あーようやく新しいタブレット届いたわー! 何して遊んだろかなー。
おっ、そういえばしばらくウマ娘やってなかったな。今どんな感じなってんねやろ? よーしインストールしてみたろ。
――インストール後
お、できたな。早速アプリ開いてと――あー久しぶりに見るわー。GIRL'S LEGEND U のBGMに合わせてウマ娘が走るオープニングムービーな。これゲームデータをダウンロードし終わるまでひたすら繰り返してるからなー。始めるまでまだまだ時間かかりそうやわ。
――10分経過
あーやっと終わったな。かれこれムービー20周以上はしてたんちゃうやろか。まあええわ。ゲームスタートや!
「ゼェ、ゼェ……ウマ、ウマむす……プリ……ダビぃ……うぷっ」
あかん、走らされ過ぎて完全にバテてるー! 誰か水持ってきてーー!
よっしゃログインボーナスも貰ったし、早速始めていこか。この前あった大型アップデートで色んな要素が追加されたらしいからな。楽しみやわー。
「ほら、ぼーっとしないの! 時間がもったいないでしょ?」
あーそういや前回のホーム画面はダイワスカーレットにしてたなー。キャラクターの身体をタップするごとに色んなこと喋ってくるから面白かったわー!
お、そういえばアップデートでボイスパターン増えてるかもしれへんな。ちょっとタップしてみたろか。
「これでもアンタのこと、少しは頼りにしてるのよ…?」
「アタシは1番のウマ娘になる。アンタも1番のトレーナーになってしっかりついてきなさい!」
「エアグルーヴ先輩って――」
「このティアラ、似合ってるで――」
「ほんっとにアンタ、変なやつよね――」
「ちょっ、しつこい――」
「いい加減――」
「お巡りさん、こいつです!」
「うまぴょい警察だ! 彼女から離れろ!!」
え? なに?
――ダイワスカーレットへの過度に渡る接触を行った結果、ついには通報され警察に逮捕されてしまった。だがここで諦めるわけにはいかない。これからもダイワスカーレットを支えていくことを固く誓ったのだった……
何ゲームオーバーなっとんねん! 確かに何回も触ったけど! そういうとこでリアリティ出していかんでええねん! トレーナーも逮捕されといてまだ諦めへんとかもうストーカーやろ。
あーもうええわ。とりあえず再開して、と。タップするんはこれくらいにしてまずはガチャのチェックやな。久々やから強力なキャラが追加されてそうやしな!
よっしゃいくでー!
「――あの壮大なる大地に誓いました……皇帝を追い抜くその日まで、私は決して振り向かない、と――」
おおー! 固有スキルの映像か。なんかめっちゃキレイやん! カメラワークも凝りに凝ってるし! これ相当すごいウマ娘やろ!
「行こう、我が身をこの風に乗せて――今っ!」
――プリズ・ロリング・ガーチャ――
☆☆☆ ワクワクリボン
いや普通のモブウマ娘やろ! 演出盛りすぎや! あとプリズ・ロリング・ガーチャって何やねん! 「ガチャ回して下さい」をそれっぽく言い換えるな! 露骨に集金しにきてるなサ○ゲームス!
