東方の世界で自由に生きる。   作:はるなが

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今回はハウラちゃんが活躍しますね!


第二十話

霊夢side

 

冥界を出るとそこは地獄だった...人の悲鳴があちこちから聞こえ家にも火が移り燃え上がっている...

 

「とりあえず先を急ぎましょうか...」

 

「そうだな」

 

「私は紅魔館から応援を呼んできたいと思います。ちょうど時刻も夜ですしお嬢様達も力になれると思います。」

 

私と魔理沙は人里へハウラの応援に、咲夜は紅魔館へ向かって行く。

 

 

私と魔理沙は妖怪たちを弾幕で無力化させていく...が、

数が多すぎる...!何匹いるのよッ!

パッと見数百?...数千?か

 

「霊夢!魔理沙!」

 

「ハウラ!」

 

体の所々に妖怪の返り血が着いているハウラがいた。

ハウラって戦えたのね...意外だったわ...

 

「奏からハウラの応援を頼まれたから来たぜ!」

 

「主から?ありがたいよ!」

 

「それでこの妖怪たちを無力化すればいいのよね?」

 

しかしハウラの顔は少し険しくなり答える

 

「霊夢、無力化じゃないよ。殺すんだ」

 

「え...?殺す...?」

 

「今はあまり話している時間はない。行くよ!」

 

「う、うん...」

 

ハウラは再び目に見えない速さで移動した。どこに行ったのかと思い辺りを見渡すと人間を襲おうとしてる妖怪を紅い鎖と青い鎖でスパッと三体斬っていた。

 

「霊夢...大丈夫か...?」

 

魔理沙も心配してくれている。...ここで止まっている暇はない。ハウラと奏にも任されてる...もう幻想郷のルールなんて知らない!どうにでもなってしまえ!

 

「ええ!大丈夫よ!行くわよ魔理沙!」

 

「わかったぜ!」

 

私達は妖怪の群れへ弾幕を放ちながら突っ込む。

 

「霊符「夢想封印」!!」

 

いくつもの光の玉が妖怪たちの体を抉る。

いつもより込める霊力の力を強めるだけでこうなるのね...

 

魔理沙も魔理沙でマスタースパークで妖怪たちを焼き殺していく。絶好調ね...

 

 

「おっと!」

 

「うわ!」

 

「!?」

 

なにかにぶつかったと思うと背中にはハウラと魔理沙がいた。

私達は目を合わせ「後ろは任せて前だけに集中しろ」という合図を互いに送り合う。

 

「はあ!」

 

「そら!」

 

「ふっ!」

 

私と魔理沙は弾幕を、ハウラは鎖で妖怪たちを次々に減らしていく。

特にハウラの方の妖怪の減り方が異常に速い...

 

「奏も化け物だけどハウラも化け物の域ね!」

 

「なんなんだぜそのスピード!」

 

奏と同等かそれより少し下くらいのスピードだ。私が全力を出しても追いつかない!

 

「それは褒め言葉かな!」

 

「褒め言葉よ!」

 

「うお!やべっ」

 

魔理沙の箒を岩の妖怪が掴みそのまま地面へ叩きつける。

バランスを崩した魔理沙はすぐさま箒から飛び降り岩の妖怪に弾幕を放つ。

 

「ちょ!魔理沙後ろ!」

 

「うぇ?ッ!まずッ!」

 

魔理沙の後ろにはカマキリの妖怪が魔理沙の首を切り落とす勢いで鎌を振るう。

 

私は前の妖怪を倒すのに精一杯だ!魔理沙の方へ向かえない!!

すると遠くの方でハウラの声がした。

 

「レヒト・シュトラーフェ!!!」

 

 

カマキリの妖怪とその後ろの妖怪たちを蒼の鎖が貫通してる...!というより威力が強すぎて砕け散ってる。

 

「ハウラ!助かった!」

 

「油断大敵だよ!気を抜かないようにね!」

 

ハウラの口調は優しいけどやっている事とのギャップがスゴすぎるわ...

 

「さて次で終わらせようか!」

 

「私は限界よ!霊力がほとんどないわ!」

 

「私もだぜ...マスタースパーク撃ちすぎたぜ」

 

「大丈夫!私が終わらせるさ!」

 

私が終わらせるって...まだ数百はいるわよ!?

 

「ウアタイル」

 

ハウラがそういうと空に1つの魔法陣が現れる。

その大きさは魔理沙やパチュリーのとは比べ物にならないくらい大きい。

 

 

妖怪たちも見上げて不思議そうに魔法陣を見ている。

だが刹那、上と下から無数の紅の鎖が出てくる。

その鎖は残っている全ての妖怪を慈悲もなく貫いていく。

 

「...」

 

「すっげぇ...」

 

「そうかな?」

 

ハウラはふふっと笑いながらこちらに来る。

 

「弾幕勝負なら私に勝ち目はないよ。私弾幕使えないし」

 

「え?!そうなの?!」

 

「うんホントだよ。その代わりにこの鎖だよ」

 

「不思議な鎖ね。」

 

「それよりさ霊夢魔理沙。気づいてる?」

 

「気づくって何に...」

 

「大妖怪だよ。あまり強くは無さそうだけどね」

 

「えぇ...」

 

確かにかなり遠くにそれっぽい妖力がある。

大妖怪が強くないなんて奏とハウラはどうなっているんだろう。本当に不思議だ。魔理沙も頭にハテナを浮かべてるわ...

 

 

「それでその大妖怪様だけど何故か動く気配がないんだよね。敵意はビンビンに感じるけど」

 

「どうするべき...?」

 

「ほっといてもいいんじゃない?後で奏に聞けばいいや。」

 

それまでに被害を出さないことを願っておこう。

てか咲夜来なかったわね...別に良いけどね。予想よりめっちゃ早く終わったし仕方ない

 

すると突然、里全てが淡い緑の光に包まれる。

その光は家の火を止め、家をどんどんと修復している。

それに加え人達の傷などがどんどん治っていく...というか私たちの霊力も回復してる!なにこれ!

 

「なんなんだぜこれ...私の魔力も回復してるし...」

 

「主の能力の1部だね。けどいつもと違う感じがする...」

 

 

光が止むとそこにはさっきの襲撃なんて無かったかのように、妖怪の死体は全て消え家も元どうり。いつもと同じ人里が広がっていた。

 

「なんか疲れたわ...帰りましょうか」

 

「そうだな...博麗神社に帰るか...」

「なんで家なのよ!」

 

「私も着いてこーっと」

 

「ハウラまで?!」

 

とりあえず一件落着...かな?

 

 

 

 

 

 

 

 




いかがだったでしょうか。

ちなみにハウラの技には意味があり2つともドイツ語です。

「レヒト・シュトラーフェ」は「法罰」

「ウアタイル」は「判決」です。

クリプトすげー!
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