新劇場版 急・結   作:スターゲイザー

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今話タイトルはTV版エンディング曲より(修正:『劇場版 シト新生』の主題歌(エンディングタイトルロール)でした)




第3話 魂のルフラン

 

 

 

 ニア・サードインパクトによって地上が露出したジオフロントの中で一際異彩を放つ一角がある。

 幾つもの使徒封印呪詛柱が地面に埋め込まれ、円の中心にエヴァンゲリオンMark06の放ったカシウスの槍に貫かれたエヴァンゲリオン初号機を覆い隠すように建設された仮設施設。

 生身の人間が長時間いれば個体が保てなくなるL結界密度の数値が高い中に、数時間前までいた防護服を纏った者達は全ての準備を終えて撤収していた。

 

「――――やはり駄目です。エントリープラグ排出信号、受け付けません」

 

 第2発令所にもいい加減に慣れた伊吹マヤの事前の予想通りの報告に、赤木リツコは表情一つ変えることなく頷く。

 

「予備と疑似信号は?」

「拒絶されています。 直轄回路も繋がりません」

 

 第10の使徒を相手に人知を超えた力を発揮した初号機に、最初から上手く行くとは誰も思っていない。

 

「L.C.L.の温度は36を維持、酸素密度に問題なし」

「放射電磁パルス異常無し。波形パターンはB」

「各計測装置は正常に作動中」

 

 オペレーター達の報告が連続する。

 今のところは実験は順調に行われていると言える。技術面に関しては門外漢の葛城ミサトも使徒戦と違って口を出すだけで邪魔になってしまうので、大人しく壁の花のように大人しくしながら経過を見守る。

 

「プラグの映像回線繋がりました。主モニターに廻します」

 

 それでも、日向マコトが言ってメインモニターにエントリープラグ内の映像が映し出されると、流石にその異様さから呻ぎ声を上げずにはいられなかった。ミサトと同じ心境の者達のどよめきでその声も紛れる。

 

「シンジ君が、いない?」

 

 思わずと言った様子でミサトの口から言葉が漏れる。

 そこにいるはずのシンジの姿はなく、破壊されたインテリアの一部がプラグ内を浮遊するだけ。

 

「まあ、予想通りだにゃあ」

 

 ミサトの疑問に答えるように、白衣を着た真希波・マリ・イラストリアスが訳知り顔で答えながら忙しなくコンソールを操作する。

 

「どういうこと?」

「ヒトの域を超えるのに必要な代償というわけ」

 

 チラリとミサトを見て、それ以上のことを言う暇はないと作業に戻るマリ。

 

「ミサト、彼女はこちらが無理を言って手伝ってもらっているのよ。邪魔をするならあなたであろうと出て行ってもらうわ」

 

 更にマリに言い募ろうとしたミサトを遮るように、実験の監督をする赤木リツコが厳しい面持ちで間を遮りながら告げる。

 

「…………分かったわ。だけど、代償っていうのはどういう意味なのか教えてくれても良いんじゃない?」

 

 ミサトは叫び出しそうになる気持ちを押し留め、邪魔にならないように声量を抑えてリツコに問う。

 リツコもその程度を教えるぐらいで静かでいてくれるならと口を開く。

 

「あの時、プラグ深度は180を優にオーバーしていた。プラグ内の様子を見るに、コアに近づき過ぎて取り込まれたと見るのが自然ね」

「シンジ君は戻って来れるの?」

 

 ニア・サードインパクトを起こしたほどの初号機の神の如き力を思い出し、ミサトは覆って来る不安を紛らわすように組んだ腕のジャケットを強く掴んだ。

 

「その為のサルベージよ。ただ、インテリアを破壊出来てしまったシンジ君がヒトの姿に留まっているかは保証しかねるわ」

 

 プラグ内の映像の中で、操縦者をパイロットシートに固定する為のインテリアだけが浮かんでいる。考えられるのはシンジが自力で外したという荒唐無稽な推測だったが、人の域を超えた初号機のことを思えばパイロットにどのような変化が起きていても変な話でもなかった。

 

(あの時の初号機の神に近い力は恐らくシンジ君のレイを取り戻すという、ただそれだけの願いの為に発揮された)

 

 2号機に搭乗していたマリから避難シェルターにいたシンジが零号機が使徒に捕食される場面を見たという証言と、第10の使徒から初号機が再構成した綾波レイの姿をミサト達が見ていたことから、そのような推測が立てられていた。

 

(もしかしたら、シンジ君は戻らない方が幸せなのかも)

 

初号機の中にいるシンジがどのような状況かはミサトには分からない。それでも純粋な願いとは裏腹に起こってしまった悲劇を知らないでいる方がシンジにとっては良いかもしれないとミサトはふと思った。

