雫は左足で地面を蹴り、無数にある砂を霧のように撒き散らして突貫する。その異常なまでの瞬足により、瞬く間にシエナとの距離を縮めていく。
一方、シエナの方は闘牛の如く突撃してくる雫を視界に捉えながら、右太ももに装着してあるレッグホルスターの部分から35cmほどの金属の杖を引き抜いていた。
そして、両者の位置が五メートル程になった時、激烈な戦闘が幕を開けた。
初めに攻撃を仕掛けたのは"魔法士"であるシエナだった。彼女は雫に杖を構えて、火属性の中級魔法を唱える。
「〈ー呑み込め、紅き母ー、ー炎浪ー〉」
瞬間、炎の津波が敵対者を焼き尽くさんと顕現した。其れが撒き散らされた砂を焼き焦がしながら雫に追撃していく。
「ッッッッ!?」
雫は自身の身体に急ブレーキをかけて後ろに撤退する。そして、お返しと言わんばかりに胸元から何かを取り出して投げつけた。それはシエナに着実に向かっていく。
だが、……。
「ナイフですか。まあ、よくある手段ですね。もう少し、歯応えがないと死んでしまいますよ? 〈ーここに焼撃を望むー、ー火球ー〉」
そんな子供騙しのナイフ投げは容易くシエナに焼却される。そして、間髪入れず、"放出の火属性"が雫に放たれた。
「〈放出・供与〉求めるは〈ー火ー〉ッ!」
「ーーーッッッ!?」
恐らく4mはあろうかという赤黒い炎の塊が雫の眼前に高速で迫ってくる。
余りの殺意の奔流に雫は膝から崩れてしまいそうになる。しかし、右手のサーベルを強く握りしめることで何とか闘志を維持する。
そして、恐怖から立ち直った雫は急速に接近してくる炎の対処方法を考えていく。
先ず、後ろに逃げるのは難しいだろう。眼前の炎を避け切れたとしても更に追撃が来るのは先程のことから目に見えている。
かと言って、左右に避けても炎の余波で重症の火傷になる可能性が高いので却下する。
では、上に跳躍して回避するのはどうだろうか。いや、4mもある炎の塊を飛び越えられるような力はないので無理だ。
それなら、あの炎の核をサーベルで斬りつけてしまうのはどうだろうか。いや、これもダメだろう。魔法の核を切る前に此方の武器が溶けてしまうのは言うまでもない。そもそも、魔法の核を見破る術がない。
雫はその他にも対処方法を模索するが、正攻法で対処するのは不可能であると帰結した。
故に、雫は奇策と言われる方法に移行していく。
最初に雫は迫り来る炎を右に避ける。当然、それだけでは追撃が来る為、胸元から2本目のナイフを取り出してシエナに投げつけた。
そんな攻撃を見ていたシエナは呆れた声音で雫のナイフ投げを処理していく。
「雫様、同じ事をするのは少々芸がないというものですよ。〈ーここに焼撃を望むー、ー火球ー〉」
「知ってる…わよ!」
元より、それは炎を避けるだけの時間稼ぎ用に過ぎなかった。故に、雫は起死回生の二撃目をシエナに披露する。
「はぁぁぁッ!」
掛け声と共に放たれたのはメインウェポンであるサーベルだ。銀色の刀身が空間を引き裂きながら回転し、ギロチンの如くシエナの首に向かっていく。
「なっ!? 正気ですか!?」
まさかメインウェポンまで投げるとは予想していなかったシエナは驚くような声を上げてしまう。しかし、瞬時に対応し、迫り来るサーベルを溶かす為に魔法の詠唱を開始する。
「〈ーここに焼撃……」
だが、シエナは魔法の詠唱を途中で中断する。別にアクシデントがあった訳ではない。
ただ、彼女の脳内で、"メインウェポンを手放した以上は何か他の武器を持っているのでは?" という疑問が生じて、その疑問に気を取られてしまっただけだ。
もちろん、そんな事はないのだが、シエナ視点ではナイフを2本も隠し持っていた相手だ。故に、他の武器が出てきても不思議ではないと考えてしまう。
