東方の世界で自由に生きる。   作:はるなが

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今回、永遠亭に行きます!


永夜紗
第二十三話


奏side

 

 

 

「おいおい店主さん!嫁さんいたのかよ!」

 

「いましたよ。ずっと前から」

 

時刻は昼前を指している。団子屋に初めてハウラが手伝いに来ている。来るお客さん達はみんな揃って驚いていた。数人は「店主はロリコン…?」とか言いながら店を出て行った。

 

次きた時覚えてろ、価格10倍にしてやる。

 

今は常連さんの1人が団子が出来上がるのを待っている

 

「まぁ店主さん格好良いからな。嫁さんくらいいるか」

 

「でしょ〜!主は格好良いよね!お嫁さんもあと3人は居るよ!」

 

「さ、3人…?おいおい店主さんハーレムじゃねぇか!」

 

「ハウラ…外であまり言わないでくれ…」

 

俺は顔を赤くしながら団子を作る。

恥ずかしいわぁ…

 

「ま、店主さんよ。あんたさんのことだからないとか思うけど、奥さんを平等に愛してやれよ。」

 

「もとよりそのつもりですよ。」

 

俺はハウラの頬にキスをする。唐突だったからか人前だったからかわからないが、ハウラは頬を真っ赤にして俯く。

 

「ひゅ〜熱いねぇ。里のみんなに言っとくわ」

 

「やめてください」

 

俺は笑いながら言い、常連さんに頼まれていたいちご大福を渡す。

 

「ここのはどれも美味いよな。特にいちご大福は期間限定だからある時に買っておかないとだ。」

 

常連さんは合計金額より少し多めにお金を渡してきた。

 

「これは熱いのを見せて貰ったお礼だよ」

 

「お礼って…まぁ、お言葉に甘えて頂戴いたします」

 

常連さんは暖簾を潜り店を出ていった。

時間もいいしお昼にするか。

 

「ハウラ〜暖簾1回戻してご飯にしよう」

 

「わかったよ主〜」

 

 

俺達はお昼に秋刀魚の塩焼き、だし巻き玉子、味噌汁、ごはんというThe和食の昼食をとり、再び暖簾を出し店を開ける。

 

 

 

〜数時間後〜

 

夕日がどんどんと沈んでいくのを見て俺は店を閉めることにした。午後のお客さん来店数もまぁまぁだったし良かったよ。

 

俺達は家で夕食をとってから明日のことを話し合った。

 

〜翌日〜

 

太陽が登り始めた頃に目が覚め、俺は少し早めに支度をしておく。

身支度を終え、朝食を作っていると匂いにつられたのかハウラが起きてきた。

 

「主おはよう〜」

 

「おはようハウラ。ちょっと時間かかるから顔でも洗ってきな?」

 

「は〜い」

 

まだ少し寝惚けているのか目を擦りながら洗面所へ向かっていく。可愛い。

 

俺が最後の仕上げに味噌汁をお椀に注いでいるとハウラが戻ってきた。

 

「いい匂いだね」

 

「朝の味噌汁は絶品だよ。これ運んでくれる?」

 

「わかった〜」

 

ご飯を全て運び終わり、席につく。

 

「「いただきます」」

 

 

 

 

ご飯を食べ進めながらハウラと今日のことを話していると、玄関のドアがノックされる。

 

「はーい」

 

扉を開けるとそこには霊夢ちゃんと魔理沙ちゃんがいた。

「おお、早いね。まだ朝食食べてるから上がっておいで。」

 

「わかったわ。…確かにいい匂いがするわね。」

 

「これは味噌汁だな!」

 

そう言いながら霊夢ちゃん達はリビングへ向かう。

 

「あ、霊夢はに魔理沙!おはよう!」

 

「おはようハウラ」

 

「おはようだぜハウラ!」

 

 

 

俺達はすぐに朝食を食べ終え家を出る準備をする。

 

「ハウラできたか?」

 

「バッチリ!」

 

そう言いながらGoodポーズをしてくる。撫でたくなるが我慢する。

 

「よし!いくか!」

 

俺達はラプラスを探すために家を出たのだった。

 

 

「迷いの竹林って本当面倒よね〜」

 

「マスパで焼き払おうかな」

 

「それはダメでしょ」

 

現在、迷ってます。もう何回も見た景色が目に入ってくる。

頭痛くなるわ…

 

「んん?奏とハウラじゃないか?」

 

「その声は…妹紅か?!」

 

横を見ると長い白髪に赤い瞳、頭の上に着いている大きなリボンが特徴的な女性、藤原妹紅がいた。妹紅の能力は『老いることも死ぬことも無い程度の能力』だ。こう見えてかなりの歳を生きている

