おじキャン△   作:Shin-メン

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後半期いきます。


ゴールデンウィーク、実家に帰ろう!後編

ゴールデンウィークまであと二日となる。

 

この日の放課後、なでしこさんの集合のLINEに野クルメンバーと顧問の鳥羽先生に志摩さん、斉藤さんというフルメンバーが図書室に集まっていた。

 

なぜかというとなでしこさんが俺の実家のある熊本県に遊びに行くことになり、その日程表作成の協力を要請した為だった。

 

ちなみに中津川さんに付き合って、瑞浪さんまでも参戦している。

 

「エエなぁー なでしこちゃん。千代さんの実家に遊びに行けるなんてー」

 

「最初はバイト頑張るつもりだったけどね。でもこれはまたとないチャンスだと思ったんだ。」

 

「私も行きたかった……」

 

悔やむに悔やみきれない志摩さん。

 

「だねぇー♪リンの気持ちも分かるよー 美味しいお魚にブランド牛……」

 

「それだけじゃねぇぞ。恵那隊員!熊本っていったら、馬刺に……!」

 

「濃厚豚骨ラーメンもありますよ!揚げニンニクとマー油が最高っだってテレビでもやってたッス!」

 

「それにピリッと辛い、カラシれんこんも良いですねー 米焼酎に合いそう♪」

 

「鳥羽先生…… お酒の話は今はちょっと不味いッスよ。」

 

「アハハハ…… ごめんなさい。」

 

「先輩がた、銘菓陣太鼓もお忘れなく。」

 

「お、瑞浪さんもツウだね。」

 

「いや、それほどでも……////」

 

「でも熊本って言ったら、くまモンやろなー」

 

犬山さんの発言により、みんなに電流が走る。

そして脳裏にゆるキャラ"くまモン"がよぎった。

 

「くまモン…… 野生の熊より凶悪だと聞いているぞ。気をつけるんだぞ、なでしこ隊員!」

 

「ら、ラジャー!分かったよ、アキちゃん。」

 

「でもさ、なでしこはどうやって行くつもりなんだ?」

 

「そうなんだよねぇー リンちゃん…… 昨日ちょっと調べたんだけど、行きは安く済ませたいから高速バスだと思うんだよね。」

 

「だよなー LCCもと考えって検索したけど、繁忙期はちょっと高いんだよ……」

 

みんながスマホで検索しまくっている。

 

「学校終わってから、家に帰って、着替えて、準備してあるモノを拾って……」

 

「乗り換えを考えるとこの東京八重洲21時20分発福岡県博多行きが良いみたいッスね。」

 

調べてモノを用紙にまとめて書いて行く。

 

「ここの終点の熊本桜町バスターミナルまで来たら、あとは千代さんが向かえに来てくれるんだって。」

 

「しかし顧問としては、なでしこさん一人を夜の東京にホッポリ出すのは心配でならないです。」

 

「そこは心配しなくて良いって、千代さんが言ってました。」

 

「どうしてなの?なでしこちゃん?」

 

「千代さんがボディガードを付けてくれるみたいなんだ。恵那ちゃん。」

 

「「「「「「「ボディガード?」」」」」」」

 

「うん。ほら、この間、千代さん東京に一人で行ったじゃん?あの時に知り合った……」

 

なでしこさんはスマホをみんなに見せる。

 

「千代さん曰く、この子たち凄腕らしいよ?」

 

「マジで?見た感じ私たちとさほど変わらないようだが?」

 

「でも千代さんが言うなら、確かかもしれませんね。彼もその道のプロみたいですし……」

 

「それにウチまで迎えに来てくれるんだって。」

 

「じゃあ、安心かー」

 

みんなで協力してなでしこさんは、日程表を作り上げた。

 

「みんな、ありがとー おかげさまで提出期限前にできたよー!」

 

「なーに、良いってことよ!」

 

「せやでー 思う存分楽しんできてなぁー」

 

「うん。リンちゃん!海の写真、たくさん送るからね♪」

 

