「さて、先ずはここの管理人に挨拶に行くわよ」
6人を連れて入ってすぐ、キリカはそう言った
「管理人って……ケイジか?」
「さぁ?そこは私も知らないわ……っと、着いたわよ」
少しだけ他の扉よりも大きな『管理人室』と書かれた扉を開けて中に入るキリカ。6人も大人しくそれに続く
「失礼します。例の6人を連れて来ましたわ」
中に入ると、仮眠用なのか寝台と、聖書であろう本が大量に置かれた本棚、そして執務用の机……そこでゲンドウスタイルで座っているセルナート
「「…………!」」
元ネタを知っている転生者二人が吹き出しそうになるが、なんとか堪えたようだ
だが……
「やぁ、皆元気そうだね」←ヘリウム声
「「「ぶふっ!!」」」
『ケビン、リク、シオン、アウトー』
「オレだけピンポイントすぎへんか!?………いたっ!!」
「ゲンドウスタイルでそれはないだろ………うぐっ」
やはりというか、セルナートを知っているケビンと転生者二人がアウトとなる
「せこい………このピンポイントさはせこい……!」
「だ、大丈夫ですか?」
なのはが若干心配そうにするが……
「フム、君は優しいのだな。そんなどうしようもないネギをも心配するとは」
「あ、いえ、そんな事は………」
「ネギ言うな!」と言うケビンのツッコミは完全にスルーである
「いやいや、謙遜しなくてもいい。その優しさは君の美点なのだろうからな」
「い、いやぁ~///」
「………ところで、18にもなって魔法少女を自称するのは恥ずかしくないか?」
「なんで知ってるのぉぉぉぉぉぉぉ!!!?」
『リク、シオン、なのは、アウトー』
「これは無理だろぉぉぉぉぉぉ!!………うっ」
「なまじ元ネタを知っていたばっかりにぃぃぃぃぃぃぃ!!…………っ!」
「なんで心と体にダブルでダメージ受けなきゃいけないのぉぉぉぉぉ!!………あうっ!」
「これは………辛いね」
「明らかに黒歴史をほじくりかえされたっぽいわね……」
とりあえず、なのはとの付き合い方を変えようかどうか本気で悩むバカップルであった
ーーーーーーーー
「開始早々酷い目に遭ったの…………」
「全くや………」
「疲れるのはまだ早いわよ?まだ23時間23分残っているのだから」
早くも数名が疲れているが、そんな事はお構いなしにキリカはどんどん歩を進める
「ほら、着いたわよ。ここが今日貴方達が使う執務室。とは言っても御飯の時くらいしか使わないだろうけど」
執務室には6つのデスクが置いてあり、それぞれに名前が彫られてあった
そして、書かれてある名前通りに6人が座ると、キリカは「朝ごはんを用意する」と言ってすぐに部屋を出て行ってしまった
「…………なぁ、シオン」
「うん。間違いないよ。これは……」
二人は顔を見合わせて頷くと、すぐに机のチェックを始める
それに残りの四人も訳がわからないままに二人の真似をし始めた
「……何かあったか?」
「オレは何もないで?」
「ボタンが一つ」
「私もなの」
「あたしは鍵が……」
「僕も同じだよ」
「そうか……俺は開かない引き出しが2つだ」
そう皆で報告しあうと、とりあえず黙りこんでしまう
「ボタン、押してみーひん?」
「そうだな………」
「じゃあ私からいくの」
なのはがボタンを押すと、何処からともなくリュートの音色と歌声が聞こえて来る
「こ、これはまさか……」
「いや、確定だろ」
パカッ
「やぁやぁハニー達~。楽しんでるか~い?」
『………………』
突然壁の一部が開いたかと思うと、サンバの格好(女性用)をしたオリビエが大量の花と共に現れる
そして、無言6人を完全にスルーして一曲しっかり弾き語りするオリビエ。オリビエは弾き語りを終えるとリュートを背中に背負い、何処からともなくマイクを取り出すと……
『全員、アウトだよ』
『ええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!?』
『あ、野郎共は二回アウトね』
「「「「理不尽!!すっごい理不尽んんんんんん!!」」」」
そしてオリビエは全員がしばかれてる中、一人優雅に髪をかきあげる
「フッ…………いつもは基本的に虐げられて、これもユーモアだと我慢してたけど……いざそれが無くなるとなかなかに寂しいものだね」
『え?じゃあオリビエもついでにアウト。あ、野郎は二回だったか?じゃあ二回アウトな』
「……………………え゛」
アッーーーーーーーーーーーーー!!!!!
結局、オリビエはオリビエだった
とりあえず中間発表~!!
一位、ティオ………5票
二位、セシル・フラン………3票
三位、なのは・はやて………2票
四位、イリア、オリ…………1票
最下位、リーシャ………0票
何故か応募していないリリカル票が上位に……
しかしティオが強い。流石安定の幼女
リーシャはダメって声が多いですね。やったねリーシャ!ある意味大人気だよ!
まだまだ投票待ってます~!
……え?今年は投稿しないんじゃなかったのかって?
……………受験生ってさ、ストレスたまるんだ……