。」

 

「THE BACK HORNのコバルトブルーだな。あの曲は神風特攻隊の事を歌った曲だから、流貴をダブらせる意味合いもあった。ライスシャワーの勝負服も紺色っぽいし。」

 

「なるほどねぇ。性格面で意識した事は?」

 

「それは、今まで読んできて影響を受けたウマ娘二次創作の作品達があって、その主人公達と差別化を図る狙いがあった。」

 

「ほほう。作品名は?」

 

「学園お抱え装蹄師の日常、タンデムで見た海、トレーナーは青空が見えない、主にはこの3作(ハーメルン)。主人公達は3人とも過去の傷と贖罪から止まりがちというか、過去に囚われている面が時々出る。」

 

「確かにな。」

 

「だから流貴は過去の傷を抱えながらも前に進む、贖罪だけで終わらせない事を大事にしてきたキャラなんだ。」

 

「結果、止まれない男が出来上がったと。」

 

「なんだろうな。自己犠牲や贖罪、面倒見の良さ。普通は良い事なんだけど、流貴は行き過ぎて自分をないがしろにする。」

 

「確かにな。改めて見ると破滅型というか、ブローするまでアクセルを緩めないヤツなんだよな。」

 

「そう。ただ、ウマ娘の身を預かって一緒に夢を追う人間としてはどうなのか?というのはあった。」

 

「良く分かってんじゃねーか。」

 

「自分で書いといてなんだが、振り返ると結構危ないキャラクターになってた。また作品全体のテーマというか。コンセプトとはまた違う根っこみたいなのも読み返して見えて来た。」

 

 

・速さと恐怖

 

「根っこ?」

 

「速さへの執着、ある種の呪いというか。そこは流貴とウマ娘、そして出てくる走り屋全員が持ってる物だな。と。」

 

「確かにな。なんで走るのか?走り続けるのか?と聞かれたら、答えるのは難しい。それが当たり前になってるから。」

 

「それを改めて考えてみると、恐怖を飼い慣らしたい。という欲求があるのかもしれないと思うし、1話のマン島とも繋がる。」

 

「恐怖を飼い慣らす。か。ホラー映画とかも近いのかね?」

 

「かもしれないな。だから毎年死者が出るような危険なレースなのに、マン島への参加希望者が後を絶たない。」

 

「そう考えると、一番上手く恐怖を飼い慣らしてるのは流貴か?」

 

「まあ、そりゃ主人公だしな。あとは時英もスタントマンって職業柄、近い所がある。乗ってる車がS2000なのも実は意味がある。」

 

「あっ…流貴のFDと並ぶコーナリングマシンって事か?しかも2台ともメーカーの酔狂から出来てるよな。」

 

「その通り。今後は彼らも含め、現状顔出しだけのキャラクターの出番を増やしたい。」

 

 

・今後の方向性や展開

 

「なるほど。じゃあ草鞋達の湾岸勢や、公川なんかも活躍する訳だ。」

 

「首都高サイドではそうやって、色んな速さを書いていく。一部は筑波編でも書いたけど、速さの種類はまだある。」

 

「なるほど。」

 

「流貴の主人公サイドではトレーナーデビューさせて、本格的に活動を始める。」

 

「随分時間かかったな。」

 

「まぁでも、お陰でレースの奥深さは書けたかな。走る選手達が主役ではあるけど。江助達ウェアメーカーや、ハンのような蹄鉄屋。色んな物があってレースってのは成り立ってるからさ。」

 

「その辺は、作者が現場職の人間だから書けた所もあるかもな。」

 

「なんやかんや、レースって現場の仕事主義だからね。ただ、若い学生とかのウマ娘ユーザーはつまんないだろうな。」

 

「でも読者に迎合する気は、どうせねぇだろ?」

 

「無いな。レースとか競走競技って同じ所をぐるぐる回ってるだけに思われがちだけど、ウマ娘にも色んな脚質があるように奥が深い。そこに嘘はつきたくない。」

 

「なるほど。あと、車の方の書けてない速さは何があるんだ?」

 

「江助やタマから匂わせてる。阪神環状族のラリー好き。覚えてるかな?」

 

「四駆ねぇ。確かに今のところ少ないな」

 

「そう。駆動効率の良さから来る速さだ。GT-Rは既に出てるけど、まだ走らせてないし。ラリー系の四駆とGT-R系もまた違う速さを持ってる。」

 

「うわぁ。また厄介なのが増えるなぁ。スープラのボアアップも頼むぜ作者。」

 

「分かってるって。あとは一回だけ絡んで来た公川のポルシェ。ああいうバランスが悪いのに速い、1点特化の速さもある。」

 

「面倒臭ぇな。」

 

 

・読者へメッセージ

 

「んじゃあ最後は、読者に言い訳でもしとけや(笑)」

 

「そうだな。車離れとショート動画流行りの時代に逆行するような小説ですが。耐久レースみたいに今後とも、気長にお付き合い頂ければ幸いです。」

 

「これからも俺は、流貴の似合わねぇガキのお守りと色々冷やかして回って。せいぜい楽しませて貰おうかね(笑)んじゃお前ら、またな!」

 

「重ね重ね、よろしくお願いしますm(__)m」

 

 

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