自分の下調べの拙さが出てしまってます、どーん
まぁ、矛盾が出ない限りは手直しはしません、どやー
修正した場合は前書きにて報告します、どや!
どーん!
---SIDE 織斑一夏---
既に日は落ちて夜道となった帰り道を街頭がポツリ、ポツリと照らすのみ
その道をフラフラと歩く人物が一人
「う゛ぅ~」
まるでゾンビにでもなってしまったかのような声が出たのはおそらく箒の剣術稽古のせいだろう
昔は結構いい戦いができていたのに、流石に何年もサボっていればこんなものか
だが初日に比べて打ち合う数が数合上がっている気がする。感覚を取り戻せているのかな
だけど結局ISの訓練をしていないような・・・いや、まだ三日目だ、これからやれば間に合う・・・のかぁ?
いやいや、箒も俺の為を思って教えてくれてるんだ、ならばそれについて行くのが礼儀というものではないだろうか?
それに俺の専用機ってやつもまだ届いていないみたいだしISを実際動かすのはいつになるんだろうか・・・
「あれ・・・ここは、どこだ?」
かなり広いIS学園の内部構造は数日程度では流石に把握しきれない
ぼーっと歩いていたら知らない所に出てしまった
「マジかよ、またこの歳で迷子とかシャレにならんぞ・・・」
辺りを見回すと丁度よく案内電子板がある。なんとか迷子にはならずに済みそうだ
「えーっと現在地は・・・ん?」
別に帰り道がまだわからないわけではない、俺は方向音痴ではないからな
ただ現在地付近にある『建物』に少しだけ興味を惹かれただけ
嘘だ、すごく興味を惹かれる単語がそこにはあった
「まぁ、見取り稽古とも言うし・・・やっぱり予習って必要だよな!」
さっきまでのダルい気持ちが嘘のように足取り軽くその建物に向かう
そう、『IS訓練用アリーナ』に
まだ明かりがついているという事は中で人が練習をしているのだろう、とりあえず観客席に来てみた
「お邪魔しまーす・・・」
ドドドドドドドドドドドドドドドド
「うぉあ!!!!」
入っていきなり凄い音と振動がしたので思わず変な声が出てしまった
どうやらISが近くを高速で通過したようだ
観客席は一見してアリーナと同じ空間にあるように見えるが実は分厚い壁で区切られている
まぁそうでもしないと風圧やら衝撃波やらで観戦どころじゃないからという話を聞いたのは・・・確か今日の授業で山田先生が言っていたのだったか?
そんなことより
「うおぉーーースゲーな!」
弾がココに居たら全体騒ぎまくってるだろうな、何回見てもすごいと思う
ISはさっきまで近くを飛んでいたのにいつの間にかだだっ広いアリーナの反対側を飛んでいる
一機だけしかいなくて戦闘をしていワケじゃないみたいだけど空中を鳥よりも早く自由に飛び回る様は圧巻の一言だった
<こら!そこの生徒!>
完全に見入っているとうるさくないまでも比較的大きい音で放送が流れる
<アリーナは現在使用中!野次馬禁止って入口に書いてあったでしょ>
「す、すいません。見てませんでした」
<あれ、この声って男の子?>
「一夏!なんで、ここにいるの?」
アリーナの中から知ってる声がする
そっちを振り返るとさっきまで飛び回ってたISが近くまで接近していた
この機体は・・・あれだ、カラーリングがダークレッド一色だったからわからなかったが先生達が使ってるのと同じやつだラファールだったっけ?
