報告集『栄冠なき英雄達』   作:趣味全開人生

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村の生存の為に村の若い娘たちに性接待を強要する老人達。

そんな醜い大人に反逆した女子高生達は武器を手に取り、強姦魔どもを圧倒的火力でミンチにする!



報告書008『反逆の乙女:中編』

 

 

 

――――――――学校・正門防衛ライン

 

 

 

 

 

腕に取り付けたスマートフォン型端末の画面に表示されたマップに浮かび上がる赤点。

 

 

「もう周辺のクレイモア地雷原を突破してきたの?」

 

 

石火矢 一羽(いしびや かずは)は舌打ちし、AK-Alpha突撃銃を構えた。

 

 

 

 

 

『一羽ちゃん、念のために少し下がって欲しいのです』

 

独特な話し方をする友人の声がヘッドセットから聞こえ、その言葉に従う。

 

 

 

 

『それじゃ爆撃を開始するですよ!』

 

 

 

 

上空を飛行する複数のマルチコプター型ドローンから旧ソ連製ロケットランチャーの弾頭部分が投下され、男達の絶叫が響く。

 

 

 

 

――――――――――――――――

 

 

 

「いゃっほー!痛快なのですよ!」

 

 

メタルフレームの眼鏡が特徴的な少女、森川 三月(もりかわ みつき)がガッツポーズと共に快哉をあげる。

 

 

「このKMC製の最新ドローン、一回動かしてみたかったのです」

 

 

 

 

「三月はメカ関係好きだからね~」

 

最新ドローンに興奮する三月を微笑ましく見守るように笑う四谷 柚子(よつや ゆず)。

 

 

 

「さぁーて!レイパー共は肥料にでもなって自然の役に立つのですよ!」

 

三月の指がキーボードを叩き、ドローンから更に弾頭が切り離される。

 

 

 

 

――――――――――――――――

 

 

 

五色 桜(ごしき さくら)は、一羽とは反対方向の裏門防衛ラインで侵入者を待ち構えていた。

 

 

 

「あんた達になんか負けないんだから…っ!」

 

口角から涎を垂らしながら襲い掛かってくる男達の眉間を突撃銃で正確に撃ち抜いていく桜。

 

 

「っ!弾切れ!」

 

 

身体を反転させて走りながらリロード、再度振り向いて再び射撃を開始する。

 

 

 

「あんた達の脳みそ、頭じゃなくて下の方にあんの!?」

 

嫌悪感を露わにしながら次々と撃ち抜いていくが、理性が下半身に食い荒らされたかのごとく狂った男達の突撃は止まらない。

 

 

 

「くっ――――」

 

勢いに圧されかけたその瞬間、男達の頭が次々と正確な狙撃によって弾け飛ぶ。

 

 

 

 

『援護が遅くなってすまない、三月も柚子がドローンへの弾薬装填を済ませたら来るそうだ』

 

 

体育館の屋根の方を見るとドラグノフ狙撃銃を構えた水井 二菜(みずい にな)の姿が見えた。

 

 

 

――――――――――――――――

 

 

二菜は精密機械のごとく男達の頭部をライフル弾で撃ち抜いていく。

 

 

スコープに捕捉した次の瞬間には眉間に照準が定まり、次の瞬間にはスコープの中で血飛沫が舞った。

 

 

 

はじめは勢いに任せて突破しようとしていた男達も二菜の迅速かつ正確な狙撃が作り出す鉄壁の前に恐れをなして反転、逃走を試みる――――――――が、上空から三月の操作するドローンが容赦なく爆撃、彼らの大半はミンチと化した。

 

 

 

『ひとまず敵は撤退したのですよ!自分がドローンで監視するんでしばらく休憩にするのです』

 

 

 

――――――――――――――――

 

 

 

「疲れたね~」

 

シャンプーの香りを漂わせながら柚子が話しかけたのは桜だった。

 

 

 

「もう色々しんどいや…一羽んとこの婆ちゃん、応援を呼ぶって言ってたけどいつ来るわけ?」

 

そう言いながら柚子の胸に顔をうずめる桜。

 

 

 

「あらあら~二日目でもうギブアップ?頑張ろうよ」

 

「違うよ!充電してんの」

 

 

 

 

そんなふたりの様子を離れた所から見つめる一羽。

 

(爺ちゃんはもう助けを呼んでいる筈。早ければ明日の朝には来る…と思いたいけどね。強気な桜も色々と限界みたいだし――――)

 

 

 

いくら銃器の扱いに長けていても、彼女たちは戦場とは無縁の子供だった。そして、その限界は早くも迫ってきていた――――――――

 

 

 

 

 

再び柚子と桜の方を見ると、気のせいか桜が「バブバブ」と言っているような気がしてならなかった。

 

「桜ちゃん、いい子いい子~」

 

 

(…………人をダメにするやつだね、アレは。それに成長早いしヤバい)

 

 

 

 

――――――――――――――――

 

 

 

自律飛行モードで哨戒にあたっていたドローンが異常を検知したのは日付も変わって数時間が経過した頃だった。

 

