おじキャン△   作:Shin-メン

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アンケートのご協力ありがとうございました。
このアンケートを元にストーリーを書いていこうと思います。


進路説明会に向けて。

放課後になった。

一通りの仕事を終えた俺は、野クルの活動に顔を出して見る。ノックをすると「どうぞ。」と応答があったので部室の戸をあけた。

 

「うっ…… なんだ?この重苦しい空気。」

 

引き戸を開けた瞬間、コチラに向かって淀んだ空気が流れ込んでくる。

 

「ど、どうしたの?みんな……?」

 

「あれから一週間も経つのに、一人も入部希望の一年生が来ないんッスよ……」

 

「ま、まあ…… まだ一週間だし、これからだよ。」

 

「ピザ、美味しくなかったんかな?」

 

「そんなことないよ。美味しかった!」

 

「あんなに頑張ったのに……」

 

「大丈夫だって!諦めたらそこで終わりだって言うじゃないか。元気出して!」

 

このままでは俺まで負のオーラに飲まれてしまう。

どうにかして、元気を出させないと!

俺が一人てんやわんやしてると、部室の引き戸がノックされる。

 

「はい……」

 

引き戸を開けると一年生の女の子が二人立っていた。

 

「部室、思ったより狭いなぁ…… あの!この間食べたエビアボカドピザ美味しかったです!」

 

「私はトマトピザをいただきました!ちょーヤバかったです!」

 

「ほら!新部員獲得のチャンスだよ!」

 

三人の顔に希望が満ちる。

 

「あのピザに感動して……」

 

「私たちも……」

 

もしや入部するのかと、ざわつく野クル……

 

「「料理研究部に入部しましたぁー!」」

 

俺も含めた野クルは耳を疑った。

ワケを一年生に話し、お引き取りを願って四人して勧誘ポスターの貼られてある掲示板の元へ向かう。

俺たちはビックリ仰天!

 

「「「「ギョエェェェーーーッ!」」」」

 

四人揃って目ん玉ひんむいて、変な断末魔を上げる。

料理研究部のポスターには野外料理の項目が書かれていた。キャンプのことは話したが、野外料理について言及しなかった。

野クル痛恨のミス!これにより俺も無事に野クルの暗黒面に堕ちるのだった。

 

「一年棟に行った時、やけに料理研究部の話題を聞くなぁとは思ってたけど……」

 

「そ、そういえば…… 料理研究部の子が今年はやけに新入部員が多いって言うてたなぁ……」

 

「アタシらは料理研究部相手に無駄にナイスアシストをしただけかよ……」

 

「テントを置いたり、薪割りに焚き火したりとやっとけば良かったよ……」

 

「もう…… ツメが甘かったと反省するしかないよ。」

 

ガックシと方を落とし、解散することになった。

その後、珍しく一緒なった犬山さんと共に駐輪場へ向かう。互いに空気が重い。

 

「新入部員かぁー まだ部活を決めとらん一年生はどんだけ残っとるんやろか……」

 

「ハハ…… そうだね。今日のことがあると心配になるレベルだよ。」

 

「千代さんは明日のこともあるんとちゃいますか?進路説明会で壇上に立つんでしょ?」

 

「そこらへんは大丈夫。編集は終わってるし、今日の夕方に桜さんにリハーサルをお願いしてるんだ。」

 

「なるほどー」

 

「あ、せんぱーい!」

 

自転車を押した女の子がコチラに歩いて来た。

 

「キミは一年生のぉ……」

 

「中津川メイです。」

 

「この間は本当にありがとうございました!」

 

「もうエエって、授業にも間に合ったしなぁー」

 

「先輩や千代さんのおかげッス!」

 

「っていうか自転車がカッコ良くなってる。」

 

「ホンマやー 買ったんか?」

 

「はい!この間、先輩の乗って姿を見てカッコ良いなぁーって思ったんで両親と交渉して、条件付きで買って貰ったんです。最近、始めたばかりッス!」

 

「へぇー ロードバイクに乗ってる犬山さんに憧れたんだね?」

 

「ま、まあ……////」

 

「なんか、照れるわぁー」

 

