女性恐怖症のIS   作:概念

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<第二章>テキオウノウリョク【変わる日常】 1.

「これは・・・きっつい・・・」

 

様々なことがあった取り調べという名の面接も終わり、織斑さんを織斑先生と呼ぶようになってその織斑先生から

 

入学祝いにいいところに案内してやろう少し待っていろ

 

と言ってどこかに行ってしまった

 

かくゆう自分は誰もいない教室で先生からもらった資料に目を通し続けている

 

しかし、この量はどうなんだろう?軽く広辞苑くらいのをもらったんだが・・・確か先生これを資料の「一部」って言ってたような気がするんだけど・・・

 

どうやら学園は春休みという名の長期休暇でほとんどの学生は帰宅しているらしい

 

IS学園もすでに新入生を迎え入れる体制を整えつつあるということだろう

 

先生からもらった資料には自分が操縦した・・・らしいISの情報が載っていた

 

とは言ったもののその殆どはunknownで埋め尽くされている

 

実際に使っているところを知っているのは自分を誘拐した連中のみなのだが、そいつらは未だ昏睡中で話を聞くにも聞けない

 

しかし・・・あんな粗末な装甲で戦えるのか?胴体に一撃でももらったら大破しそうだし、翼部分が無駄に大きすぎて機動性も悪そう・・・だ・・・?

 

自分の考えに少し違和感を感じる

 

戦う?・・・僕が?・・・

 

ISに乗るとは基本そういうことだ、戦闘、その言葉は重く頭の中にしこりとして残る

 

そんなことを考えている教室の扉が開いた

 

「待たせたな、それでは行こう、なんだ?何か考え事か?」

 

キャリーバックを引いて入ってきた織斑先生はめんどくさそうに聞いてきた

 

あの人に隠し事を出来る気がしないな・・・情報公開しなくても全部知ってそうだ

 

「はい・・・やっぱりISでの戦闘とかってやるんですよね」

 

さっき気づいたことだが、織斑先生とは普通の女性・・・少なくとも看護婦さんよりは普通に話せるみたいだ、それでも目は合わせられないし、話す言葉もつっかえつっかえだ

 

「あぁ、そのことか、その悩みは明日まで保留にしておけ、それよりも早く行くぞ」

 

そう言うとスタスタと教室の外に出てしまう

 

「明日・・・って」

 

とりあえずついて行くしか選択肢はないのでさっさと資料をまとめて教室の外に出た

 

「ほら、お前の荷物だ」

 

荷物は少なく携帯端末すらない

 

千冬先生の説明では現在連れら去られて翌日の昼らしい、なんか不思議な感じがする

 

織斑先生の背中を見ていると途中で女子生徒とすれ違う

 

その時「えっ」という声が聞こえた

 

まぁそれはそうだろうこの学校に男子がいるなんてついこの前まではありえないことだったしな

 

そんな考えをよそに携帯端末を操作する織斑先生はどこか嬉しそうにしてる気がした

 

---SIDE ???----

 

「えっ、今のって・・・?」

 

一瞬曲がり角ですれ違いかすかに視界に入る程度で見えただけだけど

 

そんなわけはない、ここに来る理由も意味もない

 

そもそもここは女子学園だから男子がはいれるわけないし・・・でも・・・

 

生徒手帳の中を開くとそこにちぎられた写真が入っていた

 

そこには幼い男の子と女の子が写っている

 

いろいろあって半年ぐらいあってないけど元気かな?

 

違うとは分かっていても自然に体は反対側に向くが・・・

 

「どうしたの・・・『中務』さん、急がないと明日に間に合わないわよ?」

 

山田先生に呼び止められ立ち止まる

 

後ろを振り返るがそこにはもう姿はない

 

そんなわけないよね

 

そう心の中でつぶやいて中務 禊(なかつかさ みそぎ)は再び前へと歩き出した

 

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