魔法科高校の劣等生・来訪者編クリアRTA   作:まみむ衛門

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11ー3

 リーナにとって、最悪の年末年始だった。

 

 信頼関係を築いた戦友である仲間たちは突然離反し、クリスマスの夜を含め「処刑」をすることになった。別にクリスチャンと言うわけではないが、その文化が強いアメリカで育った彼女にとって、その日はまぎれもなく「ホリデー」である。そんな日に、戦友をこの手で殺める羽目になった。

 

 他にも、祖父の故郷であるがゆえに多少の楽しみはあるが、専門外な上にコストパフォーマンスが明らかに悪い異国での潜入調査をさせられてる。それとついでに、日本で馴染むために仕上げたファッションセンスを仲間にバカにされ呆れられた。せっかく日本のファッション雑誌を取り寄せて一生懸命勉強し、あまり使うことがない潤沢な給料を叩いて自費で揃えたというのに。

 

 そして、いざ冬休みが終わり、学校が始まる。いよいよ本格的な調査の開始だ。いろいろ手は尽くされ、第一高校における最有力候補と有力候補が揃って在籍するA組に入ることになっている。そしてそこで、調査資料を見て以来、一方的に苛立ちが募っていた軟弱な男・いつきの顔が目に入る。生で見るとより一層、その顔の可愛らしさと幼さ、身体の小ささと仕草の女の子らしさが目に付く。自身や深雪ほどではないが、一瞬心臓が跳ね上がる程度には可愛い。男だというのに。とてもムカつく。

 

 そしてさらに嫌なことに、指定された席は、よりにもよっていつきととても近かった。流石に隣ではなかったが、一人の女子を挟んだ横に、いつきがいる。自分が座る席は、自分と交換でアメリカに留学した北山と言う少女が座っていた席らしい。

 

(まあいいわ。私情は持ち込まず、調査に集中集中)

 

 幸い、五十音順の都合で、最優先調査対象である深雪とは席が近い。その兄であり、開発者候補の一人である達也との接触も、しやすくなるだろう。そして生徒会・クラスメイトつながりで、中条姉弟とも接触しやすい。真由美と克人は困りものだが、そこは付け焼刃の潜入技術の見せ所だ。

 

「よろしくおねがいしますね、シールズさん」

 

「よろしく、リーナでいいわよ?」

 

 傾国どころか世界が傾きそうなほどの美少女が二人、出会って早々に仲良く会話している。一つの絵画やCGまたはアニメとしてもなお、やりすぎと言われそうなほどの非現実感。それが実際に起こっていて、目の前で見られるというのだから、このクラスメイト達は幸せなものだ。

 

 さて、いつきはどんな反応だろうか。見た目の良さには自信がある。軟派だろうが自称フェミニンだろうが、男は皆性欲に負けて多かれ少なかれ鼻の下を伸ばしてきた。あの人畜無害を装っている男も、きっとデレデレしているに違いない。

 

 周囲にバレないよう、ほんの少し横目でいつきを伺う。私情を抜きにすれば、席が近いのは素晴らしいことだ。

 

 

 

 

「ねえねえ森崎君。一限確か一緒だったよね。なんの科目……おーい、もしもーし」

 

 

 

 

 だが彼は自分のことなど、全く見ていなかった。傍にいる男子に親し気に声をかけている。なお話しかけられている男子は、見事にこちらを見つめてボーッとしていた。

 

(どういうことよ!?)

 

 見惚れているようなら「所詮男ね、チョロいわ」となっていたところだが、こうも思い切りスルーされると逆にむかついてくる。つまりどちらにせよ、いつきの好感度は下がるわけだが……これは嫌いな人間の行動は、全て気に入らないものなのだから仕方ないのである。

 

 ――こんな具合に、この年末年始、リーナの心は、終始荒れ狂っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 初日はこれと言って大きな出来事もなく進んだ。彼女の美貌と、転校生すら想定していない中での留学生ということでやたらと注目を浴びたが、それは想定内。強いて言えば、深雪がとても人当たりが良く、昼休みにはすぐに達也とも接触できたことだ。また、調査資料によるといつきの親友らしい幹比古もその中にいて接触できた。とても順調だ。

 

 そしてその翌日も、魔法科高校は平常運転――というわけではなく、留学生と冬休み明けのダブルパンチで、浮かれた雰囲気で、二日目を迎えた。

 

 初日は座学中心だったが、この日は魔法実技があった。

 

 冬休み前に真面目にやってもどうせ長期休暇で忘れるし、明けた直後にいきなり本格的なものをやってもエンジンがかからない。そういうわけで、冬休み前後の魔法実技は、毎年恒例のレクリエーション色の強いものになっている。

