最近のひかりはよくボーっとしていることが多くなっていた。
ポルン「ひかり・・・ひかり!」
ひかり「え・・・何?」
ポルン「どうしたポポ?」
ルルン「最近ボーっとしてばかりルル」
ひかり「ごめんなさい、大したことじゃないから」
ポルン「ポポ・・・」
ひかり「(どうしたんだろう。ずっと拓斗さんのことばかり考えちゃう・・・)」
その頃、ドツクゾーンのピーサード、ゲキドラーゴ、ポイズニー、イルクーボの四名
が一か所に集まっていた。
イルクーボ「バルデス様が本来のジャアクキング様として復活するためにはプリキュ
アと仮面ライダーどもが邪魔だ。何としても倒さねばならない」
ポイズニー「そんなの分かってるわ。今度こそあいつらを」
ゲキドラーゴ「プリキュア、俺が倒す!仮面ライダーも!うが!」
ピーサード「今度こそ奴らを倒して」
イルクーボ「今必要なのは結束だ!ただでさえプリキュアどもは我々が戦った時より
も力を増しているというのに!」
ポイズニー「なら具体的にどうするのよ」
ピーサード「そこまで言うなら策があるのだろうな、イルクーボ」
イルクーボ「ないことはない。確実に」
フリーズン「ならば俺たちも力を貸してやろうか?」
ゲキドラーゴ「うが?」
ピーサード「おお、あなた方がいてくれれば百人力です!」
フローズン「当然だ。何せ俺たちは最強のコンビだからな」
その頃、裕也、雄吾、拓斗の三人はほのかの家の掃除を行っていた。
さなえ「悪いわねえ、掃除までしてもらっちゃって」
拓斗「いえいえ」
雄吾「居候させてもらってますからこれくらいは何てことないです」
裕也「さなえさんは座っててください」
さなえ「いい子たちねえ。ほのかはどの子が好きなの?」
ほのか「お、おばあちゃま何言ってるの!?」
さなえ「あらあら、照れちゃって」
ほのか「だ、だって急にそんなこと言うから」
さなえ「で、どの子?」
ほのか「う~ん・・・雄吾君・・・かな」
さなえ「あの子ね」
裕也「雄吾、塵取りから埃が落ちてるぞ」
雄吾「やべっ、せっかくはいたのに」
拓斗「買い物行ってくるな」
裕也「まだ掃除が」
拓斗「後は二人でも終わるだろ?じゃ、そういうことで」
裕也「ちょっと待てよ」
雄吾「あー!埃を踏むなよ!」
裕也「あ、悪い」
拓斗が買い物へ向かってしばらくした頃、空に暗雲が立ち込め始めた。
拓斗「これは・・・またドツクゾーンの連中が現れたのか!?」
裕也「おいこれって」
雄吾「ああ」
ほのか「でもどこにも・・・まさか!?」
ミップル「感じるミポ!」
雄吾「感じるって何をだ」
ミップル「邪悪な気配がメップルとなぎさの所に近づいてるミポ!」
裕也「なんだって!?」
ミップルの言った通り、なぎさの前にピーサードが現れていた。
なぎさ「なんであんたがここに!?」
ピーサード「ふっふっふっふっふっふっ、やはり一人でいたな?確かに一人でいると
ころを襲うというのは合理的だ」
メップル「なぎさ!逃げるメポ!」
なぎさ「言われなくても!」
なぎさは走り出した。
ピーサード「逃がさん!」
なぎさ「あー!もうしつこい!」
ポイズニー「逃がしゃしないよ!」
なぎさ「ゲッ!?」
その頃、ひかりの方では・・・・・
ポルン「ひかり、急ぐポポ!」
ひかり「早くなぎささんとほのかさんの所へ」
フリーズン「おっと、そうはさせん」
ひかり「ああっ!?」
フローズン「お前一人なら確実に倒せるな」
ほのかの方では・・・・・
ゲキドラーゴ「うがーっ!」
裕也「こんな時に」
イルクーボ「お前が一人では変身もできないのは知っている。だから確実に一人ずつ
始末していくことにした」
ゲキドラーゴ「うがうが!」
雄吾「裕也、お前はなぎさちゃんを探しに行け。こいつらは俺が相手をする」
裕也「分かった」
イルクーボ「行かせるか!」
雄吾「変身!」
プーン
雄吾はトリニティフォームに変身した。
アギト「ていっ!」
イルクーボ「チッ・・・武器を二種類使うのか・・・!」
アギト「ほのかちゃん、俺の後ろに」
ほのか「う、うん」
その頃、ひかりの方では・・・・・
ルミナス「ルミナス・ハーティエル・アンクション!」
フローズン「ぬおっ!」
フリーズン「おのれー!」
プルン「ルミナス、今のうちに逃げるポポ!」
ルミナス「うん!」
フリーズン「逃がすか!」
ひかりは何とか距離を取ろうと走り続けた。
拓斗「ひかりちゃん!」
ルミナス「拓斗さん!」
拓斗「変身してるってことは」