 

「久しぶりだなあ奏!元気にしてたか?」

 

「元気にしてたよ」

 

「私も〜」

 

「こちらの方は藤原妹紅って言うんだ。迷いの竹林に住んでる人間だよ。」

 

「そうなの?よろしくね私は博麗霊夢よ」

 

「それで私は霧雨魔理沙!」

 

「霊夢に魔理沙ね!よろしく!」

 

お互いの自己紹介も済んだので本題に入ろうか。

 

「それで妹紅。永遠亭に案内してくれないか?人を探しててな」

 

「わかったよ。こっちだ!」

俺達は妹紅に着いて行き永遠亭へ向かう。

 

「そういえば誰を探してるんだ?」

 

「ラプラスだよ。ここに来たと思うんだけど…」

 

「ラプラスか。確かに前来たな…けど最近見ないからもう帰ったとかと思ってたよ」

 

そんなに見えてないのか。ラプラスのことだから死の危険に晒されることはないだろうから大丈夫だと思うんだが…

 

「着いたよ!ここが永遠亭さ」

 

「ん?入口のところに誰かいるぜ?」

 

「ほんとね。兎…?月から来たのかしら」

 

「鈴仙!奏達を連れてきたぞ!」

 

「妹紅?って奏!?」

 

「久しぶり。月にいた頃以来かな?」

 

「私は知らないな〜」

 

「鈴仙・優曇華院・イナバだよ。」

 

「長いんだぜ…」

 

確かに長いな…みんな好きなように呼んでるからね。

俺は妹紅と同じ鈴仙呼びだけど。

 

「好きなように呼んで。うどんげとか、鈴仙とか」

 

「「わかった(ぜ)(わ)」」

 

「ちょっと待っててね。師匠の所に案内するよ」

 

「ありがとう鈴仙。妹紅もここまで案内してくれてありがとな」

 

「ああ!またいつでも呼んでくれ!」

 

妹紅は迷いの竹林へ手を振りながらかえっていった。

 

「ねぇうどんげ。ここってどんな場所なの?」

 

「ここは病院みたいなところだよ。師匠の永琳が色んな薬を作ってるんだ」

 

「へぇ〜傷薬みたいなのもあるの?」

 

「あるわ。困ったらここに来てよ。」

 

廊下を抜けて1つの部屋につく。

その部屋の中にはベットがいくつもあり手前にある作業机にはたくさんの薬や書類がある。

 

「師匠〜いますか?」

 

「ここにいるわよ」

 

ベットを仕切るカーテンからひょこっと永琳が顔を出す。

その瞬間俺と目があってこちらに猛突進してくる。

 

「奏〜!」

 

「ぐはッ!」

 

お腹に思いっきり頭を突っ込んでくる。デジャブぅ…

俺は永琳をそのまま受け止める。

 

「久しぶりね奏!ずっと会いたかったのよ?!」

 

「俺も会いたかったよ。人探しのついでに顔を出しておこうと思ってね。」

 

「紹介するよ。俺のお嫁さんの八意永琳だ。」

 

また霊夢ちゃんが頬を膨らます。

ごめんて…

 

「八意永琳よ、よろしくね。ちょっと待ってて、輝夜を呼んでくるわ」

 

そう言って俺の胸から顔をあげ部屋を出ていった。

 

「奏?輝夜って誰?」

 

「来てからのお楽しみ。1つ言うならお姫様みたいな人だよ」

 

「もしかしてその人も奏のお嫁さん…?」

 

「…そうです」

 

霊夢ちゃんに軽く殴られた。

 

 

「おまたせ〜」

 

「おっ、来たか」

 

「ほんとにお姫様みたいな人だぜ…」

 

「ふふ、ありがとう。」

 

俺達は隣の和室に案内され、机をはさんで自己紹介をすることにした。

 

「改めて自己紹介するわね。私は八意永琳。ここでいろんな薬を作ってるわ」

 

「私は蓬莱山輝夜。ここの主ね。」

 

永琳は白く長い髪をしており、三つ編みにしてある。

上の服は袖にフリルのついた青と赤の半袖、長いスカートは上の服の色と左右逆になっている。

 

輝夜は永琳と反対的な黒く長い髪をしており眉毛のところでぱっつんになっている。

上衣はピンクを貴重にしており、大きめの白いリボンが胸元にあしらわれている。腰から下は赤の地面につきそうなくらい長いスカートで金色の竹などの模様がある。

 