そして、そんな邪推によってシエナは身体を数秒ほど硬直させてしまった。
よって、この場面での戦術は雫の方に軍配が上がる。
雫は自身の技能である"縮地"を使って、一気にシエナの場所まで移動する。続けて、未だ空中に浮いてるサーベルを右手で掴んで即座にシエナに斬りかかる。
「はぁっ!」
「ッッッ!? 凄まじいですね!?」
迫りくる雫の殺意をシエナは後ろに身体を傾けることで何とか避ける。
そして、シエナはその避けた体制のまま、即座に強化魔法を身体に施して全力で後退する。
だが、そんな撤退するシエナを見ていた雫は絶対に逃してなるものかと追い駆ける。
迫う、追う、追う。
逃げる、逃げる、逃げる。
雫はオオカミの如く獰猛にシエナを追い回し、シエナは雫の攻勢をウサギの如く俊敏に逃げていく。
そんな二人の景色は高速で移ろいでゆく。
いつまでも続きそうな追走劇ではあるが、二人の距離は時間が経過する事に着実に近づいていく。
故に、だからこそ、シエナは此処で切り札を行使する。それは火属性の上級魔法だ。いや、それよりも遥かに強力な魔法である。それを証明するかのようにシエナが言葉を紡いでいく。
「〈ー待機、終了ー、ー炎天、四連ー〉ッッ!」
ーー刹那、直径8m程ある円球上の物質が4つ顕現する。その物質一つ一つが太陽の如く燦々と輝く紅蓮の業火であり、擦りでもした部位は原形すら残らずに灰燼と化してしまう恐ろしい代物だ。
無論、そんな魔法をシエナは逃げながら即席で作ることは出来ないし、魔力すらも圧倒的に足りていない。では、何故そんなことが出来たのか。
それは、シエナの固有技能である"火炎崇拝"によるものだ。
この"火炎崇拝"の技能の効果は単純明快だ。火属性魔法だけしか使えなくなる代わりに、火属性魔法の火力を2倍に昇華させて5つストックする事が出来る。ただ、それだけだ。だが、それ故に対人戦・対魔獣戦での利便性は非常に良い。
まあ、この技能のせいでシエナは破壊しか生み出せず、彼女自身この技能を嫌悪しているが…。
しかし、今回シエナはその嫌悪している技能を使った。別に追いかけてくる雫を確実に仕留める為に使った訳ではない。其処にある感情はただ一つ。雫に翔の安否を知らせる為に危機的な状況を敢えて作り出し、尚且つ、雫に眠っているであろう翔と同等の能力を促すためだ。
もちろん、そんな感情を雫に悟られる訳にはいかないシエナは、血も涙もない冷血な声で彼女に語りかける。
「それでは雫様、さようなら」
シエナの会話が終わると同時に、4つの太陽が全て雫へと放たれる。
当然、其れに浸食されれば人間の身体など持つはずもなく、太陽の一部となるだろう。いや、近づくだけでも危険だ。あの神話で語られるイカロスのように翼を焼かれて冥府へと堕とされるだろう。
そんな結末を跳ね返すかのように雫は全身全霊で咆哮を上げる。
「負けないッ……私はこんな所で終わる訳にはいかないッッ!」
その姿はまさに勇ある者であり、誇り高き英傑であった。臆さず、屈さず、何があろうと前進する姿は見る者全てに畏怖や情景、崇高を与えるだろう。そんな栄光に至る道を雫は登っていく。必然であるかのように駆け抜けていく。
ーー瞬間、カチリと雫の体内で何かが昇格されていく。そして、それを把握した雫は最善の方法で使い熟す。
「ハァァァァァァァァァッ!」
雫は消えた。否、彼女は消えたかのような速度で太陽の神罰から離脱した。神速の速さを持って窮地を脱したのだ。
更に、雫に生じた事を述べれば、"縮地"の派生技能である"爆縮地"から"震脚"、"震脚"から"無拍子"と段階を越えて成長したのだ。故に、今の彼女は韋駄天と言っても過言ではないだろう。