それに乗って俺の名前を呼ぶのが・・・
「って神楽!ISに乗ってたのお前だったのか!」
「うん、練習してたんだ」
<二人共ー>
「う、ね、姉さん・・・」
<そんなに話したいなら一度ピットに戻っていらっしゃい、休憩しましょう。一夏くんも、そこのエレベーターで上がればこれるから>
「はーい」
「一夏、随分素直だね」
「元来弟という存在は姉という存在に逆らえないようになってるのだよ」
「あはは、わからないでも、ないかな・・・」
姉属性に精神的に弱いのは弟の運命とも言えるだろう、特に俺の姉は『アレ』だし
おっと、噂をすれば影がさすのは曹操だったか、もしかしたら関羽も現れるかもしれないのでこの話題はしないでおこう
話もそこそこにしてエレベーターを上がるとそこは観客用に整えられた道ではなく関係者用の薄暗い機械っぽい通路が広がっている
そこを進むとこれまた機械っぽい大きい部屋に出た。ここがピットか
「こんばんは、一夏くん」
声がしたのは真後ろから、振り返るとそこにいたのはは先日見た神楽のお姉さん
「こんばんは・・・えーと、禊、さん?」
「あら、覚えていてくれたのね、光栄だわ」
そう言って朗らかに微笑む禊さんの雰囲気は自分を珍しさや興味本位から接しようというのではないのを感じる
この学園に入ってから多くの・・・本当に多くの女性と接する機会があったが自分と普通に接してくれる人というのは殆どいなかった
向けられるのは大体好奇の視線、セシリアのように敵対の目線もあった
幼馴染の箒でさえしっかりと自分と目を合わせてくれないし
「やっぱり普通っていいなぁ・・・」
「?」
「あ、いえ、普通に接してくれるというのがどれだけ救われるかを今噛み締めてたところです」
「あらあら、やっぱり女子高に男性が入学するのって大変なのね。何かあったら頼ってくれて構わないわよ?弟の面倒を見てもらった恩もあるし」
「自分はただ神楽と遊んでただけですよ」
「それが今のあの子には重要なの」
「?」
「いいえ、なんでもないわ、意識しない方がいい事ってたくさんあるから・・・これからも神楽のことをよろしくね?」
「はい、こちらこそよろしくお願いします!」
弟思いのいいお姉さんだよなー、十分の一・・・いや百分の一でいいから優しさをウチの姉に分けてくれないかな
そんなことを話していると斜め開きシャフトが開いて神楽がピットに戻ってくる
「なんだか授業以外で会うのは久しぶりな気がするね」
神楽がなれた手順でISから降りてこっちに来る
「お互い忙しかったしなー、ホント。それにしてもかっこよかったなー神楽のIS操縦!」
「え、いやー、ここ二日、基本的自由に飛んでるだけ、だったし慣れれば、あ、あれくらい、誰でも、できるよ!」
「もしかして照れてる?」
「うっ・・・」
神楽は緊張するとどもるっていうか、話すときに妙に単語ごとに話すようになるからなー
「姉の私から見ても初めての操縦でこれだけ動かせるというのはすごいと思うんだけどなー」
「な、ね、姉さんまで・・・!」
「ホントのことよ?私でもISを自由に飛ばすのって1週間は掛かったもの、もしかしたら・・・」
「い、一夏はどうなの?」
流れを変えたいのか唐突に話を振ってくる
「俺かー、んー剣道やってる」
「剣道?ISで?」
「うんにゃ、普通に、幼馴染に頼んだらIS以前の問題だ!鍛え直してやる!って言ってさー」
それから本当に剣道しかやってないんだよな
「幼馴染って言うと、いつも一緒にいるポニーテールの?確か・・・篠ノ之さん、だっけ?」
「篠ノ之?もしかして篠ノ之束博士の妹の方かしら?」
「そうですよ。けど、箒の前ではあんまり言わないであげて下さいね?なんか束さんの話をすると不機嫌になるんですよ、あいつ」
「そうなの・・・あら、もうこんな時間。神楽君、今日はもう終わりにしましょうか誰もいないみたいだしシャワーを浴びて来なさいな、ご飯にしましょう。一夏くんも一緒にどう?」
「あ、ご一緒させてもらいます」
よかった、何とか帰り道も確保できた、神楽と飯食うのも何だかんだで学校に入学してから無かったからな
「じゃ、シャワー浴びてくるね」
「おう、いってら・・・」
神楽を見送った直後思い出したがそういえば俺もシャワー浴びてないんだよな・・・剣道場にもシャワー室はあるけど学校自体基本的女子用しかないから使えないし、あー大浴場でお風呂に入りたいなぁ
「自分もシャワー浴びてきていいですか?部屋に帰らないと浴びれないからご飯前には浴びときたくて」
「一夏くんは、ちょっと待ってもらっていいかしら?」
「え、あ、はい」
神妙な顔つきで呼びとめられる
どうかしたのだろうか、もしかしてここも女子専用?でも神楽は入ってるし
「一夏くん、あなたにお願いがあるの・・・」
「お願い?自分に出来ることなら何でもしますよ」
少し思いつめたような顔をする禊さんは絞り出すように話し出す
「神楽を・・・神楽を助けてあげて欲しいの。」
「神楽を?」
「ええ、あの子の事はどれぐらいまで知っているかしら?」
「とりあえずは女の人が苦手っていうのと人見知りっていうはしってます。それ以上は必要なら神楽の方から話してくれるって思ってますから」
千冬姉からもそれぐらいしか神楽の事は聞いていないし
「そう・・・やっぱりあなたが神楽の友達でよかった」
「大げさですよ」
「そうね、貴方はそういう処が魅力なのかもしれないわね」
「・・・?どういうことですか?」
「いいえ、なんでもないわ。話を戻すけど神楽を助けてあげて欲しいっていうのはクラスでのことなの。人と接することに慣れていないあの子はこのままいくとクラスで孤立するわ。人に嫌われるでも好かれるでもなく。でも、それではいけない。人との関わり合いというものをあの子に教えてほしいの。なるべく、一夏くんの邪魔にならない範囲でいいから・・・お願い・・・」
えーと、人との関わり合いを教えるって言っても俺が教えられる事なんて得に無いしなー、でも禊さんの頼みは聞いてあげたいし・・・人に接する事に慣らすってどうすればいいんだ?
