魔法科高校の劣等生・来訪者編クリアRTA   作:まみむ衛門

41 / 96
3-1

 不撓の精神で走り、家族仲も不凍だけど、不登校なRTA、はーじまーるよー!

 

〈システムメッセージ・「中学校入学」のトロフィーを獲得しました〉

 

 

 いきなりもう二度と行かない中学校入学からスタートです。

 

 今まで積み重ねてきた数多の人生の知識を段階的に解放して、現在はこの世界の高校二年生程度の学力を持っていることになっています。それを散々小学校卒業間際ぐらいにアピールしたので、小学校から中学校へと引継ぎが行われていたのもあって、いきなり不登校でも通じるようになりました。

 

 

 

 あ、ちなみにどうせ不登校と言うことでいつき君は地元の公立中学校ですが、あずさお姉ちゃんは、名門私立中学に進んでいます。入学時、つまり去年の段階で、人生を何周もしたはずの私ですらついていけなくなりそうな話を嬉々として語るぐらいの知能ですからね。名門私立の合格も余裕でした。

 

 この名門私立の特徴は、魔法系の部活があることです。生まれながらに使える人が限られる魔法という分野なので、よほど数奇屋な私立中学校でもない限り魔法を授業などに取り入れることはありませんが、魔法系競技の部活自体は、お金のある私立では用意しているところもそこそこあります。見た目が派手なので、学校の宣伝にちょうどいいんですね。

 

 お姉ちゃん自体は競技に適性があるようなタイプではありませんし、結局運動能力もメンタルも原作並みになりそうなぐらい低いのですが、魔法力総合はすでに同世代トップなので、中学生集団の中では、運動能力の比重が大きい競技でもない限り無双できそうです。まあ、部活には入ってないんですけどね。この中学校に入った意味よ。

 

 理由は、研究所通いが忙しいからです。第三次世界大戦の傷が癒えず、平和と言うよりかは休戦中に近い情勢なので、群衆のパニックを抑えるのに大きく役に立つ『梓弓』は、価値ある研究対象なんですね。実際、この年には、沖縄と佐渡島で同時に大亜細亜連合・新ソビエト連邦から侵略行為を受けることになるわけですから、これを研究しようとするのは、先見の明があると言えるでしょう。

 

 

 

 さて、中学校に上がってからは、外と関わるイベントもあります。

 

 まず一つは、以前も説明した通り、論文コンペは毎年見に行きます。あずさお姉ちゃんの興味を引きつつ、家族旅行で家族仲上々にしましょう。

 

 

 そしてもう一つ。このあたりで、そろそろあずさお姉ちゃんに、さりげなく転生者知識を植え付けましょう。

 

 どんな知識か言うと――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――パラサイトの知識です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 四葉家チャートやその他十師族チャートなどの数字付き(ナンバーズ)チャートは、家の中での権力争いがドロドロとしていて、常に監視されているような状態です。血筋の才能と魔法訓練・研究の環境は大変魅力的ですが、それこそ未来に起こる事件を予測しているかのような動きをすれば、怪しまれて動きが制限され、場合によっては暗殺されます。そのため、そのあたりをかなり気を付ける必要があるんですね。

 

 一方、吉田家チャートや中条家チャートのような一般家庭チャートは、そういうことをしても怪しまれませんし、怪しまれたとしてもデメリットはほぼ皆無です。

 

 そのため、適当に理由をつけて、不自然にならないよう段階的にパラサイトについて色々話しておいて、事件が起こると同時に即動いてくれるように、事前に知識を植え付けておく、ということが可能なのです。

 

 中条家仲上々チャートはあずさお姉ちゃんが主戦力なので、当然、パラサイトについてはしっかり説明しておきましょう。精霊・独立情報体の存在自体は魔法師界では周知の事実なので、そこの話からスタートして、「じゃあ精神の情報体とか、いるのかな?」みたいに誘導します。

 

 こうすれば、精神干渉系魔法に突出した才能があり、固有魔法もあるため、精神に関心があるあずさお姉ちゃんは、がっつり食いついてきます。

 

 

 

 そして、この行動は、中学校の間にやっておきたいこと3つ目への布石にもなるわけです。

 

 それが、この中条家仲上々チャートにおける三人の重要人物の二人目、吉田幹比古君との接触です。

 

 原作では中条家と吉田家には全く接点がなく、それはこの世界でも同じです。

 