「それで今日、自転車部の体験入部に行ってきたんッスけど…… 練習がキツ過ぎて心が折れましたぁ……」

 

「あぁー ウチの学校の自転車部けっこうな強豪校やからなぁ。最近は本栖みちばっかり登るって聞いたことあるわぁー」

 

「でもさ?そうなったのって、この間犬山さんが自転車勝負してぶっちぎりで一番だったからじゃない?」

 

「あ、聞きました。千代さんや先輩たちが各部活を荒らして回ってるって……」

 

「この前、自転車部に行った時かぁー」

 

そう、俺はバイクには乗れるが自転車には乗れない。

どうもバランスを取りながら、ペダルを漕ぐことができないのだ。俺の数少ない出来ないモノ……

 

「最近知ったんやけどな?千代さんって自転車に乗れないんやって……」

 

「え?バイクに乗ってるのに?」

 

「昔は乗れてたよ?高校で通学用に普通二輪の免許取ってバイクに乗り始めたら、乗り方忘れちゃった♪」

 

マジの話である。

俗にいう【ギャップ萌え】だ。

 

「そういえば、先輩は自転車部じゃないんッスか?」

 

「うん?違うでぇ?あ、そうだ!なぁ?自転車部に入らんなら、ウチのサークルに入らへん?」

 

チャンスと思ったんだろうな。

すかさず犬山さんが、中津川さんの勧誘に入る。

 

「アウトドアのサークルなんやけど……」

 

「アウトドアッスか?」

 

「せやで。私と部長、もう一人おってな?たまに一緒に行く子が二人、千代さんは私らの相談役で社会科の鳥羽先生が顧問なんやで。」

 

「フルメンバーでクリスマスキャンプしたり、三学期の終わりには伊豆にキャンプ旅行に行ったよ。この間はお花見キャンプをしたね。」

 

「おー なんか楽しそう。」

 

中津川さんの反応はいい。

 

「返事はゆっくりでエエから、考えてみてなぁー」

 

「はい!分かりました!」

 

少し立ち話と勧誘をして中津川さんとは別れる。

確かな手応えを感じた俺と犬山さんは笑顔でガッツポーズをした。

 

△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△

 

帰宅すると桜さんが既に待っていた。

 

「ただいまー」

 

「お帰りなさい。」

 

荷物を片付けて桜さんの元へ戻る。

そして前持ってお願いしていたとおり、説明会のリハーサルを聞いてもらった。

 

「以上になります。ご清聴ありがとうございました。………どうでしょう?」

 

「………千代さん?」

 

桜さんが俺の目を見る。

色んな意味でドキドキするな……

 

「カンペキでした。聴きやすかったし、いつもどおりにきちんとドン引きもできました。」

 

正直ホッとした。

 

「ヨシ!明日は頑張るぞ。」

 

「フフ♪その調子です。」

 

二人でまったりしていたらインターホンが鳴る。

 

「こんな時間に……?」

 

「宅配便でしょうか?」

 

「いや、最近は何も頼んでないですよ」

 

誰だろうと応答してみると、自宅のドアの前になでしこさんが立っていた。

 

「ハハ…… 妹さんです。」

 

「え……」

 

「ただいまー♪」

 

「ここはアンタの家じゃなくて千代さんの家よ。何がただいまー よ……」

 

「えへへ。」

 

「笑って誤魔化さない。」

 

「まあまあ、桜さん…… なでしこさんは何か飲む?」

 

「じゃあ、ココアをご所望しまーす。」

 

と言って席に座り、なでしこさんは鼻唄を歌う。

そんな妹に呆れた顔をする、姉の桜さんである……

 

「はいはい…… ちょっと待っててね。」

 

俺はなでしこさんが注文したココアを提供した。

なでしこさんは一口ココアを啜る。

 

「うまー♪ 千代さんも最近、腕を上げましたな。」

 

「ありがたき幸せ。恐悦至極にございます。」

 

「それにしても千代さんの家って、お茶とお茶うけが充実して来たよねぇー」

 

「まあー 君たちと知り合って、色んな人が訪ねてくるようになったからね。ハハ……」

 