いや、雫の成長はそれだけでは留まらなかった。回避だけでなく、攻撃方面にまで革命が訪れていた。
"剣術"の派生技能である"斬撃速度上昇"・"抜刀速度上昇"を習得するだけでなく、更に剣術の極意である"無拍子"まで到達したのだ。
それ故に、雫が振るう剣術は生涯を剣に捧げた剣聖のような速さや鋭さを合わせ持っており、並大抵の者では視認すら不可能だ。
今、そんな桁外れな成長を遂げた輝しき栄光の牙が、シエナに向けて慈悲もなく放たれる。
「シエナァァァッ!」
「ッッ!? 〈ー待機、終了ー、ー城炎ー〉!」
風すらも置き去りにするかのような神速の左薙ぎ払い。それを避けるのは事実不可能であるが、しかし、シエナには後一歩届かなかった。
シエナの展開した火属性の防御魔法が轟々と燃え盛り、雫の至高の一撃を受け止めたのだ。更に、受け止めるだけでなく、雫のサーベルまで溶け落とす。
「流石ですね、雫様。ええ、その異常なまでの成長性はまさしく英傑と言えるでしょう」
「何で…よ。今のは私の全力…」
雫の魂すらも燃やして解き放った一撃は間違いなく必殺必中の領域であった。だが、事もなく容易くシエナに防がれてしまった。実際はそうでもなく、シエナが間一髪で受け止めただけなのだが、雫には簡単に防がれたように見えてしまっていた。
故に、絶望が雫の身体を呑み込み支配する。
そんな雫を視たシエナは"あと少しで天秤が傾く"と感じた。
だからこそ、最後の言葉のナイフを雫の心臓を狙って振い、シエナが求めている方に天秤を傾ける。
「さて、雫様。次は……大切にしているモノと一緒に溶け落ちますか?」
「ーーーー!?」
シエナの悪意を聞いた雫は柄だけのサーベルを捨てて、神速の歩法で後方に20mほど移動する。
そして、十分に距離を取った雫は両手で抱きしめるように"ネックレス"を握る。その姿は言外に溶かされてなるものかと訴えていた。
だが、そんな雫の訴えを無視して、シエナは火属性の最上級魔法を唱え始める。
「〈ー燃え盛る炎よ、我が怒りを糧に灼熱の焔へと変貌しろ、悪しき肉を骨を焦がせ、怨敵を穿ち焼死させよ、汝は偉大なる至高の槍なりー、ー焔槍ー〉」
シエナの詠唱が終了した途端、5mほどの灼熱の槍が己の生誕を讃えるかのように轟々と燃え滾りながら顕現した。
刹那、空間が歪む。比喩ではない。文字通り、灼熱の槍が空間を燃やし尽くして陽炎の帳を形成したのだ。
それだけでは留まらず、息を吸えば数秒も経たずに肺を溶かされるだろうと感じる程の熱気が訓練場に充満する。
ああ、それは可笑しいだろう。青空が見えてしまう吹き抜けの天井であるのにも関わらず、なぜ熱気が消えないのだろうか。それは、もはや物理法則に喧嘩を売っている。
だが、それを為し得てしまった"灼槍"は、今も悪魔の如くせせら笑い、己の灼熱で現世を侵略していく。
故に、一言。地獄であった。
少なくとも、雫に取ってはそう感じてしまう程の光景が眼前で繰り広げられており、息絶えてしまうような恐怖が全身を舐め回すかのように襲ってくる。ああ、だが、悪魔は恐ろしさだけを見せつけただけでは帰ってくれる訳がない。その先の絶望が何よりの好物なのだから……
それを証明するかのように怖さで震えている雫を狙い、弾丸の如き速度で、嗤いながら燃えている"灼槍"の悪魔が放たれた。
そんな危機的な状況に陥っているせいか、雫の思考が高速化されていき、目に見えるもの全てがスローモーションになる。また、迫り来る灼熱の槍や自分自身の呼吸の音さえも消失する。
極限の集中によって研ぎ澄まされた世界で雫は己と対話する。
(どうして、私はこんなことをしているの? 確か、シエナが翔は生きているって嘘をつくから……)
(本当に翔が死んでると私は思っているの?)
