東方回顧録   作:まっまっマグロ!

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後半です。

少し遅くなりましたが、公開はしてません。


楽園の素敵な巫女の昔話

「おかーさん!」

 

私はおかあさんに抱きつく。そして、昨日から気になっていたことを聞いてみる。

 

「昨日ゆかりが言ってた『信頼されなさい』ってどういうこと?」

 

おかあさんは一言「そんなことも言っていたな…」と言うと、

 

「霊夢、ここに来る怖い人たちを知っているか?」

 

おかあさんの突然の問いに少し戸惑いながら応える。

 

「…うん。」

 

それを聞いて、おかあさんは頭を撫でてくれる。

 

「あの人達はな、お母さんのことが嫌いらしい。」

 

おかあさんは静かにそう言うと、悲しそうな目をして私の顔を覗き込む。

 

「何で?おかあさんは悪い妖怪を退治してくれるんでしょ?どうして嫌われるの?」

 

「妖怪を退治するからだ。人は元々妖怪を恐れ、どうすることもなく生きてきた。しかし、私は妖怪と同等の力を持ち、戦うことができる。」

 

おかあさんはそう言う。でも、私は納得できない。

 

「それは理由になってないよ。強いのなら、人に頼られるんじゃの?」

 

私の言葉におかあさんは微笑む。しかし、どこか寂しそうな微笑みだ。

 

「そうだな、力がある人は頼られる。でもな、私は力があるだけじゃなく様々な妖怪達と仲がいいだろう?紫をはじめとして、文やにとりとかな、だからなんだ。だから、人は私を恐れるんだ。力があり、妖怪と仲がいい。そんな人たちを人は嫌うんだ。」

 

おかあさんがそう言うと、私の頭のなかにひとつの疑問が生じる。

 

「でも、その話が『しんらい』とどう関係があるの?」

 

私の言葉におかあさんは「そうだったな」と言い続ける。

 

「まず始めに霊夢、『信頼』と『信用』の違いは分かるか?」

 

「同じじゃないの?」

 

そう言うと、おかあさんは私に目を見て言う。

 

「少し違うな。違うといっても誤差くらいだがな。けどその違いが大きな意味を持つんだ。」

 

おかあさんの言葉に私は頭を抱える。

 

「どう違うの?」

 

「まず、『信頼』とは信じて頼ると書く。そして『信用』とは信じて用いるつまり使うという意味だ。私は里の人たちに『信用』はされているが、『信頼』はされていない。この意味が分かるか?」

 

「少しだけ。」

 

「そうか、ならもう少し分かりやすく言うぞ。里の人たちは私のことを『妖怪が出たときに自分達を守る道具としては信じているが、守護としては信じていない。』ということだな。」

 

おかあさんがそう言うと、私はひとつの言葉を思い出す。

 

「『化け物神社』だから?」

 

「そうか、聞いていたのか…」

 

そういいながらおかあさんは少し寂しそうな顔をする。そして、

 

「そうだ、人は昔から、自分達と違うものを排除してきた。この話は竹林の案内人をしている娘の方がよく知っているだろうな。そして私も力を持ち、妖怪と仲良くするから排除されている。」

 

「それなら何で、おかあさんは妖怪を退治するの?里の人に嫌われているなら、妖怪を退治しなくてもいいんじゃないの?」

 

私の言葉におかあさんは少し怒りを見せた。

 

「霊夢、そう思うかもしれない。けどな、私は人として、人を妖怪から守らなくてはいけない。それが紫との約束にもなるしな。例え報われなくても、この役割を放棄することはできないんだ。」

 

言い終わる頃には、おかあさんの顔から怒りは消え、代わりにおかあさんは寂しそうな顔をしていた。

 

■■■■

 

それからの日々はいつも通りだった、何もない日は、おかあさんと縁側で日向ぼっこをする。時々ゆかりが来て私に修行をつけてくれる。

 

たまに里から怖い人が来て、おかあさんがボコボコにする。

たまに妖怪が集まって宴会を開く。

 

そうして、1ヶ月が経った頃、里に異変が起きた。

 

詳しいことは遠すぎてわからないが、人里だけが夜みたいに暗くなっていた。するといつも来る怖い人たちを来た。

 