「次は私たちね。私は博麗霊夢よ。博麗神社の巫女をしてるわ」

 

「私は霧雨魔理沙!普通の魔法使いだぜ!」

 

「それで私はハウラだよ〜」

 

「ハウラのことは知ってるわよ。同じお嫁さんだからね」

 

「それで俺が佐伯 奏だ。今回ここに来たのはラプラスを探しに来たんだ。」

 

「ラプラスね。前ここに来てそれ以来ここで働いてる感じよ。今は妖怪の山にお使いを頼んでるわ」

 

「働いてたのか…」

 

「彼女はよくやってくれるわよ。指示したことも完璧にしてくれるし」

 

とりあえず無事で良かった。

俺の所にいた時は俺に甘えてばっかだったけど…

やる時はやるって知ってるけどそんなに真面目だったのか!

 

「そろそろ帰って来るんじゃない?早朝に出ていったからそれよりどうしてラプラスを探してるの?何か用事があるの?」

 

俺はこの前起こったことを話し、ラプラスが必要な理由を輝夜達に話す。

 

「なるほどね…わかったわ。ラプラスを持って行って頂戴。けど交換条件よ。私たちのお願いも聞いてくれるかしら?」

 

「可愛いお嫁さんのお願いだ。聞くしかないだろう。」

 

永琳と輝夜は少し頬を赤くし、咳をして話し始める

 

「私たちがここに来た理由は知ってるわよね?」

 

「月の民から逃げるためだよな」

 

「そうよ。それでまた攻めて来ようとしてるの。ラプラスが見てくれたわ。」

 

「またか…懲りない連中だな全く」

 

「だから奏には出来れば相手をして欲しいの。ちょうど今から1週間後ね。できる?」

 

瞳をうるうるさせながらこちらを見てくる。可愛い。

やるしかないだろう!

 

「任せろ。相手はどうすればいい?」

 

「最悪殺してもいいわ。永琳が何とかしてくれるから」

 

「私ですか…まぁやります」

 

「お願いね永琳」

 

「うん!」

 

俺そう言ったら永琳は子供のような返事をしてくる。このギャップも可愛い。

 

「ただいま〜永琳帰ったわよ」

 

「あら、おかえり。奏が来てるわよ」

 

「主!?」

 

「久しぶり、上手くやってるんだね。聞いて安心したよ。」

 

「主〜!」

 

またラプラスがお腹に突っ込んできた。

 

「私ね、主の役に立ちたくてここに勉強にしきたの!前までは主とハウラに甘えてばっかりだったから…」

 

 

ラプラスは少し目に涙を浮かべながら抱きついてくる。

そんなこと思ってたのか。確かに甘える場面も多かったけど。俺からしたらお前たちが幸せに暮らしてる姿を見るだけで嬉しいんだけどな。

 

俺はラプラスが満足するまで抱き締め、ラプラスにこの後のことを話す。ラプラスは快く承諾してくれた。

 

「最近暴れてなかったから派手に暴れるわ!」

 

「それじゃあ、そろそろ帰るか?」

 

「そうね」「わかったぜ!」

 

霊夢ちゃん達はハウラとラプラスと話しながら部屋を出る。

仲良くしてくれるかな…?

 

「今日はありがとね輝夜、永琳」

「こちらこそありがとう奏」

 

「奏…久しぶりだから…ちょっと目を瞑ってて」

 

「ん?こうか」

目を閉じてじっとしていると唇に柔らかい感触がくる。

 

「んん?!」

 

目を開けると輝夜がキスをしてきていた。一瞬驚いたが

俺は輝夜の腰に手を回し抱き締める。

その瞬間に輝夜が口の中に舌を入れてきた。

 

俺も輝夜と舌を絡め熱いキスをする。

 

「ぷはぁ…満足よ。ありがとう奏、霊夢たちの前だとこんなこと出来ないからついね…」

 

「なかなか激しかったな。」

 

輝夜の表情は少し艶やかなものに変わっており頬も赤くなっている。

 

後ろで永琳も羨ましそうに見ていたので手招きをして永琳と輝夜と同じ腰に手を回し抱き締め、口の中に舌を入れ熱いキスをする。

 

「ふわぁ…」

 

口を離すと永琳は顔を真っ赤にし、気が抜けたようにぼーっとしている。

 

「永琳ったら…じゃあね奏。全部解決したら宴会でも開きましょ」

 

「わかったよ。じゃあね」

 

俺は輝夜達に手を振り部屋を出た。

 

 

 

 

 

 




かなり長くなりました。次回はキャラ設定にします。
ラプラスの服装とか書いてなかったしね。
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