「うむ。楽しみしとく……」

 

「年始にビデオ通話した向こうの子たちと仲良くなれたら良いね。なでしこちゃん♪」

 

「そうだね。恵那ちゃん!」

 

「まあ、なでしこのコミュ力なら大丈夫だろ。」

 

「そうだなー」

 

「メイちゃんに絵真ちゃんも手伝ってくれてありがとう♪」

 

「いえ、私も先輩のチカラになれて良かったッス」

 

「いってらっしゃい。先輩……」

 

「では日程表は私が目を通してから、千代さんに提出しておきますね。」

 

「はい!ヨロシクお願いします!」

 

「じゃあ、今日は解散しましょうか?皆さん?下校の際は気をつけて帰ってくださいね。」

 

「「「「「「「はーーい。」」」」」」」

 

△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△

 

夜、千代の自宅にて……

 

「では、いただきましょうか。」

 

「そうだね。」

 

「いただきまーす!」

 

「だから、なんでアンタがいるの……!」

 

青筋立てて、桜さんは拳を握る。

 

「まあまあ、みんなで食べた方が美味しいですから。うん!このハンバーグ、絶品だ!」

 

「もう…… そうやっていつもなでしこを甘やかすんだから。」

 

「甘えるの妹の特権なんだよ。お姉ちゃん♪」

 

「調子に乗らない。」

 

「それで?日程表は終わった?約束の期限は明日だったけど……?」

 

「バッチリ! みんなに協力してもらって、鳥羽先生に提出したよー 明日の朝イチで千代さんに渡すって言ってた。」

 

「そっか、じゃあ安心だ。」

 

「それでー? お姉ちゃんたちは準備、大丈夫なの?」

 

「当たり前でしょー もう準備万端よ。ね?千代さん。」

 

「だね。桜さんとのロングドライブ楽しみだ。」

 

「お?お二人さん、お熱いですねー!」

 

「茶化さないの。」

 

「ハハハハ……」

 

その後、俺は帰る桜さんとなでしこちゃんの二人を見送った。

そして俺は自身のスマホで連絡を取る。

数回のコール音のあと『はーい!モシモシモシ~♪』っと応答があった。

 

『こちら、喫茶リコリコの千束でーす!』

 

そう、先日行った喫茶店『リコリコ』だ。

俺はあの店の裏の顔を知っている。陸上自衛隊の特務部門である戦略部を通して大方の情報は仕入れていたからだ。

だからこそ、なでしこちゃんの護衛を彼女たちにオーダーしている。

 

「もしもし?千代だけど……」

 

電話の向こうが騒がしい。こんな時間なのにまだ営業しているのか?

 

『お、千代さーん!おつかれーッス。』

 

「お疲れ様。ごめんね?忙しかったかな?」

 

『あ、ああー!ううん、今は常連さんとボードゲームの大会中。喫茶リコリコ恒例なんだよー』

 

「そうなんだ。それで、この間の件なんだけど……」

 

『あー 大丈夫だよ。先生も了承してるし、あとは待ち合わせの時間だけ教えて貰えれば、迎えに行くよー♪』

 

「時間に関しては、明日になったら分かるから、分かり次第すぐに連絡するからね……」

 

『あいよー!』

 

「報酬も明日振り込んでおくからね。」

 

『りょーかーい。ちょっと、たきな!なにするのー!え、千代さんと話したいから代われって?いやー!あ、ちょっちょ……!』

 

ブツっと切れた。本当に大丈夫かな……

 

△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△

 

次の日、俺は朝イチで鳥羽先生から、例の日程表を受け取った。

 

「どれどれ…… フムフム……」

 

自分の席に座り、日程表に目を通す。

きのうみんなで知恵を出しあって考えただけあるな。乗り継ぎ時間のタイミングまで完璧だった。

 

「うむ。これなら安心だ。あとは千束ちゃんに連絡するだけか……」

 

俺は確認したと証明のためにサインと印鑑を押す。

そして昼休みになり、俺はなでしこさんの教室へ向かった。

教室に着くと、なでしこさんは大垣さんと犬山さんや他のクラスメイト数名でグループを組んで昼食を摂っているところだった。

 

「なでしこさん、ちょっと良いかな?」

 

「あ、千代さーん!」

 

来たぞ!なでしこさんのマジタックル!どこに来るんだ?胴か?片足?それとも両脚!

