「さぁ、目的地に到着だ、おばさーん、弾いるー?」
そう言って一夏君横開きの古風な扉を開けて中に入っていく
現在の時刻は昼過ぎといったところで『そこ』の人のはいりは少ないようだ
しかしながら一夏くん、僕たちは家を出る前に何をしただろうか?
そう昼食を食べたのだ、織斑先生に急かされてかなり急いだが自分の胃袋にはしっかりとパスタがはっている
それなのに何故・・・
「あの一夏君?そこは定食屋じゃ?」
それを聞いて一夏君は苦笑いをする
「そうか、言ってなかったもんな。ここが俺の友達の家で見ての通り『五反田食堂』って言う食堂なんだ。別に何か食べるわけじゃないからな」
「そう、よかった」
それを聞いて安心するもつかの間、すぐさま同い年ぐらいの男子が姿を現した!
「おいっす、なんだよ結構かかったじゃん、あれ?この方はどなた?」
「うわ、その言い方似合わねー、言ってなかったっけ?同じ学園に入る・・・」
「・・・中務神楽です、よろしく」
今日でもう三回目の自己紹介だ、まぁ最初の一回は名前を言う前に趣味のことまではなされたけど
そろそろ慣れてきてるとは思うが心臓はさっき走った時のように早くなる
「おう、俺は五反田弾、よろしく神楽」
「よ、よろしく五反田君」
「五反田君って呼びづらくね?弾でいいよ、外国人みたいで呼びやすいだろう?ヘイ、ダン!みたいな」
「・・・?」
「気にすんなただのボケだから、それより弾、どこで遊ぶか?」
「ひっでぇ、家でいいんじゃね?金ないし」
「そっか、じゃあお邪魔しまーす」
会話が早くて入り込める気がしない
これが友人同士の会話ってやつか・・・このレベルになるまで自分はどれぐらいの月日がかかるのだろうか?
「何してんの?」
弾君が不思議そうにしているのでさっさと上がらせてもらった
「ここが俺の居城だ、遠慮なく座りたまへ」
「もう座ってるよほら、早く座れよ」
「・・・(´・ω・`)」
「じゃあいつものやるか・・・これ」
そういって取り出したのは市販されているISのゲームだ
「神楽これ知ってる?」
そういって取り出したのはIS/VS
「うん」
「でもそれ二人対戦じゃない?どうすんのよ」
「負けたやつが交代でいいんじゃないか?」
「僕・・・最初は見てるよ」
「そうか?じゃやるか」
「おう、積年の戦いに決着をつける時が来たな」
そういって二人はコントローラーを持つ
「あれ?」
「なんだ神楽?やっぱりやるか?」
「え?いいよ、二人の戦い方見ておきたいし」
これは言ったほうがいいのかな?
「ほほう、神楽は策士だな」
「そ、そんなことないって」
そういってる間にゲームスタート
結果は一夏君の勝利
「んだよー、やっぱその機体強すぎだろ」
「お前のだってステータス上は同精度だ、努力が足りないな努力が」
「じゃあ神楽交代な」
コントローラを渡されテレビ前に座る
「じゃあ俺はこのままで」
「僕は・・・ランダムで」
「なんだよ全力で来ていいんだぜ?」
「機体に・・・拘りはないから」
掛け声とともに機体が表示される、僕のは・・・
「メイル・・・シュトローム・・・」
言ったとたんに二人からは笑いが起こった
「ぶっ、運悪すぎだろ」
「だから機体選んでおけって言ったのに」
わからない人に説明をするとこの機体はこのISを作った国がゲーム会社に文句を入れるほど・・・
弱い
そういっている間にもゲームはすでに始まっている
いきなりブーストして突っ込んで来る敵機
銃で牽制するも回避され近接戦闘へ
そういえば見た感じ一夏君は近接が好きだったな
じゃぁこういう戦い方でどうだろう
「っしゃ、行くぜ」
最初の攻撃を回避し銃撃、勢いを殺したところに近接で一撃を加える
そのあとは
「カウンターか、だけど次はこっちのば・・・ってあれ?」
必死に逃げる!ヒット&ウェイでかいくぐる
「ちょ、もうあんなところにいるし、ちきしょー!でもスピードはこっちのが早いぜ」
その通りだから確実に追いつかれる、が
「銃攻撃は当たらないって」
三発ほど銃を撃つがすべて回避される、いや「させる」
「銃攻撃は・・・ね?」
「いつの間に前に!?」
近接でコンボをつなげてダウンさせてからまた逃げる
「また逃げた!、くっそ」
ムキになって追いかけてくる『敵機』
もう一度三発撃つ
「回避!」
「したらダメなんだって・・・」
弾君の言う通りである
銃撃をわざと避けさせて所定の位置まで誘導する技
「また逃げた!当て逃げは犯罪だ!」
これは立派な戦術です
「じゃあその銃弾を避けなきゃいいんだろう!?」
そういいながら突っ込んでくる
銃弾は当たるものの大したダメージにはならない
「っしゃ!これで俺のターン・・・」
「一手前で気づけばそうだったんだけどね」
必殺技解放『クラーケンシュート』
渦状に相手の周りを接近&回転しながら射撃をして近接距離まで来たら切り捨てる
これ結構かっこいいけど出すタイミングそんなにないからなー
WIN表示とともにそんなことを考えながら画面を見てると隣から笑い声が聞こえてくる
「メイルシュトロームの必殺技初めて見たわ、かっけー」
