紫side
「さすが私の奏ね!どんな時でもやる気を出させてくれるわ!」
「紫そんなキャラだったっけ?」
キャラなんて気にしない!私は奏が好きだからね!
…っと、お話はここまでにして私は目の前の骨の山に目を向ける…
酷いわね…幻想郷にこんな場所はなかったはずだけど。…いや、外の世界からのがここに流れ着いてきたのね…
すると急に地面が揺れ始める。
「?何かしら…」
そんなことを言ってると結界が割れ、黒く大きな玉が骨を全て吸い込み始める。けれどそんなに吸引する力は強くない。私と幽々子は微動だにしない。
骨を全て吸い終わるとそこから巨大わな骸骨が顕現する。
「がしゃどくろね…」
がしゃどくろ……
戦死者や野垂れ死にした者の埋葬されなかった死者たちの骸骨や怨念が集まり巨大な骸骨になるとされている。
「幽々子いつでも行ける?」
「えぇ!」
がしゃどくろが腕を振り私を掴もうとしてくるが
「鈍い…」
私はスキマで背後をとり幾つもの弾幕を放つ。
がしゃどくろには確実にダメージがある。怯んでいるのがその証拠だ。
私と幽々子はそのまま前後に行き、スペルカードを発動する。
「華霊「バタフライディルージョン」!」
「魍魎「二重黒死蝶」!」
私の放つ赤と青の交差する弾幕に蝶の形をした弾幕。
幽々子の無数の青の弾幕に華型の爆発。
それらは容赦なくがしゃどくろの体力を奪い、がしゃどくろはガラガラガラと音を立てながらその場に倒れて行った…
「…案外弱いわね…もうちょっとスペルカードを撃たせてくれると思ってたんだけど…」
「私達もそれなりの実力者よ?奏達が異常なだけで…」
幽々子と話していると何かがガチャガチャガチャガチャと音を立てている。
「…また復活したわ…」
「どうしましょう。永遠に終わらないわよ?」
幽々子の言う通り倒すのは楽だが何度も蘇るならこっちが不利だ。
よし……粉々に砕こう…
それか…
「幽々子、あなたの能力で怨念たちを操作できない?」
「ん〜、何故かできないわね。いつもならできるんだけど…」
この奏から聞いた西行妖のことが関わっているのだろう、本調子じゃないってことかしら…
「なら砕くわよ」
「砕く!?」
私のスペルカードで粉々にしてやろう…別に恨みがある訳では無いが…
「なら私が骸骨の注意を引くわ。紫は隙を見て砕くってことでいいわね。」
「ええ、お願いね!」
幽々子はがしゃどくろの元へ向かう。
わたしは少し離れた場所で待機する。
(手応えが無さすぎるわね…このまま何もなければいいけど…)
幽々子はがしゃどくろが振りかざしてくる巨大な腕をスルスル避ける。
そしてその大振りの腕でバランスを崩したのか大きく転び隙ができる。
(今だ…!)
「廃線「ぶらり廃駅下車の旅」!」
スペルカードを発動すると隙間から1つの廃電車ががしゃどくろに降り注ぐ。
がしゃどくろは悲鳴をあげながら粉々に砕かれていく…
次第に悲鳴がなくなりがしゃどくろだったものはその場に散らばる。
「終わったわね…もう再生はできないでしょ。」
「結構派手にやったわね…」
けどいやな予感がする…
すると突然、黒いモヤが吹き荒れる!
「キャッ!」
その黒いモヤはよく見たらがしゃどくろの残骸から出てきている。
「これは…怨念ね」
幽々子はそう呟く。
「怨念の中には種類があるの。私の感覚だけどね…簡単に言うとどれだけこの世に執着があるよ…」
「今回は悪い方ね。この世への執着が強すぎる…」
「幽々子…これって勝てそう…?」
「少し厳しいかもしれない…」
幽々子の言っていることを疑ってしまいそうになる。
今、黒いモヤは人の形へと変えている…
途中弾幕を放つが黒いモヤに吸い込まれて攻撃ができない。
「どうすれば…」
考えているとモヤの中から何かが飛んでくる。
飛んでくるまでは理解ができた…けど体が反応しない…!!
「紫!!!」
私は体を無理やり右下へ向け飛んでくる何かを避ける。
「紫!大丈夫!?」
「ええ、何とかね…」
そして黒いモヤが晴れ、辺りは冥界とは思えない平原に変わっていた。
(これは…結界?)