人との接し方なんて別に何か教わってやってるわけじゃないし、なんかこう自然に話したり遊んでいたりしたら・・・そうか!
「つまりはもっと神楽と遊べばいいんですよね?」
「・・・?」
人との関わり合いなんて難しいことは俺には分かんないけど遊んでれば楽しい、楽しければもっと遊ぼうと思う、つまりはそういうことだ!
納得して禊さんを見返すとなにやらキョトンとしている
「あはは、禊さん、いま神楽と同じ感じの顔してますよ」
「えっ!?」
ハッとした禊さんは自分の頬に手を当てて確認する
あんまり似てない姉弟かと思ったけどふとした瞬間に同じ表情をするところとかやっぱり似てるんだな
「そういうことなら了解です!もっと色んな遊びを神楽と一緒にしたいのは俺も一緒ですから!」
「・・・ふふふ、ありがとう、一夏くん。私って過保護かしら?」
「うーん、俺はこんなに清楚で優しいお姉さんがいて羨ましいと思うけどなー」
「あら、嬉しいけれど、今のセリフ織斑先生に言っちゃおうかしら」
「ちょ、それは勘弁ですよ禊さん!」
そんな事になったら・・・あぁ・・・淵は・・・出席簿の淵はいけない!・・・それは人を殺せる威力を出せる兵器だから!
「うふふ、う・そ、長話しちゃってごめんね、シャワー浴びてきていいわよ?」
お茶目に笑いながら背中をポンと叩かれる
「もぅ、心臓に悪いっすよ禊さん!じゃあ行ってきます!」
急いでいかないと神楽をまたせちゃうな・・・っと
「禊さん、最後に一ついいすか?」
「どうしたの?」
「神楽も多分今頑張ろうとしてます、だから禊さんは頑張って帰ってきた神楽をたくさん褒めてあげてください!俺、昔から褒められることは少なかったけど千冬ね・・・織斑先生に褒めてもらった時はすごい嬉しかったし頑張ろうとも思いました。神楽がもっと頑張れるように。じゃ!再び行ってきます!」
さぁ、本格的に急がないと二人をまたせちゃうな、走れ!俺!
---SIDE 中務 禊---
「織斑一夏くん・・・か」
よかった、本当に良かった
かーくんをあそこまで思ってくれる友達なんて一生に一度巡り会えれば幸運なぐらいだ
多分、彼はそれを関わった人全てにできる、だから魅力があるのだろう
それは簡単なようでとても難しいことだ
それにしても自分はなんて事を考えていたんだろう
かーくんにそぐわなければ『排除しよう』だなんて・・・
かーくんが絡むと自分でも怖いぐらい冷酷になる
怖い、でも、そう、これハひツヨうナ・・・
「・・・ううっ」
頭が割れるように痛い・・・
大丈夫、ちょっと休めばよくなる
かーくんの前でこんな姿は見せられない、戻ってくるまでには治しておかないと
「でも・・・」
壁にもたれながら一夏のさっき言っていた事が頭をよぎる
褒めてあげる・・・か
そういえば自分はかーくんを褒めてあげたことはあっただろうか
愛してあげるだけで褒めてあげることはしていなかった・・・と思う
かーくんが何を頑張ってるのか、それを理解してただろうか
「私って思っていた以上にお姉ちゃんしてないなー・・・はは」
一夏くんはすべてを見抜いていたのだろうか?
いや、多分彼はそんな器用な子じゃない、ただ「感じた』のだろう
姉を持つ弟として一夏くんの意見はとても参考になる
「・・・ふふっ、今度試してみようかなー」
そんなことを考えると頭の痛さは徐々に引いていった
次の投稿は金甌日22時です!
その次の投稿はご迷惑をおかけしますが書き溜め分を増やしたいので一週間あけようと思います
今書いているのは戦闘場面名のですがやはり文章力が出ますね・・・
拙さが目立ってしまうのでへこみます
しっかりお伝えできるか心配です
ではまた次にお会いしましょう!