仮面ライダー×プリキュアシリーズ   作:風見健

9 / 9
第五話 「闇に堕ちたクウガ」

ある日、拓斗がみんなを集めてある提案をした。

 

拓斗「みんなでデート行こうよ」

 

裕也「なっ!?いきなりどうした!?」

 

拓斗「実は俺とひかりちゃんは付き合ってるのですよ、アハハハ」

 

なぎさ「嘘!?」

 

ほのか「いつの間にそういう関係に」

 

ひかり「私から告白したんです」

 

雄吾「良かったじゃん」

 

拓斗「みんなとの仲を深めるためにもさ」

 

雄吾「どうする?」

 

ほのか「いいんじゃないかな」

 

なぎさ「ほのかは賛成なの!?」

 

ほのか「なぎさは嫌なの?」

 

なぎさ「別に・・・嫌ってわけじゃ」

 

ほのかはなぎさの耳元で小声で呟いた。

 

ほのか「裕也君に気持ち伝えるチャンスでしょ?」

 

なぎさ「ななな、何言ってるの!?」

 

メップル「さっきからなぎさはうるさいメポ!」

 

なぎさ「あんたにだけは言われたくないわよ!」

 

ほのか「いつ行くの?」

 

拓斗「今度の日曜日、場所はANGEL LANDで」

 

雄吾「例の遊園地か。まあ定番だな」

 

裕也「よし、決まりだ」

 

当日、六人はANGEL LANDを訪れた。

 

拓斗「俺たちここ来るの初めてなんだよな」

 

裕也「この世界に来てからこうして遊びに来たりもしなかったしな」

 

拓斗「ひかりちゃん、あれに乗ろう」

 

ひかり「はい」

 

なぎさ「あの二人楽しそう」

 

ほのか「私たちも行きましょう」

 

六人は時間が経つのも忘れるほど満喫した。

 

雄吾「ほのかちゃん、浮かない顔だけどあんまり楽しくなかった?」

 

ほのか「ううん、そんなことない。楽しいよ」

 

雄吾「じゃあ」

 

ほのか「雄吾君、私・・・忘れようとしてたの」

 

雄吾「何を?」

 

ほのか「キリヤ君って子がいてね。その子は・・・ドツクゾーンの人で」

 

雄吾「ドツクゾーンの!?」

 

ほのか「でもジャアクキングたちが復活した中にキリヤ君はいなくて」

 

雄吾「あっさりオーケーしてくれたのは・・・・・そのキリヤって奴のことを忘れた

くて」

 

ほのか「本当は忘れちゃいけないほどのこともあって・・・・なのに私」

 

雄吾「待った」

 

ほのか「え?」

 

雄吾「それ以上は言わなくていい」

 

ほのか「でも」

 

雄吾「それなら、改めて俺と付き合おう。そのキリヤって奴のことも忘れようとする

必要はない。それもひっくるめて前に進んでいけばいい」

 

ほのか「雄吾君・・・」

 

雄吾「俺、結構諦め悪い方なんだよね。一回告白した以上はそう簡単には身を引かな

いぜ?」

 

ほのか「・・・・・ありがとう」

 

その頃、少し離れた場所でなぎさは裕也と二人きりになっていた。

 

なぎさ「ねえ、裕也」

 

裕也「ん?トイレか?」

 

なぎさ「違うわよ!デリカシーなさすぎ!」

 

裕也「ごめん」

 

なぎさ「私さ・・・・最近ずっと気になってるんだよね」

 

裕也「何を?」

 

なぎさ「何って・・・その・・・あんたのこと」

 

裕也「俺?俺何か気に障ることしたか?」

 

なぎさ「そういうんじゃないの!」

 

裕也「じゃあなんだよ」

 

なぎさ「それは・・・・私・・・・あんたのことが気になって気になってしょうがな

いの!」

 

裕也「それって・・・・まさか・・・・」

 

なぎさ「あんたは私のこと・・・どう思ってるのよ」

 

裕也「俺は・・・・・」

 

裕也が言おうとしていると空に暗雲が立ち込め始めた。

 

裕也「これって」

 

なぎさ「嘘でしょ!?なんでいつもタイミングの悪い時に!!」

 

メップル「なぎさ!邪悪な気配がたくさん集まってるメポ!」

 

拓斗「せっかくデートを楽しんでるのに空気読まねえ連中だな」

 

