桐生と教室へ向かっている途中、正面に物凄い勢いで走ってくる男子生徒が見えた。彼らは『変態三人組』と呼ばれていて、覗き等と言った行為を平然とやる集団で正直、この3人が好きでは無かった。欲望があるのは人間として当然である。しかし、人は獣とは違い理性というリミッターがある為今まで進化を続けてこれたのだが、こいつらはそのリミッターを常にoffにしている。これが気に食わなかった。
イッセー「うおぉ!!大道!!そこをどけ!!」
克己「断る。」
俺は向かってくる変態Aの股間を思いっきり蹴りあげる。すると、変態Aは先程の威勢を失い泡を吹いて倒れる。残りのBとCには鳩尾にエルボーを食らわせて踞せる。これで完了だ。
桐生「相変わらず、えげつないわね〜…」
克己「これくらいでいいだろ。」
松田「ぐおぉぉぉ!な、何をする!大道!!」
元浜「そ、そうだ!!急に人にエルボーを当てるなど!!」
克己「黙れ。貴様らの様な犯罪者に言われたくない。それじゃあ、後は好きにしろ。」
女生徒「ありがとう!大道君!この変態!覚悟しなさい!!」
松田「ま、待て!大道!」
元浜「た、助けてくれ!!」
克己「知らん。地獄を楽しめ。」
そして、俺と桐生は再び教室へと向かった。
授業も一通り終わり、昼休み。昼食を食べようとした時に、教室に女生徒が入ってくる。彼女は塔城小猫。1年でありながらも、その身長で『学園のマスコット』と呼ばれているらしい。まあ、俺にはよく分からんが。しかも、妙に懐かれている。何故かは知らないが。
小猫「大道先輩。お昼、食べに行きましょう。」
克己「ああ。構わないぞ。」
俺は立ち上がり、塔城と屋上へ向かう。本来は立ち入り禁止だが、勝手にドアを開けていつも昼食を摂っている。正直、ここは静かで落ち着くからな。
小猫「大道先輩のお弁当はいつ見ても、美味しそうですね…」
克己「そうか?なんなら、お前の分も作ろうか?」
小猫「い、いいんですか!?」
克己「構わないさ。1人も2人も似たようなもんだ。」
???「大道君、小猫さん。やはり、ここに居ましたか。」
克己「ん?なんだ、会長か。」
塔城と会話をしていると、黒髪の眼鏡の女生徒がこちらに向かってきた。彼女は支取蒼那。別名、ソーナ・シトリーで、シトリー家次期当主であり悪魔である。ちなみに、今一緒に昼食を食べている塔城も悪魔だ。俺は、別に悪魔が嫌いという訳では無いので、危害を加えられる事が無ければ、普通に接する。それが俺だ。
ソーナ「いつも言っているはずです。屋上は使用禁止だと。」
克己「悪いな、会長。俺は騒がしいのが得意では無くてね。ここが1番落ち着く。」
ソーナ「だからと言って、容認する事は出来ませんよ。」
克己「そういう割りには、きちんと弁当を持参しているのか?」
ソーナ「ええ。正直、あなたに注意するのは疲れましたから。この際、私も一緒に食べようかと。」
克己「なんだ、心得ているじゃないか。」
そして、その後は塔城と会長と共に弁当を食べ、午後の授業を受けて学校は終わる。だが、俺の日常は学校が終わってからが本番だ。