 

警報音と共に飛び起きた三月がパソコンのキーボードを叩き、カメラ映像を拡大する。

 

 

「みんな!奴らが正門の方向に集まってきているです!迎撃準備を!」

 

 

 

「大変だけど乗り切ろうね」

 

飛び起きた柚子が真剣な顔で待機していたドローンにロケットランチャーの弾頭を装填していく。

 

 

 

 

――――――――――――――――

 

 

正門を抜け、十数メートルの地点で突撃銃を構える一羽と桜。

 

 

「人が寝てるときに来るんじゃないわよ!」

 

 

 

 

ゆっくりと押し寄せてくる男達を次々と撃ち抜く桜。

 

「とにかく撃って撃って!こいつらイカレてる!」

 

 

 

 

『援護を開始する!持ちこたえろ!』

 

『ドローンで爆撃するのです!巻き込まれないように気を付けるのですよ!』

 

『装填は任せてね~』

 

 

 

 

 

ホロサイトに標的を捉え、引き金を引く。咆哮する突撃銃。ヘッドギアを着けていてもやかましく響く銃声。

 

 

 

彼女たちを奮い立たせていたのは、人間の尊厳を絶対に渡さないという強い意志だった。

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――

 

 

 

それでも疲労は押し寄せ、やがて限界が目の前までやって来る。

 

 

 

夜明け前の明るくなった空、その下にはおびただしい数の男たちの死体。それでも、数こそ減らされはしたものの押し寄せる男の群れを全て倒すには至らなかった。

 

 

 

男の数がまばらになった今こそ学校の陣地を放棄して逃げるチャンス――――だったが、それも体力のほとんどを消耗した現時点では不可能だ。

 

 

 

「三月、聞こえる?」

 

 

『……はい、聞こえてるのです』

 

 

 

桜の方をチラリと見ると、彼女も一羽を見つめていた。

 

「弾薬、だいぶ減ったし全員やるのは厳しいと思う――――だから、私達を爆撃して。もう走れないからそっち行く前に追いつかれるかも」

 

 

 

自分でも何を言っているのか、その重みが分かっていない――――という自覚はあった。けれども、それは玩具にされて使いつぶされて殺されるという恐怖に比べれば大した事ではないように思える。

 

 

 

『………分かったのですよ。ちょっとそっちにドローン向かわせますから』

 

 

 

 

やがて上空にドローンが見えた。

 

 

「――――桜、怖い?」

 

 

 

隣の桜に話しかけると、クマが出来た目が力なく見返してくる。

 

「疲れすぎて、分かんないわよ」

 

 

 

 

もう色々と麻痺してきた――――――――そんな感想を抱き、再び上空を見るがドローンに動きはない。

 

「――――三月?」

 

 

 

すると、ヘッドセットから三月の歓喜に満ちた声が返ってきた。

 

『ドローンが新しい反応を見つけたのですよ!もう少し持ちこたえ――――』

 

 

 

次の瞬間、数十メートル向こうまで近づいてきた男達に対戦車ミサイルが飛び込み、爆炎があがる。

 

 

 

「――――!?」

 

 

 

 

 

数秒後、ヘリコプターのエンジン音が風に乗って届いてきた。

 

 

 

――――――――――――――――――――

 

 

 

地面スレスレを飛行しながら学校に接近するスーパーハインドの編隊。

 

 

「援護対象を確認、学校に押し寄せてくる野郎共は全員レイパーだ。遠慮なくぶちかませ」

 

 

 

編隊長の号令のもと機首の20mm機関砲が唸り、男達が地面ごと耕されていく。

 

 

 

 

やがて圧倒的な火力により男達が残らず地面とかき混ぜられたのを確認し、着陸したハインドから次々と漆黒の戦闘服を纏った兵士達が降り始めた。

 

 

 

 

 

そのひとりが呆気に取られている一羽の前に立ち、手を差し伸べてくる。

 

 

「君の爺さんから聞いた。よく頑張ったな、後は我々に任せてくれ」

 

 

 

 

MCUガスマスクに覆われた顔は見えないが、一羽にとって頼もしく感じられる存在である事に変わりはなかった。

 

 

「――――あなた方は?」

 

 

「――――ああ、俺たちは――――」

 

 

 

――――――――――――――――

 

 

 

 

――――隣村・村長宅

 

 

「純愛保護機構戦闘部隊だと!?」

 

 

 

肥え太った身体を震わせながら怒りの声をあげる村長。その瞳には恐怖よりも性奴隷とするべく飼育させてきた少女たちが自分に逆らった上に厄介な存在に介入された状況への怒りが宿っていた。

 

 

「せっかく“奴ら”に商品を販売する話も上がってきた所だというのに!」

 

 

 

そして目の前で顔を真っ青にして震えている秘書に車を出すよう命じる。

 

 

 

 

 

 

――――続く

 

 

 

 






まだまだ文章力が足らないな~と感じる回でした。もっと色んな小説を読んで勉強しなきゃ…

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