凍結されたアカウントです!
ショッキショッキチャンネル
「よぉお前ら、1年ぶり!」
自宅の一室あたりでショッキンが手を挙げながら挨拶した。
「さて、1年も活動を空けてたのには理由がある。ライブ事件のバッシングが鳴りを潜めていたのと同時に、俺は関係者の調査をしていたんだ。
当時の芸能会社の繋がりとか、関係者の実家とかをとにかく手当たり次第探してみたんだが収穫が全然ねえんだよ!しかも、アカウントも削除された… ほんとに迷惑、心配をかけさせてすまないと思っている」
謝罪した。
「だけどな、アーティスト協会の黒幕説は今回の調査で無くなった。
ぶっちゃけ風鳴翼が海外にってニュースとかある以上、嫉妬説ってのは一番あり得なくなった。関係者、マジですまん!」
再び謝罪した。
「あとはこの風鳴AとBの派閥にハチ公さんだよ調査対象は、って言いたいんだが!
この辺の情報リーク及び提供を頼むわ。何か知ってることあったらなんでも教えてくれ。ほんとにアカウントが凍結させられて、みんなを心配させてしまって申し訳ないと思っている。これからも応援頼むぜ!」
動画が終わった。
この2年間、ライブ事件のバッシングが行われていることを世間に伝えてきたショッキンだったが、自分達の正義を謳う者たちや実際の協会により、とうとうアカウント凍結に追い込まれてしまっていた。スタッフ2名から3名に増やし、新しい体制でやってきた中で突然の出来事だった。
「やっぱり危なかったじゃん!」
「ちっくしょ、現実逃避が好きな奴らだよ、全く!!」
「どうするんだい?幡ヶ谷くん」
「モリアキさんはなんかねえの?」
新しく加わったスタッフ__モリアキは数年前のバッシングの際に蒸発した元サラリーマンだった。インタビュー目的で最初は拾ったが、本人としてはあてもなく放浪していた時にショッキンに拾われたのか、家族から離れて収入を得るために一方的に同居人兼アシスタントとして働いている。
なおショッキンは彼の本名を知らない。最初は勝手な行動にうんざりしていたが次第に注意するのが面倒になってきたため、なにも言わなくなった。
「そうだなあ…毎日フルーツ生活なんてどうだ?」
「いや、毎日かーい!ウケるかわっかんねえって!!」
モリアキの提案を即座に突っぱねる中、警報が鳴った。
「やべえ!ノイズ出たぞ。お前ら、行くぞ!!」
ノイズの出現は警報で分かる。本来は出会う確率はほとんど低い筈なのだがここ最近は頻繁に出現が見られていた。
(ったく、ノイズがめっちゃ出現してやがる。
2年間じゃそこそこだったのにここ最近は妙に増えてやがるな…)
避難所に移動する中ショッキンはふと疑問がよぎり、まさかと言葉を漏らした。
「きーめた!」
「え?な、なにを!?」
「話はあとだ!おら、行くぞッ!!」
緊急 新たなアシスタント候補を募集します。視聴者(読者)の意見を参考にしたいので以下の4人の候補からこれだと思った方を選んでください
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地雷系
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おバカ系
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ナルシスト系
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ミステリアス系