(だって、生きているなんてあり得ないじゃない。人間は高いところから落ちたら死ぬのよ)
((でも、だけど……))
"もしかしたら、生きているかも知れない"という考えが雫の脳内を駆け巡る。
そんな考えが雫の脳内で浮かぶようになったのは、きっと過酷なまでの戦闘をしたからだ。
読んで、外して、勝って、負けて、数秒単位で戦術を組み上げる。一手でも間違えれば即座に王手を取られてしまうような決死の戦闘。かような戦いを雫は行っていた。
故に、ほんの僅かな可能性すら考慮する必要があった。縋り付いてでも希望の一手を打つ必要があった。
そうした選択の積み重ねが雫の脳を柔軟にして、あり得ない筈の"翔の生還"を信じられるようにさせたのだろう。
(翔に会いたい。翔とお話ししたい。翔に想いを伝えたい)
乙女の純粋な想いと願いが何処かに流れていき、目には見えない線となって繋がる。
(……あれ?)
両手で握っているネックレスが微かに暖かくなっている事に気づく。
(一体何が?)
それを調べるために握りしめていた両手を開げてネックレスを見る。
すると、ネックレスは仄かに青色に輝いていた。その青色の光を見ていると何故か自身の心に安らぎを齎してくれる。そう、これは翔に抱擁された時のような感覚であった。
雫の直感が告げる。この暖かな青い光は翔のモノであると。
ーー刹那。脳内に"放出の水属性"の扱い方や"翔の洞窟での記憶"、"シエナの直近の記憶"が激流のように押し寄せてくる。
翔の記憶を垣間見た雫の瞳から嬉しさと喜びに満ち溢れた雨が降る。その雨はポタポタと訓練場の地面に落ち、恵みと潤いを与えていく。
(そうなのね…翔は本当に生きていて…。それに力まで貸してくれて…ごめんなさい。いいえ、ありがとう…愛しているわ)
そんな雫の終わりが見えない歓喜の感情は、彼女のバラバラに砕けていた
そして、雫を折れず、曲がらず、全てを切り裂く美しき名刀に変貌させる。もう、彼女の姿からは折れて壊れてしまった印象は微塵も感じられなかった。
それを象徴するかのように雫は美しくも凛々しい声音で、想い人から託された技能のトリガーを引く。
「〈ー放出・供与ー〉求めるは〈ー水ー〉ッッッ!」
瞬間、夜空色に煌々と輝く光が雫の右手に収束していき、何かを作り上げようと形を変えていく。それはハジメが翔に渡した武器であり、いずれは雫の手にも渡る武器であった。
その武器の名称は黒刀。後に魔改造されて、空間さえ切り裂いてしまうような名刀になる武器。いや、神刀にすら至れる武器。
そんな刀の雛形が一時的に雫の右手へ形成された。それを確認した雫は即座に黒刀を左腰に移動させて抜刀術の姿勢へ移行していく。
自身の腰を落として、右足を前に出し、左足は後ろにしてバネの如く力を溜める。そして、左手で黒刀の鯉口を切り、右手で柄を緩く掴んで目を瞑る。
心の中は魚すら棲むことが不可能なほどに清め、波紋すら許すことなく静寂にして明鏡止水の世界を構築する。
今、此処に八重樫流抜刀術の一つである"断空"の準備が完了した。
だが、あの"灼槍"を斬るにはまだ足りない。
故に、雫は無意識領域化で"創法"を体内で循環させて