 

 お互いの間に金属球が細い台座の上に乗せられており、それに専用パネルから魔法を行使、相手側に落とした方が勝ち、というルールだ。速度と干渉力がメインの直感的な競技であり、構築難度や工程数の面では役に立つとは言えないが、遊びとしては毎年盛り上がる。

 

(グッドシチュエーションね)

 

 いきなりレクリエーションとは幸先が良い。調査対象を中心としたクラスメイトの実力を測れるし、自分の実力を見せつけて信頼度を上げることができるし、ゲームを通して一気に仲良くなり馴染むこともできる。おあつらえ向きだ。

 

(ま、ワタシに勝てる高校生なんていないでしょうけど)

 

 何せ世界最強の魔法師部隊の隊長である。少し手加減するぐらいがちょうどよいかもしれない。

 

 そんな具合に、クラスでもかなり上位にいるらしい森崎を軽く叩きのめしながら、実力を測っていく。今のは速度こそ中々だが大したことない。次いで挑戦しに来た男子はもっと大したことない。なるほど、所詮はこの程度だ。

 

 そうして次々と挑戦を受けつけ、全てを跳ねのける。いつの間にか、彼女の美貌と実力に見惚れていた観客や対戦相手達の顔には真剣みが増してくる。ここでリーナは少し、クラスメイト達を見直した。流石は魔法師を目指すエリートたち、ただの子供というだけではないようだ。

 

「つ、次、私いいですか!?」

 

 半分ぐらい倒したころ。二つ結びのおさげが可愛らしく、それとリーナ並みに主張する胸部が特徴的――サイズに自信がある彼女は自分に匹敵するジャップが存在するなんて思っていなかったのだ――な女の子が、緊張した様子で名乗り出てくる。彼女を後ろから押すのは、優雅ながらもどこか悪戯っぽく笑う深雪だ。

 

(ミツイ・ホノカね)

 

 九校戦でも試験でも優秀な成績を残し、横浜では主にサポートのみだがいつきと肩を並べて活躍した。なるほど、これまでよりも「格上」というわけだ。

 

 上等だ。叩きのめして見せよう。

 

 対面のほのかは少し硬くなっていたが、パネルの前に立ち、深呼吸をすると、もう無駄な力が抜けていた。気弱な性格ではあるが、しっかり切り替えができるタイプ。もう少し筋力と気の強さがあれば、スターズに欲しい逸材だ。

 

 カウントが鳴り、勝負が始まる。

 

 パネル操作はこちらのほうが速い。魔法式が現れるのもこちらが先。勝った!

 

 金属球が向こうに動き出すと同時、ほのかの魔法式も現れる。先ほどの森崎に次ぐ、素晴らしい速度だ。

 

 だが、もう遅い。干渉力でも、負けているとは思えなかった。

 

 だが、金属球はまっすぐほのか側に落ちることなく、空中で停止し、まるで滑るようにリーナの側に向かってくる。

 

(なっ!?)

 

 対抗魔法を更新しながら、目を見開く。真っ向勝負では勝てないと見て、落ち始めた後の軌道をずらす作戦に出たようだ。当然、式は段違いに複雑である。あれほど複雑な魔法をこの速度で構築したのだ。

 

(なんて精密性!)

 

 干渉力は今一つだが、この細やかな魔法は、すでにスターズでも通用するレベルだ。対抗魔法を完成させてほのかの側に球を落下させ勝ちをもぎ取るも、危なかったと冷や汗をかく。

 

 自分は世界最強の魔法師だ。だが、あくまでも速度と威力重視である。果たしてあれだけ精緻な魔法を、自分は一瞬で使えるだろうか。

 

「うう、負けちゃいました~」

 

「いえ、良い勝負だったわよ、ほのか」

 

 悔しそうに萎れるほのかを、迎えた深雪が慰める。

 

 そして二言三言言葉を交わすと――今度は深雪が、スッ、と出てきた。

 

「次のお相手、お願いできますか、リーナ?」

 

「望むところよ」

 

 周囲がざわめく。実技・総合学年首席。ついに真打登場と言うわけだ。

 

 高校一年生の日米頂上決戦である。

 

(負けられないわね)

 

 先ほどのほのかのように、今度はリーナが深呼吸をして、集中力のギアを引き上げる。そうして、「仕事」の時と同じ状態へと押し上げた。これは、「本気」で挑まなければなるまい。

 

 そしてそれは深雪も同じ気持ちだったようで、優雅な姿勢と笑みは崩さず、それでいて纏う雰囲気に冷たい緊張感が現れた。

 

 二人が端末を操作すると、運命のカウントダウンが始まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 そしてカウントがゼロになり――勝負が始まった。

 

 

 

 

 

 

(まずは先制!)

