克己「ただいま。」
???『おかえり〜。』
家に帰るとリビングから声が聞こえてくる。リビングのソファーには、ダボダボなTシャツを着て、寛ぎながらテレビを見ている女性がいる。彼女は黒歌。SS級のはぐれ悪魔ではあるが、出会った時何か裏があると思い保護した。そして、彼女は塔城の実姉でもある。
克己「なんだ、またダラダラしているのか?夕飯を作るから手伝え。」
黒歌「え〜…。私、もっとダラダラしたいにゃ〜…」
克己「十分しただろう?いいから、手伝え。」
黒歌「はぁ〜い…」
彼女は文句を言いながらも手伝ってくれるため、信頼出来る。まあ、かなりの面倒臭がりではあるが、それも愛嬌と言うやつだろう。
???「ただいま、戻りました。おや、克己様。おかえりなさいませ。」
克己「ああ。グレイフィアもおかえり。」
買い物袋を両手に持った銀髪の女性はグレイフィア。彼女は元々旧魔王派であったが、毎日同じことを繰り返す事に嫌気が差し、逃げ出したところで俺と出会った。以降は、家でメイドとして働いてくれている。
黒歌「あ、グレイフィア〜。代わってにゃ〜」
克己「お前は、今やる気を出しただけだろう。文句を言わずにやれ。」
黒歌「はあ〜。面倒臭いにゃ〜…」
グレイフィア「では、黒歌の夕飯は無しです。」
黒歌「それ、酷くないかにゃ!?」
克己「それが嫌ならやれ。」
黒歌「はあぁ…。分かったにゃ…。やればいいんでしょ、やれば!」
俺の日常はどこの家庭にでもあるもの。しかし、仕事はそうでは無い。あらゆる勢力から仕事を受け金を貰う。そのほとんどは、証拠の隠滅や排除等が多いが、たまにはぐれ悪魔の討伐依頼などもある。
グレイフィア「本日の依頼ははぐれ悪魔の討伐です。」
黒歌「うぇぇ〜…また〜…?」
克己「分かった。俺が行こう。」
グレイフィア「承知しました。では、私と黒歌はそれぞれ別の依頼を終わらせます。」
黒歌「まあ、めんどいけど頑張るかにゃ〜…」
ちなみに、2人は純粋な悪魔と転生悪魔ではあるが、神器を所持している。所持している神器は『失われし記憶』【ロストドライバー】。だが、元から持っていた訳ではなく後天的に手に入れたものである。黒歌とグレイフィアはそれぞれ、ロストドライバーに惹かれ合い手に入れた。そして、グレイフィアは仮面ライダースカルに、黒歌は仮面ライダージョーカーに変身する。その場合のメモリは、克己が貸し出してはいるが、正直変身しなくても2人は魔王クラスの実力がある為、ほとんどは神と戦う時にしか使わない。
克己「では、行ってくる。」
グレイフィア「お気をつけて。」
黒歌「頑張るにゃ〜」
俺ははぐれのいる廃工場へと向かう。