「博麗の巫女!町に妖怪が現れて、人を襲っている。頼れるのはお前しかいない。頼む!」

 

私はその言葉にムッとする。

 

「頼れるのはおかあさんしかいない?信頼しなかったのはあなた達じゃないの?おかあさんを化け物呼ばわりして今さら『助けてくれ』?寝言跳ねて言いなさいよ!」

 

男達はその言葉に一瞬たじろぐが再び口を開く。

 

「後生だ。今は剃れどころじゃないんだ。多くの人が死んでいる。人を妖怪から守るのが巫女の役目だろ?」

 

「今まで粗末にしてきたのに、自分達に利益があるとわかった瞬間に手のひら返すように擦りつくの?」

 

私がそう言って、男達が何も言い返せず睨みあっていると奥からおかあさんが出てきた。

 

「霊夢、そう言ってやるな。人は限りある命だ。その儚い命のために一瞬を懸命に生きるから美しいんだ。」

 

そう言って、私の頭に手を置く。

 

「お前ら、妖怪の特徴は?」

 

男達は一瞬遅れて返事をする。

 

「真っ暗でほとんど見えないが、金髪で黒い服を着ているのは見えた。少し前まで湖の近くで見かけていたやつだと思う。」

 

きっとルーミアだ。おかあさんの方を見ると、「ついに来たか…」と男達には聞こえないような声で呟いた。

 

「とりあえず案内してくれ、すぐに向かう。」

 

男達はすぐに動き出す。そしておかあさんもそれについていく。おかあさんが鳥居の辺りに着くと、振り向き、

 

「霊夢、いってきます。」

 

と言った。いつも通りだ。それに私はいつも通り応える。

 

「いってらっしゃい♪」

 

■■■■

 

僕は異変の中心にいた。

 

妖怪(ルーミアだと思われる。)から逃げながら逃げ遅れた人たちの手助けをしている。慧音先生の話によると男達が彼女を呼びにいったらしい。そうこうするうちに住人たちの避難は一段落した。僕はその足で慧音先生の元へ向かった。

 

慧音先生と合流し現状を報告し合う。

 

「妖怪の入ってきた北側の町はひどい有り様です。恐らく3割程亡くなったかと…」

 

「そうですか、寺子屋のある南側は発見が早かったので、そこまで甚大な被害が出ているわけではないのですが、逃げ遅れた人襲われたり、家が壊されたりであまりいい状況とは言えませんね。」

 

先生の報告を聞き少し安心する。自分が見てきた町は特にひどかったから人里が壊滅するのでは、などと思っていたから思っていたよりも被害は少ないらしい。それでも人が亡くなっている以上安心しきる訳にはいかない。ならばやることはひとつだけだ。

 

「先生、とりあえず、半妖の私たちにできることはひとつですね。」

 

「はい。博麗の巫女が来るまでせめて私たちで妖怪の足止めをしなければなりません。」

 

どうやら彼女も同意見らしい。意見の一致を確認すると、共に妖怪の元へと飛び立つ。

 

■■■■

 

「これは酷いな。」

 

私が人里にたどり着くとそこは地獄に等しかった。人々は逃げ惑い、親の死体に泣きつく子供、子の死体にすがり付く親、建物は壊され、所々喰い千切られたような跡のある死体もある。現状が解っても私が彼らにしてあげれることは今のところない。一刻も早く異変を解決し、この惨劇を終わらせないといけない。

 

私が死体や泣き崩れる人たちを他所に異変解決へ向かおうとすると、「鬼」「悪魔」「薄情者」「貴様に人の心はないのか?」などと言われる。石も投げられる。いつも通りだ。慣れてもやはり辛いものがある。

 

しかし私の役目は「異変を一刻も早く終わらせ、犠牲者を最小にする」ことであり、「人々の救助」ではない。私は「すまない。」と一言、その場にいた人々に言い。飛び立った。

 

■■■■

 

私が異変の中心に到着すると、見知った二人が倒れている。

 

「霖之助!先生!」

 

二人の名を呼び、駆け寄る。ひどい傷だが気を失っているだけだ。半妖の二人なら死ぬことはないだろう。

 