 

「来たな!今回は両脚かぁ!秘技!タックル返しぃぃッ!」

 

俺は彼女の勢いを殺し、そのまま後方へと投げる。

格闘徽章持ちの実力!嘗めんなぁー!

 

「どおぉぉりゃあぁぁぁあーーー!」

 

「うわーッ!!?」

 

なでしこさんは目をグルグルさせていた。

 

「参りました。それでなんの用でしょう……」

 

「あ、そうそう。これ確認したから…… バッチリでした。」

 

「ってことは……」

 

「向こうに行ったら、たくさん思い出を作ろうね。」

 

「やったーー!千代さん大好き!」

 

なでしこさんは嬉しさのあまり、ひと目を憚らず、俺の一瞬の隙を突き、おもいっきり抱きつく。

 

「し、しまっ……た!」

 

「ぎゅうぅぅぅーー!」

 

彼女なりの愛情表現。凄まじいパワーで絞められる。それはもう腰骨が折られる勢いだ。

 

「ぐえーッ! し、し、ぬ……」

 

俺の顔から血の気が一気に引いていく。

 

「ちょ、なでしこちゃん!!? 千代さんが死んでしまうでッ!!?」

 

「誰か!なでしこ止めるの手伝ってくれ!」

 

大垣さんのヘルプにその場にいた男子生徒やらが手を貸し、なでしこさんは引き離され、俺は九死に一生を得た。

 

彼女たちと別れたあと、俺はスマホで千束ちゃんに連絡をする。

 

『あ、千代さん!おいッスー!』

 

「時間分かったから連絡しとくね。」

 

『あいよー!』

 

改めて、詳しい内容と手順を互いにやり取りした。

 

「あとは報酬だね。前金で25、任務完遂後に25でどうだろう。」

 

『おっけぇー! 毎度ありー!ところで千代さん?今度護衛するなでしこちゃんって、どんな子なの?』

 

「えーっと、元気でコミュ力高くて、何でも美味しそうに食べて…… 犬みたいな子。」

 

『犬……?』

 

「まあ、とにかく千束ちゃんと凄く気が合うと思うよ。」

 

『おほー! そりゃ楽しみだ。』

 

「じゃあ、護衛はたのんだよ。」

 

『任せなさーい! あと時間があったら、またウチのお店を使ってね。たきなも待ってるから……♪』

 

「りょーかい。」

 

電話を終えた。あとなるようになる。休憩の残り時間をどこで過ごそうか…… と思ったが、目の前には志摩さんが立っていた。

 

「千代さん……」

 

「志摩さん……」

 

「千束って、誰ですか?」

 

こりゃー ややこしいことになったな。

 

△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△

 

ゴールデンウィークになる。

 

「おはようございます。」

 

「おはよう、桜さん。」

 

早朝5時、俺は迎えに来た桜さんの愛車に荷物を載せた。

 

「じゃあ、行きましょうか。」

 

「そうだね。」

 

いよいよ始まった1000キロ超えの超ロングドライブ。YouTubeの企画みたいな行程をまずは桜さんの運転で、最初のチェックポイント浜名湖のSAへと向かった。

 

次回に続く。




なでしこ、リコリス組と会います。どうせならぼっちちゃんとも会って欲しい。

いよいよ始まりました。超ロングドライブ!桜さん、YouTuberかな?

ご感想などお待ちしています。

千代さんの今後について。

  • 桜さんと旅行中に大事件に巻き込まれる。
  • ぼっち・ざ・ろっく とクロスオーバー
  • リコリス・リコイル とクロスオーバー
  • フィジカルチートでポケモンSVの世界へ
  • 今までの記憶などを持ってEDF6世界へ
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