永遠の記憶   作:ぺへ

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5話(はぐれ悪魔)

今は閉鎖され、誰もいない廃工場。そこには、妙な噂が流れていた。夜、そこを通ると女性の声が聞こえてくるらしい。

 

克己「ここだな…」

 

克己は警戒しながら、工場内へ入っていく。1歩踏み入れただけで、そこの空気は一気に戦場へと変わった。更に奥へ進んでいくと、大量の死臭と共に水滴の落ちる音が聞こえてくる。克己は腰にロストドライバーを当てると、ベルトが自動的に伸びていき腰にピッタリと締まる。更に奥へ進むとそれはいた。上半身は女性だが、下半身は鳥の様なアンバランスさ。まさしく、悪魔そのもの。

 

克己「お前がはぐれ悪魔のカルディアだな?」

カルディア『ほう…。まさか、自分から餌が入ってくるとは…。私は運がいい…』

克己「変身」

《エターナル》

 

ロストドライバーにエターナルメモリを刺すと、体が白い鎧に変わり、最後に真っ黒なマントが現れる。

 

カルディア『な!?神器持ちだと!?貴様、何者だ!』

克己『死神の名前か…。俺は、仮面ライダー…エターナル。さあ、地獄を楽しみな!』

 

コンバットナイフ型の武器、エターナルエッジを器用に回しすぐさま斬りつける。一瞬、反応の遅れたカルディアは片足を簡単に切断され悲鳴を上げるが構わず別の場所を斬り付ける。それは簡単にかわされるがカルディアの顔は憤怒に濡れていた。

 

カルディア『貴様!!殺してやる!!』

克己『まだまだパーティーは終わらないぞ。』

《ルナ マキシマムドライブ》

 

エターナルエッジにルナメモリを差し込み、ルナの力を解放する。少し遠くに離れてはいるが、エターナルエッジを振るうと、刃がかなり伸びていき幾つもの傷を付ける。

 

カルディア『あっがああああ!!!!』

克己『これで終わりだ。』

《ユニコーン マキシマムドライブ》

 

カルディアの胸を殴り付けると、まるで何かが刺さった様に穴が空いており、はぐれ悪魔カルディアはここで力尽きる。

 

克己『安らかに眠れ。』

ソーナ「待ちなさい!!」

克己『ん?この声は会長か…?厄介だな…』

ソーナ「あなたは何者です?」

克己『なに、単なる死神だ。』

匙「おい!適当な事を言ってるんじゃねえぞ!!」

克己『よく喋る…。そのオーラだと、最近悪魔になった新人という訳か。』

ソーナ「…なるほど。最近、はぐれ悪魔を倒しているのはあなたですね?」

克己『よく知っているじゃないか。シトリー家次期当主。そうだ。どこかの誰かさんに代わってな。』

匙「てめぇ!!」

ソーナ「匙!!よしなさい!!」

 

血気盛んな男子生徒が殴ろうとするが、克己の方が行動は早い。咄嗟に2本のメモリをコンバットベルトに付いているマキシマムスロットに差し込む。

 

《ヒート メタル マキシマムドライブ》

匙「おらっ!!痛っ…!!」

克己『ハッ!!』

匙「がああぁ!!」

ソーナ「匙!!」

 

メタルの力で防御し、ヒートの力で炎を纏った右ストレートで火傷と打撲の両方でダメージを与える。実に簡単な事だ。

 

克己『悪く思うな。正当防衛だ。』

ソーナ「…あなたは私達と敵対する意思はあるのですか?」

克己『まさか。別にお前達に興味など無い。戦いたいというのならするが?』

ソーナ「その答えが聞けただけで十分です。」

克己『なら、帰らせてもらおう。』

《サイクロン マキシマムドライブ》

 

俺はエターナルローブを会長達の方へ羽ばたかせ、その場から消える。もう、会うことのない事を祈るとしよう。

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