フローズン「待てー!」
カチャッ
拓斗「変身!」
ぴきーん
フローズン「チッ、やはり出てきたか」
フリーズン「構わん。一人だけなら造作もない」
龍騎「なめるなよ。ひかりちゃんには指一本触れさせない」
カシャッ サバイブ
拓斗は龍騎サバイブにチェンジした。
フリーズン「面白い」
フローズン「最強コンビの俺たちに勝てるかな?」
一方その頃、なぎさはピーサードとポイズニーに追われ続けていた。
なぎさ「はあはあ・・・しつこすぎるんだけど」
メップル「なぎさ!早くミップルとほのかの所に急ぐメポ!」
なぎさ「そんなこと言ったって」
ピーサード「逃げるのは諦めたか?」
ポイズニー「ちょうどいいわ。鬼ごっこには飽きてきたし」
なぎさ「(これマジでまずい・・・このままじゃ)」
裕也「いた、なぎさちゃん!」
なぎさ「裕也!?」
裕也「変身!」
きゅいんきゅいんきゅいんきゅいん
裕也はマイティフォームに変身し、向かっていくが・・・・・
クウガ「であーっ!!」
ピーサード「ふんっ!」
クウガ「なっ!?足が!?」
ピーサードの力で両足が石化し始める。
ピーサード「これで動けまい」
ポイズニー「もらった!」
ポイズニーは髪の毛を巻き付けて裕也を縛り上げた。
クウガ「くそっ!」
なぎさ「裕也!」
クウガ「行くんだ、なぎさちゃん!早くほのかちゃんと合流して!」
ポイズニー「そんなことさせると思うのかい!」
ピーサード「まとめて始末してやる!」
そこへ突如ゴウラムが飛んできた。
メップル「なぎさ!あれを見るメポ!」
なぎさ「何あれ!」
ピーサード「なんだ!?」
クウガ「あれは!?」
ゴウラムはピーサードとポイズニーに体当たりを仕掛ける。
ポイズニー「邪魔だよ!」
ポイズニーはゴウラムも髪の毛で縛り上げようとするもことごとくかわされた。
クウガ「ちょうどいい」
裕也は手を伸ばしてゴウラムに掴まり、そのままなぎさに向かって手を伸ばした。
クウガ「なぎさちゃん捕まって!」
なぎさ「うん!」
ピーサード「飛んで逃げるつもりだ!」
ポイズニー「追うんだよ!」
その頃、ひかりと拓斗の方では・・・・・
フリーズン・フローズン「フリージング・ブリザード!!」
カシャッ ファイナルベント
ドラグランザー「ギャオオオオオオオオ!!!」
ドラグランザーがそのままバイク形態に変形し、ドラゴンファイヤーストームを放つ。
フリーズン「こんな攻撃くらいで」
ボッ ボッ ボッ ボッ
フリーズン「くそっ!」
フローズン「ここは撤退するぞ!」
フリーズンとフローズンは寸前のところで逃げていった。
龍騎サバイブ「逃げられた・・・」
ルミナス「なぎささんとほのかさんが心配です」
龍騎サバイブ「そうだね。乗って」
ドラグランザーがバイクモードからモンスターモードに変形し、拓斗はひかりを引っ張り上げてその場から飛び去っていく。
イルクーボ「かばいながらでは戦いづらそうだな」
アギト「見くびるなよ・・・まだこっちは手の内を全部見せてないんだからな」
イルクーボ「ほう?では残りの手の内も出してもらおうか!」
ほのか「雄吾君、私のことはいいから」
アギト「そういうわけにはいかない!」
ほのか「雄吾君・・・」
ゲキドラーゴ「うがーっ!」
アギト「この!」
ゲキドラーゴの拳を雄吾は止めたが・・・・・
イルクーボ「がら空きだぞ!」
イルクーボが雄吾に向かって光弾を放つが、雄吾はトリニティフォームからバーニングフォームにチェンジした。
アギト「だあっ!」
イルクーボ「チッ、ならば!」
イルクーボはほのかに向かって衝撃波を放つ。
アギト「危ない!ぐあっ!」
ほのか「雄吾君!」
イルクーボ「庇うと思っていたぞ。ゲキドラーゴ、とどめを」
ゲキドラーゴ「うがーっ!」
クウガ「させるかー!!!」
ゴウラムに掴まって到着した裕也がアルティメットフォームにチェンジして落下してきた。
ゲキドラーゴ「ぐがっ!」
クウガ「足が石化してなければ動けるのに」
ピーサード「チッ」
イルクーボ「ピーサード、ポイズニー、しくじったな」
ポイズニー「仕方ないでしょ。変なものが飛んできたんだから」
ほのか「なぎさ」
なぎさ「ほのか、変身するよ」
ほのか「うん」
なぎさ・ほのか「デュアル・オーロラ・ウェイブ!!」
ブラック「光の使者、キュアブラック!」
ホワイト「光の使者、キュアホワイト!」
ブラック・ホワイト「ふたりはプリキュア!!」
ホワイト「闇の力のしもべたちよ!」