ほのか「またあなたたちなのね!」

 

ミップル「今回は全員いるミポ」

 

なぎさ「ほのか、変身するよ」

 

ほのか「うん」

 

なぎさ・ほのか「デュアル・オーロラ・ウェイブ!」

 

ひかり「ルミナス・シャイニング・ストリーム!」

 

ブラック「光の使者、キュアブラック!」

 

ホワイト「光の使者、キュアホワイト!」

 

ブラック・ホワイト「ふたりはプリキュア!!」

 

ホワイト「闇の力のしもべたちよ!」

 

ブラック「とっととおうちに、帰りなさい!」

 

ルミナス「輝く生命、シャイニールミナス!光の心と光の意志、全てを一つにするた

めに!」

 

裕也「俺たちも行くぞ」

 

雄吾・拓斗「おお!!」

 

カチャッ

 

裕也・雄吾・拓斗「変身!!!」

 

きゅいんきゅいんきゅいんきゅいん プーン ぴきーん

 

バルデス「お前たちも全力で挑んでこい」

 

クウガ「全力と来たよ、あいつら」

 

アギト「それならご要望通り全力で行こうじゃないか」

 

バルデス「その前に貴様の力を見せてみろ」

 

クウガ「俺?」

 

ブラック「なんで裕也に」

 

ホワイト「わからないわ」

 

クウガ「ならちょっとだけ」

 

裕也はマイティフォームからアメイジングマイティにフォームチェンジした。

 

クウガ「行くぜー!!」

 

バルデス「それではない!もっと上の力があるはずだ!」

 

アギト「何だか妙じゃないか?」

 

龍騎「何が?」

 

アギト「何故裕也に本気を出させようとしてるのかってことだ」

 

バルデス「その程度ではこの私を倒すことなどできん!」

 

クウガ「アメイジングマイティでダメならアルティメットだ」

 

裕也はアメイジングマイティからアルティメットフォームにチェンジした。

 

サーキュラス「あれは!?」

 

魔女「やるよ、お前たち!」

 

ルミナス「様子がおかしいです」

 

龍騎「何をする気だ」

 

バルデス「我々の闇の力を注ぎ込め!!!」

 

ドツクゾーンの面々が裕也に向かって闇のエネルギーを照射し始めた。

 

クウガ「なんだ、これ!?うあああああああああああ!!!」

 

ブラック「裕也!」

 

バルデス「思った通り、我々ドツクゾーンの闇の力とお前の持つその闇の力は近いものだったようだな!」

 

アギト「まさか・・・!?」

 

龍騎「やめろー!!!」

 

イルクーボ「ええい、邪魔だ!!」

 

龍騎「ぐうっ!」

 

ルミナス「拓斗さん!」

 

ポルン「嫌な感じがするポポ」

 

ルルン「怖いルル」

 

ホワイト「一体何が起きてるの・・・!?」

 

メップル「裕也の中で邪悪な力が強くなってるメポ!」

 

クウガ「意識が・・・・遠のく・・・・!?あああああああああ!!」

 

裕也はそのまま項垂れたような状態になった。

 

龍騎「急にやめたぞ」

 

ブラック「裕也?」

 

裕也がなぎさたちの方に振り返ると複眼の色が赤から黒に変わっていた。

 

アギト「まずい!みんな離れろ!!」

 

クウガ「ふんっ!」

 

裕也が手から黒い炎を出してなぎさたちを攻撃してきた。

 

バルデス「フハハハハハハハ!ドツクゾーン最強の戦士の誕生だ!」

 

ブラック「裕也・・・私たちがわからないの・・・!?」

 

アギト「最初からこれを狙ってたのか・・・!?」

 

雄吾はグランドフォームからバーニングフォームにチェンジした。

 

アギト「おい裕也!俺がわかるか!気をしっかり持て!」

 

クウガ「ドツクゾーンの敵は倒す!」

 

裕也は拳に黒い炎を纏って雄吾を殴り飛ばした。

 

龍騎「裕也は正気じゃないのか」

 

カシャッ  サバイブ

 

龍騎サバイブ「おいやめろ!!」

 

裕也は止めようとする拓斗を蹴り飛ばした。

 

ホワイト「やーっ!!」

 

ほのかが裕也に蹴りを連打するも微動だにしなかった。

 

クウガ「うおおおおおおおおお!!!」

 