あーもうなんか腹立ってきたわ。キャラは止めてサポカガチャにしよ。けどこっちは完凸させんとどれも使いにくいからなー。相当ええ性能やないと引く気にはならんなー。
【爆速! 最速! 花あらし!】
サクラバクシンオー
あー今回バクシンオーか。キャラは好きやけど根性やしなー! けどイベントで地固めのスキルがもらえるんはでかいし、とりあえず性能も見てみよか。
友情ボーナス35%
やる気効果アップ30%
根性ボーナス1 今ならオマケでもう1本
初期根性アップ30(古い掃除機を買い取った場合)
初期絆ゲージアップ25(ポイント3倍)
ファン数ボーナス20%(サクラ手配済)
ティッシュ箱ボーナス2
サランラップボーナス2
台所洗剤ボーナス3
いや通販番組か! なんやオマケでもう1本て。ファン数ボーナスもサクラで水増ししてたとか聞きたなかったわ。まさにサクラ驀進王やな。
「学級委員長ですから! はっはっはっは!」
何誇らしげに笑ろとんねん! 意味わからんわ! あーもうむちゃくちゃやな最近のガチャ。
とりあえず久しぶりに立ち上げたし誰か育成してこか。まだやってないキャラは――
「おいっすー、ナイスネイチャでーす!」
あーそういやナイスネイチャはまだやったな。けど去年リアルの馬が33歳になったから、流行りに乗って引退馬に募金したんは覚えてるわ。
今でもそんなんやってるんやろか? ちょっと調べてみたろ。
――ナイスネイチャ33歳を記念したクラウドファンディング。
お、探せばあるんやな。えーとなになに。
――ナイスネイチャが33歳になったのを記念して、スマートフォンアプリ、ウマ娘プリティダービー内で使用するナイスネイチャのサポートカードを全種類完凸にする企画です。集めたお金は全額ガチャに使用し、もし使い切る前に完凸できた場合は今後の新サポートカードに備えてプールする予定です。
目標金額 3000000円
いや誰が出すかこんなもん! 得する奴こいつしかおらんやんけ! 余ったらネコババする気満々やな!
ほんまアホやなー。案の定まだ1円も集まってへんし。
「救いは無いのですかー?」
あるわけないやろ! ていうかまた勝手にボイス流れたな? アップデートで機能が追加されたんやろか?
まあええわ。とりあえずネイチャにしといて、育成の前にまずはウマ娘ストーリーを鑑賞してこか。トレーナーがどうしてこのウマ娘を担当することになったかわかるから、育成の時にぐっと愛着が湧いてくんねんなー。
早速1話目から再生してこ!
――再生中――
「ただ、そのー…アタシでホントに大丈夫? なんていうか……嫌になったら言いなよね? まあでも、それまでは……。とりあえずそのー……よ、よろしく?」
戸惑うナイスネイチャの手をしっかりと握り、担当ウマ娘が決定したのだった――
あーええ出だしやな。イマイチ自信の無い子が努力して成功を掴んでいく感じか。中々ええ感じやん。このまま2話目も続けて見よか。
「酷いことをしてくる母親に、大魔法師である父がとった行動は――」
ピッコマのCM流すな! 余韻台無しやー!
――ストーリー終了――
ふう、これで今見れるやつは全部見たな。応援してくれる商店街の人たちのために頑張りたいとかええ娘やん。俄然やる気でてきたわ。
あ、そうや。ついでに集めてたピースと女神像で星3つにして勝負服着せといたろ。これでもっとキラキラのウマ娘になれるやろ。
よしいけー!
「ふふっ、磨けば光るってね。」
きたきた、相変わらず魔法少女の変身シーンみたいな演出やなー! 花びらが舞ってー! 画面が光ってー! 新しい勝負服がお披露目ーって何か実写きたー!!
すごいなネイチャ。☆3にしたら可愛い女の子がムキムキのサラブレッドになるとか、次男と心の弱いオタクなら耐えられへんやろ。
まあええわ。そろそろほんまに育成してこか。なんかネイチャの姿も元に戻ってるし、さっきの実写は何やってん。
――サポカ選択中――
因子継承させるキャラも選んだし、あとはサポカやな。けどあんまり強いデッキ組んだら負けるレースまで勝ってしまってストーリーおかしなるからなー。今回はURAシナリオにして、そこそこの編成にしとこか。
スピード
SSR トウカイテイオー(1凸)
SSR サクラバクシンオー(無凸)
SSR ビコーペガサス(無凸)
スタミナ
SSR メジロマックイーン(完凸)
SSR スーパークリーク(完凸、フレンド枠)
賢さ
SR メジロドーベル
こんなもんやろ。よっしゃ育成開始や。さー何から始めよかな。サポカの集まりはどれも悪いから、ここはやる気アップのためにお出かけやな。よっしゃ。
お、行き先は神社か。おみくじの結果をウマ娘が嬉しそうにプレイヤーに見せてくるのが可愛いねんなーって大凶出てきたー!
