東方の世界で自由に生きる。   作:はるなが

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第二十一話

奏side

 

幽々子の粒子を集めるのに少し時間がかかってしまった...

これはほんとに疲れた、めっちゃ集中力がいるんだ。

 

死もものすごい集中力で幽々子の体を再生している。

足から胴体、腕、首、頭と下から順に構成していって今は頭の半分まで出来上がっている。

 

少しすると死が声を上げる

 

「......。できた!」

 

「おおー!やるねぇ」

 

そこには前の幽々子と変わらない、お淑やかな雰囲気をまとった幽々子がそこにいた。

今はまだ目を覚まさないと思うから妖忌の元へ後で連れていこう...俺は幽々子の体をお姫様抱っこの状態でもっておく。

 

「さて次は人里だな。」

 

「あぁ、けどあと少ししか力が出せない。いけるか?」

 

「大丈夫だやってみろ。俺も後ろから少しサポートする」

 

死は再び目を瞑り集中する。

俺は能力で冥界から人里が見えるようにして様子を見る。

 

(ハウラと霊夢ちゃん達がやってくれたのか...妖怪が全て死んでいるな)

 

俺は妖怪の死体を能力で消し去る。

死の方を見ると額に汗をかきながら人里の家から、人の傷まで全てを治していっている。

 

「ほんと上手いよな力の使い方が...」

 

すると次第に人里を包んだ淡い緑の光が止み、人里はいつもと何ら変わりない姿に戻っていた。

 

「はぁ...はぁ...」

 

「おつかれさん」

 

「全部使い切ったわ...間に合って良かったよ」

 

「そうか。どうだ今の気分は?」

 

「こうやって人達が笑顔になっているのが俺は心の底から嬉しいよ...」

 

人里には互いに抱き合い涙を流す人達がほとんどだ。

涙を流していてもその表情は笑っている

 

「それが...偽善だとしてもか?」

 

「あぁ、偽善だとしてもだ。...さて俺の願いが終わったことだし、そろそろ西行妖と一緒に封印されるわ」

 

封印されると自分で言っているが死の纏う雰囲気には寂しげなものがあった。

 

「そんな寂しそうにするなよ。定期的に能力を破壊しに来てやるから」

 

「...ハハッそう言ってくれ頼もしいよ。」

 

「ついでに酒も持ってきて木の下で飲むわ。」

 

「私は飲めないんだけど...」

 

「話してい相手になるからさ」

「そうか...てかお前の名前はなんて言うんだ?」

 

「俺は佐伯 奏だ。お前は?」

 

「生前の名前は使いたくない。奏が決めてくれ...」

 

死の名前か...死はダメだよな、うん

死...う〜ん。死関連はダメだな...思いつかない。

 

「じゃあ...ルトなんてのはどう?昔居た友人から1部を借りた名前だ。」

 

「ルト...ルトか!いい響きだ!」

 

「気に入ってくれたか。」

 

「あぁ!...じゃあな奏。また会おうぜ」

 

「そうだな。また」

 

ルトは満開の西行妖の元へ行きこちらへ、アイコンタクトをとり合図をする。

 

俺はその合図を見て西行妖に手を当て封印を始める。妖力と霊力リミッターを2割解除し、その全てを封印に使う。

 

西行妖とルトは眩い燐光に包まれていく...

だが量が足りないのか西行妖は自ら力を吸うため俺の腕に食らいついてくる。

 

「ちぃ!まだとるか!それならもっとくれてやる!」

 

俺は追加でリミッターを3割解除し俺の体の中の半分の霊力と妖力を注ぎ込む!

 

「ありがとう...」

 

その声を最後にルトは光に呑まれていた。

俺の幻かもしれないが光に呑まれる直前、女性の姿をしたルトが微笑んでいるような気がした...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いかがだったでしょうか。
これにて妖々夢は終わりになります


次は後日談、もしくはキャラ設定を書こうか迷ってます
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