裕也がアルティメットフォームからライジングアルティメットにフォームチェンジした。

 

ポイズニー「あら、まだあんな力を隠し持ってたのね」

 

ゲキドラーゴ「色が変わった、うが」

 

イルクーボ「これは想像以上の闇の力だ」

 

ピーサード「これならばプリキュアを倒せるぞ」

 

ブラック「裕也、あんた何やってんのよ!」

 

なぎさが向かっていくと裕也はなぎさを殴り飛ばした。

 

ホワイト「ブラック!」

 

ブラック「本当に私がわからないの・・・!?」

 

フリーズン「ふっふっふっふっ、これは面白い。仲間同士でつぶし合うのは滑稽だな」

 

フローズン「もはや勝利は確実だ」

 

アギト「ライジングアルティメットにまでなっちまったら・・・こっちだって」

 

雄吾はバーニングフォームからシャイニングフォームにチェンジした。

 

アギト「全力で止める!!」

 

空中に紋章が浮かび上がり、雄吾が裕也に向かってシャイニングライダーキックを放った。

 

アギト「正気に戻れ、裕也!」

 

魔女「何をしてる!迎え撃て!」

 

裕也は暗黒掌波動を放って返り討ちにした。

 

アギト「がっ・・・!」

 

ホワイト「雄吾君!」

 

アギト「思った以上に力が・・・!」

 

龍騎サバイブ「こうなったら」

 

カシャッ  ストレンジアドベント

 

龍騎サバイブ「分身した!?よし、今度は俺だ!!」

 

拓斗は分身と共に裕也に向かっていく。

 

ホワイト「ブラック立って!」

 

ブラック「こんなの・・・有り得ない・・・」

 

ホワイト「ブラック・・・」

 

クウガ「邪魔だ」

 

裕也はストレンジベントで出現した分身をことごとく倒していく。

 

カシャッ  ソードベント

 

バイザーからドラグブレードが展開される。

 

龍騎サバイブ「でりゃー!」

 

ガシッ

 

龍騎サバイブ「放せ!この!」

 

どごっ

 

裕也は攻撃を止めた後、みぞおちに拳をぶつけた。

 

龍騎サバイブ「ぐうっ!」

 

サーキュラス「これで奴らも終わりだな」

 

ビブリス「ここまであっけないと逆に拍子抜けだ」

 

ウラガノス「とどめは俺が」

 

バルデス「手出しは無用だ」

 

ウラガノス「しかし」

 

バルデス「我々が手を出すまでもない」

 

ルミナス「二人を傷つけさせない!」

 

ひかりがバリアを張って攻撃を防御しようとするも、裕也は何度も拳をぶつけてバリアを砕いた。

 

ルミナス「キャーッ!!」

 

ブラック・ホワイト「ルミナス!!」

 

クウガ「後はお前たちだけだ」

 

ホワイト「ブラック、マーブル・スクリューよ」

 

ブラック「でも」

 

なぎさとほのかがマーブル・スクリューを使うよりも先に裕也がほのかを蹴り飛ばした。

 

ブラック「ホワイト!・・・このー!!」

 

なぎさは裕也にパンチとキックの連打を繰り出すも裕也は微動だにせず、そのままなぎさを掴み上げた。

 

バルデス「伝説の戦士の最後だ」

 

ブラック「あんた・・・・・このままあいつらの言いなりのままでいるつもりなの?」

 

龍騎サバイブ「このままじゃ・・・なぎさちゃんまで」

 

アギト「くそっ!」

 

ブラック「私・・・・まだあんたの気持ち、聞いてないんだから」

 

クウガ「とどめだ」

 

ブラック「戻ってきなさいよ!!!裕也!!!」

 

なぎさが叫んだその瞬間、裕也は攻撃をやめた。

 

バルデス「ん!?」

 

ホワイト「どういう・・・こと?」

 

アギト「拓斗!!」

 

カシャッ  アドベント

 

ドラグランザー「ギャオオオオオオオオ!!!」

 

ドラグランザーが突っ込んできてなぎさを抱えて距離を取った。

 

アギト「今度こそ!!」

 

雄吾の強化シャイニングライダーキックが裕也に直撃した。

 

クウガ「くうっ!」

 

アギト「確かに・・・・なぎさちゃんの言葉で動きが一時的に止まったよな」

 

バルデス「どうやらまだ完全に闇の力が順応していないようだ。この場は引き上げるぞ」

 