 しかしここで、パラサイトの存在を事前に植え付けるがてら精霊の話をしたことで、「古式魔法に興味が出てきた」という話につなげることができるわけですね。ここから上手いこと誘導して、同世代魔法師が集まる交流会みたいなのに呼んでもらいましょう。

 

 

 というわけで、はい、ちょっとした交流会に、参加することになりました。

 

 魔法師界は、特に魔法科高校に入学する前は、相互のかかわりが大変希薄です。それを解消して、交流を深めつつ仲間の輪があることを子供に体験してもらうために、こんな交流会も開かれていたりするんですね。お高く止まっている二十八家レベルはこんなイベントには参加しませんが、百家ぐらいだったら割と参加することがあります。

 

 今回の交流会は、精霊と古式魔法への興味がきっかけなので、古式魔法師が多めに集まる会です。現代魔法師でも、古式魔法界隈とかかわりの深い家の子供が来ていますね。それにしてもこんな会に参加をねじ込めるって、バリバリの現代魔法師のはずなのに、中条家のパパ・ママ凄すぎませんか? あずさお姉ちゃんは優秀な魔法師の重要なネームドの中でも出自がほぼ作中で明かされなかったのですが、こんな家で育った設定があったんですねえ。

 

 あ、そうだ。画面をご覧の通り、今回は同世代魔法師限定なので、いつも一緒のあずさお姉ちゃんはいません。うーん残念。

 

 さてさて、このイベントに幹比古君は来てるかなーっと…………うーん、残念。今回は来ていませんね。仕方ないので、適当に交流しておきましょう。ここには重要なキャラはいませんが、ここから幹比古君に会うまで何回も参加するので、初回で急にやる気をなくしたと見られてはいけませんからね。

 

 こんな感じで、大体月一で開かれる会に毎回参加して…………六回目、ついに見つけました!

 

 

 

 ご覧ください、あちらが中学一年生のころの吉田幹比古君です。

 

 

 

 すでに身体もある程度成長していて、原作よりも少し幼い程度ですね。隣で彼をからかっているエリカちゃんも同じような感じです。

 

 このころの幹比古君は、すでに小学生のころから才能を発揮していて、「吉田家の神童」と呼ばれてます。その才能は天井知らずで、ここからさらにグンと成長していく、という時期ですね。

 

 では、話しかけて交流していきましょう。今までの会で「神童」の噂は聞いていたので、「君があの噂の?」って感じで接触します。

 

 そこから古式魔法師でもそうそう知らない精霊の話にまで持っていって、ただの現代魔法師じゃないアピールをして、興味を引きます。嫌われないように、エリカちゃんも仲間外れにしないよう、ほどほどに話しかけましょう。

 

 そして交流会のイベントの一つである魔法を使った軽いレクリエーションで幹比古君と対戦します。当然、こちとら全ての時間を魔法に捧げているので勝ちますね。ふん、人生を何回もやり直して不登校になって出直して来な!(理不尽)

 

 これで完全に幹比古君の興味を引けました。彼は根本的にシャイボーイなので連絡先の交換とか誘ってきませんが、ここからあと1回か2回か交流会で会いましょう。そこまでやってお互いに顔と名前をそうそう忘れないぐらいになったら、もう交流会にはいかなくていいです。スランプになった高校一年生の時にまた会おうな!(ゲス顔)

 

 

 

 さて、こんな感じのイベントをこなしてるうちに、中学二年生の春ぐらいになりました。

 

 ステータスは順調に育っています。魔法力はこのままいけば一桁順位での入学は固く、二位入学の可能性も高いです。学力補正も、四葉家チャートに比べたら表面上の勉強を強いられる機会が多いので、テストのヒント(チート)もそこそこ有効になってくれるでしょう。

 

 ただ、身体能力は問題です。身体のどこにも障害も怪我もないのですが、いかんせん、筋肉がつきにくい上に細身で、しかも御覧の通り、未だに見た目はショタです。

 

 この姿、見覚えありませんか?

 

 

 

 そう、未だに、あずさお姉ちゃんと瓜二つなんです!!!

 

 

 

 

 いくら一つ下とはいえいつき君は男の子。さすがにこのぐらいになったら、お姉ちゃんを越えててもいいはずなのですが、体型・身長・顔つき、全てがほぼおんなじです。よく見たらいつき君の方がちょっと男の子っぽいかな? ぐらいですね。

 

 そんな具合で、原作合法ロリにそっくりな、合法ショタ男の娘になってしまいました。

 

 ここからワンチャン成長期が来るかもしれませんが、期待薄ですねえ。

 

 これは、見た目華やかで可愛くてプレイモチベは高くなりますが、RTA的にはまず味です。身長も筋肉も成長しないせいで運動能力がとんでもなく低くなり、競技や戦闘で大きく不利になってしまいます。中条家チャートは血筋の都合で総じて体格と運動神経は低めになりますが、こんなにひどいのは初めてです。これが後々に響かなければいいのですが……。え? 完走して今編集してるんだから知ってるだろ白々しいって? 

