英雄伝説・空の軌跡~銀の守護騎士~   作:黒やん

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プロローグ

ども、はじめまして司です

 

早速で悪いんスけど一つ質問させてもらいます

 

「ここ…どこだ…?」

 

そう、気がついたら何か知らんけど真っ白な空間に 立っていた

 

…え?話し方急に変わった?

 

こっちが素だけど何?

 

まあ話を戻すと何で俺はこんな訳のわからん場所に いるのかってことだ

 

「オイオイオイオイ何ですか?目が覚めたら異空 間でした~って何のテンプレだよ。つーかそもそも 俺生きてるよ?お前死んだから転生しろ~ってフラ グは有りませんよ~?」

 

とか誰もいないのに言ってたら急激に虚しさが…

 

あっ、ヤベ。涙でそう。

 

そこ、ヘタレとか言うな。

 

暫くorzになっていると

 

「待たせたな~…って何しとるんじゃお主?」

 

と、明らかにイケメンな、だけどなんとなく胡散臭 ~い雰囲気を纏った人がいつの間にか背後にいた

 

「…お前いつの間にそこに?」

 

「『オイオイオイ…』のあたりから」

 

「いや声かけろやぁぁぁ!!めちゃくちゃ恥ずか しいじゃねーかバカヤロ―!」

 

「お主…仮にも神に向かってバカはないじゃろ…」

 

「知るか若爺!バカはバカだ!…って神!?」

 

「その通りじゃ北川司。 いや~すまんの~今回の事はこっちのミスでな~」

 

今回の事って俺がここにいる事か?

 

「そっちのミスなら俺は帰れるのか?」

 

「神ってわかっても敬語は使わんのじゃな… それは無理じゃ」

 

「こんなしょうもないミスするバカに敬語なんか 使えるか 何でだよ?」

 

「そりゃあお主死んだからのぅ」

 

「………………は?」

 

俺が死んだ?イヤイヤイヤイヤ無い無い無い無い

 

「冗談はその見た目と口調のミスマッチだけにし ろよ。 つか戻せ。今すぐ戻せ。さあ戻せ」

 

「無理」

 

「即答!?ちょっとは考えるとかしろや!」

 

「無理なもんは無理じゃ だってお主、隕石が頭に直撃してしんだから体は木 端微塵じゃもん。」

 

木端微塵って…マジかよ…

 

と、再びorzになっていた俺だったが

 

「ただお主はこっちのミスで死んだ事もあるから の、転生させて再び輪廻の輪に放り込むことに決ま った」

 

…何ですと!?

 

「爺、最初にそれを言え!」

 

「お主がワシの言葉をちょいちょい遮って質問す るのが悪い。で、転生先なんじゃがな…」

 

そこで一旦言葉を切る神

 

「実はの…お主に何個かの選択肢の中から選んで もらおうと「よっしゃ~!」」

 

転生先選べるとかテンプレじゃねーか!夢にまでみ たチート無双じゃねーかぁぁぁ!

 

「落ち着かんか!…さっきも言ったがあくまで“い くつか”の中からじゃ。あんまり有名な所は転生先 として人気じゃからな。世界が空いてないんじゃ」

 

「…どんだけミス多いんだよ神なのに」

 

「言うな。 それでお主の転生先じゃが…この中からくじ引きじ ゃ」

 

「イヤそこは選ばせてくれるんじゃねーのかよ! ?」

 

「贅沢を言うな。さあ、引くがよい」

 

そう言って神はごく普通の紐式のくじを俺に差し出 して来た

 

俺は諦めて大人しく引こうとしたが

 

「おおっと!忘れる所じゃった。お主に5つだけ 向こうに行ってからの特典をやろう。さあ言ってみ るが良い」

 

「マジで!?」

 

これは本格的にチート無双のチャ~ンス!

 

「じゃあまずはテイルズの術全部使えるように それと身体能力だな…これはあれだ、限界を無くし てくれ。鍛えたら鍛えただけ強くなるみたいな感じ に」

 

「ふむ…これだけでも十分チートじゃな…他には ?」

 

「これだけでも十分だけどなぁ…じゃあアレ、写 輪眼欲しい。使っても視力は落ちないやつで」

 

「もう戦闘面だと目も当てられんくらいチートじ ゃな…後二つじゃ」

 

「ん~…じゃあ見た目だな。黒猫のトレインみた いなのがいい。後は俺専用の武器がいい。小太刀と 太刀で、どんだけ切っても切れ味は落ちない、折れ ないやつ」

 

「やりたい放題じゃな…(くじとは言え流石に5 つは不味くないかの?最高神様よ…)」

 

「結構無茶言ったんだけどいけんのか?」

 

つーか今言った能力、戦闘無しの世界だとかなり意 味ないな

 

「無問題じゃ。じゃあ転生先を決めようかの」

 

「よし…これだ!」

 

「うむ…なになに?『英雄伝説空の軌跡』だそう じゃ」

 

なん…だと…?

 

「ネ〇まじゃなく?」

 

「空の軌跡じゃ」

 

「リリ〇のでもなく?」

 

「英雄伝説じゃ」

 

本日三回目のorzに苦しんでいると

 

「む?時間じゃな…良いか北川司?一応向こうで は記憶はそのままじゃが精神は肉体に引っ張られる からの。気をつけて行ってくるんじゃぞ?」

 

「行くってどうやっ…て?」

 

再び気がつくと、足元に穴が開いていた

 

「良い旅を~」

 

「てめっ、クソ爺!いつか覚えてろォォォォォォ !!…」


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