二人の無事を確認し上空を見上げる。

 

そこに彼女はいた。

 

金髪を腰まで伸ばし、黒い服を着ている。

ルーミアだ。

ケラケラ笑っているが、その目には生気はない。自我を失っているのか。

 

「あら、○○じゃない。どうしてこんな所にいるの?私と遊んでくれるの?」

 

彼女は言う。私は睨み付ける。

 

「この異変はお前の遊びだと言うのか?」

 

「そうよ。ここには様々な闇がある。他人を恨む人、妖怪を恐れる人、そして妖怪を倒す力を持つ貴女を恐れる人。そんな人の闇が私を呼ぶの。『闇がほしい』って言うの。」

 

彼女の言葉にため息をつく。

 

「確かに人の心には闇がある。しかしな、闇がるから光があり、光があるから闇がある。そうなっているんだ。どちらかがどちらかを呑み込んではいけない。そうなっているんだ。お前ならわかるよな?」

 

彼女は相変わらずケラケラ笑っている。

 

「もちろんわかっているわ。けどね、ここには貴女がいる。それだけで人々は恐れ、戸惑い、憎しんでいるわ。だから、私は強くなれた。強いものが弱いものから奪って何が悪いの?そうなっているんでしょ?」

 

「だから、貴女のことも奪うわ。私の強さで。」

 

そう言って彼女のての先から黒い弾幕が飛んでくる。私はそれを避け、彼女をきつく睨む。

 

元々妖怪は人が恐れるように創られたものだ。人よりも遥かに強く、さらに、長い寿命を持つ。そんな妖怪の一撃は、人に対して、必殺の一撃となる。掠めるだけでも大きな怪我となりうるのだ。しかも人の必殺の一撃は妖怪に対しては大した攻撃にならない。

 

だから私にできることは、彼女の攻撃を総て避け、ゼロ距離での最大出力の大技をぶつけることだけだ。逆に言えば、そうしなければ、妖怪に対してまともにダメージを与えることもできない。

 

この世界は不平等だと心のなかで思う。

 

「全力で来てね。私だって貴女を簡単に壊したくないから。」

 

そう言いながら、無数の弾幕を飛ばしてくる。

 

「全力で来いよ。私もお前を殺したくはない。」

 

……少女(?)戦闘中

 

私は地に膝をつく。弾幕はなんとか避けきれている。しかしこちらが放った攻撃はルーミアにダメージを与えることはできない。

 

彼女の笑いは戦いの最中も途切れることなく聞こえる。今もそうだ。

 

「もう終わりなの?私はつまらないの嫌いなの。だから貴女の子と壊していい?」

 

彼女は余裕の表情を見せる。私は悟った。

 

(私じゃ倒せないな)

 

元々力を持つ妖怪は人を襲わない。襲ったとしても、最低限にとどめる。理性があるから。しかし力のない妖怪は理性を持たないため、欲望のままに人を襲う。こう言えば恥ずかしいことなのだが、私が今まで倒してきた妖怪は、下級のものばかりだ。とは言っても、地力は人を遥かに凌ぐため、私のなかでは死闘を繰り返してきた。しかし、今のルーミアは違う。

 

自我を失い欲望のままに人を襲う。しかもかなりの力を持っている。

 

「紫、いるか?」

 

私は紫を読んでみる。こうなれば、私の力ではどうすることもできない。幽かな希望をもって紫を読んでみる。しかし返事はない。どうやら、今はいないらしい。

 

「親友が大変なのに、自分は昼寝か…」

 

私は悪態をついてみるが、返事はなかった。

 

「紫さんはいないみたいだね。代わりに僕ではダメかい?」

 

「霖之助…」

 

霖之助が立っていた。ボロボロの体で血を流しながらも立っていた。

 

「僕なら人よりも頑丈だから大丈夫だ。でも、今の彼女を抑えるのは君しかいない。だろう?」

 

彼の言葉を聞き、私はそれを止めようとする。しかし彼の目を見て、それは妨げられた。

 

「どうしても言うなら、止めない。だけどなお前がいなくなったら困るやつがいることも忘れるなよ。」

 