そしてそよ風が吹き草や花が揺れるその中心に佇む人影…
人目見ただけで異質さが現れている。
それは人の形をした化け物。どの大きさも人間と同じ、けどおかしいのは腕が4本あり。顔が2つあることだ…
「「両面宿儺…!?」」
私たちは声を合わせて驚愕する。両面宿儺とは遠い昔に存在した異形の者。怪人だ…呪霊に分類される中で他の呪霊とは比べ物にならない強さをほこる。
けど考えているだけじゃ何も始まらない!
私はスペルカードを発動し攻撃を仕掛ける
「人間と妖怪の境界!!」
両面宿儺の周りにレーザーが現れ、その中に様々な弾幕が現れ体を切り刻む。そして最後にレーザーが両面宿儺を焼き殺す。
幽々子も合わせてスペルカードを発動する。
「紫の彼岸は遅れて輝く!!!」
無数の蝶々弾、レーザー弾を連射して、両面宿儺を攻撃する。
…だが両面宿儺にはかすり傷程度しか着いていない…
「嘘でしょ…」
少なくとも手加減したつもりはない。
けど両面宿儺にはかすり傷…圧倒的に火力不足だ
…どうするか
「紫!!避けて」
「ッ!!!」
飛んでくる拳を体を反らし避ける。
けれどもう一本の腕が私のお腹を殴る!!
同時に幽々子のお腹にも蹴りを放つ。
「うぐっ!!」
「くっ!!」
ギリギリで私と幽々子に結界をはれたが威力が強すぎて結界を突き抜け衝撃が飛んでくる。
私はそのまま吹っ飛ばされる。
吹っ飛ばしたことを確認すると次は幽々子の元へ向かう。
威力が強すぎて体が思うように動かない…!
(…!!私の友人に…!!)
「手を出すな!!!」
だけど私は力を振り絞り両面宿儺へ向かう!!
両面宿儺は待っていたと言わんばかりに振り返りこちらに殴りかかってくる!!
私はスキマを展開し背後をとる
そして私は両面宿儺にスペルカードを発動する。
「無人廃線車両爆弾!!」
スキマから先程と同じ廃電車を出す!!
時速200キロで出てくる廃電車は両面宿儺をぶっ飛ばす!
「チェックメイトよ!」
私はパチンと指を鳴らした瞬間、電車は大爆発を起こす。
威力が強すぎて数メートルのクレーターが地面にできていた…
「幽々子まだよ!」
「わかってる!!」
私と幽々子は同時にラストスペルを発動する!!!
「深弾幕結界ー夢幻泡影ー!!!!!」
「西行寺無余涅槃!!!!」
幽々子の後ろに大きな扇子が現れ、手の動きに合わせて弾幕放たれる。
私もそれに応じ尖弾を自分の周りに配置し音速で撃ち出す!
両面宿儺は余程爆発のダメージが体に来ていたのか今度は確実にダメージを与えられてる!
「「はああああああぁぁぁ!!!」」
私たちは全力で弾幕を放つ!
だがさすがの両面宿儺たまらず声をあげ飛んでくる弾幕を弾く!
「ガアアアアアア!!!」
獣のような雄叫びをあげる
私も負けじと弾幕の数を増やす!
幽々子の放つ弾幕を捌き切れず両面宿儺の腕を消し飛ばすのをきっかけに、2本、3本と腕を削る。
そして最後の腕が吹き飛ばされ、私たちはレーザーを撃ち出す!
そのレーザーは両面宿儺の体を撃ち抜き…
「ガ…アア…アア…」
両面宿儺は声をあげながらその場に倒れる。
その瞬間に周りの結界が割れ平原からさっきまでいた冥界へ変わっていた。
「勝ったわね…」
「…ギリギリだったわね」
両面宿儺は再び黒いモヤになり、宙に消えていった…
「他のみんなの所へ行きましょうか…」
「なんか体がだるいわ」
久しぶりにかなりの妖力を使ったから私もかなりだるいわね…
そう言って私たちは他のみんなの所へ向かうのだった。
がしゃどくろってどうやって叫ぶか想像出来ませんでした。
なんかすっごい雑になってるかも…結構頑張って書いてるんですけどね!