 

「全探査針、打ち込み終了」

「電磁波形、ゼロマイナス3で固定されています」

「自我境界パルス、接続完了」

 

 一度始まった実験はミサトの意志に関係なく進行していく。 

 

「了解――――サルベージ、スタート」

 

 リツコの宣言が為され、もはや止めることは出来ない。ここからが実験の本当の始まり。ミサトは瞬きもしない気持ちでモニターを見つめる。

 

「第1信号を送ります」

 

 日向が手元のコンソールを操作する。

 

「初号機、信号を受信。拒絶反応無し」

「続けて、第2、第3信号送信開始」

 

 青葉シゲル、マヤと続く報告は現段階では実験が上手く進んでいることを示す。

 

「対象カテクシス異常無し。デストルドー、認められません」

 

 マリが普段のおちゃらけた態度とは裏腹に実験が始まってからは真面目な言葉遣いに終始してリツコに報告する。この二面性にリツコはまだ慣れない。

 

「了解、対象をステージ2へ移行」

 

 ニア・サードインパクトを起こすほどの人知を超えた領域にいる初号機に干渉する恐怖に苛まれながら実験は続く。

 

「シンジ君……っ!」

 

 ミサトの祈りは果たして誰に向けたものか。

 

「――――――――帰っておいで、ワンコ君。君とは話したいことが一杯あるんだから」

 

 マリは何にも祈らない。

 人の域を超えたモノを知りながらも、初号機の裡にいるシンジに自ら戻る意志を持つように呟くのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その日は珍しく母の仕事が休みで、シンジが以前からせがんでいた野外プールに行って存分に楽しんだ後の帰り道。

 刺すような日差しの中ではただ立っているで汗が浮かび、息を吸う度に生温い空気が肺に入る。全力で遊んだ後の幼子には些か辛い状況だった。

 

『暑い?』

 

 手を繋いで歩く息子の普段とは違う様子に気づいた母が蝉の鳴き声に包まれながら問いかける。

 シンジは日傘と帽子で生まれる影の中にある母の顔を見上げ、位置関係で陽射しの眩しさに目を細めながらコクリと頷く。

 

『うん』

『ふふ、さっき折角プールに入ったのにね』

 

 正午近くになり、太陽が頂点に近くになるにつれて気温が上がる。プールで散々遊んだ後、シャワーで流したシンジの顔に幾つもの汗が浮かんでは流れていく。日傘を差すユイと違って直射日光を浴びるシンジは遊んだ後の疲労による気怠さ以上に無口になっていた。

 

『おいで』

 

 日傘を畳んで、差し伸べられる手に甘えてシンジは母に抱き抱えられた。

 母の首に手を回して、歩き出したことで規則的な振動がシンジを揺り動かす。

 

『今は一年中セミが鳴いているけど、シンジが生まれる前はもっといろんな季節があったのよ』

 

 プールで遊んだ疲労と、腕の中の安心感、規則的な揺れが子守歌となってシンジを眠りに誘いそうになった最中、不意に母が語り掛けて来た。

 シンジは閉じそうになる瞼を開けて前を向く母の顔を見上げる。

 

『春になるとそこら中で一斉に桜が咲き出し、秋になれば木の葉が色とりどりに染まったわ。冬になると雪が降った』

『ゆき?』

 

 セカンドインパクトによって地軸の移動が起こったことで緯度が変わり、日本では四季がなくなり一年中夏の気候になっている。まだ幼いシンジはインパクト後の世代なので知識としての四季を知らず体感もしてもいない。雪と言われても何なのかを知らないのだ。

 

『そう、寒くて雨が凍ると雪になるの』

 

 母の首元にあるシンジの目にはその時の母がどのような表情を浮かべていたのかは分からない。

 

『それが解けずにどんどん降り積もると、街中真っ白になるのよ。家もビルも土も木も』

『くるまも?』

『うん、車も』

 

 母の腰にまで届かないシンジの目線の位置からだと車は物凄い高さにあるように見える。その車も真っ白になると聞いたシンジの目が睡魔に勝って大きく開かれる。

 

『とても奇麗なのよ。何時かシンジにも見せてあげたいわね』

 

 両親やその他の小さな世界が今のシンジの全てだった。母が言うなら自分も見てみたいと思ったシンジも何度も頷く。

 

『海もね、今の赤く生物のいない所じゃなくて、青く色んな生物が生きているとても素敵な所だったのよ』

 

 言った母はシンジを地面に降ろし、日傘を横に置いた。

 視線の高さを合わせるように膝を曲げて腰を下ろしシンジの手を両手で持つ。

 