ブラック「とっととおうちに、帰りなさい!」
ルミナス「ブラック!ホワイト!」
ブラック・ホワイト「ルミナス!」
ひかりがドラグランザーから飛び降りた。
龍騎サバイブ「よし、やっちゃえ!」
ブラック「みなぎる勇気!」
ホワイト「溢れる希望!」
ルミナス「光輝く絆と共に!」
ブラック・ホワイト「エキストリーム!!」
ルミナス「ルミナリオ!!」
イルクーボ「止めるぞ!!!」
四人がエクストリーム・ルミナリオを止めようと立ちはだかる。
ピーサード「くぬぬぬ!」
イルクーボ「なんて力だ・・・!」
クウガ「俺も手助けするぜ!」
裕也は拳から火球を打ち出して援護した。
イルクーボ「こ、この力は・・・!?これは報告せねば!!」
四人はそのまま撤退した。
クウガ「おっ、足が戻った」
ブラック「一人でいるところを狙ってくるなんて」
ホワイト「ドツクゾーンもやり方を変えてきたのかしら・・・」
その頃、撤退してきたイルクーボはバルデスにある報告を行っていた。
イルクーボ「申し訳ございません、次こそは必ず」
サーキュラス「やはりあの仮面ライダーどもが邪魔だな。何か手を打たねば」
イルクーボ「実はそのことでご報告が」
バルデス「なんだ」
イルクーボ「奴らのうちの一人が放っていた力、あの力からは我々と同じ闇の力を感じました」
バルデス「やはりそうか」
サーキュラス「と言いますと?」
バルデス「奴はあの力でベルゼイ達を退けていた。あの力は我々にとっても利用できるかもしれない。一度・・・試してみる必要があるかもしれんな」
その頃、拓斗はひかりを家まで送っていたところだった。
ひかり「ありがとうございます」
拓斗「これくらいお安い御用だよ。じゃあ俺は」
ひかり「待ってください」
拓斗「どうした・・んんっ!?」
拓斗が振り返るとひかりが突然キスをしてきた。
拓斗「あ・・・あの・・・」
ひかり「こんなこと急にしてごめんなさい。でもずっと・・・拓斗さんのことが頭から離れなくて」
拓斗「それって・・・」
ひかり「私・・・拓斗さんのことが好きです!男の人を好きになったのは初めてで・・・えっと・・・」
拓斗「や・・・や・・・やったー!!!!!」
ひかり「え!?」
拓斗「実は俺もずっとひかりちゃんのことが大好きだったんだ!!いやー、ひかりちゃんも俺のこと意識してくれてたなんてもう幸せ過ぎるよ!!」
ひかり「そう・・・だったんですね・・・」
拓斗「今日は俺にとって最高の日だー!!」
拓斗は思わずひかりを抱き上げてしまった。
ひかり「あの・・・降ろしてください」
拓斗「ごめんごめん。嬉しさのあまり」
ひかり「その・・・これからもよろしくお願いします」
拓斗「うん!」
その頃、雄吾とほのかは・・・・・
雄吾「大した怪我じゃないから」
ほのか「ダメ。ちゃんと手当てしないと何かあった時大変なんだから」
雄吾「(優しいな、ほのかちゃんは)」
ほのか「ん?どうかしたの?」
雄吾「いや、あの・・・ほのかちゃんってさ」
ほのか「何?」
雄吾「付き合ってる相手とか・・・・・いたりするの?」
ほのか「いないけど」
雄吾「俺・・・俺・・・ほのかちゃんのことが好きだ!」
ほのか「ええ!?」
雄吾「付き合ってください!!!」
ほのか「・・・・・私でよければ」
雄吾「そりゃあそう・・・・え?」
ほのか「実を言うと・・・私もちょっと気にはなってたから・・・」
雄吾「(想像以上にあっさりオーケーされたけど・・・・・でもやったぞ!!)」
ほのか「これからは恋人同士ってことになるんだよね?」
雄吾「うん・・・」
ほのか「じゃあ・・・キス・・・とかも」
雄吾「それって」
ほのかはそっと目を閉じ、察した雄吾はほのかに唇を重ねた。
なぎさ「(私が好きなのは藤P先輩のはずなのに・・・最近なんで裕也のことばかり考えちゃうんだろう。まさか!?マジであいつのことを!?有り得ない!絶対に有り得ないし!)」
亮太「ママー、お姉ちゃんがまた変だよ」
理恵「なぎさが変なのはいつものことでしょ?夕飯できてるんだから早く呼んできて~」
亮太「でも・・・」
岳「なぎさも年頃だからな~」
亮太「お姉ちゃーん」
なぎさ「亮太~、あんた今変だとか言ってたでしょ!」
亮太「聞こえてたの!?」
なぎさ「許さないんだから~!」
亮太「ママー!お姉ちゃんがいじめるー!」
理恵「なぎさ、バカなことやってないで食べちゃって」
岳「お、今日のおかずは一段とうまいな」
続く