魔法の核を見切る為に視力を強化、標的を的確に斬り捨てる為に骨格や筋肉を調整、僅かに歪んでいた姿勢の修正など多岐に渡って自身の身体を作り替えていく。
失敗すれば身体が破裂してしまうような愚行であった。しかし、雫は完璧に成功した。
後は己が技を放ち、目標を完膚なきまでに切り捨てるのみ。
「はぁッッッ!」
雫は裂帛の気迫と共に韋駄天の如き速度で疾走して駆けていく。
無論、向かう先は"灼槍"だ。
そして、"灼槍"との距離が2m程になった時……。
ーー突如、空間に水平の黒線が発生する。
その正体は音もなく、風もなく、其処に存在しているのが自然であるかのように放たれた雫の横一文字切りだ。
おそらく、それを視認できた者などいない。そう、断言してしまうほどに心・技・体の全てが極限の高みへ到達していた至高の一太刀であった。
そのような絶技によって斬られた"灼槍"は急速に縮小し、周囲に火の粉を撒き散らしながら虚空へと果てていった。
恐ろしき悪夢がなくなった空間に水底のような静寂が訪れる。
音が発生していない空間で一人、雫は鍔鳴りすら発しないほど卓越された動作で納刀する。そして、黒刀を眺めようとしたが……。
「あっ…」
役目を終えた黒刀は蒼色の粒子となり、太陽の光を反射しながら何処かに消えていく。
雫は何故か物悲しくなった。其れはきっと偽物であるとしても想い人との繋がりの品が無くなってしまったからだろう。
そんな雫の所まで来たシエナが気まずそうに話し始める。
「大変申し訳…『気にしないで大丈夫よ。私の為にしたんでしょ? 謝る必要はないわよ。』…雫様は優しいですね」
「そんなんじゃないわよ。ただ、迷惑をかけたのに謝罪を受けるなんて出来ないだけよ。それにこちらこそごめん『それこそ気になさらないで下さい。私が勝手にしたことです』…シエナも十分に優しいと思うけど?」
二人して謝罪祭りが始まってしまった事にどちらからとも無く笑ってしまう。
笑い合っていた二人の元に香織が接近してくる。ただし、闘牛の如き速度で。
「しぃ…ずぅ…くぅ…ちゃん〜〜! 本当に…元に…戻って良かった…よぉぉ!」
「香織もごめんなさい。迷惑をかけ……ッッッ!?」
香織の勢いがついた体当たりを正面から受けてしまった雫は2mほど吹き飛んだ。
「大丈夫ですか雫様!?」
「雫ちゃん!?」
そんな雫を心配して叫ぶシエナ。その元凶の香織。何が何やらめちゃくちゃだった。
「か〜お〜り〜…正座!」
「ひぃっ!? えっとね、ほら…感動的な場面だよ? だから、お説教はまた今度で良いと思うな〜」
確かに感動的な場面であり、また今度の方が良いのではあるが……香織のタックル事件は前にもあったので、雫はそれを拒否して問い詰めていく。
「へぇ〜、そう。南雲君に突撃して気絶させた事は忘れてしまったと解釈しても?」
「えっと…そこに愛があったから仕方ないかな〜って…ね?」
「言い訳…ない…でしょ! はぁ〜、前も言ったでしょ! 人に突撃したらダメだって!」
「わっ…わっ…これは久しぶりのオカンモードの雫ちゃんだぁ〜」
「誰が…オカンか! 私は17歳よ! 大体ね……」
先程まで戦闘をしていたとは思えない会話が繰り広げられて時間が過ぎていった。