『忘れないでね、シンジ』

 

 記憶の中の母の姿が急速にぼやけていく。

 まず風景が形を失くし、次いでさっきまで嫌になるほど感じていた陽射しの熱さが消えた。

 

『母さんと約束しましょう――』

 

 姿形がおぼろげとなり、最後に声すらもエコーがかかったかのように反響して、最後は擦れて聞き取れなくなる。

 

『■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■』

 

 母が消える前のあの日、あの時にシンジに向けて何を言ったのか。それだけが思い出せない。

 

「――――シンジ君!!」

 

 揺籃から追い出されたシンジの体が硬い場所に叩きつけられる。

 高低差がさほど無かったのと、シンジの意識自体がまだ夢現に近い半覚醒の状態だったから痛みも全然ない。ただ、通信越しのミサトの叫びだけは耳が正確に聞き取っていた。

 

「さてさて、ワンコ君が出て来たことで事態はどう動くのかにゃあ」

 

 実験の成功に湧く現場の空気とは裏腹にマリはこれから訪れるだろう波乱を待ち遠しそうに楽し気な笑みを浮かべる。

 映像の中では防護服を纏った数人がシンジに群がろうとしていた。

 

「初号機のコアより現れた少年は隔離病棟に搬送。意識状態は未だ回復していません」

 

 実験から暫くの後、司令室で司令代理の渚カヲルが加持リョウジから報告を受けていた。

 

「物理的情報では、コード第3の少年と完全に一致。生後の歯の治療跡など身体組織は、ニアサー時を100%再現しています」

「数値上では()はそのまま帰って来たというわけだ」

「精神の状態は分かりませんがね」

 

 楽し気なカヲルに冷や水を浴びせた形の加持だが彼も浮かんでいる笑みの種類は変わらない。

 

「お帰り、碇シンジ君。君の帰還をみんなが待っていたよ」

 

 シンジの帰還が停滞していた今を良きにしろ悪しきにしろ動かす切っ掛けになると、カヲルは訪れる未来を祝福するように微笑んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 時刻は夜半。加持リョウジが根城としているネルフ宿舎の一室には人影が二つあった。

 

「シンジ君が無事と分かったら男と密会なんてリツコは今頃、イヤらしい女だって軽蔑してるわね、きっと」

 

 ベッドの上で加持と重なり合う葛城ミサトは一戦を終えて荒れた息を整えながら言った。

 

「情欲に溺れている方が、人間としてリアルだ。少しは欺けるさ」

 

 ミサトの上から横に退いた加持は一つ深く息を吐く

 

「どこかのスパイを?」

「いや、自分を」

「他人を、でしょ。あなた、人の事には興味ないもの。そのくせ寂しがる」

「それはお互い様だろ」

 

 逸早く息を整えた加持が冗談めかして言うのを鼻で笑ったミサトは、返って来た指摘に返答はしなかった。

 

「煙草、貰うわよ」

「どうぞ」

 

 加持がベッドサイドに置きっぱなしにしていた煙草の箱から一本取り出して咥える。ライターも拝借してベッドにうつ伏せのまま肘を立てた状態で火を点ける。

 

「…………なによ、ニヤニヤして」

 

 白煙を吐き出したミサトは隣で加持が締まりのない表情でいることに気づいた。

 

「ミサトが煙草を吸う姿を見れるのが俺だけってのが嬉しくてね」

「あっそう」

 

 男が女を自分の物にしたがることは大人になれば嫌でも知ることになる。ミサトは独占欲に満足している加持に無粋なツッコミをせず、もう一度吐き出した白煙が宙に消えるまで見つめていた。

 

「で、人類補完計画。どこまで進んでるの?」

 

 手を伸ばして灰皿に灰を落としたミサトが世間話のように訊ねる。

 UNの事情聴取の後、加持が司令代理に近いとミサトが知ってから、この関係は復活した。このやり取りも果たして何度目か。

 

「サードインパクトを起こしかけた初号機、行方不明の碇司令と副指令、委員会から派遣された司令代理、ここに来て急に充実するエヴァ、今まで話にも上がって来なかったパイロット…………分からないことが多すぎるわ」

「こんな時にも仕事の話とは、ピロートークにしては殺伐としてる」

「リョウジ、茶化さないで」

 

 毎度のやり取りにある意味で慣れたミサトの声にも迫力はない。

 結局ははぐらかされて、相手の温もりを感じながら眠ることになる。それも悪くないと、こうして情事を重ねることと真実を知りたい欲望のどちらが自身の本音なのか分からなくなっているミサトは煙草の煙を吸い込む。

 

「――――仮に、俺が全て答えたとしよう」

 

