ある日、突然に周りの景色が変わるなんて経験はあるだろうか。それは必ずこの世ではないどこかであり、かと言ってあの世でもない。ぽっかりとある広く白い空間に閉じ込められ真ん中にいるメルヘンな少年を疑問に思わない事はないだろうか。
ある。私は今その状況に陥っている。
「やぁ、
そう問いかける少年に私が生きてきた世界でも何回もついたため息が出る。嫌な声、転生なんてクソくらえ。というかまた私は死んだのか。その記憶だけが既に私の中からすっぽりと消えていた。
「前の所はどうだった?」
「…あんたの顔見るまでは楽しかったよ。」
私、偽名はI・o、本名衣央は一度転生をしている。
前回の作は伏せておくが中々にハードな生き様を晒していた。最終的にはちゃんと平和に暮らしていたがそれを奴はぶった切ってここに連れてきたという事になる。
通称、"神"。彼は絶対的存在である。
私は"転生者"。一度目の人生死んでから二度目をゲームの世界で暮らしまた死に、三度目をまた何処かで生かされる。
「次は何処だ。」
「話が早くて助かるよ!」
次はここ、と指を上に指す。ゲーム特有のぴこぴこ音が聞こえる、それは中々に有名なゲームだった。
「ここでおさらいをしておこう。」
説明書を渡される。私の目的、制限その他諸々が含まれている紙だ。
それに目を通してくしゃくしゃにして神に投げつける。もう十分に分かっていると言えば笑顔になって私に抱きついた。鬱陶しい、やめろ。
「君の活躍に期待してるよ。ちなみに今回は本にあまり頼れないから気をつけてね!」
「そりゃあな、難しいだろう。あと、」
原作の改変は行わない。
それだけは断っておく。私はそういう"原作改変"ネタが嫌いなんだと顔を歪めて答える。それを聞いて、予想通りと言わんばかりにドヤ顔をしていた少年がいた。
「今回はそう簡単には行かないよ。君がしたくないと言っていてもしてもらう様に仕向けてある。」
「は?」
「じゃあ頑張ってね?」
そう言った瞬間に視界が悪くなる。ぐにゃ、と曲がり意識が遠ざかる。懲り懲りだと思いながらも私は落ちていくように、消えていった。
「UNDERTALEへ、ようこそ。」
*
代理です。
新作始まりました。
おさらいとしての説明書をまずは読み彼女の設定等を紹介させて頂きます。
I・o
この小説の主人公。一度目の転生をしてまた死んだ挙句二度目の転生を強制的にされた憐れな女。
黒髪ロング、蒼く澄んだ目を持つ美女。服はご想像にお任せします。左手の小指がない。
性格は至ってサバサバしているが、他人の事を思いやる優しい精神の持ち主。自分が傷付く事を顧みない人。元はヲタクだと言うが外面をいつも気にしているので感情は表にも出ないし文にも出なかった。偶に情緒不安定になると早口で何かを言う。大丈夫という言葉をよく使う。
戦闘力はそこそこ。近接が得意。
神(名前不明)
前回の転生含め今回の"UNDERTALE"に飛ばした張本人。なんでも出来る。
ピンク色の髪にオッドアイを持つ少年。コロコロ表情が変わる。時々恐ろしい面を見せる。服はご想像に(ry
性格は相当ちゃらんぽらん。自分のやりたい事のためなら人を使うし面倒な事も他の人にやらせる。シナリオ通りに進まないと気が済まない。色々なストーリーを変えたりするのが楽しみの一つ。
I・oの行動に目を光らせている。思い通りにならないのは腹がたつけど面白い奴だから好き。
I・oに付き纏う面倒いアイテム達。
赤い糸(Nailed ring)
人を惹きつける金色のくすんだ首輪。外す事は神のみが可能、他の者には絶対に外せない。壊すことも不可能。付けた者は強制的に主人公やその他の主要人物と関わりを持つことになる。
ただの本(Soul vessel)
魂を管理することの出来る本。死者のは勿論、身体を持たない、身体から抜け出した魂も記録できる。身体を持っている者の魂は本と身体を行き来できる。持ち主の意志によって大きくなったり小さくなったりする。管理出来る魂の数に限りはなく、"世界"毎でページが区切られている。神がとあるページを破り捨てたせいで前作のキャラは出てこれない。
前作について。
NieR:Automataの世界に転生。そのまま原作を変えることなく進め、最終的に重傷を負ったものの奇跡的に生き延びた。なるべく前作引きずらないように書きたいけどそこは努力次第かなと考えている。
順序的には、現世→ニーアオートマタ→UNDERTALE(今ここ)
読者に優しくないと思いつつも書きたいという理由で暴れてます。まちまちになると思いますがよろしくお願いします。