サーキュラス「しかし、あそこまで追い詰めたというのに」

 

バルデス「こいつがいればいつでも倒せる。まだまだこの力を試す必要もあるしな」

 

裕也はドツクゾーンの面々と共に姿を消した。

 

アギト「ドツクゾーンの連中がクウガの力を利用してくるなんて予想もしてなかった」

 

カチャッ

 

拓斗「どうするんだよ、これから」

 

雄吾「どうにもこうにも・・・」

 

五人は場所を変えて裕也のことについて話し合うことにした。

 

なぎさ「どうすれば連れ戻せるのかな・・・」

 

雄吾「方法はきっとある」

 

ひかり「あるんですか?」

 

雄吾「あの時、裕也はなぎさちゃんの言葉に反応して一時的に動きが止まった。なぎさちゃんの声はあいつに届いてるんだよ」

 

なぎさ「そう・・・なんだ・・・」

 

拓斗「具体的にどうするのさ」

 

雄吾「そこなんだよな」

 

なぎさ「ねえ、レインボー・セラピーなら裕也を元に戻すことはできないかな?」

 

ほのか「でもあれはザケンナーに取りつかれた相手にしか」

 

雄吾「この際何でも試してみるべきだ。可能性が少しでもあるなら」

 

その頃、バルデスは裕也を連れてベルゼイ達を襲撃していた。

 

ジュナ「うおおおおおおおおお!!!」

 

クウガ「ふんっ!」

 

裕也はジュナの顔面にパンチをくらわした。

 

ジュナ「ぐあっ!」

 

レギーネ「だああああああああ!!!」

 

クウガ「であっ!」

 

レギーネには回し蹴りをくらわす。

 

レギーネ「ぐうっ!」

 

ベルゼイ「おのれー!」

 

ベルゼイが雷撃を放つが、裕也はそれを払いのけた。

 

バルデス「この私に逆らった罪は重いぞ。今のうちに息の根を止めてくれる」

 

ベルゼイ「何故仮面ライダーがあなたと共に」

 

バルデス「この男は今やドツクゾーン最強の戦士となったのだ。お前たちを始末するにはうってつけというわけだ」

 

ベルゼイ「ならば!!」

 

ベルゼイ達は三人で破壊光線を放つが、それに対して裕也は暗黒掌波動を放ち、ドンドン押し返していく。

 

ジュナ「なんて力だ・・・!こちらの方が押されるなど・・・!」

 

ベルゼイ「以前戦った時の比ではない・・・!撤退するぞ!」

 

レギーネ「私はまだやれる!」

 

ベルゼイ「撤退だ!!!」

 

レギーネ「チッ!」

 

ジュナ「やむを得ないか・・・」

 

ベルゼイ達はそのまま逃げ去った。

 

バルデス「逃げたか。まあいい、この男がいればいつでも始末はできる。伝説の戦士プリキュアをも凌駕する闇の力、この力があれば向かうところ敵なしだ」

 

ケオ「あれれー?まさかライダーを洗脳してるんですか?」

 

そこへケオが現れた。

 

バルデス「お前か」

 

ケオ「いやー、まさかそんなことするとは思ってませんでしたよ」

 

バルデス「元々闇の力を持っていたようだったからな、それを利用したまでだ。で、何の用だ?」

 

ケオ「ちょっとだけ助け舟の一つでも出してあげようかと思いましてね。あなた方にプリキュアとライダーを倒してもらわないといけませんから」

 

バルデス「ふんっ、貴様の手助けなどいらん」

 

ケオ「まあいいです。せいぜい、頑張ってください」

 

そういうとケオは姿を消した。

 

バルデス「必ずやプリキュアどもを倒してドツクゾーンが全てを支配してくれる」

 

一方その頃、自宅に帰ったなぎさは考え込んでいた。

 

なぎさ『あんたは私のこと・・・どう思ってるのよ』

 

裕也『俺は・・・・・』

 

なぎさ「(あの時、裕也はなんて答えようとしてたのかな)」

 

理恵「なぎさ、夕飯できたから早くいらっしゃい」

 

なぎさ「ハーイ」

 

理恵「どうしたのよ、浮かない顔して」

 

なぎさ「何でもない」

 

理恵「ならいいけど」

 

なぎさ「(絶対に裕也は取り戻す。あの時の返事・・・ちゃんと聞かないと)」

 

続く

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。