 加持はミサトの吐き出した白煙がまた一つ空気に混じって消えていくのを見つめる。

 

「勿論、俺が知ることが正しいとも、ミサトの疑問に全て答えられるとも限らない」

 

 今までとは違う対応にミサトが煙草を持っていることも忘れているようだったので、背中側から手を通してテーブルの灰皿を取って枕元に置いた。

 

「碇司令達やゼーレが目的としていることが良い物なら何も問題はないだろうが、もしもネルフやゼーレがミサトの、人類にとってよくないモノを計画していたとしたらどうする?」

「止めるわ」

 

 一瞬の迷いすらなく言い切ったミサトに、加持は即断即決の彼女らしいと思いながら苦笑する。

 

「身内と戦うことになってもか?」

「どこまでを身内とするのかによるわね」

「まあ、確かに今の本部は実に多種多様だからな」

 

 今のネルフ本部は支部の者が多く出入りしていて、更にUNや戦略自衛隊の査察も頻回に行われているので人種の坩堝という状態だった。知らない顔とすれ違うなんて、今のネルフ本部では珍しい話ではない。

 その中で明確に敵と味方と分ける分かりやすい基準はない。

 

「目印でもあれば敵味方の識別が出来るわよね」

 

 既に戦う決意を固めているミサトに、この後の使徒戦のスケジュールを知る加持はその口を自分の口で塞ぐ。

 

「ちょっと誤魔化さないでよ……こんな事で」

「詳しい話はまた後だ。今を楽しもう」

 

 ミサトの抵抗も小さく、それすらも抑え込んだ加持は内心で時間がもう残り少ないことを知っている。

 

「やだ、ゴム付けてよ……」

 

 聞こえないふりをして自らをミサトの中に入れる。

 

(これで最後かもしれないからな)

 

言い訳のように加持は内心で呟きながら、二人の夜は更けていくのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 加持とミサトが何戦目かに励んでいる同時刻、標高の高いどこかの険しい山を二人と一匹が進む。

 ネルフから逃亡した碇ゲンドウと冬月コウゾウはその土地土地で衣服を変え、道中で偶々手に入れたロバを荷物持ちにして山を登る。

 

「そろそろシンジ君がサルベージされた頃合いか」

「…………」

 

 先を歩くゲンドウに向けたものではなく、ただ老骨には堪える登山の苦労を紛らわせる為に冬月は呟いた。

 返事を期待していたわけではない冬月は沈黙を当然のように受け止め、手に持つ杖と荷物持ちのロバの手綱に力を籠める。

 

「こちらの提案に対してゼーレは沈黙したままだ」

 

 返事を期待していたわけではないのに、一人で喋っていると予想外に気が滅入った。

 荒れる息を整える為に大きく吐いた息が温度差で白く染まる。

 

「…………我々の思惑を計りかねているのだろう。自らの想像の埒外には手が及ばなくなる。器を捨てようとも彼らもまた人に過ぎないのだから」

 

 ネルフの司令職とは対外折衝等の交渉事が多く激務だ。普段から運動する時間を取れないゲンドウも山登りは堪えているようで、沈黙ではなく言葉を返した。

 

「ゼーレの少年の行動次第ということか。或いは第三の少年の」

 

 久方ぶりの反応に冬月の口も滑らかに動く。

 

「ゼーレのシナリオを我々で書き換える。あらゆる存在はそのための道具に過ぎん」

「息子すら道具とするか。お前らしいと言えるが」

 

 予定外はなく、全て彼らのシナリオ通り。

 イレギュラーすらもシナリオに組み込み、最終的な目的さえ達成すればそれで良しとする。

 

「時計の針は元には戻らない。だが自らの力で進めることは出来る」

 

 元に戻せるならばどんな方法を使おうとも実行しているだろう。時間に可逆性はないのだから、自分の願いを叶えるために自らの魂を含めてあらゆる犠牲を払って前に進むのみ。

 

「お前の生き様を見せても息子のためにはならんとするか。私はそうは思わんがな」

 

 冬月の問いに対して、ゲンドウは何も答えなかった。

 

「まあいい。俺はお前の計画についていくだけだ。ユイ君のためにもな」

 

 再びだんまりを決め込むゲンドウの背を追いながら、冬月は天高く飛ぶ鳥を見上げた。

 かなり標高の高い山の頂上に向かって登っているというのに、鳥はそれよりも遥かに高い位置を悠々と飛んでいて、どれだけ追いかけても永遠に届かないような錯覚に陥りそうになる。

 

「細工は流々、仕上げを御覧じろとは良く言ったものだ」

 

 天高くを行く鳥を追いかける地を這うヒトとして生きることを選んだ男達は道なき道を進む。

 

 

 

 

 

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