 

 …………。

 

 

 

 

 

 では続いて、この成長具合発表をなぜ中二の春なんて中途半端な時期にわざわざしたのか、その最大の理由をご覧にいれましょう!

 

 ここは近所の野山。中学校に上がっても続けている日課の訓練場所です。

 

 ご覧いただきたいのはこの野良(ぬこ)の挙動です。野良猫は本来警戒心が強く、こちらが近づいたら、ササッと逃げ出すのですが――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――――近づいても、全然逃げませんね?

 

 

 

 

 

 

 

 そのまま至近距離になり、身をかがめて、手を伸ばしても、こちらをじっと見つめたまま無反応です。こうして抱き上げて撫でても無反応で、こちらの顔をじっと見つめるのみ、です。

 

 これは懐いているわけでも、餌付けをしているわけでもありません。

 

 そう、魔法の力です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これは、自分に異常なまでに注目させて、行動を制限する魔法となっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 名付けて『アテンション』。単純な効果ですが、れっきとした、固有魔法となっています。

 

 自分に注目を集める、自分に意識を集中させる。そうすることで、対象の動きを制限させることができます。

 

 魔法抵抗力が弱く自我も薄い猫ちゃんや虫けらみたいなのだったら、こうして完全に気持ちを奪って、それ以外の何も考えさせず、動きを停止させることができます。

 

 仮に自我が強く知能が高い人間が相手でも効果を発揮し、こうして触っても無抵抗とまでは行きませんが、意識を自分だけに強く向けさせて、色々と動きを制限できます。固有魔法なので、パラサイトにも効果を発揮するでしょう。

 

 では、この魔法は、果たしてどうなのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ちゃんちゃかちゃんちゃん ちゃちゃんかちゃんちゃん

 

 ちゃんちゃかちゃんちゃん ちゃちゃんかちゃんちゃん

 

 

 

 固有魔法所有ガチャに勝ったと思ったら~

 

 

 

 効果ガチャは大敗北でした~

 

 

 

 チクショー!!!

 

 #まいにちチクショー

 

 

 

 

 

 

 

 

 はい、大外れです。

 

 こんなの、『プシオンコピー』の比ではないぐらい大外れです。

 

 何せ、効果はただただ意識を自分に向けさせるだけですからね。攻撃力は皆無です。

 

 一応囮用に使えなくはないですが、他チャートに比べて圧倒的に自分を鍛える時間が足りない分ステータスが全体的に低くなるこのチャートでは自分にヘイトを向けさせる意味は薄く、そもそもプレイヤーキャラが死んだら即ゲームオーバー・データロストのこのゲームにおいてはリスク高すぎ高杉君です。

 

 あー参りましたねこれ。

 

 総合すると、魔法個体値ガチャそこそこ当たり、身体個体値ガチャ爆死、固有魔法所有ガチャ当たり、固有魔法効果ガチャ爆死、って感じです。

 

 能力的な面では、中条家仲上々チャートの先駆者兄貴姉貴たちや私が過去に完走したキャラよりも低く、他チャートキャラとは比べ物にもなりません。魔法力自体は先駆者兄貴姉貴よりも若干強いですが、身体能力と固有魔法がひどすぎます。

 

 リセも検討しましたが、まあ仕方ないので、この回は練習・研究と割り切って、とりあえず完走まで走ることにしました。でも、動画になってるってことは実は…………?

 

 

 まあでもプラスに考えることにしましょう。効果が単純で、これ以上研究しても発展性がありません。役に立つ可能性も低いです。逆に考えれば、もう固有魔法にリソースを割く必要がないので、これはほどほどに放置して、ここからは魔法力を強化していき、なけなしの運動神経を鍛え、あずさお姉ちゃんとイチャイチャ仲良くしつつ今後役に立つ知識を少しずつ植え付けていけばいいでしょう。

 

 さて、そんな感じでまた自分を鍛えながらあずさお姉ちゃんとイチャチャする日々を過ごしているうちに、お姉ちゃんの受験がやってきました。まあでも一科生で合格間違いなしなので、別に何も気にする必要はないですね。変な乱数とか、いつき君が存在することによる影響で主席を逃して生徒会とかに入れなくても誤差なので、別に問題ありません。

 

 あ、合格したんだ、おめでとー。

 

 確か実技・理論どっちも次席で総合主席だったわけですから…………えっと、は? 実技も筆記もどっちも主席?

