「よぉお前ら!」
「今日はマリア・カデンツァヴナ・イヴがフィーネと名乗っていたことと、ライブ事件の黒幕を考察する!」
「まず、マリアに関して。奴は俺が以前から言ってたフィーネの名前を使っていたんだが……
お前ら騙されんなよ? フィーネは俺や3人の少女たちが倒した後、自害したんだよ! 我が身可愛さにな!!」
すると映像には黄金の鎧を纏った人物はショッキンに踏みつけられている画像が映った。
「なのにこいつはフィーネを語っている。ってことはこいつは偽物だ。
しかもわざわざ死んだ奴の名前を名乗っていることからこいつはなんらかの組織に所属し、フィーネの後釜を狙ってんだよ!」
「根拠として考えられるのがこいつの経歴の不自然さだ。
出てこて数ヶ月ちょっとで全米ヒットチャートになるなんてイカれてる! 組織にでも所属してないとできねえんだよ!!」
ショッキンが悪の秘密組織のイラストを表示した。
「彼女の力は全部嘘だったんだよ! ほんとは力なんかないくせに組織の力に頼ってお前らを洗脳していたんだよ!!」
続いて目がおかしくなった人々のイラストが表示される。
「つまり、マリア・カデンツァヴナ・イヴはただのペテン師なんだよ! 実力もねえのに人を洗脳して人気取りを狙う、それが奴の手口だったんだ!!」
声を荒げ、マリアの画像に向かって中指を突き立てた。
「次にこの組織について考察をしてみる。
おそらく敵はまだ動かないつもりだ。しかし、フィーネの後釜を狙っていると言うことは今後何かしら壊滅的な被害を及ぼすテロ行為を引き起こそうとしているのは明確だ。
だからこの瞬間にも奴らが世間を脅かす準備はできているんだよ! ノイズを会場に放ったのも世界を混乱に陥れるためのデモンストレーションだったんだよ。
いいかお前ら、マリアとその組織を見つけるんだ。俺たちの手でテロリストに正義の鉄槌を下すんだ!!」
動画が終わった。
ショッキンチャンネルSeason3として再始動したショッキンは前回の事件以来、コラボやテレビ番組からのオファーなどに呼ばれていた。誘拐や殺人など様々な事件を独自に取材し、発言力を強めていくなかで彼の信者はショキナーと命名されていくことになった。
一方、世間で爆発的なブレイクを遂げていたアーティスト__マリア・カデンツァヴナ・イヴが翼とのライブの後、全世界に向けて宣戦布告を始めていた。彼女に手により突然ノイズが会場に現れたが、彼女は一才観客を傷つけず、国土の割譲を要求したがなんの音沙汰もないまま数日が経とうとしていた。
「まさか、あのマリアがテロリストだなんてねえ」
布田とショッキンはたまたまモリアキの家に遊びに行っていた最中に事件は起こっていた。動画自体のすぐに作成し、投稿してから既に情報が多数彼の元に寄せられていた。
「やっぱりアレも以前の動画にもあった少女たちなのか?」
「ああ、間違いねえ。フィーネの名前まで出してた以上、関係者なのは確実だ」
「ってことはもう二課は動いているってこと!?」
「……だろうな。ただ、こっちもこっちで信者たちに探らせているから拠点らしき場所は時期に突き止められるさ。空振りになる可能性は高いがな」
「それにしても……なんであの時観客を解放したんだろうな?」
モリアキが疑問の声をこぼす。
「……まさか」
「どうした布田?」
「誰かに狙われててわざと悪役をやってるんじゃないの!?」
「馬鹿やろ、それならフィーネを名乗って本物のノイズを出す意味ないだろ? 会場爆破とかホログラムで脅すとかやり方はあんだろ。わざわざああやって脅すから効果があるんだよ」
「まあ、そうだけど……」
「問題は何人で活動してるのか、だよな」
モリアキがため息をつく。
「フィーネの信者で世界各国を敵に回せるってことは恐らく世界規模のテロリスト組織かも知れねえ。迂闊に手は出せねえが、かと言って悠長にもしてられねえ」
「それじゃあ空振り覚悟で行ってみる?」
布田が印刷した紙を見せる。
「片っ端から行くか。モリアキさん、大丈夫か?」
「まかしとけ! 俺も行くぜ!!」
3人はマリアたちテロ組織のアジトを目指す。
G編です。さりげなく嘘を持っているところは安定のショッキンクオリティです。
緊急 新たなアシスタント候補を募集します。視聴者(読者)の意見を参考にしたいので以下の4人の候補からこれだと思った方を選んでください
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地雷系
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おバカ系
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ナルシスト系
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ミステリアス系