「魔里沙のことかい?君は優しいんだな。あの子は大丈夫だよ。誰よりも強い心をもってここに来ている。僕を失ったところで変わらないよ。どこまでも進み続けられる。そういう心を持っているからね。」

 

彼の言葉にため息をつく。

 

「ゴメン、私の言い方が悪かった。お前がいなかったら私が困るんだ。これでいいか?」

 

私の言葉を聞き理解してくれたようだ。

 

多分…。きっと…。恐らく…。

 

■■■■

 

彼女は何を当たり前のことを言っているのだろうか?親友を失えば悲しいのは当たり前だ。しかし、困るとはなんだろうか?そう考えて、ひとつの答えを導き出す。

 

「約束のことは任せてくれ。必ず生きて約束を守るから。」

 

僕の言葉に彼女は驚いているようだ。恐らくこれが正解なのだろう。そう思っていると拳骨が飛んできた。

 

「もういい!この異変が終わったら全部話してやる。だからもうなにも言うな。そうしないとお前を封印したくなる。」

 

彼女の言葉に恐怖する。

 

「死亡フラグにならないことを祈るよ。」

 

僕はそう言い、上を見る。

 

「そんなことより今はあっちだ。」

 

ルーミアは退屈そうにケラケラ笑っている。

 

「終わった?ねぇ○○、貴女の心の闇美味しそうよ。何か悪いことでもあったの?」

 

ルーミアの言葉に彼女は怒りを見せながら「うるさい」とだけ言った。

 

「霖之助、ルーミアを引き付けてくれ。その間に私が何とかする。」

 

彼女は一言そういうと飛び立った。僕は了解とだけいい彼女の後を追った。

 

「君の体力を考えると、あまり長くは戦えないな。一刻も早く終わらせよう。」

 

「それには同意見だ。けどな、体力の限界はお前もだろう?」

 

一言交わし僕はルーミアの方へ近づく。

 

「邪魔しないでよ。今は○○と遊んでいるの。早く消えて。」

 

そう言いながらルーミアは弾幕を僕の方に飛ばしてくる。ここまでは作戦通りだ。後は彼女が上手くやればこの異変は終わる。

 

■■■■

 

霖之助の陽動にルーミアが乗った。後は私がタイミングを見計らって突っ込むだけだ。

 

私は静かにタイミングを見計らう。

 

今だっ!

 

ルーミアが自分から反対側を向いた瞬間に私は突っ込む。気づいたルーミアがこちらに向けて弾幕を打つ。何回か弾が体を掠めた。物凄く痛い。けど、突っ込むしかない。幻想卿のためにも、私とこーりんの未来のためにも。

 

ルーミアとの距離を詰め私は叫ぶ。

 

「ゴメン、ルーミア。『夢想封印』!」

 

■■■■

 

僕が見たのは、絶望だった。

 

彼女の一番の大技、『夢想封印』を受けながらもルーミアが伸ばした腕が彼女を貫く。

 

二人とも力尽き落ちていく。里中を覆っていた闇が晴れていく。僕は全力で彼女のもとへ向かう。しかし落ちてくる二人を抱き抱えたのは藍さんだった。

 

「藍さん、彼女は?」

 

僕の言葉を聞き、彼女は首を降る。僕は膝から崩れ落ちた。不思議と笑いが込み上げる。涙も溢れてくる。

 

「香霖堂さん、気を確かに持ってください。私は今から被害の確認などに向かいます。貴女はどうされますか?」

 

彼女の言葉を聞き、どうにか返事をしてみる。

 

「もう少しここにいます。彼女が起きるかもしれないので…。」

 

「そうですか…。私からはなにも言うことができませんが、気を強く持ってください。」

 

■■■■

 

しばらく待ってみたが彼女は目を覚まさない。それもそのはずだ、心臓のあったはずの場所を抉り取られているのだから、それに気づいたのは先程だ。

 

「惜しい人を失ったわね。」

 

不意な声に振り返り、声の主の顔を見てみる。

 

「何をしに来たんですか?」

 

僕の質問に扇で口元を隠しながら答える。

 

「私は、約束を守りに来たの。」

 

彼女の答えに僕は疑問を持つ。

 

「彼女と何か約束をされていたのですか?」

 

僕の質問に彼女が再び答える。

 