 

 先に完成したのはリーナ。だがすぐに追いついて、深雪の魔法式が現れる。

 

 魔法式同士はしばらく拮抗しあったが――リーナの魔法式が薄まり、こちら側へと金属球が押し出される。

 

 速度ではわずかに勝ったが、干渉力では負けた――!

 

 即座に次なる魔法を用意する。内容はさきほどのほのかと同じ。やや無駄が多く精密さは届かないが、構築速度と強度は彼女よりも上。深雪の魔法によって押し込まれた金属球は、空中を滑るような不可解な軌道を描いて、向こう側へと離れていく。

 

 だが当然、深雪も対抗魔法を用意していた。しかし、それも想定済み。金属球の軌道をさらに不規則にずらしつつ、同時に準備していた強い魔法式を投射、予想外の角度でかつ速く、金属球が向こう側に転がり込む。

 

 だが、深雪は、落ちる直前に追いついた。

 

「「――っ」」

 

 土俵際で、両者の魔法式が拮抗。揃って張り詰めた声を漏らし、力を籠める。

 

 ついに真っ向勝負になった。

 

 10秒、20秒、応援と歓声を上げていたクラスメイト達も、息を飲んで見守る。

 

 そんな、レクリエーションとは思えない名勝負は――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――深雪の魔法式が打ち勝ち、一気にリーナの側へと金属球が移動して落下し、決着となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(――――負け、た……?)

 

 周囲で拍手と歓声が爆発する。対面の深雪は白磁のような肌に汗を浮かべ、詰まっていた息を小さく吐き肩の力を抜く。その後、リーナに向かって優雅に微笑みながら会釈をした。

 

 それに対し、反射的にぎこちなく目礼を返すも、心ここにあらずだった。

 

 負けた。

 

 このワタシが、世界最強の魔法師が、ちっぽけな島国の子供に負けた。

 

 これをうぬぼれとは、誰も言わないだろう。客観的なデータと実績が、彼女がまぎれもなく最強であることをこれ以上ないほど示していた。軍人としてはまだまだ未熟で周囲から学ぶことは多いが、経験の差があまり出ない単純な魔法ゲームで負けることなど、これまで無かったのに。

 

 ――悔しい。

 

 小さいころ、年齢不相応の魔法に失敗した。

 

 軍人になりたての頃。先輩や師匠に、未熟さから、何度も転がされた。

 

 その時とは質の違う悔しさが、ふつふつと湧き上がる。

 

 格上に挑んで失敗したわけではない。

 

 

 

 

 

 

 ――同格、いや、立場的には格下相手に、実力で負けたのだ。

 

 

 

 

 

 

 今まで同級生や同輩で、自分に魔法で勝てる人間はいなかった。当然格下もそう。

 

 だが、たった今――初めて、敗北したのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「――――――ワンモア!」

 

 

 

 

 

 

 

 押し込めていた感情が口から飛び出す。

 

 負けっぱなしでいられるか!

 

 背中を向けて群衆に戻っていた深雪は、リーナが出した激しい声に振り向き、驚いてキョトンとしていたが――数秒経って意味が分かると、嬉しそうに微笑んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 結局授業中、色んな生徒と戦うという趣旨を無視して、深雪やほのかと何度も勝負をした。

 

 結果は、ほのかには何回か負けたがきっちり勝ち越し、深雪にはわずかに負け越した。

 

 任務に都合の良い授業だったはずが、リーナ個人の感情を優先して、すっかりエキサイトしてしまった。若干の後悔と情けなさも出てくるが、それ以上に、「競い合える」という初めての高揚感に、興奮が抑えきれない。

 

 雪のように白い頬をわずかに赤らめ、興奮した様子で二人と感想戦をする。深雪とほのかも、本気で競い合えるライバルとの戦えたことがとても嬉しそうで、初対面の緊張は、もはやすっかり解けていた。

 

「そういえば、リーナ。中条君とはもうやりましたか?」

 

「え?」

 

 そんな会話の中で突然出てきた、すっかり忘れていた名前に、目を点にする。

 

「え、ええと……まだ来たばかりだから、名前は分からないワ。もしかしたら、ミユキたちとやる前にやったかも……」

 

 やった覚えはないが、ここで即答してしまうのも怪しさ満点だ。何せほかの寄り付いてきた男どもと違い、いつきは特に話しかけてこなかったからだ。

 

「ほら、あそこの、小柄な男の子ですよ」

 