 

 お、おかしいな……同期には実技最強クラスの服部君と理論最強クラスの五十里君がいたはずですが……。

 

 この二人はそれぞれ理論・実技の方でもトップクラスなんですけど???

 

 

 …………。

 

 

 

 

 

 いつき君、お姉ちゃんにめっちゃ影響及ぼしてる!!!

 

 

 

 

 

 

 

 なるほどなるほど、今回の走り、ここにうま味ポイントがありました。

 

 中条家仲上々チャートの場合、あずさお姉ちゃんの好感度を高めるために色々積極的に関わるため、あずさお姉ちゃんのステータスや成長具合が原作よりも高くなる傾向にあります。ですが、ここまでのは私の知る限り例はありませんでした。原作キャラの能力は原作レベルに収束する力がこのゲームに働いているからです。

 

 ですが、この世界のいつき君は、あずさお姉ちゃんに与えた影響がとても大きかったようです。

 

 いや、でも確かに、色々覚えがありますね。

 

 だってもうお互い中三と中二なのに、未だに同じベッドで寝ていますし、一緒に遊んでいますし、外歩く時とか手をつないでいますし、お風呂も一緒に入ってます。多分変態だと思うんですけど(名推理)

 

 まあ好感度が高い証だし、これからも交流タイミングが増えて好感度上げやすいしいっかー、なんて気にしてなかったのですが、「好感度が高いから一緒にいる時間が増える→好感度上げのタイミングが多い→好感度が高いから一緒にいる時間が増える……」の、好感度上昇スパイラルが発生していたようです。

 

 

 

 

 これは……これは美味しいですよ!

 

 

 

 パラサイトの件に関わるのは、いくら好感度を上げて事前知識を植え付けても、本来の性格的にあずさお姉ちゃんは消極的で、説得に苦慮します。先駆者兄貴姉貴や私の前世では、レオ君がやられてからようやく夜の旅についてきてくれるようになるぐらいです。遅い時だと、ミアちゃんに乗り移ったパラサイトが校内に侵入した時ぐらい、になるほどでした。

 

 ですがこれほどならもしかしたら、動き始めるのがもっと早くなるかもしれません。少なくとも、遅くなることはないと思います。

 

 いける、いけるで! このチャートの過去最高記録が見えてきた! Vやねん、阪神!!!

 

 

 

 さあ俄然やる気が湧いてきました。やっていきましょう。

 

 といっても、ここからやることはさほど変わりませんがね。あずさお姉ちゃんが進学して、一緒にいられる時間が減った分、自分に費やす時間が増えるぐらいです。いやまあ、お姉ちゃんが中三になった時点で魔法塾に通い始めたので結局さほど変わらないのですが。

 

 あ、ちなみに御覧の通り結局成長期はどうやら存在しないらしく、まだあずさお姉ちゃんと瓜二つです。筋トレだってしてるのに一向に筋肉もつきません。流石に運動を相当してるので運動能力はそこそこですが、体格が足を引っ張ります。

 

 

 

 おっと、ここで少し面白イベントがやってきました。九校戦の観戦イベントですね。こちらのほうがイベントとしてははるかに人気なのですが、あずさお姉ちゃんは渋い趣味をお持ちなので、論文コンペにしか今まで行ってませんでした。

 

 これは普通の中条家チャートでは起きないイベントなのですが――この世界では、あずさお姉ちゃんが、新人戦代表になってます。

 

 魔法の腕はあるけど競技適性はなく、メンタルとフィジカルがクソザコ。そんなお姉ちゃんですが、この世界ではいつき君との甘い生活によって魔法力が大幅に原作を越えており、それが見逃されず、代表選手になったんですね。競技はスピード・シューティングのみです。比較的男女差も体力差も影響しにくい競技ですね。

 

 さて、結果は……あー、準優勝でしたか。対戦相手のあのキャラは、来年は本戦で真由美パイセンに負けるその他大勢モブなのですが、そこそこ強いキャラなんですよね。むしろあそこまで白熱した試合ができたのはすごいですよ、お姉ちゃん。じゃけんいっぱい褒めて好感度を稼ぎましょうね~。

 

 