「それは必殺技を使わせてしまった俺に対しての嫌がらせか?そうだろ、そうなんだな!?」
ぼ、僕のせいで二人が喧嘩に!?と、止めないと
「ほ、ほら、仕組みが分かっちゃえば誰でもできる一発芸だから・・・」
「いや、それでもスゲーって、メイルシュトロームで勝てるなんて知らなかったマジで」
「それは俺も同感だ、いいものを見せてもらったよ」
一夏君が手をこちらに差し出してくる
あ、そうか握手か
そっと手を握り返す
「一夏君戦い方的に近接好きだよね白騎士とか合いそう」
「そろそろ君を取る気にはならないかな?・・・って白騎士?」
「そんなのキャラ選択になくないか?」
「1000回対戦するとイベントが・・・」
ビー、ビー
突然けたたましい音がテレビから流れ始める
「現在この空域に大数のミサイルが接近しています!その数は測定不能!至急迎撃に向かってください!」
オペレーターのキャラクターが焦った様子で報告してくる
「なんだこれ?白騎士事件?」
弾君が効いてくるのでうなずく
「そう、これをクリアすると白騎士が使えるようになるんだけど・・・」
「けど・・・?」
「使用機体がこの対戦で勝った機体なんだ・・・」
「勝ったってことは・・・」
全員が画面を向けると当然のようにブリーフィング画面にある機体はメイルシュトロームで
「ま、まぁ、次があるよな?」
「うん、また千回戦ったらね・・・」
「「「・・・・・・・・・・」」」
「実はこのメイルシュトロームはこのイベントに特化した・・・」
「メイストの必殺技効果範囲狭いし・・・」
「「「・・・・・・・・・・」」」
「「お、終わった・・・」」
二人はうなだれてしまう
「い、いや・・・出来なくはないから、頑張って!」
出来なくはない・・・はずだ
「頑張ってって、やってくれないのか?」
「え?だって自分のゲームは自分で進めたいでしょ?」
「構わん!そんなことより俺は早く白騎士を見てみたい&使ってみたい!」
「頼むよ神楽、そいつを一番うまく使えるのはお前なんだ!」
「・・・わかった、けど、失敗して・・・」
「何も言わねぇって、こっちが頼んでるし無理言ってるのもわかってっから」
一つ深呼吸して息を整える
そして戦いを始めるボタンを押す
ミサイルは全部で100発で10発づつを10回に分けて来る
エリア内を通り過ぎる前にすべて破壊できればクリアだ
「第一波、来ます!」
オペーレーターが声を上げる
三回までは余裕だ・・・だけど
「なんかミサイルの速度上がってきてねぇか」
「やっぱりか、一回ごとに上がってる」
どうにか七回までクリア、もしかすると人生で一番集中できているかもしれない
第八波と九波はほぼ同時に来るここは申し訳程度に存在する長距離武装に頼るしかない
威力は低いがミサイルは当てれば落ちる
「神楽!左!」
「あそこの二発連なってるから一発で落とせるぞ!」
一斉に来た二十発を最大限のの集中力と二人のアドバイスで潜り抜ける
そしてラスト・・・
今までと比べ物にならないスピードで迫りくるミサイルをひとつづつ落としていく
一つ二つ三つ四つ五つ六つ七つ八つ九つ・・・
バァン!
「ちょっとアニキ!人が電話してるんだから騒がないで・・・って一夏さん!?」
女性の声だ
そう理解する前に体が固まっていた
コントローラーを手放さなかっただけマシだろうか?いいやそうでもない
指は完全に固まってボタンを押すことさえできない
迫りくるミサイルに成す術がない自分
不意に画面上の機体が光を発した
この光は必殺技を出す時に発する光だ
その考えに間違いはなくその場を回転し始める機体
周回しながらの銃撃はすべてミサイルには当たらなかった
だが最後の斬撃
まるで吸い込まれるように回転の中心点に滑り込んだミサイルが見事に真っ二つになり
爆発とともにMission Clearの文字
コントローラーのを見ると自分のではない手が横からのばされていて
それは紛れもない一夏の手だった
「「ぃよっしゃぁ!!」」
二人から歓声が上がる
「へ?なに?私なんかした!?」
「いやいやお前は何にもしてないよ、やったな神楽!」
弾が肩を組んでくる
「ありがとう、弾。でも最後に一夏の助けがなかったらダメだったよでもあの時よく必殺技が当たるってわかったね」
「いや、本当に咄嗟の出来事でそこまで考えてなかった、ホント奇跡だな・・・ん?」
ん?
「神楽、お前今『一夏』って呼んだ?」
「お、そういえば俺のことも『弾』って」
少し思い返してみると・・・確かに
一夏と弾がお互いそう呼び合ってるから何気なく移ってしまった
「あ、う・・・ゴメン」
「何で謝るんだよ、いいじゃんやっぱりこっちの方ががしっくりくるし」
「改めてよろしくな神楽!」
「・・・うん、よろしく!」
初めてできた友達という存在はとても楽しく・・・
何より心地良い存在だった
ちょくちょく誤字や表現など修正しつつ上げてます
次回は1時間後・・・
さらには2ページ投稿しますので・・・お楽しみに!
投稿ペース速すぎて書きだめ文を投稿し終わったら亀更新になるます
遅筆ですいません