塔城が落ち込んでいた日から1週間ほど経った頃、授業を受けていると、学園の近くから聖剣のオーラを感じた。これはエクスカリバーか…?いや、それだけじゃないな…。もっと大きい力を感じる…。
教師「大道君?大丈夫ですか?」
克己「ん?ああ、大丈夫だ。」
教師「そうですか。では、こちらの問題をお願いします。」
克己「分かった。」
時間は進んで昼休み。俺は校門の方へ向かった。この感じだと教会の戦士だろう。だが、なんの為に?わざわざ、悪魔のいる学園へ…。まあ、厄介事には変わりないだろう。校門へ近付くと、白のローブを羽織った2人がどう入ろうか迷っている感じだった。
克己「なんだ?どうかしたのか?」
ゼノヴィア「すまない。ここが駒王学園という所か?」
克己「そうだ。どうかしたか?」
イリナ「実は、ここの生徒会長さんに会いたいんだけど、場所が分からなくて…。案内してくれないかな?」
英語…いや、イギリス訛り…。だとすれば、カトリックか?まあいい。どうせ、聖剣についての事だろう。
克己「いいだろう。着いてこい。」
俺は生徒会室まで案内する。片方は茶髪でもう片方は青髪に緑のメッシュが入った女…。確か、『斬り姫』なんて呼ばれているやつが教会にいたな…。なるほど、それがこいつという訳か。だとすれば、強いオーラはデュランダルか。
克己「ここだ。」
ゼノヴィア「感謝する。」
イリナ「ああ!貴方のような人が居て助かったわ!主の御加護があらんことを。」
克己「悪いが、俺は神など信じていなくてな。それじゃ。」
俺はそう言い残し、その場を去る。だが、青髪の方から警戒するオーラを見逃してはいなかった。さて…。また、厄介な事が起こるな…。俺はこの町で何か起こる前に止めようと、とある者に電話を掛ける。
克己「俺だ。今、教会では何が起こっている?」
???『…エクスカリバーが3本、強奪されました。相手は堕天使コカビエルです…。』
克己「なるほど。それで、エクソシスト2人だけとはな。お前たちは保身に走ったか?『ガブリエル』」
ガブリエル『そういう訳では…。現在の天界は全てミカエル様が絶対なのです…。』
克己「それが、天照達に聞いてもらえるといいな。」
ガブリエル『一応、先程ご連絡した所、とりあえずは保留にすると…。』
克己「お前も3大勢力に生まれついたのが運の尽きだな。それとも、今からミカエル達を裏切るか?」
ガブリエル『今更、手を切った所で、私などを貰ってくれるところはありません…。これも、運命だと思い従います。』
克己「悲しい女だな。また、連絡する。」
俺は電話を切る。さて、今回の件で3大勢力は更に窮地へと立たされたな。これ以上、戦争を食い止めるのも難しいだろうしな…。