 深雪が手で――指で示さないのが育ちの良さである――示したのは、教室にいくつか設置されてる競技用マシンの、一番隅っこ。リーナ達が独占していたところとは離れた場所だ。

 

 ちょうど一試合終わったらしく、先ほどの森崎が悔しそうに離れていく。きっと負けたのだろう。だが彼は小柄ではない。

 

 ではその対戦相手か……と視線を移動させて、そこに予想通りの姿がある。

 

「あの、モリサキの対戦相手の?」

 

「ええ」

 

「小柄」は控え目な言い方だ。「チビ」である。

 

 中条いつき。成績は入学以来、実技筆記総合で学年次席。成績がこれなのに深雪と同じクラスであるというバランスの悪さに日本の教育制度が心配になるが、それはそれとして、確かに彼も、外せない実力者だ。

 

 これはクラスメイトの総意だったようで、リーナ達が声をかける前に、待ち構えていた男子が、こちらをいつきに示して何やら話しかけている。いつきはにこやかな表情のままこちらに視線を映し、その後話しかけてきた男子に頷き、こちらに歩いてきた。

 

「えーっと、シールズさん、でいいのかな? お勧めされたんだけど、一戦どう?」

 

「ええ、いいわよ」

 

 かなり注目を集めていたみたいで、周囲から「おおっ」と期待に満ちた声が上がる。

 

 それにしても、本当に彼は自分に興味がないらしい。先ほどまでの群衆にも、そういえば彼の姿はなかった。

 

「別に遠慮せず、さっき挑みに来ても良かったのよ?」

 

「いやー、なんか人気そうだったから、邪魔しちゃ悪いかなーって」

 

 いつきの反応にクラスメイトは、納得いった風なのが半分、首をひねったのが半分。男女比はどちらも大体同じ。理由はよく分からないが、今の彼の言葉は、こんな真逆の反応が出る程度に、いつもと違うのだろう。

 

 だがそれを気にするのは今だ。周囲が調査対象とのマッチをお膳立てしてくれた。自分の感情を優先したリーナの「失敗」を勝手にカバーしてくれる幸運である。

 

「じゃ、はじめよっか」

 

 リーナの対面に立ついつきは、緊張した様子はない。そう言って、リーナに、天使のような可愛らしい笑顔で笑いかける。

 

(――っ)

 

 一瞬、見惚れた。

 

 自分の美貌と、優れた魔法師に囲まれる――つまり美男美女が多い――環境に身を置き続けてなかったら、危なかったかもしれない。こんな男のどこが、と小さく首を横に振って、雑念を振り払う。

 

 まあさすがに、深雪やほのかほどの実力者が一つのクラスにもう一人いることはあるまい。そんなペースでいるなら、とっくにパックスアメリカーナがほんのりと続く今は終わり、日本は世界の覇者だろう。

 

 だが油断大敵。幸い、深雪とほのかとの戦いを通して心身共にエンジンは温まっているし、ゲームにも慣れてきた。ここも当然、本気だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 カウントダウンが始まり、そしてすぐに終わる。

 

 それと同時、リーナは魔法の構築を始めた。

 

 今日一番の速さ。当然、追いつかれるわけがあるまい。

 

 勝った。そう確信して、金属球が相手側に転がるのを確認するために顔を上げる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――そこには、自分の魔法式がなんら効果を及ぼさず、こちら側に金属球が転がり落ちる光景が広がっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 周囲に歓声が広がる。

 

 それと同時に、授業終了を告げるチャイムが鳴った。

 

「お疲れ様、シールズさん」

 

 唖然とするリーナにそう言って笑いかけたいつきは、さっさと機械を離れ、傍らの荷物を持って教室を出ていく。

 

 完敗だった。

 

 訳が分からないうちに終わった。

 

 立ち尽くすリーナに、深雪が少し困ったような笑みを浮かべながら、話しかけてくる。

 

「えーっと……中条君は、このゲームの、冬休み前からの、校内チャンピオンなんです」

 

 リーナは深雪の言葉を理解しきっていない。

 

 いつきがこのゲームでは、深雪を越える「チャンピオン」であることは、正しく理解した。

 

 

 

 

 

「校内チャンピオン」という言葉に、野次馬で現れて挑んできた上級生である範蔵とあずさと五十里と真由美と鈴音と克人と摩利を冬休み前に打ち負かした、という意味が含まれていると知ったのは、この2コマ後の事であった。

 

 

 

 

 

 

 

 ――ちなみにこのゲームは冬休み直前直後限定であり、リーナのリベンジの機会が失われたのは、全くの余談である。




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