「すまん…どうにも転職がうまく行かなかったのと、ラグナドールのストーリー進めてたらToLoveるダークネスコラボで石貯めで遅くなったんだ…。ちなみにガチャは爆死しています…。」
「ホント、お前の物欲センサーどうなってんだよ…。」
「えっ?あれ?え?私が叫んだら、なんかポポーンと出てそれでドカーンと……ええーっ?」
「擬音多いなあ!?けどこれは……。」
「大したもんだ……っつーには、ちょいとやりすぎてんなァ…。」
「お屋敷も、街も……なくなっちゃった……。」
ぬりかべの言うとおり、屋敷は更にボロボロになり、家屋も全て破壊し尽くされてしまい、見る影もなくなってしまった。復興には時間がかかるだろう。
「ううっ、なんてこった……ぐすっ!」
「安心せい……ごほっ!」
「姫様、ご無事で!」
「大事ない。あの瞬間、結界を張ることができた。都の者たちは無事ぞ。……家々までは、手が回らなんだが。」
「命が助かっただけでも御の字だよ。ていうかそれだけ怪我しているってのにあの一瞬で街にいる人全員に結界作って守るだけでも凄いって…。」
音撃道では結界を張るようなものはない。少し羨ましいとは思うが、俺でも使えるようになるのだろうか?
「さすがにございます、姫様。」
「住んでる人達、無事なんだ?良かった……。」
「良いわけあるか。お前、一体何をしでかした?」
「ままま、待ってよ!これって私のせい!?違うよ、違う!……多分。」
「多分?それじゃ、わからない。説明、説明を。」
これはマズイと思い、落ち着かせようと話しかけようとしたところで滝夜叉姫が笑い始めた。
「くくッ……ははッ……あははははははッ!良い良い、構わん!」
「姫様?」
「世に不滅のものなどない!どうせ朱雀めのせいで半焼した街ぞ、更地にすれば、いっそ清々しい!皆で力を合わせて、もう一度…………ん?」
「いかがなさいましたか?」
「うむ、被害を見るために『目』を城下まで飛ばしておるのじゃが……、民の数が少なすぎはせぬか?」
…っ。やはり気付いたようだ。
「あっ……。」
「姫様、それは……。」
「……そうか。晴明じゃな?」
「…ああ。」
「……ご賢察の通りです。」
それを聞いて、滝夜叉姫は顔を伏せる。
「わらわは、民も守れぬ國主であったか…。『妖主八傑(ようしゅはっけつ)』が聞いて呆れる…。」
「姫様!しかし、あれは……。」
「あんた一人で抱え込むもんじゃ……。」
「慰めるでない。全ては、我が至らぬ故よ。この日のことをわすれるな、わらわの無策、赦すでないぞ。」
「は、い……。」
「…ああ、わかった。」
俺もイヅナも、何も言えなかった。國の主としての言葉を曲げるわけにはいかない。
「さて……、嘆いてばかりでは始まらぬ!朱雀ッ!晴明ッ!貴様らの爪痕など、カケラも残してやらぬぞ!それに、救いはある!ここに音撃道を極めた救い主殿と、更にはよくはわからぬが何やらすごい者も来た!」
「がしゃどくろを『暴走』から救い、都を綺麗さっぱり吹き飛ばす!すけぇるが違うふたりよな、気に入ったぞよ!もてなしの宴と参ろうか!」
「……イヅナ、宴の前に食料だとかは……?」
「レンキ様の言うとおりです、滝夜叉姫様。支度をしようにも、その、食材も厨房も無くなってます……。」
「はりゃ!そうじゃった!まずは片付けと飯の調達じゃな!」
「それなら俺も手伝うぜ。力仕事とかも色々やっていたからな。」
「なんと!ありがたく、そして見上げた心意気!滝夜叉、心から礼を言うぞよ。」
「私も手伝います!よいしょっと!」
「おお、おお……、都の復興、遠くはなさそうじゃのう!」
その後、暴走した妖怪や怨霊を止めたり、瓦礫を片付けていた時……。
「……ん?」
「あれ、どうしたの?」
「いや、さっきどこかから見られているような気が…。」
「町の人が見ていたのでは?」
「…そうかもしれないな。さて、あと少しだ!頑張るとしますか!」
見ていた者
「あっぶな……!あれが邪魅(じゃみ)が言っていた救い主って奴だろうけど…、ボクの見ているのに気付くなんてね。ニシシッ!」
遠くからレンキを見ていた人物の独り言がこだました…。