「いいえ。約束をしていたのは彼女と『貴方よ』」

 

僕は記憶の片隅から、彼女との約束を思い出してみる。

 

金を貸したり、妖怪退治のための道具を作ったり様々なことをしてあげてきたが、このタイミングで守る約束はひとつしかなかった。

 

「僕の記憶でも奪いに来たのですか?」

 

僕は軽く冗談を言ってみる。そうでもしないとやってられない。

 

「その通りよ。正確には、幻想卿にすむ総ての生き物から彼女に関する記憶を取り出す、って言った方が正しいのだけどね。」

 

彼女の言葉に驚くが怒る気力もない。

 

「どうしてですか?」

 

僕の問いに彼女も予想外らしい。彼女らしからぬ驚いた表情をしている。

 

「思ったより冷静なのね。クールな男はモテるわよ。」

 

彼女の言葉に少しイラついた僕は彼女を睨む。

 

「そう怒らないでよ。これは幻想卿のために必要なことなの。わかってちょうだい。」

 

「彼女の記憶を奪うなら早くした方がいいですよ。正気を取り戻した僕が貴女を殺しにいくかもしれない。」

 

僕は睨みを効かせながら強めに言う。しかし、今はこの場を動くこともできない。

 

「わかったわ。それじゃあ…」

 

彼女の言葉を皮切りに僕と○○に関する記憶が薄れていく。そしてそのまま、僕は気を失った。

 

■■■■

 

「こーりん、起きろー!」

 

大きな言葉に目が覚める。

 

「こーりん、ご飯はまだ?」

 

霊夢が僕に飛び付く。

 

「今から作るから待っててくれ。その間に魔里沙たちを起こしてきてくれ。」

 

「はーい♪」

 

霊夢がまぶしい笑顔を見せ、元気に駆けていく。さて、今日は何にしようか。

 

「私は和風がいいわ。」

 

突然の声に驚く。

 

「ッ!紫さんいたんですか。」

 

「今来たのよ。私は焼き魚と味噌汁がいいわ。」

 

彼女の言葉に頭を抱える。

 

「うちで食べていく気ですか?」

 

彼女は悪びれる様子もなく、いつもの胡散臭い微笑みを見せる。

 

「もちろん♪」

 

「わかりましたから上半身だけ浮くのは止めてください。気持ち悪いです。」

 

「はーい♪」

 

……少年調理中

 

朝食を作っていると霊夢が駆けてきた。

 

「こーりん、みんな起きたよ♪あ、ゆかりだ。おはよう。」

 

「霊夢、おはよう」

 

二人が挨拶を交わすなか二人が出てくる。

 

「魔里沙もルーミアも顔洗っておいで。朝ごはんもうすぐできるから。」

 

「はーい……」

「そうなの…かー……」

 

二人とも目を擦りながら何とか立っている様だ。

 

二人の支度も終わり、食卓を囲む。

 

「それじゃ、食べようか。いただきます。」

 

「「「「いただきます!」」」」

 

僕は森近霖之助、人里の外れで道具屋をしている。ひょんなことから紫さんに博霊の巫女(修行中)の世話を頼まれた。さらにそこに昔お世話になった「霧雨店」の娘(家出中)を預かることになり、さらに神社の近くに倒れていた妖怪のルーミア(居候中)を住まわせることになった。

午前中は神社で彼女たちと遊びながら過ごす。昼になると、紫さんが霊夢の修業をつけにスキマから突然現れ、それを見届けて僕は魔里沙と香霖堂へ行く。このときルーミアは辺りを散策したり、寝たり色々しているらしい。そして夕方には再び神社に集まり、夕食を食べ、寝る。このようなサイクルのなかで僕自信忙しいながらも楽しい日々を送っている。

 

しかし、たまに何かを失ったような虚無感が僕を襲うのは何故だろうか。




お疲れさまでした。

もう少しサックリ終わらせるつもりだったんですけど、長くなってしまいました。

質問意見等お待ちしております。

それと、今後紫視点と先代巫女の生存ルート(恐らくこーりんとのいちゃラブ)をしようと思いますが、他に書いてほしいもの等ありましたら言ってください。全力を尽くします(単なるネタギレ)
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