今週使用と思ったら疲れて寝ちゃうし・・・
もうだめだめです、ごめんなさい・・・
---SIDE 中務神楽---
(あ、あぶなかったっ!)
念のため最高速度一歩手前で飛行していなければ確実に落とされていただろう
ブルー・ティアーズ対策の切り札はすべて使ってしまったがこのままもう一度すれ違いざまに攻撃してそのままループしてトップアタックで決着だ
(は・・・はははっ・・・)
(なんだ、僕でも戦えるじゃないか)
V2に入るときに受けた後方からの射撃で推進力系が損なわれなかったのは僥倖以外の何者でもなかった
むしろあそこでスピードを落としていたらビットで蜂の巣だっただろう
しかし初撃でレーザービットを2機つぶせたので推進力も大幅ダウンしている
(このゲーム・・・貰った!)
角度調整X値+3度Y値-2度
さぁ、試合を終わらせよう、これで僕は・・・僕・・・は?
ーーー敵機との距離接近、攻撃行動に移行ーーー
そして敵機との距離はほぼゼロになる
瞬間
響いたのは爆音、衝撃
視界は爆風一色に染まる
これで決まる、相手は何もできない、絶対勝てる間違いない
そんな慢心
頭では理解していた、慢心、油断、驕りは身を滅ぼす
しかし初めての戦闘そして優位な態勢
もしかしたら油断していなくとも結果は変わらなかったのかもしれない
そんな気休めの考えが頭をよぎる
爆発が起きる寸前に鋭敏化された視覚が捕らえたあの『眼』
決して勝利を諦めていない、むしろ勝利への道を追い求めている
二度目の衝撃、バランスを崩した機体が地面と接触したのだろう
あの眼を見た瞬間、悟ってしまった
勝てない
自分はあのような眼をして戦っていただろうか
いや、そんな事はあるわけが無い
あの眼は誇りを宿している眼だ、そんな眼を僕が・・・できるはずが無い勝てるはずが無いこんな弱い僕が・・・
二度三度と連続的に衝撃が続く、速度の乗った機体は地面を転がりながらも尚止まらない
僕はこの試合に確実に負ける・・・あの強い眼に・・・だけどあんな眼を何処かで見たような・・・
ズキンと頭に痛みが走った
本能が止める、これは思い出してはいけない類の『モノ』だ
速度を落としきれなかった機体は高速でアリーナの壁に衝突する
ーーーダメージ甚大、残りエネルギーシールド86---
頭に情報が入ってくるが理解できない
今思い出そうとしていることを打ち消せ
打ち消せ打ち消せ打ち消し打ち消せ打ち消せ打ち消せ打ち消せ打ち消せ
うちけせうちけせうちけせうちけせうちけせうちけせうちけせうちけせ
ウチケセウチケセウチケセウチケセウチケセウチケセウチケセウチケセ
今思考してる事を打ち消せ、じゃないと・・・
あ・・・
目の前に人が立っている
蒼いIS、ブルー・ティアーズ
爆風に巻き込まれボロボロになりながらもビットは正確に銃口をこちらに向けている
それに乗る人物、セシリア・オルコット
女性
意識せずにいたその事実
頭痛がひど、く、な・・・
≪使えない≫
・・・あ・・・
≪近寄らないで、ホントいちいち気に障るわね≫
・・・思い・・・出した・・・
≪あなたが・・・あなたが生まれてきたから≫
・・・あの眼は・・・
≪『死』ネ罵ヰイ埜爾≫
・・・お母・・・・さんの・・・
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ッ」
ーーーBuna seara!ーーー
真っ白になりかけた頭の中に割り込む音声
ーーーwelcome!pilot!---
急に頭痛は引いて意識が再構築される
ーーーようこそ、パイロット!チュートリアルへ!---