天照「全く…。使えぬ鳩共め…」
克己「そう怒るな。使えないのは前から知っていただろう?」
天照「それはそうだけど…。それにしても、克己も意味の分からないことをするわね。何故、奴らの様な者を守るの?」
克己「…気まぐれだな。確かに奴らは気に入らないが、居なくなれば面倒な事が起こるかもしれん…。」
俺たちがいるのは高級ホテル。学校が終わったあと、天照から呼ばれ愚痴を吐かれていた。それはいつもの事だが、今日はかなり溜まっているらしい。まあ、それもそうだろう。主神としての仕事があるのに、プラスで今回の事件。イラつきもするだろう。天照は高級ワインを呷る。既に、数本開けているにも関わらず全く酔わない。まあ、神である事も関係してはいるだろうが…。
天照「…正直、私はサーゼクス共が気に入らない。あの小僧は平和を唄いながらも所詮は力で押さえつけようとしているだけに過ぎないわ。まあ、セラフォルーは別だけど…」
克己「ほう…。あんたが、悪魔を…魔王を買うなんて。それほど気に入ったか?」
天照「他の小僧共に比べたらの話よ。セラフォルーは魔王の中では1番弱いけど、1番魔王らしい。それに交渉も上手い。こちらに欲しいくらいだわ…。」
克己「べた褒めか…。そこまで言われるんだ。一度、会ってみたいものだ。」
天照「そう言うと思ったわ。もう呼んでいる。」
克己「なに?」
俺がそう言った瞬間にドアがノックされる。天照の顔を見ると愉快気にニヤついていた。こいつ…。古い付き合いではあるが腹が立つな…
天照「入れ。」
セラフォルー「失礼致します。お久しぶりでございます。天照様。」
天照「久し振りね、セラフォルー。」
セラフォルー「今回は後学の為に妹を連れて来たのですが、一緒に参加してもよろしいでしょうか?」
天照「もちろんだとも。なあ、克己」
克己「チッ…。後で覚えておけよ、天照…」
セラフォルー「ソーナちゃん、挨拶を。」
ソーナ「失礼…、だ、大道君!?な、何故ここに!?」
克己「そこの女狐に聞いてくれ…。今すぐ帰りたい所だが、それは許してはくれないんだろう?」
天照「もちろん。契約違反として報酬を無しにされたくなければね。」
ソーナ「コホン…。改めまして、悪魔陣営シトリー家次期当主のソーナ・シトリーと申します。本日は誠にありがとうございます。」
天照「気にする事はない。ほら、2人とも。とっとと座れ。」
セラフォルー「その前に謝罪を。今回までの騒動、駒王町を貸して頂いているにも関わらず、申し訳ありませんでした。」
そう言って2人が頭を下げて謝罪する。本来ならば、リアス・グレモリーとサーゼクス・ルシファーのやる事だがな…。
天照「…その事についても話す。とりあえず、座れ。」
そして、先程までの空気とは一変し真面目な話し合いとなる。