せっかくのお出かけやのに微妙に後味悪いなあ! ネイチャもちょっと涙目になってるやん。
まあええわ。とりあえずやる気は回復したから次や次。えーと、お? 今回はスピードに固まってるやん。これでいこか。ん?
――放課後のトレセン学園。ターフに一人の少女が現れた。彼女の名はナイスネイチャ。今年からトゥインクルシリーズに参戦した、新進気鋭のウマ娘だ。入念にストレッチを行った彼女は、感触を確かめるように芝の上に立った。今日の練習はペース走。単純だが――それだけに奥深い。
練習効率を上げるため、彼女はいつも誰かに合同トレーニングをお願いしている。今日の相棒はサクラバクシンオーとビコーペガサス。そして彼女の同期で、最大のライバルでもあるトウカイテイオーだ。
何故敵であるナイスネイチャのサポートを行うのか。スタッフがそう訊ねてみると彼女は――
レスポンス悪っ! トレーニングするとこ見せてパラメータアップするだけでええやろ。何でプロフェッショナル仕事の流儀みたいなナレーションつけとんねん! 全部読んでたら日が暮れるわ!
あーもう腹立つわー。とりあえずスキップ機能オンにしとこ。これで快適になるやろ。
さーて、もうすぐ夏合宿やな。ここまで結構順調やから全サポカとも友情トレーニングできるようになったし、こっからが勝負どころや――って、スマホに着信きてるやん。せっかくええとこやのに。
まあええわ、こういう時のためのタブレットやしな。通話しながらゲームも進めていこ。はいもしもし!
「ひ、ひひっ……ねえキミは誰? も、もしかして女の子?」
うわこいつ変質者か。ひくわあ……でも迂闊に返事したら逆ギレされるかもしれんしな。ここは通話切れるまで無視しといてゲームの方進めていくか。
「ねえ、今何してるの?」
友情トレーニング発生!
ビコーペガサス「合体技の練習だー!」
「が、合体技!? へ、へえ〜。練習の時ってどんな感じなの?」
友情トレーニング発生!
メジロドーベル「くらいついて……いくだけ!」
「食らいつきながらい、イクのか……へ、うへへっ。キミも負けず劣らずの変態だね。ね、今度僕も混ぜてもらっていい?」
友情トレーニング発生!
サクラバクシンオー「おお! やってやりますとも!」
「ひゃあああ、ホントに? ありがとう。じゃあその時はたっぷり虐めてあげるから。覚悟しててよ」
友情トレーニング発生!
スーパークリーク「一緒に頑張りましょうねー」
「うひひ、そ、それじゃまた」
なんで会話成立してんねん!! トレーニングは全部成功しても対応の方は大失敗やなこれ! あーもうあかんわ。近日中に引っ越し決定やな。
まあええわ。とりあえず目標レースの小倉記念やな。スキルもセットしたし、よっしゃいけーってまた電話かい! 今度はオカンからか。また色々うるさいこと言うてくるんやろなあ。ええわ。レース見ながら適当に相手しとこ。はい、もしもし。
「トモくん久しぶり。独り立ちしてしばらく経つけど元気? 彼女とかできた?」
「いやいやまだ一ヶ月やろ。そんなすぐできるわけないやろ」
「そうかもしれんけど。トモくん彼女のことになったらいつも理想高いこというからお母さん心配で」
「ええやろ理想高くても! まだ20代やぞ? ここからグラビアアイドルみたいな可愛い娘と付き合える可能性は十分あるやろ」
「ほんでも……夢見るだけじゃ、ねえ?」
「――夢見るだけじゃ、ねっ!」
「いやキレイに被ったな! あ、いやこっちの話や。もうとりあえず切るで! じゃあな」
はー面倒やった。とりあえずレースは勝ったし、新しいトロフィーゲットやな……ってまたオカンからか。なんやねんもう!
はい、もしもし?
「トモくん? 今玄関にトロフィーみたいなんが届いてるけどなんかしたん?」
いやリアルに貰うんかい! どんな仕組みやねん!
とりあえずキリのいいところまで
書いてて思い出したんで今年も募金しなきゃ(使命感)