「千代さん?なでしこのこと甘やかしちゃダメですよ。この子ったら、すぐに調子に乗るから……」

 

「大丈夫。公私は分けてるつもりですよ。それに将来的には可愛い義妹になるんですから、大切にしないと…… ね?」

 

「もう……//// ズルいです。」

 

普段クールな桜さんが照れてるとなんか新鮮だ。

 

「それで?今日はあれから志摩さんとカリブーに行ったんだよね?」

 

「うん!リンちゃんはテント、私はイスが欲しくて見に行ったんだよー」

 

「お眼鏡にかなう商品は見つかった?」

 

「スッゴいのがあったよー 週明けに買うから、取り置きして貰ってるんだ♪」

 

「良かったね。」

 

「だからお姉ちゃん、引き取りのお手伝いをお願いします。」

 

「ったく、しょうがないわねぇー」

 

いつもの姉妹のやり取りにホッコリする俺だった。

 

△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△

 

進路説明会の当日が来た。

説明会で使う道具や資料を愛車のGRヤリス詰め込み、学校へと向かう。

 

そして、本番前の昼休み……

最後の調整を体育館でやっていた。

 

「千代さん、準備できましたー」

 

大町先生が声をかけられる。

 

「バッチリじゃないですか。自分の見立てどおり!」

 

大町先生は陸上自衛隊の戦闘服に身を包んでいた。

今回、彼には助っ人をして貰う。そしてもう一人……

 

「あ、あの…… どうでしょう?」

 

現れたのは鳥羽先生。

彼女には91式 常装冬服と制帽のセット(幹部用)を着てもらった。なぜそのような物をって……?

ちょっと俺の知り合いの自衛隊関係者(幹部自衛官)にお願いしたら、広報のためとならと二つ返事で貸してもらえたのだ!

 

「様になってますよ。ね?大町先生?」

 

「えッ!!? ええ!素敵です!」

 

「あ、ありがとうございます……//// 大町先生も似合ってますよ。」

 

「あ、そうッスか?照れるなぁ……」

 

なんだか良い雰囲気だ。

 

「大町先生と鳥羽先生にはご迷惑をおかけしますが、改めてよろしくお願いします。」

 

「任せて下さい!ね、鳥羽先生!」

 

「はい!」

 

「あ、一言良い忘れてましたけど…… 大町先生にはこの個人装備を全部持ってもらいますんで、頑張って下さい。」

 

俺はパンパンに詰まったリュックと20式5.56mm小銃を見せる。

 

「え……」

 

次回に続く。




千代です。先日桜さんと映画デートに行って来ました。

『ガールズ & パンツァー TV版全話+アンツィオ戦+劇場版+最終章1話 – 4話【極爆】オールナイトハートフル上映』です。

玄人勢の俺とガルパン初見の桜さん……
愛と地獄の企画ですね。

夕方16時にスタート!終わるのは翌朝6時過ぎという、もはやちょっとした監禁状態です。
いよいよ、正気にては参加できない領域に入ってきたと思います。

今なお走り続け、その轍(わだち)が伝説となっていくアニメ「ガールズ & パンツァー」のすべてを考え得る最高のクオリティで観られるので、初見さんこそ大歓迎と謳っています。

かつて、そのあまりの衝撃と中毒性により観た者は語彙力を失ってしまい、口を揃えてただ一言「ガルパンはいいぞ。」としか言えなくなってしまうというシンドロームを引き起こしたのは今も語りぐさだ。

上映終了後、桜さんも案の定「ガルパンはいいぞ。」としか言わなくなりました(笑)

ガルパンを観たことなくてもオタクなら聞いたことがあるはず。
ぶっちゃけそれ体験してみたくはないかい?

さて皆さんは最終章 第四話はもう観ましたか?
良ければ教えてください。

千代さんの今後について。

  • 桜さんと旅行中に大事件に巻き込まれる。
  • ぼっち・ざ・ろっく とクロスオーバー
  • リコリス・リコイル とクロスオーバー
  • フィジカルチートでポケモンSVの世界へ
  • 今までの記憶などを持ってEDF6世界へ
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