 それと10月末には、論文コンペにも行きます。あずさお姉ちゃんはすでにとんでもない魔法工学の知識を有していますが、さすがに代表メンバーにもサポートメンバーにも入れませんでした。一年生で入れるのは主人公様の特権です。ですが、当然論文コンペへのモチベは非常に高くて、それを後押しするためにも一緒に見に行きましょう。

 

 

 

 

 さて、早送りですっ飛ばした何もない時期ですが、徹底的に魔法を伸ばす方向で頑張ることにしていました。フィジカルはもう諦めます。

 

 移動・加速系はもちろんとして、『疑似瞬間移動』に役に立つ収束系、攻撃で何かと便利な振動系、あたりは練習しておいてよいでしょう。あと、固有魔法がカスなので、パラサイトへの有効打となる汎用精神干渉系魔法も練習しておきましょう。『毒蜂』あたりが一番強いですかね。

 

 あ、ちなみに、中学校に進学すると、トッチャマ・カッチャマのコネで本格的な練習ができる魔法訓練施設のレンタルもできますし、魔法塾に通うこともできます。どちらも系統魔法の面では、こうして野山で遊んでいるよりかははるかに効率が良いです。特に、堂々と攻撃魔法が練習できる点が魅力ですね。

 

 ですが、そちらはほぼ使いません。

 

 理由は、先ほど話した、精神干渉系魔法です。これは当然、移動・加速系に並ぶ、最重要系統となります。ただ、禁忌の魔法であるがゆえに大っぴらに練習できず、人目があるそうした設備でも当然無理です。だから、こうして人目のつかない野山で練習する必要が、あったんですね。魔法訓練施設に関しては一応、受験直前で系統魔法に集中しなきゃいけないときに少し使う程度です。

 

 あー、黒羽家チャートが懐かしいですね。あちらは人体実験がし放題だったので、系統魔法も精神干渉系魔法も、人間と言う最高の的を使った練習もし放題だったのですが。一般家庭と、名家と、どっぷり闇に浸かった名家。それぞれに自由と不自由があるんですね。

 

 そうなると、ある程度大っぴらに攻撃魔法が練習出来て、数字付き(ナンバーズ)チャートほどしがらみもない、吉田家チャートが一番自由度が高いかもしれません。そもそも古式魔法の自由度が現代魔法に比べたら高く、原作でも、なんか仕組みが説明できないものは全部古式魔法界隈に話が持っていかれてましたね。幹比古君が原作の主力である理由は、そこにもありそうです。

 

 あ、ちなみに吉田家ルートは、幹比古君との双子として生を受けることになります。RTAでチャートを組む場合は、双子の利点を生かして幹比古君の好感度をそこそこ維持しつつ上手に不登校になり自分を鍛えまくる感じになります。最終的には強い古式魔法師二人であるプレイヤーキャラクターと幹比古君、それに加えて美月ちゃんと達也お兄様と深雪ちゃんとエリカちゃんが主力になりますね。小学生時点から家族仲を重視するのは当時珍しかったので、「吉田家仲良しだチャート」と呼ばれていました。そして、実は吉田家チャートが中条家仲上々チャートの「親」でして、世界一位姉貴は吉田家チャートをヒントに、当時未発見の強い仲間を開拓したうえでそのキャラの家族に生まれて仲上々する、というアーキタイプを考えつきました。中条家仲上々チャートは、そうして開拓されたわけです。

 

 

 

 そんな解説を早送りの間にしている間に、受験がやってきました。ステータスは身体能力と体格以外上々です。

 

 ではさっそく挑んで……これはもう黒羽家チャートの動画で見たので早送りでいいですね。もはや見せ場ではありません。あ、一応筆記試験の面白いシーンでも見ますか。ほら、これがヒントの様子です。正解の選択肢だけ爛々と光り輝いてるの、なんだかウケますね(笑)

 

 合格発表兼、順位発表!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 中条いつき

 

 以上の者を、2095年度国立魔法大学付属第一高校・一科の合格者とする。

 

 筆記・2位

 

 実技・2位

 

 総合・2位

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 司波兄妹なんてチートなんで実質オール1位! ヨシ!

 

 とりあえずこれで少なくとも最低限の魔法力があることが数字で証明されました。

 

 次回からはいよいよ、高校生編のスタートです。

 

 黒羽家チャートとはまた違った動きがいくつもありますので、ご期待ください。

 

 

 

 

 

 今回はここまで。ご視聴、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈システムメッセージ・「入学おめでとう!」のトロフィーを獲得しました〉




ご感想、誤字報告等、お気軽にどうぞ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。